カテゴリー「クラシック音楽・ブラームス」の26件の記事

2020年1月 5日 (日)

2019~2020年末年始の音楽番組あれこれ(クラシック音楽を中心に)

2019年~2020年の年末年始、皆様はいかがお過ごしでしたか。

私ども夫婦はのんびり過ごしました。

さて、この年末年始、いくつかの音楽関係のテレビ番組を観ました。

 

まずは、12月31日、大晦日恒例の紅白歌合戦。

N響の第9が始まるまで(19:15~20:00)観ていました。

あまり印象に残るものはありませんでしたが、

演歌歌手の島津亜矢さんが、中島みゆきさんの名曲「糸」を歌っていたのは、

良かったと思いました。

しかし一方、

どうしてご本人の持ち歌(私は演歌にあまり詳しくないのでよくわかりませんが)ではなく、

カバー曲を歌うことになったのか、選曲のセンスに疑問をもちました。

 

続いて、N響の第9。

今年はシモーネ・ヤングさんの指揮。

女性が年末のN響の第9を指揮するのは、初めてとのことでした。

私は、実力があれば、男性、女性、LGBT・・・関係ないと思っています。

第1楽章は、なかなかの演奏だったと思います。

しかし、第2楽章、第3楽章は少しパワーダウン。

第4楽章は、途中からスピードアップして、熱が入っているなぁ・・・と感じました。

全体的には、安全運転な演奏ではない印象になったので、

なかなかの演奏だったと思います。

 

シモーネ・ヤングさんの指揮では、ブルックナーとブラームスのSACDが名演だと思いますので、

ぜひ聴いてみてください。

実際、私は過去記事で、ブラームスの交響曲第1番、ブルックナーの交響曲第3番、第9番で、

高評価をしています。

シモーネ・ヤング(Simone Young)指揮ハンブルク・フィル

(Philharmoniker Hamburg)による、ブルックナー:交響曲第3番(1873年初稿版)

 

ブルックナー:交響曲第9番聴き比べ(3)〜その他編4盤

 

ブラームス:交響曲第1番、SACDで聴き比べ6盤

 

 

ブルックナー:交響曲全集 ボックスセット(通常CD)

 

ブラームス:交響曲第1番(ハンブルク・フィル/ヤング) インポート, SACD

 

その後(21:20~)、紅白ではなく、

NHKBSプレミアムの映画「大いなる西部」を観ることになりました。

映画が終わってから(23:40頃)、ようやく、

テレビ東京/BSテレビ東の、

東急ジルベスターコンサート2019-2020にチャンネルを合わせました。

奇しくも、こちらでも女性の指揮者(沖澤のどかさん)が活躍していました。

昨年(2019年)のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した方です。

例年と違って、指揮者は2名体制でした。

メインプログラムである、カウントダウンの曲(ホルストの「木星」)は、

山田和樹さんの指揮でした。

年が明けて、最初の曲は武満徹編曲の「さくら」でしたが、

次の曲である、森山直太朗の「さくら」(独唱)の編曲版は、合唱がとても美しかったです。

あと、ベートーヴェンの生誕250年を記念して、

「第9」第4楽章の声楽が入るところからの抜粋演奏もありました。

さすがにN響の「第9」を聴いてからだと、少し・・・

ソプラノの森麻季さんだけは別格でしたが。

放送時間の関係か、尻切れトンボ的で終わってしまったのは少し残念でした。

 

1月1日といえば、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート!

今年の指揮はアンドリス・ネルソンスさん。

今年の選曲は、かなり通好みというか、なじみの曲が乏しいというか・・・

第1部は通して聴きましたが、第1部が終わった後は、

裏番組の、東京フレンドパークを観てしまいました。

第2部の大半は、録画で観ました。

スッペの「軽騎兵序曲」、ヨハン・シュトラウスⅡの「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、

あと恒例の2曲、これ以外はすべて初めて聴く曲でした。

(そういえば、ベートーヴェン作曲の「12のコントルダンス」の中に、

交響曲第3番「英雄」の第4楽章に出てくるメロディがありました!

第7曲にあたるのが、それです。)

 

私は買いませんが、一応、今回のコンサートのCD、BDを紹介しておきます。

 

ニューイヤー・コンサート2020(CD)

ニューイヤー・コンサート2020 [Blu-ray]

 

さて、年末年始の音楽番組で、一番面白かったのが、

NHK総合で1月1日に放送された、「NHKバーチャル紅白歌合戦」でした。

本家の紅白歌合戦よりこちらの方が面白いのでは、とさえ思ったほどです。

VTuber(YouTubeなどで活躍するヴァーチャルアーティスト)を紅組、

実際の歌手を白組にした、コンパクトな歌合戦でした。

VTuberの歌は価値がよくわからないのが多かったですが、

白組の方は、結構豪華でした。

あの演歌の大御所、細川たかしさんが、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌う、というのもありました。

圧巻は、やはり森口博子さんの「水の星へ愛をこめて」と、

高橋洋子さんの「残酷な天使のテーゼ」、「魂のルフラン」でした!

