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2022年1月の7件の記事

2022年1月15日 (土)

シベリウス:交響曲第7番聴き比べ(2022年版)

シベリウスの交響曲第7番。

単一楽章でありながら、凝縮した4楽章の感じがする作品です。

単純な、「♪ドーレーミーファーソーラーシ・・・」という音階が、

実に深刻な響きになるのはゾクゾクします。

フィナーレを聴くと、実は黙示録的な、

「新しい天と新しい地」(ヨハネ黙示録21:1)を描いているのでは、

なんてさえ思ってしまいます。

これ以上の凝縮された世界を、もうシベリウスは音符にできなかったのでは?

そんなことさえ考えてしまうほどです。

 

さて、以前既にシベリウスの交響曲第7番について、聴き比べ記事を書いていますが、

なぜ今回改めて書いてみようかと思ったか。

それは、日本人指揮者による、シベリウスの交響曲全集を2盤新たに入手したからです。

 

で、現在、所有しているシベリウスの交響曲第7番の演奏は、全11盤。

うち、9盤が全集モノです。

今回は、特にオススメの4盤を紹介した後、

参考までに、所有している盤と、

録音時間等のデータのみ記載しておきます。

 

残念ながら、先ほど述べた日本人指揮者の盤(2盤)は、

特にオススメには入れませんでしたが、

一応、概要だけ言えば、どちらも「日本画」の世界のようだ、ということです。

日本画の繊細な響き・・・

そんな感じでした。

 

オススメ盤の傾向を分析すると、2つの極があると思いました。

バーンスタイン、バルビローリ盤(情熱的)← →ベルグルンド、カラヤン盤(客観美)

ちなみに、一番最初に、このシベリウス第7番を聴いたのは、バーンスタイン&VPO盤でした。

 

〇バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(C major)

1990年2月録音

Blu-ray(DTS-HD MA5.1/PCM STEREO)

25:03

☆4.0

実は、今の私なら、バーンスタイン盤にはあまり高い評価を与えないだろうな、

と思って聴き始めたのですが、見事に期待を裏切り、

暑苦しい演奏であっても、十分今でも感動するのだと思い知らされました。

なお、私が最初に聴いたのは、通常CDですので、そちらも紹介します。

通常CD

 

〇バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(WARNER※タワレコ限定)

1966年7月録音

SACDハイブリッド盤

21:53

☆4.0

実に雄弁かつ温かい演奏です。

ベルグルンド盤のような極北の世界というよりは、

都会的な風景が見えてきそうな感じでした。

今回は、録音の立派さに特に感動しました。

シベリウス: 交響曲全集(1-7番)、管弦楽曲集<タワーレコード限定>

通常盤はAmazon等で入手できます。

 

〇カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)

1967年9月録音

SACDシングルレイヤー

23:34

☆4.5

バーンスタイン盤、バルビローリ盤と対極の、

極北の、無人の響きが魅力です。

暗夜にオーロラが広がるかのような・・・

 

〇パーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団(WARNER※タワレコ限定)

1972年5月録音

SACDハイブリッド盤

21:53

☆4.5

カラヤン盤をさらに北欧的に蒸留したかのような演奏です。

なお、一般的には、ヘルシンキ・フィル盤(WARNER)の方が名盤とされますが、

私はボーンマス響の方をとります。

ヘルシンキ・フィル盤はまさに人を寄せ付けない世界のような感じですが、

ボーンマス響はまだ、人が踏み入れてもなんとか大丈夫な感じ、でしょうか・・・

シベリウス: 交響曲全集 (第1番-第7番), 管弦楽曲集<タワーレコード限定>

 

 

以下は、盤の紹介だけ。

ムラヴィンスキー盤(☆2.5)以外はオススメできます。

どれも☆3.0~☆3.5の評価です。

 

〇藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団(ALM RECORDS)

2012年2月録音

通常CD

20:48

 

〇尾高忠明指揮札幌交響楽団(fontec)

2015年2月録音

通常CD

22:13

 

〇オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団(BIS)

2015年5~6月録音

SACDハイブリッド盤(マルチチャンネル)

22:01

(前回記事ではイチオシ盤だったのですが・・・)

※私が持っているのはバラ売り盤ですが、

全集盤も出ています。

 

〇ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団(yle/ARTHAUS MUSIK)

録音年月不明(2015年?)

