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2022年1月15日 (土)

シベリウス:交響曲第7番聴き比べ(2022年版)

シベリウスの交響曲第7番。

単一楽章でありながら、凝縮した4楽章の感じがする作品です。

単純な、「♪ドーレーミーファーソーラーシ・・・」という音階が、

実に深刻な響きになるのはゾクゾクします。

フィナーレを聴くと、実は黙示録的な、

「新しい天と新しい地」(ヨハネ黙示録21:1)を描いているのでは、

なんてさえ思ってしまいます。

これ以上の凝縮された世界を、もうシベリウスは音符にできなかったのでは?

そんなことさえ考えてしまうほどです。

 

さて、以前既にシベリウスの交響曲第7番について、聴き比べ記事を書いていますが、

なぜ今回改めて書いてみようかと思ったか。

それは、日本人指揮者による、シベリウスの交響曲全集を2盤新たに入手したからです。

 

で、現在、所有しているシベリウスの交響曲第7番の演奏は、全11盤。

うち、9盤が全集モノです。

今回は、特にオススメの4盤を紹介した後、

参考までに、所有している盤と、

録音時間等のデータのみ記載しておきます。

 

残念ながら、先ほど述べた日本人指揮者の盤(2盤)は、

特にオススメには入れませんでしたが、

一応、概要だけ言えば、どちらも「日本画」の世界のようだ、ということです。

日本画の繊細な響き・・・

そんな感じでした。

 

オススメ盤の傾向を分析すると、2つの極があると思いました。

バーンスタイン、バルビローリ盤(情熱的)← →ベルグルンド、カラヤン盤(客観美)

ちなみに、一番最初に、このシベリウス第7番を聴いたのは、バーンスタイン&VPO盤でした。

 

〇バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(C major)

1990年2月録音

Blu-ray(DTS-HD MA5.1/PCM STEREO)

25:03

☆4.0

実は、今の私なら、バーンスタイン盤にはあまり高い評価を与えないだろうな、

と思って聴き始めたのですが、見事に期待を裏切り、

暑苦しい演奏であっても、十分今でも感動するのだと思い知らされました。

なお、私が最初に聴いたのは、通常CDですので、そちらも紹介します。

通常CD

 

〇バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(WARNER※タワレコ限定)

1966年7月録音

SACDハイブリッド盤

21:53

☆4.0

実に雄弁かつ温かい演奏です。

ベルグルンド盤のような極北の世界というよりは、

都会的な風景が見えてきそうな感じでした。

今回は、録音の立派さに特に感動しました。

シベリウス: 交響曲全集(1-7番)、管弦楽曲集<タワーレコード限定>

通常盤はAmazon等で入手できます。

 

〇カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)

1967年9月録音

SACDシングルレイヤー

23:34

☆4.5

バーンスタイン盤、バルビローリ盤と対極の、

極北の、無人の響きが魅力です。

暗夜にオーロラが広がるかのような・・・

 

〇パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団(WARNER※タワレコ限定)

1972年5月録音

SACDハイブリッド盤

21:53

☆4.5

カラヤン盤をさらに北欧的に蒸留したかのような演奏です。

なお、一般的には、ヘルシンキ・フィル盤(WARNER)の方が名盤とされますが、

私はボーンマス響の方をとります。

ヘルシンキ・フィル盤はまさに人を寄せ付けない世界のような感じですが、

ボーンマス響はまだ、人が踏み入れてもなんとか大丈夫な感じ、でしょうか・・・

シベリウス: 交響曲全集 (第1番-第7番), 管弦楽曲集<タワーレコード限定>

 

 

以下は、盤の紹介だけ。

ムラヴィンスキー盤(☆2.5)以外はオススメできます。

どれも☆3.0~☆3.5の評価です。

 

〇藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団(ALM RECORDS)

2012年2月録音

通常CD

20:48

 

〇尾高忠明指揮札幌交響楽団(fontec)

2015年2月録音

通常CD

22:13

 

〇オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団(BIS)

2015年5~6月録音

SACDハイブリッド盤(マルチチャンネル)

22:01

(前回記事ではイチオシ盤だったのですが・・・)

※私が持っているのはバラ売り盤ですが、

全集盤も出ています。

 

〇ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団(yle/ARTHAUS MUSIK)

録音年月不明(2015年?)

Blu-ray(PCM STEREO、DTS-HD Master Audio5.1)

22:32

 

〇ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団(DECCA)

1995年録音

通常CD

22:27

 

〇レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキ管弦楽団(ONDINE)

2002年5月録音

通常CD

21:04

 

〇ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー(Scribendum)

1965年2月録音

SACDシングルレイヤー(長時間録音)※2SACD

20:52

※金管に問題アリ。

SACDは入手困難なので、通常盤も紹介します。

※7CD

過去記事

シベリウス:交響曲第7番Op.105聴き比べ(SACD&Blu-ray Audio編)

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