カテゴリー「文化・芸術」の214件の記事

2020年1月 9日 (木)

NHKBS1・BS世界のドキュメンタリー「ミニチュアの魅惑」(原題"Miniature")(2020年1月8日放送)

人類の歴史はミニチュアと共にあり?

「ミニチュア」の魅力について、有史以前の話から、

現代のアート的なものまで、

いろいろな意味で驚異的なミニチュアのあれこれを紹介していました。

NHKBS1・BS世界のドキュメンタリー「ミニチュアの魅惑」(2020年1月8日放送)です。

妻が身を乗り出して食い入るように見入っていたほどでした。

とても精巧なミニチュアは、見ていて楽しいものでした。

ここで言うミニチュアとは、まさに、針の穴よりも小さなもの、顕微鏡で見えるものから、

少し小さいサイズの精巧な街並みまで、さまざまでした。

 

確かに、人間は、様々なミニチュアから、現実を学んだり、想像力を広げたりしてきました。

リカちゃん人形やガンプラ、あるいは様々なプラモデル、シルバニアファミリー・・・

ドールハウスとかは高価に取引されていますね。

 

なぜ現実を小さくしただけで、こんなに見入ってしまうものでしょうか?

とにかくぜひ視聴してみると、わかるかもしれませんね・・・

「すご~い!」を連発する約45分間でした。

妻は特に、アンティークのミニチュアと、

ハンブルクの街を再現したミニチュア(特に飛行場!)が印象に残った、と述べていました。

2019年12月16日 (月)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター ミラノ・スカラ座バレエ「眠りの森の美女」/「きよしこの夜」(2019年12月16日放映)

一言でいえば、「絢爛豪華」!

ここまで衣装がきらびやかな「眠りの森の美女」を観るのは初めてでした。

2019年12月16日(15日深夜)に、NHKBSプレミアム・プレミアムシアターで放映された、

ミラノ・スカラ座バレエを録画して妻と一緒に観ました。

2019年6月26日、29日に、ミラノ・スカラ座で収録されたものです。

 

チャイコフスキーの3大バレエのうち、一番名曲が少ない

(というよりは、冒頭のところと、

一時期NHKBSプレミアムの「プレミアムシアター」のオープニング曲として使われた、

「ワルツ」ぐらいしか、耳に残るのがないのかもしれません・・・)この作品。

音楽は壁紙みたいな感じで過ぎ行きましたが、衣装はまさに「目のごちそう」!

妻も喜んで見入っていました。

どこかの国の王子様みたいな役から、侍女とかそういう端役まで、

手抜きなしで豪華な衣装をまとっていました。

あえて言えば、それらに比べると、主役二人の衣装が質素かな、

と思えるほどでした。

オーロラ姫が眠りについてから100年後、デジレ王子が現れるところでは、

衣装の様式の変化が絶妙にあったのもステキでした。

 

このバレエの後、「ドキュメンタリー きよしこの夜」というのも、

併せて放映されました。

本日(2019年12月16日)、以前書いた記事

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ドキュメンタリー きよしこの夜 ~世界をひとつにした歌~」(原題:The first Silent Night〜the carol that united the world)(2015年12月14日放送)

がそれなりの数で読まれているので、調べてみると、

今回の放送とは別モノでした。

今回の放送は、2018年に制作されたものです。

前述の番組とは違う視点で、「きよしこの夜」の魅力を伝えようとしていましたが、

少し散漫な感じ(焦点が定まらないような・・・)がありました。

途中少し早送りして一応視聴しました。

 

今回の記事と直接は関係ないのですが、気になるニュース記事がありました。

NHK、BS1とプレミアム統合へ(2019年12月13日 産経新聞)※その他でも報道済。 

我が家のように、民放はあまり観ず、

もっぱらNHKの各チャンネルを視聴している立場からすると、

非常に困る「改革」(というよりは「改悪」)です・・・

むしろたいして視聴者がいない、コンテンツが少ない、

BS4KとかBS8Kを手放してほしいぐらいです。

総務省は余計なことをしないでほしいものです。

インターネットとの常時同時配信も、横やりを入れられて、

大幅に圧縮、とのことですが、

視聴者目線よりも、民放を守るためだけみたいな、

(官業の民業圧迫だ!の類・・・)こういう改悪に声を上げる必要があります。

スポーツ中継、ニュースと海外ドキュメンタリーのBS1、

映画や音楽、教養を深めるためのBSプレミアム。

これが一緒にされてしまったら、やはり何かが圧縮されてしまいます。

残念な限りです。

(BSプレミアムの番組を、BS4Kへある程度移行する、としたら、

2019年12月現在、我が家では、テレビを買い替えないと観ることができなくなります・・・)

2019年10月 6日 (日)

チョン・キョンファ(Kyung-Wha Chung 鄭京和)ヴァイオリン・リサイタル2019(2019年10月6日 北広島芸術文化ホール(花ホール))

チョン・キョンファ(Kyung-Wha Chung 鄭京和)さん(以下敬称略)といえば、

若き日の録音、シベリウスのヴァイオリン協奏曲などの名盤を思い出します。

 

(参考)チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

※これはSACDです。

 

 

(参考)Kyung Wha Chung: Complete Decca Recordings

 

(参考)Kyung-Wha Chung - The Complete Warner Recordings

 

 

実演を聴いてみたいとは思っていましたが、

なかなか機会がありませんでした。

 

先月(2019年9月)下旬、タワレコやチケットぴあなどで無料配付している、

ぶらあぼ」というコンサート情報誌を読みました。

(毎月読んでいます。)

その中で、北海道のコンサート情報を読んでいたら、

チョン・キョンファ リサイタル」というのが目に飛び込んできました。

場所は・・・北広島?10月6日?