特に森口博子さんの歌声は、年末年始の音楽番組中で、最も感動しました!

ちょうど、2019年12月30日の日本レコード大賞で、企画賞を受賞されましたね。

森口博子 ガンダムカバーでレコ大企画賞 Z主題歌「水の星へ愛をこめて」を熱唱 

このニュース、Yahoo!ニュースで知りました。放送観たかったと思いました・・・

おめでとうございます!!!

どうして本家の紅白歌合戦の方に声がかからなかったのだろう、と不思議なほどでした。

リアルタイムで「Zガンダム」を観ていた世代としては、まさに感涙モノでした。

しかも、歌っていた当時の透明感を残しつつも、歌唱力は全然衰えることなく、

むしろ表現力が大幅にアップしているという稀有な歌声ですね。

ガンダムの映像はないですが、ガンダムっぽい世界観の宇宙戦の映像バックはステキでした。

(ガンダムよりは、マクロス(劇場版)やマクロスFの最終決戦みたいな・・・)

高橋洋子さんの歌のバックには、エヴァ初号機がモロに出ていましたが、

もう一工夫、一ひねりが必要かな、とも思いました。

最後の紅白の結果は・・・

オトナの事情で、勝敗なしでした。

 

GUNDAM SONG COVERS

↑実は私も所有しています。

2019年10月 7日 (月)

NHKEテレ・クラシック音楽館「札幌交響楽団演奏会」(2019年10月6日放送)

NHKEテレの「クラシック音楽館」。

いつもはN響の定期演奏会が取り上げられますが、

たまに、N響以外のオケも取り上げられます。

2019年10月6日の放送では、

北海道の宝ともいえる、札幌交響楽団の定期演奏会を取り上げてくれました。

録画して視聴しました。

以下、番組HPから転載します。

(引用)

札幌交響楽団演奏会▽首席指揮者マティアス・バーメルトによる武満徹とブラームスの作品▽ソリストはバイオリン・郷古廉、チェロ・横坂源という注目の若手2人

2018年から札幌交響楽団の首席指揮者を務めるマティアス・バーメルトはスイス出身。世界各地のオーケストラや音楽祭で要職を務め、ブーレーズやシュトックハウゼンに師事し、作曲家としても活躍してきました。今回は武満徹の弦楽オーケストラのための「死と再生」、ブラームスの「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」ほかを披露。期待の若手、バイオリンの郷古廉、チェロの横坂源をソリストに迎えた注目のコンサートです。


楽曲

「弦楽オーケストラのための「死と再生」」
武満 徹:作曲
(管弦楽)札幌交響楽団、(指揮)マティアス・バーメルト
(10分41秒)
~2019年8月23日 札幌コンサートホール Kitaraで収録~

「バイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102」
ブラームス:作曲
(管弦楽)札幌交響楽団、(指揮)マティアス・バーメルト、(バイオリン独奏)郷古 廉、(チェロ独奏)横坂 源
(35分32秒)
~2019年8月23日 札幌コンサートホール Kitaraで収録~

「バイオリンとチェロのためのソナタ から 第2楽章」
ラヴェル:作曲
(バイオリン独奏)郷古 廉、(チェロ独奏)横坂 源
(3分23秒)
~2019年8月23日 札幌コンサートホール Kitaraで収録~

「ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25(管弦楽版)」
ブラームス:作曲
シェーンベルク:編曲
(管弦楽)札幌交響楽団、(指揮)マティアス・バーメルト
(44分42秒)
~2019年8月23日 札幌コンサートホール Kitaraで収録~

(引用終)

 

武満徹作品は、コメントしづらいですね・・・

弦のアンサンブルは抜群なのはわかりましたが・・・

亡霊の怨念の世界?

 

ブラームスの二重協奏曲は、ソリストがおとなしめでした。

オケの方が雄弁でした。

 

ブラームスの二重協奏曲については、以前聴き比べ記事を書いています。

ブラームス:二重協奏曲(Double Concerto)聴き比べ7盤

 

この記事では、オススメ盤として、

ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヘンリク・シェリング(Vn)、ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)(旧PHILIPS)

を第1に挙げています。

 

 

今回の放送では、ブラームスのピアノ四重奏曲(シェーンベルク編曲)が、

一番聴き応えがありました。

札響のアンサンブルの見事さが名人芸的に発揮された演奏といえましょう。

選曲としては地味な感じのコンサートでしたが、

札響の実力を全国に知らしめるには良い内容だったと思います。

 

 

ところで、この曲(ブラームスのピアノ四重奏曲編曲版)、

一時期CDを5,6枚まとめて買ったことさえありますが、

結局、あまり聴かずに全部手放してしまいました・・・

聴いた中で、印象に残った盤としては、3枚挙げておきます。

 