Blu-ray(PCM STEREO、DTS-HD Master Audio5.1)

22:32

 

〇ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団(DECCA)

1995年録音

通常CD

22:27

 

〇レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキ管弦楽団(ONDINE)

2002年5月録音

通常CD

21:04

 

〇ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー(Scribendum)

1965年2月録音

SACDシングルレイヤー(長時間録音)※2SACD

20:52

※金管に問題アリ。

SACDは入手困難なので、通常盤も紹介します。

※7CD

過去記事

シベリウス:交響曲第7番Op.105聴き比べ(SACD&Blu-ray Audio編)

2022年1月14日 (金)

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲7盤

シベリウスのヴァイオリン協奏曲。

とても大好きな曲の一つです。

20世紀のヴァイオリン協奏曲としては、一番好きかもしれません。

(グラズノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフの2曲、ショスタコーヴィチの1番など、

ロシア系も素晴らしいですが・・・)

今回記事を書いてみようと思ったのは、

シベリウスの交響曲第7番の聴き比べ記事を書くために、

いろいろ聴いていて、

カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏を、

第7番からずっと流して聴いていると、

普段まず聴かない、クリスチャン・フェラス(Vn)の演奏での、

シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いたことによります。

実は、今まで注目していなかったけど、素晴らしい名盤なのでは?

それで聴き比べの旅が始まりました。

(結局、シベリウスの交響曲第7番の記事より先になってしまいました・・・)

 

低⇒高の順で書きます。

〇ジェニファー・パイク(Vn)、

サー・アンドリュー・デイヴィス指揮ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(CHANDOS)

2013年6月録音

SACDハイブリッド(5.0マルチチャンネル)

第1楽章 15:46

第2楽章 08:16

第3楽章 07:44

☆3.0

特に印象に残らなかったです。

カップリング曲の「フィンランディア」他が素晴らしいです。

 

〇ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、

ワルター・ヘンドル指揮シカゴ交響楽団(RCA)

1959年1月録音

SACDハイブリッド(3chマルチチャンネル)

第1楽章 13:37

第2楽章 06:18

第3楽章 06:48

☆3.5

冒頭の、ブルックナー開始のような、森のささやきのように幽かに聴こえるところ。

ハイフェッツ盤では、露骨なまでにはっきりと聴こえます

(というより、聴かせています)。

シベリウスよりは、ハイフェッツを聴く盤と割り切った方がいいでしょう。

そういう意味では、圧倒的な盤です。

SACDハイブリッド盤は廃盤のようですので、通常CDを紹介しておきます。

所有盤のジャケット。

 

〇岩谷祐之(Vn)、

藤岡幸夫指揮関西フィルハーモニー管弦楽団(ALM RECORDS)

2020年7月録音

通常CD

第1楽章 17:12

第2楽章 08:51

第3楽章 07:55

☆3.5

シベリウス交響曲全集のオマケ、という感じで、

あまり期待していなかったのですが、

意外と健闘していました。

オケが繊細です。

〇諏訪内晶子(Vn)、

サカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団(DECCA)

2002年6月録音

SACDシングルレイヤー

第1楽章 15:29

第2楽章 09:05

第3楽章 07:00

☆4.0

かつてなら、☆4.5つけていたと思いますが、

現在の心境では、☆4.0でした・・・

第1楽章は意外にも平凡かもしれません。

冒頭のさざ波は今の私には聞こえませんでした・・・

第2楽章以降が本領発揮!

純粋に音を奏でているだけにも関わらず、

何でこんなに感動するのでしょう!?

※SACDは入手困難のようですので、通常CDを紹介します。

 

〇チョン・キョンファ(Vn)、

プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(DECCA)

1970年6月録音

Blu-ray Audio

第1楽章 15:25

第2楽章 08:08

第3楽章 07:16

☆4.0

ヴァイオリンの没頭感では随一かもしれません。

北欧の柔和な風景が見えてくるような名演です。

こちらも、以前は冒頭のさざ波が聞こえていたのですが、

今回は聞こえてこなかったです(私の耳の問題かもしれませんが・・・)

 

〇クリスチャン・フェラス(Vn)、

カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)

1964年10月録音

SACDシングルレイヤー

第1楽章 16:12

第2楽章 09:00

第3楽章 08:05

☆4.5

まさにダークホース・・・

全然期待していなかったのですが、

この曲の美しさを新たに確認することができました。

オケが雄弁ですが、ソロも存在感がありながらも、

人間界を超えた大自然だけが鳴り響いているような、

演奏者を忘れ、曲の美しさだけが溢れてきます・・・

冒頭のさざ波が、実に理想的に、幽かに聴こえてきます。

なお、Blu-ray Audio付の交響曲全集を持っているのですが、

なぜか、こちらで聴くとSACDよりは感動・感銘が落ちる感じがしました・・・

(どうして?)