どうやら、北海道では、大都市札幌をさておいて、北広島市だけで公演するとのこと。

(たまに、北広島市だけで、大物アーティストの演奏会があるのです!)

10月に入ってすぐに、ローソンチケット経由でチケットを2枚入手しました。

全席指定で、1枚5000円+諸経費でした。

 

2019年10月6日、午前中教会の礼拝に行った後、

すぐさまJR札幌駅を出発しました。

12時20分発の快速エアポートに乗りました。

結構混んでいました。

 

札幌駅から北広島駅までは、距離にすると約22km、

快速エアポートを使えば、わずか15分で到着できます。

(料金は、2019年10月現在、片道540円でした。)

実は、地下鉄南北線で、

さっぽろ→真駒内(距離は約9km、所要18分 片道290円)を行くよりも、

時間的には近いといえます。

 

さて、コンサートは14時開演だったので、

まずはお昼ごはんを食べることにしました。

北広島駅東口から出て、歩いて数分のところにある、

南インドスープカレー天竺 北広島店でスープカレーを食べました。

最後までアツアツのスープカレーは、妻にも好評でした。

 

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食事が終わっても、まだ13時少し過ぎたぐらいでした。

会場の北広島市芸術文化ホール(通称:花ホール)にとりあえず行って、

その中にあった、北広島市図書館で少し時間つぶしをしました。

 

こちらは北広島駅。

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こちらが会場の北広島芸術文化ホールです。

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13時40分頃会場に入りました。

ホールの印象は、Kitaraの小ホールに似ているなぁ、という感じでした。

1998年オープン、とのことです。

 

今回のリサイタルは、

「オール・ブラームス・プログラム」(The Complete Brahms Violin Sonatas)。

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲の演奏です。

実演で3曲全てを聴くのはこれが初めてでした。

前半に第1番、第2番。休憩20分を挟んで、

後半に第3番、という構成でした。

ピアノはケヴィン・ケナー(Kevin Kenner)。

 

第1番では、冒頭でアクシデントがありました。

ヴァイオリンの音がちょっとヘンで、

すぐさまチョン・キョンファが自ら演奏にストップをかけました。

仕切り直して、再度曲がスタート。

けれども、最初の失敗をずっと引きずるような、

あまり冴えない演奏のまま、第3楽章の最後まで行ってしまい、

残念でした。

腕が衰えてしまったのか、とさえ思ってしまいました。

 

第1番とは打って変わって、第2番は名演でした。

ヴァイオリン・ソナタ全3曲のうち、この演奏が白眉でした。

穏やかな曲想のもと、流麗なヴァイオリンの音色が実に心地よかったです。

第3楽章まで来ると、

興が乗って盛んに膝を曲げるなど体を動かしながら弾いており、

それに伴い演奏もみるみる素晴らしくなっていきました。

いわば、ラストスパートの美しさ!

 

休憩時には、コカ・コーラを注文して飲みました。

ついでに、コンサートの感想をチラシの裏に書いていました。

ホワイエで撮ったホールのステンドグラスです。

 

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第3番は、彼女にピッタリの感じだな、と予想した通りの演奏でした。

もう少し激しくてもいいのかな、とも思いましたが、

十分曲の魅力を堪能できました。

ただ、演奏そのものとしては、第2番の方が感銘深かったです。

 

アンコールは、以下の通りでした。

 

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さて、チョン・キョンファによる、

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集も出ていますが、

CDでのオススメは、2枚あります。

 

(参考)

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(全曲)※チョン・キョンファ盤

 

1つは、だいぶ前から愛聴してきた、
パールマン&アシュケナージ盤。

 

パールマン&アシュケナージ盤

 

もう1つは、「魂のヴァイオリニスト」と題された、
若林暢の演奏。
今ではこちらが私にとってのNo.1です。

 

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集※若林暢盤

 

チョン・キョンファの演奏では、前述のシベリウスのVn協奏曲の他に、
時々聴くのが、ヴィヴァルディの「四季」のアルバムです。
実に高級感あふれる名演ですよ。

 

ヴィヴァルディ:四季

2019年8月 5日 (月)

札幌文化芸術劇場hitaru・オペラ「トゥーランドット」(2019年8月4日)〜最後の最後の余計な演出で、全部台無しに・・・

人生初の生オペラ鑑賞!

(妻は実は2回目とのこと・・・)

札幌に昨年(2018年10月)出来た、

札幌文化芸術劇場hitaru。

本格的なオペラも上演できます。

今年(2019年)の1月に、

ここでオペラ「トゥーランドット」が8月上旬に上演されるのを知り、

かなり早い段階でチケットを取りました。

オペラのチケットは高いですね・・・

一番安いチケット(学生除く)で、6000円のを、

私と妻の分、2枚取りました。

 

さて、連日の猛暑の中、舞台の幕は上がりました。

エッシャーのだまし絵に出てきそうな、

不思議な階段がある建物が左右にあり、その間の空間が主な舞台でした。

"Popolo di Pekino..."(北京の民よ・・・)で始まるオペラの第一声。

どうみても、北京には見えず、なんだか『北斗の拳』の舞台である、

世紀末の荒廃した都市にも見えてきました。

 

(参考)メトロポリタン歌劇場での「トゥーランドット」DVD

→これ、オススメです!