・ブラームス~シェーンベルク:ピアノ四重奏曲第1番、バッハ:前奏曲とフーガ「聖アン」他

(ロバート・クラフト指揮シカゴ交響楽団)

 

Five Pieces for Orchestra

(ロバート・クラフト指揮フィルハーモニア管弦楽団)

 

 

Piano Quartet

(ネーメ・ヤルヴィ指揮ロンドン交響楽団)

 

 

シェーンベルクにあまり興味がないなら、

ネーメ・ヤルヴィ盤がオススメかも。

シェーンベルクの編曲センスを知りたいなら、

ロバート・クラフト指揮の2盤どちらもオススメです。

2019年10月 6日 (日)

チョン・キョンファ(Kyung-Wha Chung 鄭京和)ヴァイオリン・リサイタル2019(2019年10月6日 北広島芸術文化ホール(花ホール))

チョン・キョンファ(Kyung-Wha Chung 鄭京和)さん(以下敬称略)といえば、

若き日の録音、シベリウスのヴァイオリン協奏曲などの名盤を思い出します。

 

(参考)チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

※これはSACDです。

 

 

(参考)Kyung Wha Chung: Complete Decca Recordings

 

(参考)Kyung-Wha Chung - The Complete Warner Recordings

 

 

実演を聴いてみたいとは思っていましたが、

なかなか機会がありませんでした。

 

先月(2019年9月)下旬、タワレコやチケットぴあなどで無料配付している、

ぶらあぼ」というコンサート情報誌を読みました。

(毎月読んでいます。)

その中で、北海道のコンサート情報を読んでいたら、

チョン・キョンファ リサイタル」というのが目に飛び込んできました。

場所は・・・北広島?10月6日?

どうやら、北海道では、大都市札幌をさておいて、北広島市だけで公演するとのこと。

(たまに、北広島市だけで、大物アーティストの演奏会があるのです!)

10月に入ってすぐに、ローソンチケット経由でチケットを2枚入手しました。

全席指定で、1枚5000円+諸経費でした。

 

2019年10月6日、午前中教会の礼拝に行った後、

すぐさまJR札幌駅を出発しました。

12時20分発の快速エアポートに乗りました。

結構混んでいました。

 

札幌駅から北広島駅までは、距離にすると約22km、

快速エアポートを使えば、わずか15分で到着できます。

(料金は、2019年10月現在、片道540円でした。)

実は、地下鉄南北線で、

さっぽろ→真駒内(距離は約9km、所要18分 片道290円)を行くよりも、

時間的には近いといえます。

 

さて、コンサートは14時開演だったので、

まずはお昼ごはんを食べることにしました。

北広島駅東口から出て、歩いて数分のところにある、

南インドスープカレー天竺 北広島店でスープカレーを食べました。

最後までアツアツのスープカレーは、妻にも好評でした。

 

20191006-kitahiroshima-1

 

食事が終わっても、まだ13時少し過ぎたぐらいでした。

会場の北広島市芸術文化ホール(通称:花ホール)にとりあえず行って、

その中にあった、北広島市図書館で少し時間つぶしをしました。

 

こちらは北広島駅。

20191006-kitahiroshima-2

こちらが会場の北広島芸術文化ホールです。

20191006-kitahiroshima-3

 

13時40分頃会場に入りました。

ホールの印象は、Kitaraの小ホールに似ているなぁ、という感じでした。

1998年オープン、とのことです。

 

今回のリサイタルは、

「オール・ブラームス・プログラム」(The Complete Brahms Violin Sonatas)。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲の演奏です。

実演で3曲全てを聴くのはこれが初めてでした。

前半に第1番、第2番。休憩20分を挟んで、

後半に第3番、という構成でした。

ピアノはケヴィン・ケナー(Kevin Kenner)。

 

第1番では、冒頭でアクシデントがありました。

ヴァイオリンの音がちょっとヘンで、

すぐさまチョン・キョンファが自ら演奏にストップをかけました。

仕切り直して、再度曲がスタート。

けれども、最初の失敗をずっと引きずるような、

あまり冴えない演奏のまま、第3楽章の最後まで行ってしまい、

残念でした。

腕が衰えてしまったのか、とさえ思ってしまいました。

 

第1番とは打って変わって、第2番は名演でした。

ヴァイオリン・ソナタ全3曲のうち、この演奏が白眉でした。

穏やかな曲想のもと、流麗なヴァイオリンの音色が実に心地よかったです。

第3楽章まで来ると、

興が乗って盛んに膝を曲げるなど体を動かしながら弾いており、

それに伴い演奏もみるみる素晴らしくなっていきました。

いわば、ラストスパートの美しさ!

