カテゴリー「クラシック音楽・チャイコフスキー」の4件の記事

2019年12月16日 (月)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター ミラノ・スカラ座バレエ「眠りの森の美女」/「きよしこの夜」(2019年12月16日放映)

一言でいえば、「絢爛豪華」!

ここまで衣装がきらびやかな「眠りの森の美女」を観るのは初めてでした。

2019年12月16日(15日深夜)に、NHKBSプレミアム・プレミアムシアターで放映された、

ミラノ・スカラ座バレエを録画して妻と一緒に観ました。

2019年6月26日、29日に、ミラノ・スカラ座で収録されたものです。

 

チャイコフスキーの3大バレエのうち、一番名曲が少ない

(というよりは、冒頭のところと、

一時期NHKBSプレミアムの「プレミアムシアター」のオープニング曲として使われた、

「ワルツ」ぐらいしか、耳に残るのがないのかもしれません・・・)この作品。

音楽は壁紙みたいな感じで過ぎ行きましたが、衣装はまさに「目のごちそう」!

妻も喜んで見入っていました。

どこかの国の王子様みたいな役から、侍女とかそういう端役まで、

手抜きなしで豪華な衣装をまとっていました。

あえて言えば、それらに比べると、主役二人の衣装が質素かな、

と思えるほどでした。

オーロラ姫が眠りについてから100年後、デジレ王子が現れるところでは、

衣装の様式の変化が絶妙にあったのもステキでした。

 

このバレエの後、「ドキュメンタリー きよしこの夜」というのも、

併せて放映されました。

本日(2019年12月16日)、以前書いた記事

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ドキュメンタリー きよしこの夜 ~世界をひとつにした歌~」(原題:The first Silent Night〜the carol that united the world)(2015年12月14日放送)

がそれなりの数で読まれているので、調べてみると、

今回の放送とは別モノでした。

今回の放送は、2018年に制作されたものです。

前述の番組とは違う視点で、「きよしこの夜」の魅力を伝えようとしていましたが、

少し散漫な感じ(焦点が定まらないような・・・)がありました。

途中少し早送りして一応視聴しました。

 

今回の記事と直接は関係ないのですが、気になるニュース記事がありました。

NHK、BS1とプレミアム統合へ(2019年12月13日 産経新聞)※その他でも報道済。 

我が家のように、民放はあまり観ず、

もっぱらNHKの各チャンネルを視聴している立場からすると、

非常に困る「改革」(というよりは「改悪」)です・・・

むしろたいして視聴者がいない、コンテンツが少ない、

BS4KとかBS8Kを手放してほしいぐらいです。

総務省は余計なことをしないでほしいものです。

インターネットとの常時同時配信も、横やりを入れられて、

大幅に圧縮、とのことですが、

視聴者目線よりも、民放を守るためだけみたいな、

(官業の民業圧迫だ!の類・・・)こういう改悪に声を上げる必要があります。

スポーツ中継、ニュースと海外ドキュメンタリーのBS1、

映画や音楽、教養を深めるためのBSプレミアム。

これが一緒にされてしまったら、やはり何かが圧縮されてしまいます。

残念な限りです。

(BSプレミアムの番組を、BS4Kへある程度移行する、としたら、

2019年12月現在、我が家では、テレビを買い替えないと観ることができなくなります・・・)

2019年11月12日 (火)

札幌文化芸術劇場hitaru・新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」(2019年11月10日)

札幌文化芸術劇場hitaruでの、本格的なバレエ公演を、

妻と一緒に観てきました。

新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」の2019年11月10日公演です。

 

実は、北海道新聞社のツテで、

2019年8月10日(土)に、同じ札幌文化芸術劇場hitaruで、

キエフ・クラシック・バレエ」の「眠れる森の美女」を鑑賞しました。

ただ、こちらは、音楽は録音音源モノでした。

これもなかなか素晴らしかったですが、

今回の公演は、それを遥かに上回る内容でした。

 

キャスト等は以下の通りです。

hitaruのHPから転載)

(引用)