 

役人ピン・ポン・パンも、なんだか公園のホームレスみたいな姿でした。

ついにトゥーランドット登場!

と思いきや、一瞬、トゥーランドットのお母さんかな、と思ってしまいました・・・(失礼!)

真っ白いピエロのような衣装・・・

マツコ・デラックスさんが白い服を着ているような感じでした。

 

ちなみに、演出や衣装にはケチをつけたいですが、

「声」、「オケ」だけなら、十分に満足がいきました。

特にトゥーランドット役のジェニファー・ウィルソンさん、

リュー役の砂川涼子さん、そして、合唱!

非常に満足がいく内容でした。

 

さて、第2幕も、得体のしれない構造物はそのままでした。

残念ながら、第3幕も同じでした。

第2幕に至って、これはモダン演出だったんだ・・・と気づきました。

 

色彩感に乏しい抽象的な演出にはがっかりしました。

極めつけは、第3幕・・・

リューのアリア「氷のように冷たいあなた Tu che di gel sei cinta」が終わった後、

リューが自害して、その遺体が、舞台の真ん中に置き去りにされたまま・・・

そんな中で、カラフは姫への求愛の歌を恥ずかしげも後悔もなく、

朗々と歌い上げる訳です。

これは、過去の「トゥーランドット」上演を見て、観客が思った素朴な疑問を、

映像化したものなのかもしれません。

(リューが死んだのに、よくこんなセリフを言えるもんだよ!)

また、なぜか先日観た映画「天気の子」のラストを思い出してしまいました。

北京の民がどうなろうと、自分の父や父を世話した女奴隷リューが死のうと、

自分の愛の方が優先される超身勝手なカラフの愛に・・・

(こういう意味では、愛の王子カラフも、「蝶々夫人」のピンカートンと同じ系譜なのでしょう。)

 

配付されたブックレットに、この舞台の演出家、アレックス・オリエの言葉が書かれていました。

(引用)

トゥーランドットのトラウマの糸をたどっていくと、別の結末に到達した。プッチーニが満足できたであろう結末だと思いたい。プッチーニは全ての作品において、それぞれの悲劇のヒロインの物語を論理的に書き上げている。我々は始めからこのプロダクションでその論理性を再現することを目的としてきた。これがその結果である。

(引用終)

 

完全なネタバレになりますが、あえて書きます。

オペラの最後で、トゥーランドットが、カラフの名を民に紹介します。

「その名は愛」

輝かしい音楽と、ハッピーエンドが訪れたと思った最後の最後、

カラフがトゥーランドットの手をとって舞台中央に来た途端に、

なんと、トゥーランドットは自刃して果てます・・・

なんというバッドエンド!!!!!

思わず「なんじゃこりゃー!」となりました!

何だか、「6000円返せ!」と叫びたくなりそうでした。

 

普通なら、幕が降りて、キャストに惜しげもなく拍手するところですが、

私はこの終わり方に全然納得が行きませんでした。

思いっきり冷水を浴びせられたような・・・

 

この終わり方、考えれば考えるほど、演出家の術中にハマるだけの感じがします。

ただ、もしかすると、「姫」の立場からすれば、

悲劇的に見えるけど、実はハッピーエンドだったのでは、などとも考えました。

どんなにカラフが愛を叫ぼうとも、

所詮彼は、リューの死や民衆、そして姫自身の内面など、

何とも思わないような自己中心的な化け物なのかもしれません。

(結局、作品上では、姫の容姿に惹かれただけだから・・・)

そんな存在に陵辱されるよりは、名誉の死を選んだ・・・

 

確かに、プッチーニのヒロインはみんな死んでいます。

「トゥーランドット」では、第2ヒロインのリューが死んだから、

それで満足・・・ではなく、

やはりヒロインのトゥーランドットも死ぬ必要があったのでしょうか?

(音楽的な展開からすると無理ですが、「いや、あれは作曲家の死後、

補作されたものだから、実は違うんだ・・・という言い訳もできる訳です。)

 

とにかく、演出家の横暴に頭に来た、人生初の生オペラとなってしまいました・・・

 

死んだ蠅は香料作りの香油を腐らせ、臭くする。僅かな愚行は知恵や名誉より高くつく。 

(旧約聖書 コヘレトの言葉10:1新共同訳)

 

たとえて言えば、何十万円もするワインを飲もうとしていたら、

ワイングラスの中に、一匹の蝿が入ってしまった・・・

そんな感じの終わり方でした。

 

会場から出る際に、後ろの御婦人方が、こんな会話をしていました。

「主役もCGで置き換えた方がよかったんでは?あるいは初音ミクみたいにするとか・・・」

これまた手厳しいお言葉・・・

ただし、改めて言いますが、

音楽としては最高でした!

オペラってすごい!と思わされましたよ!

2019年8月 4日 (日)

映画「天気の子」〜本当の主役は「東京」?

