NHKBSプレミアム・全美少女戦士セーラームーンアニメ大投票(2020年12月5日放送)~今まで観た全〇〇大投票の中で最高!
あらかじめ言っておきますと、
私は一応、リアルタイムで何度か、
90年代のセーラームーンを観たことがありますし、
近年放送された、「Crystal」のダーク・キングダム編も一応観ました。
しかし、ファンまではならなかったです。
90年代の方は、姪が土曜日の夜に来ることが多かったので、
一緒になんとなく観ていただけでした。
Crystalの方は、絵が美麗なのでひかれましたが、
夢中になるほどではありませんでした。
そういう訳で、少なくとも、この「全美少女戦士セーラームーンアニメ大投票」は、
それほど期待するようなものがない訳ですが、
なんとなく見始めてみると、すごく面白かったです!
今まで放送されたシリーズの中でも、白眉ではなかったでしょうか。
今まで、全〇〇大投票では、
ファイナルファンタジー回を除いて、何らかの形で、
リアルタイム視聴していました。
(完璧に観たのが、ガンダム、マクロス、プリキュア。他は途中から。)
今までのと、今回のが違うのは、ゲストの数を絞ったのと、
本当に、出演者と番組スタッフ、そして視聴者の愛が詰まっていたからでしょう。
司会の西川貴教さんと杉浦アナはともかく、
ゲストの中川翔子さんとヒャダインさん(+藤津さん)、
セーラームーン役の三石琴乃さん、ちびうさ役の福圓美里さん、
タキシード仮面の野島健児さん、そして「乙女のポリシー」の石田燿子さん、と
あまりリアルタイム出演ゲストを増やさないところと、
出演した人たち、特に中川翔子さんの熱いトーク、溢れるセーラームーン愛に圧倒されました。
変なお笑い芸人とか出さず、ゲストが感激している様子、
深い話だけでもっていったのが、吉と出た形です。
私のように、セーラームーンをあまり知らなくても、
「これってスゴいアニメなんだ!」と思わせてくれたところも見事でした。
最後の歌が、1位の「ムーンライト伝説」ではなく、
石田燿子さんの生歌での「乙女のポリシー」だったのも素晴らしかったです!
きちんと聴いたのがこれが初めてでしたが、
とてもステキな歌詞とメロディだと思いました。
聴いていて感動しちゃいました・・・
そして、番組の最後の最後でサプライズ!
三石琴乃さんの生アフレコ・・・
本当に、ファンの心をよくわかっている番組構成だったな、と思わされました。
ガンダムやマクロス、プリキュア、エヴァの回と、どう違うのか、
昨晩、少し考えてしまい、眠るのが遅くなったほどです・・・
ガンダムシリーズは、「ガンダム」というロボット名こそ共通ですが、
宇宙世紀以外にもパラレルワールド的にいろいろな世界観があり、
あと、世代的にも結構分かれる作品群といえます。
マクロス、プリキュアも同様。
エヴァはもともと登場人物が少ないし、
ミュージカル的展開にはなりえないので、投票の選択肢が狭いです。
対してセーラームーンは、旧シリーズで5作、新シリーズもある中、
ある程度の登場人物がいるけどもメインキャラは共通で、歌もたくさんある。
その本質は、タカラヅカ的だと思います。
だからこそ、過去最高の女性の投票率が圧倒的に高い、という結果になりました。
男性人気が圧倒的だった、セーラーマーキュリーが、
10位、というのと、
1位が主役のセーラームーンではなく、セーラーウラヌスというのも、
結構ビックリでした。これもまさにタカラヅカ的!
日本の女の子向けアニメにおいて、エポックメイキングな作品である、
セーラームーン。
私も少し興味が出てきました。
それにしても、男の子向け、女の子向けという性差ではなく、
好きなものを好きと言えるようになったのは、よい時代の流れですね・・・
最近のコメント