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2022年1月14日 (金)

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲7盤

シベリウスのヴァイオリン協奏曲。

とても大好きな曲の一つです。

20世紀のヴァイオリン協奏曲としては、一番好きかもしれません。

(グラズノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフの2曲、ショスタコーヴィチの1番など、

ロシア系も素晴らしいですが・・・)

今回記事を書いてみようと思ったのは、

シベリウスの交響曲第7番の聴き比べ記事を書くために、

いろいろ聴いていて、

カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏を、

第7番からずっと流して聴いていると、

普段まず聴かない、クリスチャン・フェラス(Vn)の演奏での、

シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いたことによります。

実は、今まで注目していなかったけど、素晴らしい名盤なのでは?

それで聴き比べの旅が始まりました。

(結局、シベリウスの交響曲第7番の記事より先になってしまいました・・・)

 

低⇒高の順で書きます。

〇ジェニファー・パイク(Vn)、

サー・アンドリュー・デイヴィス指揮ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(CHANDOS)

2013年6月録音

SACDハイブリッド(5.0マルチチャンネル)

第1楽章 15:46

第2楽章 08:16

第3楽章 07:44

☆3.0

特に印象に残らなかったです。

カップリング曲の「フィンランディア」他が素晴らしいです。

 

〇ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、

ワルター・ヘンドル指揮シカゴ交響楽団(RCA)

1959年1月録音

SACDハイブリッド(3chマルチチャンネル)

第1楽章 13:37

第2楽章 06:18

第3楽章 06:48

☆3.5

冒頭の、ブルックナー開始のような、森のささやきのように幽かに聴こえるところ。

ハイフェッツ盤では、露骨なまでにはっきりと聴こえます

(というより、聴かせています)。

シベリウスよりは、ハイフェッツを聴く盤と割り切った方がいいでしょう。

そういう意味では、圧倒的な盤です。

SACDハイブリッド盤は廃盤のようですので、通常CDを紹介しておきます。

所有盤のジャケット。

 

〇岩谷祐之(Vn)、

藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団(ALM RECORDS)

2020年7月録音

通常CD

第1楽章 17:12

第2楽章 08:51

第3楽章 07:55

☆3.5

シベリウス交響曲全集のオマケ、という感じで、

あまり期待していなかったのですが、

意外と健闘していました。

オケが繊細です。

〇諏訪内晶子(Vn)、

サカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団(DECCA)

2002年6月録音

SACDシングルレイヤー

第1楽章 15:29

第2楽章 09:05

第3楽章 07:00

☆4.0

かつてなら、☆4.5つけていたと思いますが、

現在の心境では、☆4.0でした・・・

第1楽章は意外にも平凡かもしれません。

冒頭のさざ波は今の私には聞こえませんでした・・・

第2楽章以降が本領発揮!

純粋に音を奏でているだけにも関わらず、

何でこんなに感動するのでしょう!?

※SACDは入手困難のようですので、通常CDを紹介します。

 

〇チョン・キョンファ(Vn)、

プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(DECCA)

1970年6月録音

Blu-ray Audio

第1楽章 15:25

第2楽章 08:08

第3楽章 07:16

☆4.0

ヴァイオリンの没頭感では随一かもしれません。

北欧の柔和な風景が見えてくるような名演です。

こちらも、以前は冒頭のさざ波が聞こえていたのですが、

今回は聞こえてこなかったです(私の耳の問題かもしれませんが・・・)

 

〇クリスチャン・フェラス(Vn)、

カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)

1964年10月録音

SACDシングルレイヤー

第1楽章 16:12

第2楽章 09:00

第3楽章 08:05

☆4.5

まさにダークホース・・・

全然期待していなかったのですが、

この曲の美しさを新たに確認することができました。

オケが雄弁ですが、ソロも存在感がありながらも、

人間界を超えた大自然だけが鳴り響いているような、

演奏者を忘れ、曲の美しさだけが溢れてきます・・・

冒頭のさざ波が、実に理想的に、幽かに聴こえてきます。

なお、Blu-ray Audio付の交響曲全集を持っているのですが、

なぜか、こちらで聴くとSACDよりは感動・感銘が落ちる感じがしました・・・

(どうして?)

(参考)

 

 

〇ペッカ・クーシスト(Vn)、

レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキ・フィルハーモニア管弦楽団(ONDINE)

1996年1月録音

通常CD

第1楽章 18:27

第2楽章 09:12

第3楽章 07:45

☆4.5

カラヤン盤以上に、北欧の大自然とダイナミックさを感じます。

絶景美景が広がっていくのみ・・・

なお、シベリウスのヴァイオリン協奏曲については、

過去に4回記事を書いたことがあります。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47〜ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)のDG録音他

(※もう手元にヒラリー・ハーン盤ありません・・・

この時は、諏訪内盤がイチオシでした。)

NHKEテレ・クラシック音楽館<ハンヌ・リントゥ指揮 フィンランド放送交響楽団演奏会>(2015年11月29日放送)〜諏訪内晶子ソロによる、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲の驚異的な美しさ!

SACDとBlu-ray Audio、どちらが優れているか?〜音響、価格、将来性・・・

(中盤に、チョン・キョンファ盤への言及があります。)

BS日テレ・読響シンフォニックライブ〜オスモ・ヴァンスカ指揮、エリナ・ヴァハラ独奏によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲(2016年2月27日放送)

 

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