(参考)

 

 

〇ペッカ・クーシスト(Vn)、

レイフ・セーゲルスタム指揮ヘルシンキ・フィルハーモニア管弦楽団(ONDINE)

1996年1月録音

通常CD

第1楽章 18:27

第2楽章 09:12

第3楽章 07:45

☆4.5

カラヤン盤以上に、北欧の大自然とダイナミックさを感じます。

絶景美景が広がっていくのみ・・・

なお、シベリウスのヴァイオリン協奏曲については、

過去に4回記事を書いたことがあります。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47〜ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)のDG録音他

(※もう手元にヒラリー・ハーン盤ありません・・・

この時は、諏訪内盤がイチオシでした。)

NHKEテレ・クラシック音楽館<ハンヌ・リントゥ指揮 フィンランド放送交響楽団演奏会>(2015年11月29日放送)〜諏訪内晶子ソロによる、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲の驚異的な美しさ!

SACDとBlu-ray Audio、どちらが優れているか?〜音響、価格、将来性・・・

(中盤に、チョン・キョンファ盤への言及があります。)

BS日テレ・読響シンフォニックライブ〜オスモ・ヴァンスカ指揮、エリナ・ヴァハラ独奏によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲(2016年2月27日放送)

 

2022年1月13日 (木)

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲2盤~ユリア・フィッシャー盤とハイフェッツ盤

グラズノフ(1865~1936)のヴァイオリン協奏曲。

第1楽章冒頭こそ、形が定まらないカオス的な響きがしますが、

その後、純白の世界が広がっていきます。

冬になると聴きたくなる、とてもロマンティックで美しい曲です。

 

以前、この曲の美しさに惚れて、いろいろな盤を買ってみましたが、

(ヴェンゲーロフ盤、パールマン盤、ムター盤など・・・)

結局、手元に残っているのは、他の曲のカップリングで生き残った、

ユリア・フィッシャー盤と、ハイフェッツ盤だけでした(後述)。

どちらの演奏も素晴らしいですが、どちらか選べと言われたら、

ユリア・フィッシャー盤の方を選びます。

 

〇ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、

ワルター・ヘンドル指揮RCAビクター交響楽団(RCA)

1963年6月録音

SACDハイブリッド盤(3chマルチチャンネル)

カップリング曲

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番

☆4.0

録音優秀。ロシアというよりはアメリカ的ですが、

美しい白銀の世界が広がります。

 

シベリウス、プロコフィエフ&グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲

※SACDハイブリッド盤は廃盤なので、通常CDの紹介です。

所有盤のジャケット。

 

〇ユリア・フィッシャー(Vn)、

ヤコフ・クライツベルク指揮ロシア・ナショナル管弦楽団(PENTATONE)

2004年5月録音

SACDハイブリッド盤(5chマルチチャンネル)

カップリング曲

ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番

☆4.5

理想的な演奏と録音と言えます。

雪の世界がキラキラ輝いて見える・・・

そんな風景を思い描くことができます。

 

Russian Violin Concertos

所有盤のジャケット。

このジャケットは廃盤です。

上記の写真に変わっていますが、中身は同一です。

 

ちなみに、2022年1月12日の朝一番で頭に思い浮かんだのが、

この曲の第3楽章のファンファーレのところでした。

 

2022年1月12日 (水)

大雪の札幌、雪景色(2022年1月12日)

2022年1月11日~12日に、湿った大雪が全道各地で降りました。

朝起きて窓の外を見ると、まるで蔵王の樹氷みたいな光景がひろがっていたのと、

それにも関わらず、きちんと道路が除雪されていたことに感動しました。

 

日中に、札幌市南区の真駒内駅周辺を歩きました。

あちこちに、滅多に見られない雪の驚くべき光景がひろがっており、

とても美しくて感動しました。

除雪している人にとっては大変ですが、

ただ見て通り過ぎる分には、とても美しい光景でした。

感謝!