 

休憩時には、コカ・コーラを注文して飲みました。

ついでに、コンサートの感想をチラシの裏に書いていました。

ホワイエで撮ったホールのステンドグラスです。

 

20191006-kitahiroshima-4

 

第3番は、彼女にピッタリの感じだな、と予想した通りの演奏でした。

もう少し激しくてもいいのかな、とも思いましたが、

十分曲の魅力を堪能できました。

ただ、演奏そのものとしては、第2番の方が感銘深かったです。

 

アンコールは、以下の通りでした。

 

20191006-kitahiroshima-5

さて、チョン・キョンファによる、

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集も出ていますが、

CDでのオススメは、2枚あります。

 

(参考)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(全曲)※チョン・キョンファ盤

 

1つは、だいぶ前から愛聴してきた、
パールマン&アシュケナージ盤。

 

パールマン&アシュケナージ盤

 

もう1つは、「魂のヴァイオリニスト」と題された、
若林暢の演奏。
今ではこちらが私にとってのNo.1です。

 

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集※若林暢盤

 

チョン・キョンファの演奏では、前述のシベリウスのVn協奏曲の他に、
時々聴くのが、ヴィヴァルディの「四季」のアルバムです。
実に高級感あふれる名演ですよ。

 

ヴィヴァルディ:四季

2019年2月 1日 (金)

2019年1月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2019年1月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?
~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

二位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知
三位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
四位.SACDとBlu-ray Audio、どちらが優れているか?〜音響、価格、将来性・・・
五位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
六位.NHKEテレ・こころの時代~宗教・人生
~「外国人収容者と共にありて」(2019年1月12日再放送)

七位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

八位.NHKBSプレミアム・玉木宏 音楽サスペンス紀行▽ショスタコーヴィチ 死の街を照らした交響曲第7番(2019年1月2日放送)と、M・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管による「レニングラード」の名演
九位.クラッセスノーパーク〜スキー初心者に最適!
十位.「障害者グループホーム建設反対」という差別と、障害者基本法第16条(教育)

先月の記事が2本ランクインしたのは、
嬉しく思いました。
六位の
NHKEテレ・こころの時代~宗教・人生
~「外国人収容者と共にありて」(2019年1月12日再放送)
と、
八位の
NHKBSプレミアム・玉木宏 音楽サスペンス紀行▽ショスタコーヴィチ 死の街を照らした交響曲第7番(2019年1月2日放送)と、M・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管による「レニングラード」の名演
です。

北海道は厳冬期に入りました。
今月もご愛読よろしくお願いいたします。

2018年12月 5日 (水)

ユジャ・ワン(Yuja Wang) ピアノ・リサイタル(2018年12月4日 札幌文化芸術劇場 hitaru)

2018年10月に開館した、
札幌文化芸術劇場。
(愛称:hitaru→
「札幌市民が思う存分芸術に『ヒタル』場」や、「hito(人)がaru(ある)=人が集まる」
という意味があるそうです。)
※(参考)■札幌市/札幌文化芸術劇場の愛称決定/hitaruに、18年10月開業へ
こけら落としの演目「アイーダ」や、バレエ「白鳥の湖」は、
チケットが手に入らず観ることができなかったので、
この公演で、初「hitaru」となりました。
2018年12月4日の、
ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル」です。
ちなみに、この「hitaru」のスタインウェイを選定したのが、
ユジャ・ワン、とのことです。

コンサートの評の前に、hitaruの印象を述べておきます。
私ども夫婦が今回とった席は、舞台左側で、
ピアニストの手がよく見える側でした。
札幌コンサートホールKitaraのイメージで考えて、席をとったのですが、
実際に席に座ってみると、結構怖い感じがありました。
転落防止用の柵が不十分の高さのまま、
20〜30mもの高さの位置にありました。
高所恐怖症の人にはオススメできません。
真下の席の人がかなり小さく見えました。
あと、席が高すぎて座りにくい、と妻が言っていました。

一方、さっぽろテレビ塔や大通公園の一部が見えるなど、
景観としてはなかなかだと思いました。

会場への苦言はさておき・・・
ここから、コンサートの評に移ります。

普通のコンサートですと、コンサート・プログラムがきちんと決まっているのですが、
渡されたパンフレットには、
「演奏者の強い希望を尊重し、本日演奏される曲目は公演当日の発表とさせていただきます。曲目は休憩時および終演後、4階と6階のホワイエに提出いたしますほか、札幌市民交流プラザのホームページにも掲載いたします。」と書かれており、
唯一、ショパンのピアノ・ソナタ第3番だけが確実に演奏される、
ということだけが、観客に知らされている形でした。

この写真は、終演後に私が撮った演目一覧です。
20181204_yuja_wang_1

文字で書くと、以下の通りです。
札幌市民劇場HPより転載)

ユジャ・ワン ピアノリサイタル 演奏プログラムをお知らせします
2018年12月5日(水)

札幌文化芸術劇場 hitaru

昨日12月4日(火)、札幌文化芸術劇場 hitaru で開催したユジャ・ワン ピアノリサイタルの演奏プログラムをお知らせします。
ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。

