カテゴリー「クラシック音楽・バッハ(J・S)」の9件の記事

2020年9月 5日 (土)

グレン・グールドの”THE BACH BOX”、ただいま全盤制覇中!(2)CD6~10

2020年8月に、グレン・グールドが演奏したバッハの全録音を、


オリジナルカップリングで集めた”THE BACH BOX”を購入しました。


 



 


全30枚組。


 


今、少しずつ聴いています。


CD1~5については、ツイッター記事をまとめた記事を既に出しました。


今回はCD6~10。


聴くごとにツイートしています。


 


 


2020年8月24日 (月)

グレン・グールドの”THE BACH BOX”、ただいま全盤制覇中!(1)経緯、CD1~5

先日、グレン・グールドが演奏したバッハの全録音を、

オリジナルカップリングで集めた”THE BACH BOX”を購入しました。

 

 

全30枚組。

 

今、少しずつ聴いています。

ようやくCD5まで聴き終わりました。

聴くごとにツイートしています。

 

 

 

 

 

 

2020年4月24日 (金)

バッハ・マラソン実施中!

先日から、家にいる間、可能な限り、

家にあるバッハの(SA)CDを聴くようにしています。

名付けて、「バッハ・マラソン」!

いろいろ買っている割には、聴いていないのが多いのがバッハ作品。

たとえば、カール・リヒターによるバッハのカンタータ選集(全75曲)。

Blu-ray Audio2枚組で、7000~8000円程度で買いましたが、

所有することで満足し、結局1回も聴かずじまい・・・

「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ集」とか、

「平均律クラヴィーア集」とか、何種類もあるにも関わらず、

とりあえず買っただけ・・・

そんな(SA)CDを、巣ごもりが推奨されるこの時期だからこそ、

集中的に聴いてみようと思ったわけです。

 

ひとまず、器楽曲&室内楽曲(ヴァイオリン・ソナタ等)から始めています。

先日は、約8時間かけて、マレイ・ペライアのCDBOX8枚組を連続して聴いてみました。

パルティータとかのソロ曲よりも、ピアノ協奏曲の方がステキでした。

 

 

 

 

聴き続けると、ほとんど「音の壁紙」状態で、それほど感動することはないのですが、

心の平安につながっているかもしれません。

 

2020年4月24日現在、まだ30枚ほど。

3分の1ぐらいでしょうか?

(「ラスボス」はカンタータ選集!)

 

音に溺れる、音に淫するという面なら、

マーラーとかベートーヴェンの方がいいのですが、

あえて、在宅勤務等で「聴き流す」なら、

バッハの作品がオススメです。

 

(普段なら、器楽曲よりも、オケ曲の方が断然好きなのですが、

あえて心を落ち着けるために、バッハの曲を選びました。

何せ、ニュースを見れば見るほど、心は荒む一方・・・

栄光の「日本丸」が、船長の無策で沈むのをただ見守るのみ?)

2020年4月10日 (金)

聖金曜日に自宅でバッハの「マタイ受難曲」を観た

2020年4月10日(金)は、キリスト教の「教会暦」でいえば、

「聖金曜日(主の受難)」です。

カトリック教会では、昨日の聖木曜日から、「聖なる過ぎ越しの三日間」といって、

聖木曜日→聖金曜日→(聖土曜日)→(土曜夜の)復活徹夜祭→復活日(日曜日)と、

最も重要な典礼が行われます。

本来なら、この時期に教会に行き、ゆるしの秘跡(告解)や、

聖体拝領(プロテスタント→聖餐式)を受ける「べき」重要なものなのです。

しかし、新型コロナの蔓延により、まさに「隣人への愛のゆえに」そして自らのために、

教会に一同に会してミサを行うことは停止されています。

はっきりいって、「説教よりも聖体拝領」の傾向があるカトリックでさえ、

信徒はYoutubeで東京教区のカテドラルでのミサのライブ配信等を見るか、

その時間を覚えて祈りをささげるしかないのです。

聖週間ミサ、典礼の動画配信

 

 

また、プロテスタント教会でも、こんな時にもし集会をやっているなら、

非常識すぎますので、良識ある教会は集まりを自粛しているはずです。

 

それはさておき、我が家でも、聖金曜日を覚えて何かできないか、と考えたら、

実に簡単!