なお、あちこちで、雪の重みで枝が折れていました。

枝を回収するトラックが出ていたほど・・・

 

真駒内駅を出るとすぐ目につくのが、

1972年の札幌五輪の時に建てられた選手村を利用した団地。

近未来的な雰囲気です。

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雪があたかも桜が満開の時のように、

枝についているところから、

「桜雪のトンネル」と命名してみました。

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エドウィン・ダン記念公園のあたりです。

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厳冬の真駒内川。

厳しくも美しい。

あるいは、峻厳な美しさ・・・

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2022年1月 9日 (日)

R・シュトラウス:アルプス交響曲~SACD6盤

2021年12月に、SONYから、ケンペ指揮ロイヤル・フィルによる、

アルプス交響曲の新譜SACDハイブリッド盤が出ました(後述)。

とても素晴らしい録音・演奏だったので、思い切って、

我が家にあるアルプス交響曲の盤全部を聴いて比べてみることにしました。

以前は小澤征爾指揮VPO盤とかも持っていましたが、

現在では、SACDのみ6盤だけとなっていました。

低⇒高の順で紹介します。

 

ショルティ指揮バイエルン放送交響楽団(DECCA※タワレコ限定)

1979年9月録音

SACDハイブリッド盤

録音タイム 44:18

☆3.5

R.シュトラウス: ツァラトゥストラはかく語りき、英雄の生涯、アルプス交響曲、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯、ドン・ファン<タワーレコード限定>

今回紹介する盤の中で最も録音時間が短い盤。

アルプスをスタスタ登っていくような感じです。

嵐のところなど、聴かせ所の暴力的な力強さは見事!

 

ティーレマン指揮ウィーン・フィル(DG)

2000年10月録音

SACDシングルレイヤー

録音タイム 52:55(各トラックの時間を合算して算出)

☆3.5

R.シュトラウス:アルプス交響曲、組曲<ばらの騎士>

上品な演奏ですが、あまり印象に残りませんでした・・・

 

ダニエル・ハーディング指揮サイトウ・キネン・オーケストラ(DECCA)

2012年8月録音

SACDシングルレイヤー

録音タイム 51:59

☆4.0

 

R.シュトラウス:アルプス交響曲

全体的には、淡白な水彩画のような演奏ですが、

いざという時には力強い響きを堪能できます。

ヨーロッパアルプスというよりは、日本アルプスという感じです。

なお、このSACDは廃盤ですので、

通常CDを紹介しておきます。

R.Strauss: Alpine Symphony


 

ルドルフ・ケンペ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(WARNER※タワレコ限定)

1971年9月録音

SACDハイブリッド

録音タイム 49:35(各トラックの時間を合算して算出)

☆4.0

 

R.シュトラウス: 管弦楽作品全集(シリアルナンバー無再発盤)<タワーレコード限定>


※ちなみに、我が家のはシリアルナンバー付のものです。

再発盤も廃盤、品切れに近いようですので、

通常CDを紹介しておきます。

 

Strauss - Complete Orchestral Works

後述の、ロイヤル・フィル盤と甲乙つけがたい演奏ですが、

あとは、録音の問題でしょう。

渋い演奏ですが、アルプスの雄大な景色が広がってきます。

演奏だけなら、わずかながら、こちらの方が上だと思います。

 

ルドルフ・ケンペ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(SONY)

1966年4月録音

SACDハイブリッド

録音タイム 48:52

☆4.0

 

R.シュトラウス:アルプス交響曲(1966年録音) (2021年 DSDリマスター)<完全生産限定盤>

前述の、シュターツカペレ・ドレスデンと甲乙つけがたいですが、

録音ではこちらの方が上です。

思わず聴き惚れてしまう演奏です。

 

カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG※エソテリック)

1980年12月録音

SACDハイブリッド

録音タイム 51:03

☆4.5

 

エソテリック盤

 

入手が難しいので、通常CD

後光が射すような神々しい演奏です。

演奏にすっかり圧倒されてしまいました・・・

アルプス交響曲を聴くなら、カラヤンかケンペ盤を押さえておけば十分です。

R. シュトラウス:アルプス交響曲 & 変容 SACD

参考までに・・・

実演は、札幌交響楽団の演奏で一度聴いたことがあります。

【演奏会感想】第608回札幌交響楽団定期演奏会〜マティアス・バーメルト首席指揮者就任記念(2018年4月27日)〜アルプス交響曲は、見て愉しい!