新海誠監督の最新作「天気の子」を、

2019年8月1日(映画の日)に、妻と一緒に観に行きました。

今回は、初めて「IMAXシアター」で観ました。

 

既にいろいろな人がそれこそ玉石混交な意見を述べられているし、

ネタバレは書きたくないので、そこには触れません。

私としては、この映画の本当の「主役」は、

帆高と陽菜ではなく、

実は「東京」(特に新宿)ではないのか、と思ってしまいました。

新宿駅近辺の様々な風景(それと「空模様」と「雨」)、これこそ、

セザンヌが飽きもせずサント=ヴィクトワール山を描いたかのように、

監督があたかも「絶世の美女」のように描きたかったものなのか・・・

天気を変える能力を使う少女(陽菜)といった設定すら、

実はそういうのこそ「背景」なのかな、とさえ思ってしまいました。

 

ただ、前々作「言の葉の庭」、前作「君の名は。」で描かれた新宿と、

今作「天気の子」で描かれた新宿は、少し様相が違いました。

「言の葉の庭」では、雨を伴っての、詩的・幻想的な新宿。

「君の名は。」では、田舎から出てきた人にとっての、

輝かしい夢の街としての新宿。

光り輝くような新宿が見事に描かれていました。

では、「天気の子」では?

特に前半、あえて見たくないアンダーグラウンドな街としての新宿が、

目の前に突きつけられます。

ついでに言えば、あまり聞きたくない音まで・・・

(水商売の求人募集の歌まで・・・)

「東京って、こわいところだ・・・」(引用間違っていたらゴメンナサイ)

というセリフが何度も出てきます。

しまいには、アンダーグラウンドの最たるものの一つである、

拳銃まで出てきます。

(その他のアンダーグラウンド的なものとしては、

ラブホテルや歌舞伎町、雑誌「ムー」など・・・)

意識的に、「君の名は。」で描かれたものとは別な新宿を提示しようとしている、

と思いました。

鉛色のトーンで描かれる雨の新宿・・・

しかし、その美しさを隠しきれるものではなく、

雨が上がって日がさすところなどは、「絶景」といえました。

 

主人公の選択が賛否両論を呼ぶものであるとか、

帆高の家出や陽菜と凪の「子ども」だけの世帯、

その他結構触法モノの設定がいろいろあり、

そこにツッコミを入れたくなる人も多いようですが、

実はあまり気にしなくてもいいのでは、とさえ思っています。

絶世の美女(?)「新宿」のミュージック・ビデオと割り切ったら、

すんなり楽しむことができると思います。

音楽の使い方は「君の名は。」同様すごく絶妙だと思いました。

 

ちなみに、最後のシーンの東京、あれは、居住不能だな、と思いました。

下水道とか電気とかのインフラが壊滅的・・・

ゴジラ襲来よりも大打撃かもしれません・・・

(あっ、これはネタバレになってしまう・・・)

 

それと、「君の名は。」の主要登場人物である、

立花瀧、宮水三葉の登場シーンはすぐにわかりましたが、

テッシー、さやちん、四葉は見分けられなかったです。

再度観る機会があればよく注視してみたいと思います。

(あと、「ふたりはプリキュア」のコスプレをした人とか、

よく見るといろいろ小ネタがありました。)

(ネタバレ注意)新海誠「天気の子」の「とあるキャラクター」について。

 

妻は帆高の選択や、

触法モノシーンが多いところにあまり賛同できなかったようですが、

私は感動しました。

やはり、「愛こそすべて」なのです!

(少なくとも、私にとっては・・・)

小学生などの「お子様連れ」にはオススメできませんが、

恋がわかる年代ならばオススメできます。

(「君の名は。」と比べてどちらが好きか、と言われれば、

「君の名は。」の方が好きですが、

「天気の子」も傑作だと思います。)

謎が謎のまま未解決で終わってしまうところが多々ありますが、

だからこそ、何度も観る価値があるのかもしれませんね。

 

余談ですが、最後の救出劇のあたり(これ以上書くとネタバレ・・・)は、

なんとなく「交響詩篇エウレカセブン」とか、

「天空の城ラピュタ」へのオマージュがあるのでは、などと思ってしまったのは、

考えすぎでしょうか?

 

できれば小説版も読んでみたいと思いました。

 

小説版『天気の子』

映画サウンドトラック

公式ビジュアルガイド

 

【Amazon.co.jp 限定】【プライムデー記念発売】『新海誠監督作品 天気の子 公式ビジュアルガイド』+高精細複製画1枚(A4/額装あり) 付限定版 大型本 – 2019/10/31

 

(参考記事)

『天気の子』の深すぎる「10」の盲点

『天気の子』新海誠監督 単独インタビュー

 

2019年7月22日 (月)

PMFプレミアム・コンサート マーラー:交響曲第8番(2019年7月21日 札幌コンサートホールKitara)

マーラーの交響曲の中で、最も実演で聴いてみたいもの、といえば、

迷わず、「交響曲第8番」と答えます。

その「交響曲第8番」、通称「千人の交響曲」の実演が札幌で聴ける!