バッハの「マタイ受難曲」のDVDを視聴すればいいのです!

 

Bach: Sacred Works (11CD+4DVD+BLU-RAY) CD, CD+DVD, ボックスセット, インポート

(値引き入れて6000円前後で購入したセットでしたが、

Amazonの新品の値段を見てビックリ!)

 

カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団他の演奏です。

字幕は残念ながら、日本語はありません。

英語の字幕よりも、結局ドイツ語の字幕の方が、

物語を思い出しやすかったです。

もちろん、このDVDの演奏よりも、1958年録音のものの方が、

演奏・ソリスト共に素晴らしいのですが、

ブックレットを見なくても、TV画面を見ていれば字幕が出てくるので便利です。

 

最後に、聖金曜日にふさわしく、

教皇フランシスコのツイートを幾つか紹介します。

 

 

 

 

過去に書いたマタイ受難曲に関する記事です。

J・S・バッハ「マタイ受難曲」のCDとDVD(2010.4.4)

NHK「名曲探偵アマデウス」・バッハ「マタイ受難曲」(2011.3.24)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「聖トーマス教会合唱団 マタイ受難曲」(2012年7月23日放送)とサイモン・ラトル&ベルリン・フィルのマタイ受難曲(2012.7.24)

聖金曜日にマタイ受難曲を・・・(2018.3.30)(2020.3.31)

2020年2月10日 (月)

ペーター・レーゼル(P)&ヘルムート・ブラニー指揮ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団による、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

ペーター・レーゼル(Peter Roesel※本来"oe”ではなく、オー・ウムラウトですが、

文字化け防止のため、この表記にしました。)というピアニストのことを初めて知ったのは、

当時所属していた教会で、こよなくバッハの音楽(特に教会カンタータ)と、

このペーター・レーゼルのピアノ演奏が好き、という人と知り合ったからです。

興味をもっていくつか買って聴いてみると、手堅い演奏、というイメージはありましたが、

夢中になるような演奏ではなかった、というのが正直なところでした。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とか、ベートーヴェンのピアノソナタとか、

ドイツ・シャルプラッテン録音を、5、6枚は買い集めたと思いますが、

それらのドイツ・シャルプラッテン録音は処分して今や一枚も残っていません。

 

評価が変わったのは、近年のアルバムである、バッハのCDによってでした。

SACDハイブリッド盤ということで、コレクション対象になりました。

聴いてみると、派手さはないですが、安心して音楽に浸っていられる、

安らぎがありました。

少し系統は違いますが、ロシアのタチアナ・ニコラーエワの演奏を聴くような、

滋味あふれる演奏です。

 

レーゼル・プレイズ・バッハ

 

 

そして、今回入手した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は、

そのバッハのアルバムを上回るような出来栄えで、すっかり気に入りました。

ここ数日、何度もリピートして聴いています。

 

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 

ピアノ自体に派手さはないし、いわゆる「個性的な」演奏とも違います。

オーケストラもこじんまりとしています。

しかし、ベートーヴェン自身が望んだであろう、理想的な音が、

奏者の存在をほぼ透明にして、鳴り響いているようです。

オーケストラは、職人気質で、手堅くピアノを引き立てつつ、

凛々しく響かせています。

 

全5曲中、最も素晴らしいと思ったのが、第4番です。

特に第1楽章の、ピアノの高音がコロコロ鳴り響くところ、

これは今まで聴いたどの演奏よりも美しく聴こえました。

 

パッと1回聴いただけでは、もしかすると良さがわからないかもしれません。

しかし、何度も聴くと、良さがじわじわと沁みてきます。

 

SACDハイブリッド盤、SACDマルチチャンネル録音です。

 

なお、同じピアニストとオケで、モーツァルトのピアノ協奏曲の録音もありますが、

こちらは1枚買って聴いてみて、どうやらお蔵入りしそうです・・・

 

なお、この盤について、ある方はこんな感想を述べています。

レーゼル ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集(ライブ録音)