2022年1月 5日 (水)

道東旅行記2021年12月30日~2022年1月3日(帯広市、釧路市、鶴居村)

妻と一緒に、年末年始を道東で過ごすことにしました。

メインは、道東の釧路市滞在です。

レンタカーを借りて、4泊5日の旅。

2021年12月30日は、帯広で1泊。

2021年12月31日~2022年1月2日は、釧路で2泊3日。

2022年1月2日は、帯広で1泊。

本来なら、車でまっすぐ目的地の釧路市まで行けばいいのですが、

冬の道路事情を考え、上記の日程としました。

行きは、雪で困ることはありませんでした。

帯広からの帰りは、雪や凍結で運転が難しいところがありましたが、

旭川~札幌のような交通マヒまでは成りませんでした。

 

今回は、CDを12枚も持っていったのですが、

もっぱら、賛美の歌のCDと、ヘンデルのメサイア抜粋版と、

たまにグールドによるバッハのゴルトベルク変奏曲を聴いていました。

 

ヘンデル:メサイア(ハイライト) [Import]

※現在廃盤。

全曲版はまだ現役。

全曲盤

さて、1日目から。

札幌を11時頃出発して、途中由仁PAで休憩しましたが、

まっすぐ帯広へ向かいました。

15時前には、帯広中心部に到着しました。

泊まった宿は、六花亭本店にすぐ近くのところでした。

(2人で1部屋5000円程度でした。)

朝食付きプラン。

着いて早々、六花亭本店でおやつをいただきました。

 

泊まった場所が、札幌で言えばススキノみたいな飲み屋街にあたるところだったのと、

おそらくこの年末年始に、帯広へ帰省する若者が多いから、同窓会を開いていたのか、

夜中や早朝まで、酔った人たちの大声が何度も聞こえてきました・・・

 

晩御飯を食べるところを車で探していると(当初、「美珍楼」の本店で、と思っていたのですが、

まさかの閉店・・・仕方なく、「美珍楼 西店」へ行ってみると、年末年始の休業・・・)、

ばんえい競馬のライトアップがキレイだったので、駐車して中へ行ってみました。

なんと、ちょうどレースをやっているところでした!

馬券は買いませんでしたが、何年かぶりで、ばんばレースを見ることができました。

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帯広での夕食は、「食べログ」で「帯広 中華」で検索するとランキング1位だった、

春香楼」で食べました。

結構本格的な感じでした。

あまり食べないつもりだったのですが、

追加で「薬膳ラーメン」というのまで注文してしまいました。

この店は機会があればまた行ってみたいです。

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帯広の朝。

ホテルからの夜明けと、帯広駅前のオブジェ。

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さて、12月31日。

帯広から釧路へ向かいました。

帯広~釧路はずっと天気に恵まれました。

 

31日の釧路では、春採湖畔からの2021年最後の日没を見ることができました。

14時すぎから、雪が降ってきたので、今回は夕陽を眺めるのは無理かと思いましたが、

奇跡的に、15時半ころから光が射し始め、夕陽を見ることができました。

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春採湖畔の絶景ポイント、釧路市立博物館横の駐車場は、

なぜかカラスが大量にいました。さながらカラスの楽園・・・

それでも、襲い掛かってくることもなく、なんとか平和に過ごせました(笑)

 

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12月31日の夜は、N響の第9と、テレビ東京の東急ジルベスターコンサートを視聴して、

年越しをしました。

泊まったのは、幣舞橋のすぐ近く、

釧路センチュリーキャッスルホテルでした。

温泉や大浴場こそありませんが、とてもステキなホテルでした。

また利用したいと強く思いました。

今回は朝食付きのプランでした。

朝食はコース+一部バイキングでした。

とてもおいしかったです!!!

私は車を運転するので飲めませんでしたが、

スパークリングワインまでサービス(追加料金なし)がありました!