たまたま新聞広告か何かで見かけたのですが、

迷わずチケットをとりました。

2019年7月20日、21日に、札幌コンサートホールKitaraで、

PMFプレミアムコンサート(30周年記念)として、

マーラーの交響曲第8番が演奏されました。

私と妻は、2日目の7月21日の回に行きました。

席はC席、3Fの左側の一番上の方でした。

 

お昼を食べてから、ゆったりと中島公園を散策して、

会場に向かいました。

アジサイがきれいだったです。

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実は北海道新聞の7月21日朝刊で、昨日のコンサートの様子が記事になっていました。

30回記念演奏会 総勢600人が出演 PMF 07/20 23:07

記事の写真を見て、期待はなおさら高まりました。

 

両日ともチケットは完売とのことでした。

 

開始前から、舞台は楽器で溢れかえり、

合唱団は、オケ後ろの一般的にはP席のところだけで収まりきらず、

オケの真上の両サイドにまで広がっていました。

私と妻は札幌の「999人の第9」というコンサートに出演したことがありますが、

その時の合唱団員数(実際は999人ではなく、300人程度でしたが・・・)よりも、

今回のマーラーの交響曲第8番の方が多かったです。

 

パイプオルガンの荘厳な響きに続いての、

"Veni,Creator Spiritus,"

これだけでもう感動モノでした。

ただ、実際に聴いてみると、意外にも、CDやSACD、あるいはテレビ放映された、

マーラーの交響曲第8番の録音、録画は、

それなりに音場を捉えていたのだな、とわかりました。

 

少し残念ながら、圧倒的な音量にも関わらず、

第1部では、途中眠たくなってしまいました。

第1部終わってすぐに「ブラボー」(と何かよくわからないセリフ)が、

私どものすぐ近くの席から発せられ、しかもパラパラと拍手が起きたのは残念でした。

(「休憩なし」と書いてあるし、アナウンスもされているのに!)

休む間もなく、すぐさま第2部へ。

実は私にとって、第2部は退屈な印象しかありませんでした。

(もちろん、終結部は除きます。)

しかし、せっかくそれなりに高い金を出して聴きにきたのだから、

頑張って聴いてみようと思いました。

 

やはり退屈、というのは覆すことはできませんでしたが、

第2部の構造がようやく理解できました。

第1部のモティーフが第2部の随所で使われているのに気づきました。

最後まで歌詞対訳から目を離さず聴き通したのは、

おそらく今回が初めてです。

(大抵は、どこを歌っているかわからなくなるうちに、

眠たくなり、気づいたら終結部手前・・・という感じでした。)

 

終結部の前の「栄光の聖母」の歌声は、

最初、どこから聴こえるのだろうと少し戸惑いましたが、

3階席の近くから出てきているのがわかりました。

特別感がありました。

ソリストの中では、やはりアルトの藤村実穂子さんの声が圧倒的でした。

この美声を聴けたのも思わぬ収穫といえました。

かねてから実演を聴きたいと思っていた方です。

 

さて、終結部。

険しい山を超えて、山頂から下界を遥か見下ろす、

あるいは山頂で初日の出を迎えるかのような、

達成感と素晴らしい感動が襲い、

ボロボロ泣いて胸が震えてしまいました・・・

ただでさえ、同じマーラーの「復活」の終結部、

あるいは「大地の歌」の"Ewig...ewig..."(永遠に、永遠に・・・)

のところに並ぶ圧倒的な感動の部分!

それが、さらに実演で聴けるのですから!

”Das Ewig-weibliche

Zieht uns hinan."

(永遠に女性的なるもの、われらを引きてそこに昇り行く。)

忘れられない感動が、今も頭の中でこだましています・・・

コンサートで涙を流すまで感動した、というのは、もう何年ぶりでしょうか。

何だか大げさですが、「生きててよかった!」と心の中で思ってしまいました。

 

マーラーの交響曲第8番の第2部、どこかのアニメクリエーターが映像化してくれればいいのにな、

と考えています。

天国エレベーターに登りながら次々に見える風景・・・

 

(参考記事)

マーラー 交響曲第8番 変ホ長調 「一千人の交響曲」 

---異様な音響空間のもたらす圧倒的な体験---

 

 

コンサートが終わってから、妻と本日の演奏について語り合い、

また、ゲーテの『ファウスト』についても語ることができるなど、

幸せな時間を過ごすことができました。

神様に感謝!

 

(参考)

通常CDなら、この2盤で十分でしょう。

 

ブーレーズ盤

 

 

ショルティ盤

 

2019年7月20日 (土)

2019年7月に行ったところ〜真駒内花火大会、東山魁夷展、八紘学園の花、リニューアルされた白い恋人パーク、大通公園のバラ園・・・

2019年7月も既に下旬となりましたが、

1日から20日までに、妻と一緒にいろいろ行きました。

 

7月6日には、札幌市南区真駒内公園での、

真駒内花火大会に行きました。

会場入口付近の立ち見でした。

火の粉が降り掛かってくるような場所でした。

大迫力で良かったです!

 

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7月7日と14日はカラオケ店でそれぞれ計3時間熱唱(?)しました。

7月13日には、道立近代美術館での、

東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」に行きました。

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東山魁夷の作品は、日本画家として最も好きです。

水墨画的な作品も、独特な緑の表現も、どちらも素晴らしかったです。

7月28日までです。

 

7月14日午後には、札幌市豊平区の八紘学園の花菖蒲園に行きました。

例年、入場料が必要なのですが、今年は無料で拝見できました。

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7月の3連休で富良野へ行くことも検討していましたが、

天候や予算、体調その他を考慮して、

今年の7月には行かないことにしました。

ただ、ラベンダーをここで観ることができたのはよかったです。

農産物直売所のソフトクリームも絶品でした!

 

7月20日には、白い恋人パークと大通公園のバラ園に行きました。

7月12日にリニューアルされました。

(今回、有料ゾーンは行きませんでしたが・・・)

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バラ園からの帰り道として、大通公園のビアガーデンをずっと通り抜けていきました。

札幌は夏真っ盛りです!