(ブログ名:気ままな生活)

2018年3月31日 (土)

聖金曜日にマタイ受難曲を・・・(2018.3.30)

2018年の復活祭は4月1日です。
そこから遡って、聖金曜日は、3月30日でした。
(毎年変わります。
ちなみに2019年の復活祭は4月21日、2020年は4月12日です。
なお、ハリストス正教会は、
カトリック&プロテスタントと復活祭の日が異なります。
※何年に1回かは同じ日があります。)

本来は、教会で過ごしたかったのですが、
この日、私の体調がすぐれなかったので、
家で過ごすことにしました。

せっかくなので、J・S・バッハのマタイ受難曲を全曲通して聴こう(視聴しよう)、
ということにしました。
思い立ったのが、19時頃でした。

全曲視聴する、となれば、選択肢は3つありました。

◯サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィル他(Blu-ray)

◯イヴァン・フィッシャー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団他(Blu-ray)

◯カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団他(DVD)
Bach: Sacred Works (11CD+4DVD+BLU-RAY)

※DVD+Blu-ray Audioがついて、
8000円ほど(2018年3月31日現在)というのは、大変オトクだと思います!
ただし、DVDには、日本語字幕がありません。
代わりに中国語字幕が付いています・・・

バッハ:マタイ受難曲 [DVD]※単品、国内盤、日本語字幕付

ラトル盤、フィッシャー盤、どちらも映像、音質はすぐれています。
しかし、リヒター盤のような気迫が感じられません。
あと、ラトル盤は特に、演奏よりも映像の方が気になってしまいます。
フィッシャー盤は、単なるコンサートの記録という感じです。
ということで、結局リヒター盤の出番となりました。

リヒター盤(DVD)は、演奏としては、有名な1958年録音と比べると、
2ランクぐらい劣ります。
(音質こそ、5.1chサラウンドにはなっていますが・・・)
特にソリスト・・・
しかし、合唱やオケの厳しさはなんとか健在です。
妻と一緒に、映像を観ながら字幕(英語字幕)を観ていました。

視聴している間、用を足しにいった以外は、
スマホやパソコンをいじったり、聖書と「マタイ」のスコア以外の本を読んだり、
他のテレビを観たりせず、飲み物も飲まず、
ひたすら、バッハが紡ぐ受難の世界に浸っていました・・・

第1部の間は、映像の字幕を観ていましたが、
第2部途中から、
日本語の新約聖書のマタイ福音書26〜27章を開いて字幕代わりにしました。
「マタイ受難曲」の中で、私が最も好きなアリアである、
第65曲”Mache dich, mein Herze, rein"(わが心、きよくあれ)は、
スコアを開いて、一緒に歌っていました。

(私が持っている楽譜)※現在絶版?

バッハ, J. S.: マタイ受難曲 BWV 244 (独語・英語)/原典版/ベーレンライター社/合唱ヴォーカル・スコア 楽譜 – 2010/1/26

この映像作品では、カメラワークが見事です。
過剰演出に陥らずに、光と闇をうまく活かしています。

演奏が終わったのは、23時少し前でした。
しかしなんだか物足りなさを感じ、
リヒターの1958年録音盤で、
第65曲”Mache dich, mein Herze, rein"(わが心、きよくあれ)を聴き直しました。
フィッシャー=ディースカウのバリトンです。
やはり素晴らしいですね!

SACD盤

※Bach: Sacred Works (11CD+4DVD+BLU-RAY) を入手したので、
このSACDは手放しました・・・

カール・リヒターの1958年録音盤を初めて聴いた時のような、
まさに「人生が変わるような」衝撃は、
このDVDの視聴ではありませんでしたが、
改めて、キリストの受難を思い起こす時となったことを、
主に感謝しました・・・

2018年3月28日 (水)

映画「バラバ」(原題:Barabbas)

