サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ3盤
サン=サーンスの音楽は、私にとっては、
長い間、「交響曲第3番《オルガン付》」と、
組曲「動物の謝肉祭」だけの作曲家でした。
(オマケで「サムソンとデリラ」のアリア「あなたの声に私の心は開く」と、
交響詩「死の舞踏」・・・)
しかし近年になって、ようやく他のジャンル、
ピアノ協奏曲の価値にも開眼できました。
⇒サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」 Op.103聴き比べ4盤
※2018年の記事です。
そして最近になって、やっと「ヴァイオリン協奏曲第3番」と、
「序奏とロンド・カプリチオーソ」の価値に開眼されました。
今回は、「序奏とロンド・カプリチオーソ」について書きます。
この曲は9分程度の演奏時間です。
何かの曲のオマケ収録的存在です。
我が家には、3盤ありました。
低⇒高の順に書きます。
〇アラベラ・シュタインバッハー(Vn)、
ローレンス・フォスター指揮モンテカルロフィルハーモニー管(PENTATONE)
2014年10月録音
SACDハイブリッド盤
☆3.0
9:51
か細い印象です。
〇グリュミオー(Vn)、
マニュエル・ロザンタール指揮コンセール・ラムルー菅(DECCA)
1963年4月録音
通常CD
☆3.5
9:04
おおむね合格点ですが、何か品が良すぎる印象でした。
洗練されすぎているのがマイナスかも・・・
なお、タワレコから、同一演奏がSACDハイブリッド盤で出ています。
⇒ラロ:スペイン交響曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、ショーソン:詩曲、ラヴェル:ツィガーヌ<タワーレコード限定>
実は、SACD盤と聴き比べたのですが、
なんと、通常CDの方がハリのある音響でした・・・
〇ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン響(SONY)
1955年12月録音(MONO)
通常CD
☆4.0
8:58
モノラル録音というのは、言われないとわからないぐらいです。
この曲が求める「野性味」のようなものが十分感じられる、
ソロ、オケともにパワフルな演奏です。
このアルバムは、モントゥーの指揮による、
ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲のために買ったものです。
そちらもオススメです。
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