2018年12月 5日 (水)

ユジャ・ワン(Yuja Wang) ピアノ・リサイタル(2018年12月4日 札幌文化芸術劇場 hitaru)

2018年10月に開館した、
札幌文化芸術劇場。
(愛称:hitaru→
「札幌市民が思う存分芸術に『ヒタル』場」や、「hito(人)がaru(ある)=人が集まる」
という意味があるそうです。)
※(参考)■札幌市/札幌文化芸術劇場の愛称決定/hitaruに、18年10月開業へ
こけら落としの演目「アイーダ」や、バレエ「白鳥の湖」は、
チケットが手に入らず観ることができなかったので、
この公演で、初「hitaru」となりました。
2018年12月4日の、
ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル」です。
ちなみに、この「hitaru」のスタインウェイを選定したのが、
ユジャ・ワン、とのことです。

コンサートの評の前に、hitaruの印象を述べておきます。
私ども夫婦が今回とった席は、舞台左側で、
ピアニストの手がよく見える側でした。
札幌コンサートホールKitaraのイメージで考えて、席をとったのですが、
実際に席に座ってみると、結構怖い感じがありました。
転落防止用の柵が不十分の高さのまま、
20〜30mもの高さの位置にありました。
高所恐怖症の人にはオススメできません。
真下の席の人がかなり小さく見えました。
あと、席が高すぎて座りにくい、と妻が言っていました。

一方、さっぽろテレビ塔や大通公園の一部が見えるなど、
景観としてはなかなかだと思いました。

会場への苦言はさておき・・・
ここから、コンサートの評に移ります。

普通のコンサートですと、コンサート・プログラムがきちんと決まっているのですが、
渡されたパンフレットには、
「演奏者の強い希望を尊重し、本日演奏される曲目は公演当日の発表とさせていただきます。曲目は休憩時および終演後、4階と6階のホワイエに提出いたしますほか、札幌市民交流プラザのホームページにも掲載いたします。」と書かれており、
唯一、ショパンのピアノ・ソナタ第3番だけが確実に演奏される、
ということだけが、観客に知らされている形でした。

この写真は、終演後に私が撮った演目一覧です。
20181204_yuja_wang_1

文字で書くと、以下の通りです。
札幌市民劇場HPより転載)

ユジャ・ワン ピアノリサイタル 演奏プログラムをお知らせします
2018年12月5日(水)

札幌文化芸術劇場 hitaru

昨日12月4日(火)、札幌文化芸術劇場 hitaru で開催したユジャ・ワン ピアノリサイタルの演奏プログラムをお知らせします。
ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。

演奏プログラム

ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14
ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23より 第5番 ト短調
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」作品39より第5番 変ホ短調
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
シューベルト(リスト編曲):糸を紡ぐグレートヒェンS.558-8
グルック:歌「オルフェオとエウリディーチェ」より精霊の踊り(メロディー)
ビゼー(ホロヴィッツ編曲):カルメンの主題による前奏曲(第2幕 ジプシーの歌)
〈休憩〉
カプースチン:8つの演奏会用練習曲 作品40より 第3番トッカティーナ
リゲティ:ピアノのための練習曲集 第2巻より 第10番 魔法使いの弟子
ブラームス:6つの小品 作品118より 第2番 間奏曲
メンデルスゾーン:無言歌集 作品67-2 「失われた幻影」
ブラームス:3つの間奏曲 作品117より 第3曲
ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2
ブラームス/シフラ編曲:ハンガリー舞曲集 第5番
プロコフィエフ:トッカータ 作品11
アルトゥロ・マルケス:ダンソン 第2番
モーツァルト/ヴォロドス、サイ、ユジャ・ワン編曲:トルコ行進曲

〈アンコール〉
プロフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83より 第3楽章
ヴィンセント・ユーマンス:二人でお茶を
チャイコフスキー/ワイルド編曲:白鳥の湖 作品20より 4羽の白鳥の踊り

(転載終)

見てのとおり、プログラム自体、
かなり何の脈絡もありません。
強いていえば、ヴィルトゥオーゾの魅力を最大限に引き出すもの、
といいましょうか・・・

前半のメインは、もちろんショパンのピアノ・ソナタ第3番ですが、
あまり面白い演奏だったとはいえませんでした。
しかし・・・
真のメイン・ディッシュは、
前半一番最後の曲である、
ビゼー(ホロヴィッツ編曲):カルメンの主題による前奏曲(第2幕 ジプシーの歌)

でした!!!
まさに、ホロヴィッツの再来?
これこそ、彼女の面目躍如でした!
高音のきらめきが、
ホールの中をまさに彗星のごとく飛び交うような感じでした。
あるいは、フィギュアスケーターが見事にトリプルアクセルを決めるような?・・・
そう、彼女のピアノの魅力は、叙情性とかではなく、
ひたすら、きらめくテクニックなのです!
それは、あえていえば、中国の「雑技」に近いのかもしれません。
芸術性云々よりも、ここまでテクニックで人を楽しませることができれば、
特別な才能というほかありません。

前半は、まぁまぁ許容範囲のドレス姿でしたが、
後半の登場は、「ぶっとび〜〜」という感じでした。
キャバ嬢もビックリのケバケバしいセクシー衣装でした。
下の階にいる男性はついつい太腿に目がいってしまうのでは・・・な〜んて・・・