 ところで、祭りの度ごとに、総督は民衆の希望する囚人を一人釈放することにしていた。 そのころ、バラバ・イエスという評判の囚人がいた。 ピラトは、人々が集まって来たときに言った。「どちらを釈放してほしいのか。バラバ・イエスか。それともメシアといわれるイエスか。」 人々がイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。 一方、ピラトが裁判の席に着いているときに、妻から伝言があった。「あの正しい人に関係しないでください。その人のことで、わたしは昨夜、夢で随分苦しめられました。」 しかし、祭司長たちや長老たちは、バラバを釈放して、イエスを死刑に処してもらうようにと群衆を説得した。 そこで、総督が、「二人のうち、どちらを釈放してほしいのか」と言うと、人々は、「バラバを」と言った。 ピラトが、「では、メシアといわれているイエスの方は、どうしたらよいか」と言うと、皆は、「十字架につけろ」と言った。 ピラトは、「いったいどんな悪事を働いたというのか」と言ったが、群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び続けた。 ピラトは、それ以上言っても無駄なばかりか、かえって騒動が起こりそうなのを見て、水を持って来させ、群衆の前で手を洗って言った。「この人の血について、わたしには責任がない。お前たちの問題だ。」 民はこぞって答えた。「その血の責任は、我々と子孫にある。」 そこで、ピラトはバラバを釈放し、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。
(新約聖書 マタイによる福音書27:15〜26新共同訳)

新約聖書の4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)
全てに記載されている、バラバという人物。
マタイ福音書では、罪状は書かれていません。
マルコ福音書では、「暴動のとき人殺しをして投獄されていた」(マルコ15:7)。
ルカ福音書では、「都に起こった暴動と殺人のかどで投獄」(ルカ23:19,25)。
ヨハネ福音書では「強盗」(ヨハネ18:40)と記載されています。
(いずれも新共同訳)
いずれにせよ、今日の日本の基準でも、死刑になりそうな人物です。
バラバの身代わりに、イエス・キリストが十字架につけられました。
そのバラバは、赦され釈放されてから、どのような生涯を送ったのか、
聖書には記述がありません。
ある伝説によると、最後には改心した、ということですが・・・

スウェーデンのノーベル賞作家、
ペール・ラーゲルクヴィスト(1891〜1974)の代表作である『バラバ』を映画化した、
1961年のイタリア映画(音声は英語)「バラバ」(原題:Barabbas)が、
2018年3月27日に、NHKBSプレミアムで放映されました。
録画して妻と一緒に観ました。
主演は名優アンソニー・クイン(Anthony Quinn)。
(ラーゲルクヴィストのノーベル文学賞受賞は、1951年。)

原作の方は、高校生の時に読んだことがあります。
今ではすっかり話の筋さえ忘れてしまい、
最後のセリフ(信仰を言い表しているのか、かなり曖昧な言い方)のところだけが、
心に残っています。

原作(岩波文庫)※現在絶版 中古はトンデモない額!

DVD

「神の守り」という視点を除いてみれば、
いろいろな幸運が重なって、何度も命拾いしているバラバ。
しかし、彼が生かされているのは、やはり「摂理」が働いているから、
としか言いようがないわけです。
バラバは何度も信仰に近づくチャンスがあった訳ですが、
結局、最後まで確かにイエス・キリストを信じたのか、
かなり曖昧なまま、十字架の上で死を迎えます。
(クリスチャンの仲間として・・・)

その行状(暴動や殺人など)は極端でも、
信じたくてもなかなか確かに信じるまでに至らないというところは、
バラバという人物を通して、
近代・現代の、信仰を持たない人たちを描いているのかな、と思いました。
曖昧な結末だからこそ、
一般的なキリスト教系映画とは一線を画した余韻がありました。
地味な感じの映画ですが、最後まで魅入ってしまいました・・・
アンソニー・クインの名演がいぶし銀的に光っています。

映画ではなく、原作について書かれた感想記事を見つけましたので、
紹介しておきます。

バラバ ラーゲルクヴィスト(ブログ名:くろにゃんこの読書日記

ちなみに、ウルトラマンA(エース)の第13、14話に、
「殺し屋超獣 バラバ」というのが出てきます。
この「バラバ」の元は、聖書のバラバだそうです。

ところで、キリストが身代わりになって死なれた、というのは、
実はバラバだけではありません。
この私もそうなのです。
そして、この記事を読んでいる、皆さん方も・・・

