詩篇全テキストシリーズと並行して、
新シリーズとして、詩篇23シリーズを、
みなさんに紹介したいと思います。
詩篇23への作曲は、現在までに、13曲与えられています。
既に、その最初の曲は、紹介済みです。
https://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-5f96.html
これから、その全部を、少しずつ、紹介していきます。
今回は、その第2番目の曲です。
十数年前に与えられた曲です。
私にとって、詩篇23の曲といえば、以前紹介した1番目の曲か、
この2番目の曲がすぐに頭に浮かびます。
テキストは、聖書新改訳 詩篇23全体です。
ゆったりとした、おだやかな曲です。
1~3節、4~5a節、5b~6節というかたまりで、
ちょうど、1番、2番、3番のような形になっています。
3番(5b~6節)のところは、最後を締めくくるのにふさわしく、
「いつまでも」という言葉を強調して、
「主の家に住ま」う願いを切に歌い上げています。
ところで、みなさんにとっては、どの訳の詩篇23が、
一番しっくりくるでしょうか。
私にとっては、少なくとも詩篇23に限っては、
新改訳の方がしっくりきます。
「主は私の羊飼い。
私は乏しいことがありません。」
(詩篇23:1新改訳)
下線の部分は、新共同訳よりすばらしいと思います。
新共同訳では、
「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」
(詩編23:1新共同訳)です。
新改訳のように、「羊飼い」に「私の」がつけば、
単に一般的な性質ではなく、
個人的な関係を表していますね。
「欠けることがない」よりは、
「乏しいことがない」の方が、
生活を連想させます。
みなさんは、どう思いますか?
テキスト・楽譜と、メロディは、下記からダウンロード願います。
「20100421_psalms023allno02.MID」をダウンロード
「20100421_psalms023allno02.pdf」をダウンロード
余談ですが、「私の杯は、あふれています。」
(詩篇23:5新改訳)という箇所の解釈で、
聖職者や神学者、聖書学者以外の解釈で、
私にとって、もっとも印象的だったのは、
アン・モロウ・リンドバーグの、
『海からの贈物』(新潮文庫)に書かれていた一文でした。
今、手元にその本はないので、引用できませんが・・・
高校時代の愛読書の一つでした。
女性の読者を想定した本ですが、
男女問わず、普遍的な価値があります。
海からの贈物 (新潮文庫)
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