演奏プログラム

ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14
ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23より 第5番 ト短調
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」作品39より第5番 変ホ短調
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
シューベルト(リスト編曲):糸を紡ぐグレートヒェンS.558-8
グルック:歌「オルフェオとエウリディーチェ」より精霊の踊り(メロディー)
ビゼー(ホロヴィッツ編曲):カルメンの主題による前奏曲(第2幕 ジプシーの歌)
〈休憩〉
カプースチン:8つの演奏会用練習曲 作品40より 第3番トッカティーナ
リゲティ:ピアノのための練習曲集 第2巻より 第10番 魔法使いの弟子
ブラームス:6つの小品 作品118より 第2番 間奏曲
メンデルスゾーン:無言歌集 作品67-2 「失われた幻影」
ブラームス:3つの間奏曲 作品117より 第3曲
ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2
ブラームス/シフラ編曲:ハンガリー舞曲集 第5番
プロコフィエフ:トッカータ 作品11
アルトゥロ・マルケス:ダンソン 第2番
モーツァルト/ヴォロドス、サイ、ユジャ・ワン編曲:トルコ行進曲

〈アンコール〉
プロフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83より 第3楽章
ヴィンセント・ユーマンス:二人でお茶を
チャイコフスキー/ワイルド編曲:白鳥の湖 作品20より 4羽の白鳥の踊り

(転載終)

見てのとおり、プログラム自体、
かなり何の脈絡もありません。
強いていえば、ヴィルトゥオーゾの魅力を最大限に引き出すもの、
といいましょうか・・・

前半のメインは、もちろんショパンのピアノ・ソナタ第3番ですが、
あまり面白い演奏だったとはいえませんでした。
しかし・・・
真のメイン・ディッシュは、
前半一番最後の曲である、
ビゼー(ホロヴィッツ編曲):カルメンの主題による前奏曲(第2幕 ジプシーの歌)

でした!!!
まさに、ホロヴィッツの再来?
これこそ、彼女の面目躍如でした!
高音のきらめきが、
ホールの中をまさに彗星のごとく飛び交うような感じでした。
あるいは、フィギュアスケーターが見事にトリプルアクセルを決めるような?・・・
そう、彼女のピアノの魅力は、叙情性とかではなく、
ひたすら、きらめくテクニックなのです!
それは、あえていえば、中国の「雑技」に近いのかもしれません。
芸術性云々よりも、ここまでテクニックで人を楽しませることができれば、
特別な才能というほかありません。

前半は、まぁまぁ許容範囲のドレス姿でしたが、
後半の登場は、「ぶっとび〜〜」という感じでした。
キャバ嬢もビックリのケバケバしいセクシー衣装でした。
下の階にいる男性はついつい太腿に目がいってしまうのでは・・・な〜んて・・・

ピアノの譜面台には、電子楽譜(だと思われました)が置かれていました。
ユジャ・ワン自身が英語で曲目のスピーチをしながらの、
リサイタル進行でした。

カプースチンとリゲティのエチュードは、初めて聴きましたが、
とにかくすごいテクニック炸裂!!
現代モノとかの偏見なく聴けば、
テクニックの凄さに唖然とするしかありませんでした。

ブラームスの間奏曲集からの曲は、箸休め的な感じでしたが、
まぁまぁの佳演だったと思います。
テクニックだけでなく、私には叙情性もあるのだよ、
というアピールなのでしょう。
でも、ショパンのワルツの後の、
怒涛の4曲は、間奏曲集の感傷を一気に吹き払い、
もはやサーカスを見ているかのような興奮に包まれました!
本当に、聴きにきてよかったな、と思わされました。

アンコールの1曲目は、
プロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番の第3楽章!
(ポリーニが弾いていた曲ですね。)

(参考)
ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》からの三章、他

難曲をアンコールにもってくるあたりがすごい!
しかも、さらっと弾いてしまう・・・
アンコールの拍手はやまず、結局上記を含めて3曲も弾いてくれました。
19時に始まった公演は、21:20頃に終演しました。

ホールの響きはなかなか素晴らしいとは思いましたが、
こういうリサイタルはやはり、Kitara大ホールの方がいいと思いました。
とはいえ、大満足のリサイタルでした!

ユジャ・ワンの最新アルバム(2018年12月現在)です。

ベルリン・リサイタル

2017年10月30日 (月)

2017年 第6回北大金葉祭〜黄金色のイチョウ並木(2017.10.29)

毎年10月下旬〜11月上旬(だいたい11月3日前後くらいまで)には、
北大のイチョウ並木を観に行きます。
今年(2017年)もやはり行きました。
北大では、イチョウ並木が黄金色に染まる時期に、
北大金葉祭」というイベントをやっています。
メインは、イチョウ並木の車両通行止めと、
それに伴うささやかなコンサートなどです。