(キリストは)十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。
(新約聖書 ペトロの手紙Ⅰ一 2:24新共同訳)

キリストにはかえられません、 世の宝もまた富も、  
    このおかたがわたしに     かわって死んだゆえです。

(讃美歌第Ⅱ編195番「キリストにはかえられません」より)

聖書 新改訳2017

讃美歌・讃美歌第2編 A6判 ともにうたおう

2017年9月25日 (月)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター:ライプチヒ・バッハ音楽祭 2017 「ミサ曲 ロ短調」(2017年9月25日放送)

今年(2017年)90歳となった、
ヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt)指揮、
ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
ドレスデン室内合唱団他による、
バッハゆかりのライプツィヒ・聖トーマス教会での、
「ミサ曲 ロ短調」BWV 232を、
2017年9月25日、NHKBSプレミアムのプレミアムシアターで放映していました。
「ライプツィヒ・バッハ音楽祭 2017」2017年6月18日の収録です。
伝統的に、この音楽祭のファイナルが、
聖トーマス教会での「ミサ曲ロ短調」の演奏、
とのことです。
No 120 Abschlusskonzert

ソリストは以下の通りです。
ソプラノ:クリスティーナ・ランツハーマー(Christina Landshamer)
アルト:エリーザベト・クールマン(Elisabeth Kulman)
テノール:ヴォルフラム・ラトケ(Wolfram Lattke)
バス:ルカ・ピザローニ(Luca Pisaroni)

「ミサ曲 ロ短調」といえば、
どうしてもカール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団の、
超名盤(1961年録音)と比較することになります。
特に「Kirie」冒頭の、神への痛切な叫び!
一応、カール・リヒターの1961年録音盤以外にも、
いろいろな盤を聴いてみましたが、
冒頭のなよなよとした響きでもうパス・・・

カール・リヒター盤(1961年録音)SACD
バッハ:ミサ曲 ロ短調 Limited Edition, SACD

ブロムシュテット指揮の「Kirie」も、やはり御多分に洩れず、
柔和な響きで始まります。
しかし、聖トーマス教会の豊かな響きと、
合唱の美しさゆえに(合唱だけなら、上記カール・リヒター盤よりも断然上手です。)、
引き込まれていきました。

「オレはスコアをこう読む!」というようなものはなく、
まったく自然体に、指揮者の解釈云々よりも、
曲自体の素晴らしさを力を抜いて奏でていきます。
オーケストラも合唱の引き立て役として、
控えめに喜びのメロディを響かせていました。
古楽器演奏に見られる、先鋭的な表現もないので、
天国的な響きがずっと続きました。

私としては、かなり久しぶりに、ミサ曲ロ短調を全曲通して聴くこととなりました。
(妻に解説しながら・・・)
何年ぶりでしょうか・・・
私は、前述のカール・リヒター盤でそれなりの回数を聴いていますので、
(かなり前ですが、一時期、車の中で繰り返し聴いていたことがあります。)
歌の主旋律はだいたい歌えるほどです(細かい装飾音は別として)。
それでも、このブロムシュテット指揮の演奏を、
淡々と聴いていると、改めて、
「なんて美しい曲なんだろう!」と感激するところが何回もありました。
思わず目が潤むようなところもチラホラ・・・
また、随所で一緒に歌ってしまいました・・・

合唱の美しさは特筆に値します。
ソリストは、テノール以外は合格点です。
(特に「Gloria」のテノールとソプラノの二重唱のところで違和感・・・)
曲の素晴らしさ、美しさを堪能できる演奏でした。

実は、この演奏、2017年11月に、Blu-ray及びDVDが発売予定です。
(下はAmazonですが、HMVから買った方が安いようです(2017年9月25日現在)
輸入盤なら、タワレコが一番安そうです。)

J.S.バッハ : ミサ曲 ロ短調 BWV232 (Bach : Mass in B minor / Blomstedt) [Blu-ray] [輸入盤] [日本語帯・解説付]