◇11月10日(日)14:00 公演
クララ/こんぺい糖の精:米沢 唯
ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子:井澤 駿
ドロッセルマイヤー:貝川鐵夫
ねずみの王様:奥村康祐
ルイーズ(クララの姉):池田理沙子
雪の結晶:渡辺与布、広瀬碧
花のワルツ:柴山紗帆、飯野萌子、木下嘉人、原 健太

ほか 新国立劇場バレエ団

指揮:冨田実里(新国立劇場バレエ団 レジデントコンダクター)

管弦楽:札幌交響楽団

合唱:札幌北野少年少女合唱団

(引用終)

 

「くるみ割り人形」のバレエは、

いろいろな演出で(TV、DVD、Blu-ray)観ておりますが、

おそらく標準的な演出の一つであろう、

マリインスキー・バレエでの演出と比較しながら書きます。

(参考)Nutcracker / [Blu-ray] [Import]

※我が家にもあります。

 

冒頭、邸宅の前でスケートをするシーンがあります。

さすがに本物のスケートをするわけにはいかないから、

ローラースケートを仕込んでいるいるのかと思われました。

邸宅でのクリスマスパーティでは、ドロッセルマイヤーおじさんが、

魔法の人形を何体か出す、というのがマリインスキー版でした。

今回の公演では、パーティーに来ていた大人たちの余興、

という形になっていました。

従来観たいろいろの公演と、今回の公演の一番大きな違いは、

ねずみの王様とその手下のねずみ達 の扱いでした。

ねずみの王様たちは、

せいぜいくるみ割り人形=王子が活躍するまでの余興みたいな感じでしたが、

この公演では、なかなかしぶとく、しまいにはねずみの王様が、

第2幕冒頭まで登場し、夢の世界でようやく打ち負かされます。

(夢の世界をぶち壊す存在になってしまうかな、と少し不安要素でしたが、

杞憂に終わりました・・・)

 

このバレエ公演で、最も美しく、印象に残ったのが、

第1幕終盤の「雪のワルツ」のところです。

ここの踊りの幻想性、子どもたちの声の美しさ!

今までテレビ等でいろいろなバレエ公演を観ていますが、

初めて、涙が出そうになりました・・・

妻も「最も美しかったところ」として、この場面を挙げていました。

 

第2幕の踊り、衣装の美しさも素晴らしかったです。

もちろん、札響の演奏も抜群でした!

 

最後に、ドロッセルマイヤーおじさんが、熱気球で帰っていく、

という描写はユニークだと思いました。

 

ダイジェストは新国立劇場のHPにあります。

 

抽選で当たった席(を購入した訳ですが・・・)は、

9階の一番吹き抜け(=すぐ下は何十メートルか下に客席が・・・)

に近いところで、まさに断崖絶壁!

居眠りしたり、移動してよろけたら、真っ逆さまに落ちていってしまうという、

なかなかコワイ席でした・・・

目の前には、保護用の細い鉄棒がありました。

それでも、やはり行ってよかったなぁ!と思いました。

 

来年の11月には同じくhitaruで、新国立劇場バレエによる、

「眠れる森の美女」が上演されるそうです。

ぜひ観てみたいなぁ・・・

2018年12月 3日 (月)

映画「くるみ割り人形と秘密の王国」(原題:The Nutcracker and the Four Realms)

バレエの「くるみ割り人形」は、何度観ても楽しいものです。
私と妻はどちらも大好きです。
NHKBSプレミアム等でその放送があれば、必ず録画して観ています。
たとえ、ミョーな演出だとしても・・・
(一番???だったのは、
「くるみ割り人形」から突然世界の終わりの話が導き出される、
意味不明な演出、というものでした・・・)
バレエ全体を観るよりも、さらに好きなのは、
「くるみ割り人形組曲」です。
クナッパーツブッシュがウィーン・フィルを振ったものか、
カラヤン&BPOの演奏(または、カラヤン&VPO)があれば、
十分です。

(参考)
【SACDハイブリッド】
ポピュラーコンサート、
<特別収録>ワーグナー: ジークフリート牧歌<タワーレコード限定>

Ballet Suites CD, Import(カラヤン指揮ベルリン・フィル)