今回は、北大南門(門の前に日本聖公会札幌キリスト教会があります。)から、
北大構内に入り、イチョウ並木を西から東へ歩いていく、というコースにしました。

実はこの写真、まだ北大構内ではありません。
北大の壁の外側です。

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ようやく北大構内へ。
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見渡す限り、どこも美しい!
頭の中には、ブラームスの「クラリネット五重奏曲」が
エンドレスで奏でられていました・・・
美しも儚げで、どこかもの寂しいのが、
秋景色にピッタリでした。

北大構内はイチョウ並木だけでなく、ほかのところも美しい紅葉があります。

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ようやくイチョウ並木に到着!
たくさんの観光客がいました。
美しい、黄金色のイチョウのトンネル・・・

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北大金葉祭の間だけ、夜間ライトアップをしています。
夜の景色も撮影しました。
夜も美しいですが、できれば青空と一緒に観た方が、もっときれいかも・・・

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2017年9月 1日 (金)

2017年8月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2017年8月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
二位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

三位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?
~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

四位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
五位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
六位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知
七位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
八位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付
九位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口
〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

十位.ラヴェル:ボレロ聴き比べ〜演奏時間長→短順に・・・

聴き比べ記事と教育関係の記事が先月も多く読まれているのには感謝です。
2017年8月中に書いた記事が、
1本だけランクインしたのも嬉しかったです。(第十位)

2017年7月は異常に暑かったですが、
8月は打って変わって、涼しい日が続きました。
9月1日は、はや秋の気配です・・・
今月もご愛読よろしくお願いします。

2017年7月 2日 (日)

2017年6月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2017年6月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
二位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

三位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?
~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

四位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
五位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
六位.公立学校で習熟度別授業の導入はプラスか、マイナスか?
~読売新聞北海道版・連載「学力危機」第1部・札幌の格差 (10)を読んで

七位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知
八位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口
〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

九位.さよなら Pioneer PD-70、こんにちは・・・
(附:盤数が多くなるCD聴き比べは、もうやめようかな・・・)

十位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付

一位、二位は先月と同じです。
聴き比べ記事と教育関係の記事が先月も多く読まれているのには感謝です。
2017年6月中に書いた記事が、
残念ながら1本もランクインしませんでした・・・

九位の記事のタイトルには、
「・・・盤数が多くなるCD聴き比べは、もうやめようかな・・・」
という言葉が入っています。(2015年11月の記事)
それにも関わらず、
性懲りもなく聴き比べ記事を書き続けている私自身に苦笑・・・(^-^;
→一度にたくさんの盤を紹介するのではなく、
何回かに分ける、という方式をとることにしました。
たとえば、録音年代順など・・・

2017年の6月は意外と涼しい(というよりは、寒い)日々が続きました。
7月はどうなのでしょうか?
先日、妻と大通公園のバラ園に行ったら、
たくさんのバラが見事に咲き乱れていました。
とても美しかったですよ。

今月もご愛読よろしくお願いします。

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2017年6月28日 (水)

ブラームス:大学祝典序曲op.80聴き比べ

ブラームスの「大学祝典序曲」op.80。
中学生、高校生の時、早朝に民放のラジオを聴いたら、
この曲の一部がオープニング曲としてかかっていました。
(正確には、第2主題とのこと。)
「大学受験ラジオ講座」という番組です。
オープニングのユーモラスな(?)メロディの後は、
当時の自分には関係のない番組内容だったので、
その後はすぐ違う番組に切り替えていました。
ラジオで耳にした当時は曲名をしりませんでしたが、
その後、ブラームスの作品をよく聴くようになってから、
この曲のタイトルを知りました。
昔は、クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの演奏(後述)が、
圧倒的な名演だと思っていました。
今回、聴き比べを思い立ったのは、
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団による、
ブラームスの交響曲全集(こちらも後述)のSACDを入手し、
手っ取り早く、パッと聴いてみた「大学祝典序曲」が、
あまりにも素晴らしかったからです。

ちなみに、我が家にいくつもある、
ブラームスの交響曲全集のカップリング曲として、
「悲劇的序曲」op.81は結構含まれていますが、
大学祝典序曲の方がないものもあります。
(有名指揮者で言えば、ザンデルリンク、カラヤン、朝比奈隆。
この3人の全集は新旧2セットずつもっていますが、
どちらにも大学祝典序曲は収録されていません。)

それでは、聴き比べです。
録音年月順に紹介します。
指揮者、オケ名、レーベル、録音年月、
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

◯クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団(WARNER)
1957年3月
SACDハイブリッド(SACD STEREO、CD)
ブラームス交響曲全集

☆4.0
10:08

ブラームス:交響曲全集(SACDハイブリッド) Original recording remastered, SACD


冒頭の厳しい響きは、中世から続く大学の門の威容を思わせます。
全体的にテンポはゆっくりめに感じます
(といっても、後述のクナッパーツブッシュ盤よりは速いテンポなのですが・・・)
まさに19世紀頃の大学生の姿が浮かんでくるようです。
最後のスケールの巨大さがとても素晴らしいです。