ピアノの譜面台には、電子楽譜(だと思われました)が置かれていました。
ユジャ・ワン自身が英語で曲目のスピーチをしながらの、
リサイタル進行でした。

カプースチンとリゲティのエチュードは、初めて聴きましたが、
とにかくすごいテクニック炸裂!!
現代モノとかの偏見なく聴けば、
テクニックの凄さに唖然とするしかありませんでした。

ブラームスの間奏曲集からの曲は、箸休め的な感じでしたが、
まぁまぁの佳演だったと思います。
テクニックだけでなく、私には叙情性もあるのだよ、
というアピールなのでしょう。
でも、ショパンのワルツの後の、
怒涛の4曲は、間奏曲集の感傷を一気に吹き払い、
もはやサーカスを見ているかのような興奮に包まれました!
本当に、聴きにきてよかったな、と思わされました。

アンコールの1曲目は、
プロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番の第3楽章!
(ポリーニが弾いていた曲ですね。)

(参考)
ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》からの三章、他

難曲をアンコールにもってくるあたりがすごい!
しかも、さらっと弾いてしまう・・・
アンコールの拍手はやまず、結局上記を含めて3曲も弾いてくれました。
19時に始まった公演は、21:20頃に終演しました。

ホールの響きはなかなか素晴らしいとは思いましたが、
こういうリサイタルはやはり、Kitara大ホールの方がいいと思いました。
とはいえ、大満足のリサイタルでした!

ユジャ・ワンの最新アルバム(2018年12月現在)です。

ベルリン・リサイタル

2018年4月28日 (土)

【演奏会感想】第608回札幌交響楽団定期演奏会〜マティアス・バーメルト首席指揮者就任記念(2018年4月27日)〜アルプス交響曲は、見て愉しい!

第608回札幌交響楽団定期演奏会〜マティアス・バーメルト首席指揮者就任記念

札幌交響楽団の新しい首席指揮者に就任した、
マティアス・バーメルトの、就任記念コンサートでした。

R・シュトラウスの「アルプス交響曲」の実演を聴ける、というので、
期待していましたが、いろいろあって、4月まで結局チケットを買っていませんでした。

ところで私は、
道新ぶんぶんクラブ」(北海道新聞が行っている、会員サービス事業)の会員なので、
数週間前に、このコンサートの券を優待料金で購入できる、
という抽選に応募しました。
「これで当選しなかったら、縁がなかったのだろう」と思っていました。
しかし、見事当選させていただきました。
(神様に感謝!)
券種、座席は指定できないものの、
当日1枚1000円で2枚まで購入できるとあって、
妻と一緒にコンサートに行きました。

席種は全然期待していなかったのですが(一番最低のP席でも十分だと思っていました。)、
券をよく見ると、「S席」と書いてありました。
Kitara2階のRBブロックでした。
後で座席料金を調べてみると、
S席の料金は5500円でした。
かなりお得でした!

さて、曲目は
モーツァルトの交響曲第29番と、
R・シュトラウスの「アルプス交響曲」だけ。

モーツァルトの交響曲第29番は、無難な(手堅い?)演奏でした。
ただ、あまり印象に残るものではなく、
私は途中で少し寝ていたようです・・・

プログラム後半は、メインの「アルプス交響曲」!
Kitara大ホールのステージが楽器と演奏家で埋め尽くされました。
「アルプス交響曲」ならではの大規模な編成と、
特殊楽器、特にサンダーマシーンと、ウインドマシーン!
ハープも2台あるし、パイプオルガンも使用されます。
始まる前からワクワクしました。

バーメルトの指揮、札響の演奏は、どちらかというと、
荒削りな印象で(金管群がもうちょっと精度が欲しいかも・・・)、
ヨーロッパ・アルプスの氷河が残る3000m級の山々というよりは、
北海道の2000m級の夏山という感じでした。

それでも、今までCDやSACDの「音」だけで聴いていたものが、
目の前で大掛かりなオーケストラ演奏されるのですから、
聴くよりも見ていて愉しかったです。
パイプオルガンはサン=サーンスの交響曲第3番のような、
派手な活躍はせず、地味な低音を担当するのですが、
やはりKitara自慢のパイプオルガンで聴くと、格別でした!
実演を見て「なるほど!」と思った最初が、
「登り道」のところで、途中から金管奏者の一部が、
そそくさと舞台裏に引き下がるところでした。
舞台裏からファンファーレが聴こえてくる効果のためでした。
とても効果的な響きになっていました。

カウベルやその他の打楽器も効果的に響いていました。
やはり見せ場は、「雷雨と嵐、下山」のところです。
ウインドマシーンの実演と、
巨大なサンダーマシーン!
しかしサンダーマシーンは、たった1回しか出番がありません・・・
打楽器奏者の一人がサンダーマシーンのところに近づき、
鳴らす準備が出来ていたので、
妻とアイコンタクトで、「出るぞ、出るぞ」と楽しみにしていました。
聴いて愉しい、見て愉しい曲なんだな〜とつくづく思いました。

「アルプス交響曲」のCD・SACDは何枚も所有していますが、
今のところまだ聴き比べをしていないので、
どれが決定版だ、とまでオススメはできないです。
今のところ、通常CDでは、
カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏を、
SACDでは、ティーレマン指揮VPO盤(シングルレイヤー)と、
ダニエル・ハーディング指揮サイトウ・キネン・オーケストラ盤(シングルレイヤー)を
オススメしておきます。
(そのうちきちんと聴き比べ記事を書いてみたいと思っていますが・・・)