Ballet Suites Import(カラヤン指揮ウィーン・フィル)

さて、その「くるみ割り人形」を、ディズニーが映画化した、とあっては、
ぜひ観たいと思いましたので、映画公開日(2018年11月30日)の翌日、
12月1日(映画の日)に、妻と一緒に観に行きました。

映像そのものは美しいものの、特に前半は少し退屈でした。
一番残念なのは、チャイコフスキーの名曲が、
せいぜいBGM程度に、ちょっぴり使われていることでした・・・

バレエの中で楽しい、お菓子の国の話(名曲揃い!)は、
ほとんど触れられず、アメリカ人好みの、
ヒロインが戦って勝利を収める話に改変されてしまっていました・・・
妻も観終わってからビミョーな感想でした・・・

主人公が「敵」をついにやっつけるところ(ネタバレを避けるため、
あえて書きませんが・・・)は、心理学的にみると、
自己処罰なのかな、とも思いました。
そのキャラは、主人公の心の中にある、
もう一人の自分なのかも知れません。

タイトルにある「くるみ割り人形」の役は、確かにそれなりに活躍しますが、
バレエ版のように、王子様には変身しません。
ディズニーではもはや王子様は不要なのかも・・・なんて穿った見方さえしてしまいました。

本作は、「くるみ割り人形」に、「オズの魔法使い」と、
モーツァルトの「魔笛」と、C・S・ルイスの「ナルニア国物語」の「ライオンと魔女」、
ついでにディズニーの「ファンタジア」をちょっと足して、
4か5で割ったような作品なのかな、と思いました。
映像そのものや主役は美しいですが、中身はちょっと・・・

バレエファンの方なら、観てガッカリするかも・・・
バレエそのものを観た方が満足します。

映像付でオススメは、ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団のBlu-rayです。
Nutcracker / [Blu-ray] [Import]

一応、映画のサントラ盤を紹介しておきます。

くるみ割り人形と秘密の王国 (オリジナル・サウンドトラック)

2017年9月17日 (日)

チャイコフスキー:交響曲第5番聴き比べ(SACD編)

チャイコフスキーの番号付交響曲全6曲(未完と「マンフレッド」は数えないとして)中、
頻繁に取り上げられ、録音が多いのが、第4・5・6番です。
そのうち、どれが一番好きか、と言われれば、
私なら、「運命動機」が全体を支配する、豪快な第5番を挙げます。
特に好きなのは、第4楽章です。
時折第4楽章だけ聴く時もあります。

実演では、十数年前(だったと記憶していますが・・・)に、
岩城宏之指揮・札幌交響楽団の演奏をKitara大ホールで聴いたことがあります。

第5番はモノラル録音時代からたくさんの盤がありますが、
今回は、SACDに限定した聴き比べとしました。

それでは、聴き比べです。
今回は、評価低→高の順に紹介します。
指揮者、オケ名、レーベル、録音年月、
スペック(SACD ハイブリッドorシングルレイヤー)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。


◯カラヤン指揮ベルリン・フィル(WARNER)
1971年9月
SACDハイブリッド(SACD STEREO、CD)
※チャイコフスキー後期交響曲集(3枚組)

☆3.0
第1楽章 15:54
第2楽章 14:30
第3楽章 06:23
第4楽章 12:45

チャイコフスキー:交響曲第4番 第5番 第6番 悲愴 Hybrid SACD

録音でかなり損をしている演奏といえます。
天下のベルリン・フィルが、
なにやらガチャガチャした響きに聴こえる時がしばしばあります。
残響が多すぎ?
もちろんカラヤン・ファンにとってはお宝なのでしょうが、
同じ70年代の演奏なら、後述のDG盤の方をオススメします。
ただ、やかましいぐらいに金管パートが鳴り響くのが快感!というなら、
持っていてOKかもしれませんね・・・


◯ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団(PENTATONE)
2010年6月
SACDハイブリッド(SACD Mulch、CD)
※チャイコフスキー交響曲全集