◯クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル(DECCA)
1957年6月
通常CD
カップリング:ハイドンの主題による変奏曲、アルト・ラプソディ、悲劇的序曲
※タワレコ限定品

☆3.5
11:30

ブラームス: 大学祝典序曲, ハイドンの主題による変奏曲, アルト・ラプソディ, 悲劇的序曲<タワーレコード限定>

昔聴いた時はもっと凄い演奏だった気がしますが、クレンペラー盤とくらべても、
おとなしい感じがしました。


◯ワルター指揮コロンビア交響楽団(SONY)
1960年1月
通常CD
ブラームス交響曲全集

☆4.5
9:57

Bruno Walter Conducts Brahms (Sony Classical Masters) Limited Edition, Import

(国内盤・1枚モノなら・・・)
ブラームス:交響曲第1番/大学祝典序曲/悲劇的序曲

温かみを感じる演奏です。
多少、金管がジャカジャカ賑やかにやっている感じがありますが、
聴いていて愉しいです。
ブラームスのモジャモジャ髭から笑みがこぼれているかのよう・・・


◯ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団(SONY)
1966年10月
SACDハイブリッド(SACD STEREO、CD)
ブラームス交響曲全集

☆4.5
10:55

ブラームス:交響曲全集(完全生産限定盤) Limited Edition, SACD

今回紹介した盤の中で最も響きがよく、均整がとれています。
すべてのパートが過不足なく響き合い、理想的な演奏といえましょう。
SACDハイブリッド盤全集はお高いですが、オススメです。
ジョージ・セルといえば、従来は完璧主義かつ冷たい、というイメージでしたが、
SACD化されたことでその芸術的価値が再評価されることになってほしいな、
と思っています。


◯オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(WARNER)
1976年(詳細不明)
SACDハイブリッド(SACD STEREO、CD)
ブラームス交響曲全集

☆4.0
10:08

ブラームス: 交響曲全集, 大学祝典序曲, 悲劇的序曲<タワーレコード限定>

冒頭はかなりセカセカ始まります。
しかし聴いているとあっという間に時が過ぎ、
愉しい一時は堂々としたフィナーレに流れこみます。

ちなみに、セル指揮のブラームス:交響曲全集と、
ヨッフム指揮の交響曲全集のSACD、同日(2017年6月21日)に販売されました。
それぞれ特徴がありますが、私としては、セル指揮の方に軍配をあげます。
理由は録音の鮮明さです。
(SONYとEMIの録音傾向の差、ともいえますが・・・)


◯バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(DG)
1982年9月
通常CD
ブラームス交響曲全集

☆3.5
10:22

Brahms: The Symphonies / Haydn Variations / Violin Concerto / Double Concerto Box set, CD, Collector's Edition, Import

全体的に腰が軽い感じを受けました。
明るいブラームスです。
クレンペラー盤を中世から続く大学だとすれば、
バーンスタイン盤は、20世紀アメリカの近代的なキャンパスというイメージです。
☆3.5としましたが、演奏として落ちる、ということではなく、好みの問題かも・・・
暑苦しくなく、聴きやすいです。

◯ジェイムズ・ジャッド指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Rpo)
1994年9月
SACDハイブリッド(SACD Multi,SACD STEREO、CD)
カップリング:交響曲第2番

☆3.5
10:22

Brahms: Symphony No. 2; Academic Festival Overture [Hybrid SACD] [Germany] SACD, Import

※タワレコかHMVで買った方が安いです(2017年6月28日現在)。

まさに「ニュートラルな」演奏。スコアそのものを味わいたいならいいのかも・・・
録音は良好です。


◯ズデニェク・マーツァル指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(EXTON)
2010年12月
SACDハイブリッド(SACD Multi,SACD STEREO、CD)
ブラームス交響曲全集

☆4.0
10:07

ブラームス:交響曲全集・大学祝典序曲・悲劇的序曲 Limited Edition

録音がとても優秀です。
響きの素晴らしいホールでゆったりと演奏に浸っているかのような気分を味わえます。
SACDサラウンドで聴くならこの盤はオススメです。
(高いですが・・・)
マーツァルといえば、マーラーの方が有名ですが、
このブラームスもなかなか魅力的です。

※カテゴリー「クラシック音楽・ブラームス」を新設しました。

2017年3月11日 (土)

【演奏会感想】第597回札幌交響楽団定期演奏会(2017年3月11日)〜エリシュカ指揮のブラームス:交響曲第1番は凄演!!!

