映画「タクシー運転手~約束は海を越えて~」~つらい現代史でも目を背けず良質のエンタメに!
NHKBSプレミアムで、2020年6月1日に、
韓国映画「タクシー運転手~約束は海を越えて~」が放映されました。
録画して6月上旬に3分の1ほど観ましたが、あれこれあって、
ようやく本日(7月5日)残りを観終わりました。
普段、韓国映画なんて観ることがないのですが
(観た記憶があるのは、「猟奇的な彼女」ぐらい・・・)、
これは傑作だと思いました。
Amazonプライム会員なら、無料で視聴できます。(2020年7月5日現在)
(字幕版)
(吹替版)
(Blu-ray)
1980年5月に起きた光州事件。
普通のタクシー運転手が、
金目当てで外国人を乗せてソウル市から光州市に向かいます。
この外国人は、実はドイツの記者。
光州市は軍によって封鎖されており、
抜け道やゴマカシ使って、なんとか光州市にたどり着いて、
そこで見た光景は・・・
ある意味、途中はすごく怖い光景が続きます。
戦争映画ではないのに、軍が無抵抗の市民をどんどん撃っていく・・・
(実際は、市民もいろいろな方法で抵抗したそうですが。)
最初はカネ目当てでしかなかった主人公が、徐々に軍の非道さに目を向け、
なんとしてもドイツ人記者を守り、
世界に事実を伝えてもらいたいと思うようになる変化が描かれていきます。
最後のカーチェイス(これ以上書くとネタバレ)も迫力満点でした。
韓国現代史の闇ともいえる光州事件を描きながら、
良質なエンタテイメントになっている(説教くさくない!)稀有な作品といえます。
また、血で血を洗う苦しい戦いがあったからこそ、
現代の韓国社会があるのだと、改めて気づくことができました。
お上から来るお仕着せの民主主義社会しか知らないからこそ、
日本の政治は腐敗し放題・・・
そんな差も感じてしまいました。
あまり政治・歴史知識がなくても、十分堪能できる作品です。
« ブロムシュテット&シュターツカペレ・ドレスデンのシューベルト:交響曲全集(SACDハイブリッド盤) | トップページ | 小友聡著『NHKこころの時代~宗教・人生~それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』 (NHKシリーズ NHKこころの時代) »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 2022年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2023.01.12)
- 2022年9月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.10.03)
- 2022年8月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.09.01)
- グリーグ:「ペール・ギュント」聴き比べ~第1組曲を中心に(2022.07.29)
- プリキュアシリーズ全話見終えて(2022.07.20)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 2022年6月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.07.01)
- 2022年2月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.03.01)
- 2021年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(付:衆議院選挙を振り返って)(2021.11.01)
- 2021年2月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2021.03.01)
- 2021年1月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2021.02.01)
「NHK」カテゴリの記事
- 2022年2月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.03.01)
- 映画「イーグル・ジャンプ」(原題:”Eddie the Eagle”)※2022年2月13日NHK総合で放送(2022.02.13)
- 道東旅行記2021年12月30日~2022年1月3日(帯広市、釧路市、鶴居村)(2022.01.05)
- 2021年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧 ※謹賀新年2022(2022.01.04)
- 大雪や 宴の後の 美しさ(2021年12月18日)(2021.12.18)
« ブロムシュテット&シュターツカペレ・ドレスデンのシューベルト:交響曲全集(SACDハイブリッド盤) | トップページ | 小友聡著『NHKこころの時代~宗教・人生~それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』 (NHKシリーズ NHKこころの時代) »


コメント