☆3.5
第1楽章 14:48
第2楽章 13:55
第3楽章 05:43
第4楽章 12:22

Tchaikovsky: the Symphonies & Hybrid SACD, SACD, Import

標準的な録音・演奏です。
あえていえば、第2楽章の抒情性はなかなかすばらしかったです。
第4楽章のエンディングも模範的。


◯アンドレア・バッティストーニ指揮RAI国立交響楽団(DENON)
2016年7月
SACDハイブリッド(SACD STEREO、CD)
カップリング なし

☆4.0
第1楽章 15:41
第2楽章 13:17
第3楽章 06:06
第4楽章 13:07

チャイコフスキー:交響曲第5番 SACD

実は初めて聴いた時は、それほど感銘を受けませんでしたが、
3回目に聴いた時、「これ、結構凄い演奏なのでは?」
と思えるようになりました。
録音のメリハリが効いて、細部もよく聴こえ、
その上、ダイナミックさに欠けることがありません。
若武者が颯爽と駆け抜けていくようなイメージです。
欲を言えば、マルチチャンネルにしてほしかったのと、
第4楽章はもっと派手でも良かったのでは、と思いました。


◯カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)
1975年10月
SACDシングルレイヤー(SACD STEREO)
※チャイコフスキー交響曲全集

☆4.0
第1楽章 15:49
第2楽章 14:35
第3楽章 06:35
第4楽章 12:40

チャイコフスキー:交響曲全集 Limited Edition, SACD

カラヤンらしい、聴かせどころがたっぷりある演奏です。
弦や金管の力強さも、本場ロシアに負けていません。
第1楽章の、序盤から盛り上がってくるところが、
この盤での一番の聴きどころでしょう。
余談ですが、SACDシングルレイヤーの凄いところは、
交響曲第5番と第6番「悲愴」を1枚に収めてしまっているところです。
(チャイコフスキー交響曲全集としては、SACD3枚組)


◯ドミトリー・キタエンコ(Dmitri Georgievich Kitaenko)指揮
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(OEHMS CLASSICS)
2011年3月
SACDハイブリッド(SACD Mulch、CD)
カップリング:歌劇「スペードの女王」序曲

☆4.5
第1楽章 15:48
第2楽章 14:40
第3楽章 06:05
第4楽章 13:01

チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64/歌劇「スペードの女王」序曲 Hybrid SACD, Import

録音が超優秀です!
この曲のスケールの大きさ、力強さ、そして繊細さがよく収録されています。
最も録音が良く、迫力ある演奏で聴きたい、というなら、
第一にオススメします。
(後述のムラヴィンスキー盤とこの盤があれば十分なのかも・・・)
ムラヴィンスキー盤より張り詰めた感じがしないので、
繰り返し聴くにも最適です。


◯ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(DG)
1960年11月
SACDシングルレイヤー(SACD STEREO)
カップリング なし

☆4.5
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章

チャイコフスキー:交響曲第5番 Limited Edition, SACD

名盤中の名盤ですね。
オケがまるで、一つの楽器であるかのように、
唖然とするしかない統率力で一丸となって感傷がみじんもない、
剛毅でパワフルな(極めて男性的な)演奏を繰り広げています。
カラヤンの演奏もすばらしいですが、
ムラヴィンスキーの辛口に比すると甘口に感じてしまいます。
チャイコフスキーの第4・5・6番といえば、
この演奏しか考えられないほどで、
一度この演奏の凄さに圧倒されてしまうと、
他は聴けなくなってしまうかもしれません・・・
あえてこの演奏の「欠点」を挙げるとすれば、
他の演奏がどれも物足りなく感じてしまうことでしょうか・・・
なお、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルの5番は、
他のレーベルでも出ていますが(Altusとか・・・)、
よほどのムラヴィンスキー・ファンでもない限り、
この1枚で十分です。
(演奏そのものはともかく、録音がどれもイマイチ・・・)

ということで、やっぱりチャイコの「第5」の極めつけは、
定盤のムラヴィンスキー盤となってしまいましたね・・・

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