私は今回のNHKの放送を保存すればいいと思っているので、
たぶん購入しませんが・・・

1つ気になったところは、NHKの字幕が、
カトリック教会で使っている現在の典礼文と異なっているところです。
これは独自に訳するよりも、カトリック教会の典礼文を尊重した方がよかったと思います。

ちなみに、この演奏の後に放映された、
「五嶋みどり バッハを奏でる」
(既に一度NHKBSプレミアムで2017年1月30日に放映済ですが・・・)も、
Blu-rayが発売されます。
2017年10月30日発売予定です。

五嶋みどり、バッハを奏でる (Midori plays Bach ~ Sonatas and Partitas for Solo Violin) [Blu-ray] [輸入盤] [日本語帯・解説付]

2012年5月19日 (土)

D・フィッシャー=ディースカウ氏、死去~20世紀最高のバリトン歌手

2012年5月19日の朝刊を読むと、
ドイツのバリトン歌手のD・フィッシャーディースカウ氏死去
という小さな記事が載っていました。
ご逝去を悼み,謹んで哀悼の意を表します。

 

最も好きな声楽家を挙げてください(現役であるかどうかを問わず)、と質問されたら、
私なら迷わず、フィッシャー=ディースカウの名を挙げます。
そのビロードのような美声と超人的なレパートリーのすごさを否定できる人はいないでしょう。

 

彼が歌うシューベルトの歌曲集CDを何度も聴いて、
彼のマネをして歌いたくなり、ドイツ語(の読み)を覚えたものでした。
(易々と歌っているように聴こえるので、ついマネしたくなります。
本当はものすごい芸当なのに・・・)
シューベルトの三大歌曲集(「美しき水車小屋の娘」、「冬の旅」、「白鳥の歌」)は、
最近でこそテノールのイアン・ボストリッジの歌唱という新たな解釈を見いだしたものの、
やはりフィッシャー=ディースカウの声が基準となるものです。

 

フィッシャー=ディースカウの録音は膨大です。
私はそのわずかを知っているに過ぎません。
その中から、思い出に残る名演奏CDを3枚挙げます。

 

シューベルト:歌曲集「冬の旅」

 

フィッシャー=ディースカウは公式録音だけで、
7回も「冬の旅」を録音しています。
このCDはその中で最もベストといえます(他の録音も甲乙つけがたい名演ですが・・・)。

 

マーラー:さすらう若人の歌

 

若き日のフィッシャー=ディースカウが、
巨匠フルトヴェングラーの指揮のもと、まるで彼のためにこの曲が書かれたかのように、
曲そのものと一体となった鮮烈な歌唱を聞かせてくれます。
モノラル録音ですが、そんなことを忘れさせてくれるようなすごい録音です。

 

バッハ:マタイ受難曲 ハイライツ (カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団1958年録音)

 

私にとって、フィッシャー=ディースカウの代表的録音といえば、
この1枚です。
第2部 第75曲:アリア「わが心よ、おのれを潔めよ」のバスアリア。
これだけでも、このCDを聴く価値があるといえます。
何十回聴いたことか・・・
「マタイ」全体の中で最も好きなアリアです。
「マタイ」は十種類以上の盤を聴いていますが、
このアリアでフィッシャー=ディースカウ以上の歌唱は聴いたことがありません。

 

おまけとして、ユーモラスな歌唱としては、
バッハの「コーヒー・カンタータ」の録音や、
オルフの「カルミナ・ブラーナ」(ヨッフム指揮)を挙げておきます。
特に「カルミナ・ブラーナ」での歌唱はスゴイ!
謹厳な父親が泥酔して失態を晒しているかのような・・・

 

オルフ:カルミナ・ブラーナ

 

 

フィッシャー=ディースカウの著書も紹介します。

 

自伝 フィッシャー=ディースカウ―追憶 (国際フランツ・シューベルト協会刊行シリーズ)
未読ですが、大著ですね・・・機会があれば読んでみたいです。

 

ワーグナーとニーチェ (ちくま学芸文庫)
こちらは読んだことがあるような記憶が・・・
フィッシャー=ディースカウは「ニーチェ歌曲集」なるCDも確か出しています。)

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