 

1月1日の朝。初日の出を見るために、

車で千代ノ浦海岸(ホテルから車で5分程度)に行ってみましたが、

方角的に見ることができず、

急遽、再び春採湖畔のあの駐車場へ向かいました。

初日の出を見ることができました。

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1月1日の日中には、鶴居村へ行きました。

午後からだったので、鶴は数が少なめでした。

鶴居・伊藤サンクチュアリはそれなりにいましたが、

鶴見台は、2羽しかおらず、しかも飛んでいってしまいました。

真冬で、鶴がいない鶴見台というのは、初めて見ました・・・

少しあきらめきれなかったので、真冬の早朝の撮影スポットとして知られる、

音羽橋へ行きました。

早朝ではなく、日没間近だったので、それほど人も鶴もいませんでした。

(翌日のNHKの全国ニュースで、早朝の様子が放映されていました。)

新年に朝日受け羽ばたくタンチョウ 愛好家ら撮影 北海道鶴居村

 

1月1日の夜は、恒例の、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを観た後、

幣舞橋付近を散歩しました。

夜景がとても美しかったです。

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1月2日の早朝。初日の出ではないですが、

幣舞橋付近で朝日を見るため、

早朝6時50分ぐらいから散歩しました。

1月1日の時は、幣舞橋から初日の出を見ようとする観光客がちらほらいたのですが、

1月2日になると、人もいないし、車もほとんど来ないような閑散とした感じでした。

(幣舞橋から釧路駅の方まで見渡しても、車も人もほとんどいない状況・・・)

その代わり、美しい景色を独占して観ることができました。

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1月2日は、午後から帯広へ向かいました。

日没前に、市内に着くのは、車での道東旅行では必須だと思います。

なぜかというと、野生動物の飛び出しが頻繁だからです。

冬なら、凍結も考えると、やはり目視がよく効く間の移動が無難です。

 

1月2日の午後7時頃、中心街を歩いていると、

花火の音だけが聞こえました。

ばんえい競馬場で10分間程度、花火大会をやっていたようです。

「ばんえい花火」予告なく大輪 最終レース後に初開催

 

1月3日の朝、帯広は晴れていましたが、

そこから先は吹雪や凍結が待っていました・・・

下の写真は十勝平原SAにて。

強風が吹き荒れていました・・・

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帯広を9時半頃出発し、カーナビの札幌到着予定時刻は、

当初12時半頃でしたが、順調に遅れて(笑)、

札幌市中央区付近に到着したのは、午後2時過ぎでした。

それでも、無事に帰ってくることができて、感謝、感謝のすばらしい旅でした!

総走行距離は、886Km。

神様に感謝!

2022年1月 4日 (火)

2021年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧 ※謹賀新年2022

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鶴居村にて

 

謹賀新年2022

新年あけましておめでとうございます。

今年もご愛読よろしくお願いいたします。

 

さて、2021年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:

(※トップページ及びカテゴリを除く)

ベスト3までと、先月書いた記事(があれば)にはリンクを張っています。

 

一位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知

二位.アンパンマンとイエス・キリスト

〜友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。(ヨハネ15:13)

三位.無いものねだり~NHK・「シャキーン!」の「お星さまは知っている」から考える

四位.NHKBSプレミアム・旅のチカラ「宇津井健80歳 馬上人生を過ぐ」(2011年11月22日放送)

五位.SACDとBlu-ray Audio、どちらが優れているか?〜音響、価格、将来性・・・

六位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・

七位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類

八位.NHKBS1・BS1スペシャル

「憎しみとゆるし~マニラ市街戦 その後~」(2014年8月29日放送)

九位.劇場版「フランダースの犬」とテレビ版「フランダースの犬」~軍配は劇場版の方!

十位.クリスマスの讃美歌 The snow lay on the ground/雪はつもり(讃美歌第二編127)

※私訳とmidi付

 

先月の記事数は、5本。

ランクインは0でした。

1位~3位の記事はかなり昔の記事です。

 

ちなみに、

最近は言論・主張をツイッターで行っています。

2022年1月4日現在、ツイート数約16.1万、

フォロワー数3505となっています。

前回(12月1日)の記事から、なんと550人もフォロワー様が増えています。

8月15日以降の加速度的フォロワー様増が今も続いています。

感謝!

 

札幌は大雪の中・・・

今年も、今月も、ご愛読よろしくお願いいたします。

皆様に祝福と平安が豊かにありますように・・・

Img_20220101_070706

釧路市にて初日の出。2022年1月1日午前7時10分頃。

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