久々に、妻とコンサートに行きました。
第597回札幌交響楽団定期演奏会(2017年3月11日)です。
指揮はラドミル・エリシュカ。
2014年12月21日に、NHKEテレ・クラシック音楽館で放送された、
「札幌交響楽団定期演奏会」でのブラームス:交響曲第2番の名演を視聴して以来、
ぜひとも実演を聴いてみたいと思っていた指揮者でした。
NHKEテレ・クラシック音楽館「札幌交響楽団定期演奏会」(2014年12月21日放送)
昨年(2016年)も2回、エリシュカ指揮による札響の定期演奏会が2回ありましたが、
どちらも、行く機会がありませんでした。
(チャイコフスキーの交響曲第4番、第5番がメインプログラム)

本日のプログラムは、
・メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
・シューベルト:交響曲第5番
・ブラームス:交響曲第1番
でした。
私としては、特に聴きたかったのが、ブラームスの交響曲第1番でした。
CDでは相当な回数・盤数を聴いていますが、
実は実演を聴くのはこれが初めてでした。
(他の2曲も実演では初めて聴くものでした。)

客席は若干空席がありましたが、9割は埋まっていたと思います。
1曲目の「フィンガルの洞窟」。
目をつぶって聴けば、ヨーロッパのどこかのオケかな、と思うぐらい、
重厚でみずみずしい演奏となっていました。
これがあの札響?
他の指揮者で何度か聴いたことのある札響の響きは、
せいぜい、日本のオケとしてはなかなかのもの、程度でしたが、
ここまで聴かせるとは思いもよらなかったです。

2曲目のシューベルト:交響曲第5番。
私にとっては、どうしても、
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア響の演奏と比較となってしまい、
少し分が悪かったかも・・・
第1楽章のテンポがかなり早めなのと、
曲自体の聴かせどころが、旋律の美しさしかないので、
時折意識が飛んでいました((^-^;)・・・
本日のプログラムで最も薄い編成でした。

(参考)

シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485聴き比べ6盤〜ワルター、ブロムシュテット、ショルティ、クレンペラー、ヴァント、ジンマン・・・

休憩を挟んで、本日のメインプログラムである、
ブラームスの交響曲第1番!
オケの人数がシューベルトの1.5倍ぐらいになります。
冒頭から、「これは凄いかも?」という響きの充実がありました。
シューベルトの曲では度々襲いかかってきた睡魔が、
全然寄り付く暇のないほどでした。

私どもは今回、オケの後ろ側(=パイプオルガン側)に座をとったので、
エリシュカの指揮がよく見えました。
明快な指揮ぶりでした。
各セクションへの指示もわかりやすかったと思います。

札響が全然違うオケになっている感じがしました。
第3楽章のテンポが若干速め、軽めであるのを除けば、
非の打ち所がない、どこをとってもすばらしかった演奏でした!
特にすばらしいのが、第2楽章。
オーボエ、フルートの美しさ、コンマスによるヴァイオリン独奏のところなどは、
思わず目がウルッときました。
そして白眉は、やはり第4楽章!
もともとこの曲で一番好きな楽章でしたが、
この実演を聴いていると、
この曲を初めてCDで聴いた時のような感動が沸き起こってきました。
(たぶん、シャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団の名盤だったと思いますが・・・)

(参考)シャルル・ミュンシュ指揮パリ管によるブラ1

インテンポで淡々と進む、現代のブラームス像とは全然違って、
往年の巨匠たちのように、テンポの変化を時折行ったり、間を大切にしたり、
ここぞ、という時には少しルバートをかけたりと、
最近なかなか聴かれないような、彫りの深い演奏となっていました。
そして、木管と弦セクションの美しさに代表される、
各パートの充実感!
曲の途中から目が潤み始めました・・・
第4楽章終盤の凄絶な音の響きは、
まるで目の前のオケがカラヤン時代のベルリン・フィルかと錯覚しかねないほどでした!
指揮者とオケが一体となって、まさに燃えがるような響きを放っていました。
札響にここまでの響きを出させる、指揮者エリシュカ恐るべしです!

エリシュカ指揮札響によるCDはいろいろ出ています。
定期演奏会を行うごとに、CD化されるというのは凄いことですね。
ブラームスの交響曲はAltusから2,3,4番のが既に発売されていますので、
恐らく、今回の第1番も、昨日(3月10日)と今日の演奏ので、
CD化されると思われます。
発売されたらぜひ購入したいところです。

(参考)
ブラームス : 交響曲 第2番 | モーツァルト : 交響曲 第38番 「プラハ」 | ウェーバー : 「魔弾の射手」 (Brahms : Symphony No.2 | Mozart : Symphony No.38 | Weber : ''Der Freischutz'' / Radomil Eliska , Sapporo Symphony Orchestra) [Live Recording] Live

ブラームス : 交響曲 第3番 | ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 (Brahms : Symphony No.3 | Dvorak : Cello Concerto / Radomil Eliska | Sapporo Symphony Orchestra) [Live Recording] Live

ブラームス : 交響曲 第4番 | ベートーヴェン : 交響曲 第4番 (Brahms : Symphony No.4 | Beethoven : Symphony No.4 / Radomil Eliska | Sapporo Symphony Orchestra) [Live Recording] Live

エリシュカ指揮の札響定期演奏会なら、
また行ってみたいなぁ・・・

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