カラヤン盤

ティーレマン盤(SACDシングルレイヤー)

ハーディング盤(※私が持っているのは、SACDシングルレイヤー盤ですが、
現在入手が難しいようなので、SHM-CD盤を紹介しておきます。)

なお、2018年4月27日の演奏は、
2018年5月27日(日)のNHK-FMで、放送される、とのことです。
(札響HPより)
4月27日開催のマティアス・バーメルト指揮、第608回定期演奏会(R.シュトラウス/アルプス交響曲ほか)の模様が、NHK-FMで放送されます。ぜひお楽しみください。

2018年4月 1日 (日)

「死んだままのキリスト」か、「復活のキリスト」か?〜2018年復活祭の日に・・・

このイエスを神は、お定めになった計画により、あらかじめご存じのうえで、あなたがたに引き渡されたのですが、あなたがたは律法を知らない者たちの手を借りて、十字架につけて殺してしまったのです。 しかし、神はこのイエスを死の苦しみから解放して、復活させられました。イエスが死に支配されたままでおられるなどということは、ありえなかったからです。
(新約聖書 使徒言行録2:23〜24新共同訳)

「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。 あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。 人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。」
(新約聖書 ルカによる福音書24:5〜7新共同訳)

マティアス・グリューネヴァルト「イーゼンハイム祭壇画 磔刑図」

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同「キリストの復活」
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※ちなみに、マティアス・グリューネヴァルトの「イーゼンハイム祭壇画」、
フランスのアルザス地方の都市、コルマールに、
実物を観に行ったことがあります。
(Musee d'Unterlinden)
もう20年以上も前ですが・・・
ヒンデミットの交響曲「画家マティス」の題材になっていますね。

カラヤン指揮ベルリン・フィルによる、
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」(SACD)

※我が家にありますが、ほぼ聴く機会がないですね・・・


毎朝読んでいる本の一つが、
ジョン・ストット 日毎の聖書』(いのちのことば社)です。


ちょうど今年の復活祭(2018年4月1日)前日に読んだところは、
こういう見出しでした。
死んだままのキリスト?

この記事から、引用します。

(引用)
 イエスの埋葬は福音の一部である。埋葬は、イエスの死が間違いのない事実であることと、復活のからだがどのようなものであるかを確認させるからである。したがって私たちは、こうしたことがどれほど事実であるかをしっかり受け止めなければならない。同時に、私たちが礼拝しているキリストは、死んで葬られたお方ではなく、復活して今も生きておられる方であることも強調しておかなければならない。けれども、キリスト教信仰を告白する人でも、生きているイエスではなく、死んだイエスを信じているような人々も時にいる。
 その一例として、ジョン・マッカイ博士が有名な著書『スペイン風の異なったキリスト』に記している論文に触れておこう。
(中略)その著書の中で、マッカイは十六世紀初頭にラテン・アメリカの先住民を力ずくで征服し、その地を植民地化したスペイン人に関する恐るべき物語をあらためて紹介している。スペインのカトリック教会が新大陸の人々に伝えたイエスの肖像画は、悲劇の人としての姿だったのである。マッカイによれば、ある特徴的な絵では「キリストは永遠に死んでいる。・・・・・このキリストは・・・・・二度と蘇らない」。
 実に驚くべきことだが、ジョン・マッカイがペルーにいたときからおおよそ五十年あまり経って、故ヘンリー・ナウエンがその地を訪れると、長老派の宣教師もカトリックの司祭も同じようなことをしていた。ナウエンは日記の中でペルーのカトリック教会について、こう記している。

 どこでも復活のしるしを見ることはなかった。キリストが罪と死に打ち勝って墓から勝利をもってよみがえられたとの事実は、誰からも聞かされなかった。聖金曜日(受難日)がすべてであって、イースターはどこにもなかった。
 ・・・・・キリストの苦痛に満ちた肉体だけをひたすら強調することにより、私の印象では、本来よい知らせであるはずの福音は・・・・・人々をおびえさせるだけの病的な物語に歪められてしまい、彼らを自由にするものとはなっていなかった。

 ジョン・マッカイもヘンリー・ナウエンもどちらも正鵠を射ている。十字架で死なれたキリストが復活なさったということこそ、よい知らせなのだ。ハレルヤ!
(『ジョン・ストット 日毎の聖書』P.404〜406から引用終)

キリストの十字架ばかり強調し、
復活を述べ伝えないキリスト教は無力です。
十字架で死んだままのキリストではなく(よくカトリック教会の聖堂で見かけますね・・・)、
復活されたキリストこそ、私たちの信じるお方です。
(ハリストス正教会では、毎回「ハリストス(キリスト)復活!」と高らかに宣言しますね・・・)
死を打ち破って勝利されたキリストこそ、ほめたたえられる方!
ハレルヤ!
今年も教会で主イエスのご復活をお祝いできたことを、
主に感謝します。

今おられ、かつておられ、やがて来られる方から、また、玉座の前におられる七つの霊から、更に、証人、誠実な方、死者の中から最初に復活した方、地上の王たちの支配者、イエス・キリストから恵みと平和があなたがたにあるように。わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、 わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。
(新約聖書 ヨハネの黙示録1:4〜6新共同訳)

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