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2020年3月27日 (金)

4月6日からの、大都市での学校再開は無理・無謀!~マスクと消毒薬を政府が強力サポートしてくれたとしても・・・

オリンピック延期が決定してから、

まるで図ったかのように(いやいや、「タイミングを見計らって」!)、

東京では新型コロナの感染者数が一気に増加し、

「ロックダウン(都市封鎖)」もありえるかも・・・というここ数日。

「感染爆発の重大局面。“ノー3密”、平日はできるだけ自宅で仕事を、夜間外出も控えて」小池都知事が緊急会見で呼びかけ 3/25(水) 20:24配信(Abema Times/Yahoo!ニュース)

 

菅官房長官(そういえば、マスク6億枚はどうなったの?)は、

4月からの全国一斉の学校休校措置の解除方針を変更するつもりはない、と発言した。

学校再開方針に変更なし 菅官房長官 2020年03月26日18時06分 時事ドットコムニュース

確かに、過疎の町村まで一律に休校する措置をとったのは、大変バカげたことではあったが、

都市部では、ある程度は効果があったと私も認めている。

(保護者の休業補償とか、その他の施策はともかくとして・・・)

 

ところで、学校再開ガイドラインの骨子とは、


・毎朝の検温(登校前にできなければ保健室などで)

・手洗い、せきエチケットの徹底

・「密閉」「密集」「密着」が同時に重なる場を徹底的に避ける

・教室などのこまめな換気

・授業中などはマスクを着用

・部活動で部室を使うときは短時間にして一斉に利用しない

・給食は机を向かい合わせにせず、会話を控える

毎朝の検温、授業中のマスク促す 教室のこまめな換気も 学校再開ガイドライン 3/25(水) 0:00配信 毎日新聞

 

まず、この骨子で気になるのは、「授業中などはマスクを着用」だ。

政府が(それこそ大好きな数字の)「100%」マスクを全児童・生徒分、日々用意します、

と保証してくれるなら、大賛成だ。

しかし現実は・・・

 

出勤途中の朝8時前、

職場近くの某ドラッグストア(北海道では有名なサ〇ドラ)の前を通ると、

火曜日と木曜日には、既に20人近く並ぶ光景が珍しくない。

たぶん、開店前には、50~100人ぐらいは並ぶのだと予想できる。

(平日のそれ以外の曜日は、ダメモトで数人が並んでいたが。)

しまいには、マスクの行列中のトラブルで、逮捕者が出るほど・・・

マスク求める行列で口論…「1度抜けたのに割り込み」女性の腕引っぱり体当たり!? 79歳無職の男逮捕 3/25(水) 20:00配信(UHBニュース/Yahoo!ニュース)

これは、北海道旭川市の話だが、似たような話は、全国いたるところで起きているし、

これからも起きるはずだ。

政府が増産を口約束したが、

どこのドラッグストアでも、自由に手に入る状況からはほど遠い。

多くの人が、マスクを手に入れるために、相当無駄な時間を費やしている。

しまいには、マスクは手作りせよ!と丸投げ!

手作りマスク積極使用を 学校再開へ準備促す 文科省 3/26(木) 18:08配信(時事通信社/Yahoo!ニュース)

 

 

そもそも、マスクの医学的な予防の根拠はどうなのか、といった問題を抜きに、

子どもにマスクをさせる(予防というよりは、安心のために)ことにより、

本当に緊急に必要な医療機関へのマスクの供給が遅れることにならないだろうか。

教育はもちろん大事だが、命さえあれば、遅れは取り戻せる。

今は、命を守ることが、この新型コロナ戦争に打ち勝つ最優先事項だ。

まずは、医療・介護機関に、優先的にマスクが配られるようにすべきだろう。

また、子どもたちにたとえマスクを配ったとしても、

子どもたち自身が、正しくマスクを着用し続けられない、という問題がある。

特に、特別支援を要する子どもたちにははっきり言って無理だ。

(たとえ先生が口を酸っぱくして何百回言ったとしても・・・)

そういう子は衛生観念が低いし、必要性を理解できない場合がほとんどだ。

特別支援の子だけでなく、1、2年生の子だって、

マスクをしていたら、頻繁につけたり外したり、マスクの表面を触ってしまい、

かえって不衛生だ。

それなら、最初からマスクをせず、咳が出る子や風邪症状がある子は、

学校に来なくていい(出席停止措置の緩和)、早退対応できる、

といった方がよほど現実的だ。

(皆勤賞を尊ぶ風潮があるから、休めなくなってしまう。)

 

その他に、消毒薬の不足も深刻だ。

これも、どうやって学校全部に行きわたらせるのか?

命の最前線である医療機関にこそ、優先供給をはかるべきで、

学校は二の次、三の次と考えていい。

 

東京都の小池知事は、ノー壇蜜ではなくて(失礼!)、

ノー3密」を要請していた。

すなわち、

換気の悪い閉空間、

多くの人の集する場所、

近距離での接な会話

 

これって、学校という空間に全部当てはまる!

たとえ1番目の「換気の悪い密閉空間」を、授業中窓全開にしたとしても、

残り2つは避けられない。

文部科学大臣は、子どもたちの実態を知っているのだろうか?

子どもたちは群れたがるし、触れ合う遊びが大好きだ。

距離感を考えないでおしゃべりするのも普通だ。

どこかの付属小学校みたいな、エリートのお行儀良い子たちが集まる小学校を見て、

それが全国すべてに当てはまると考えるのは短絡的すぎる。

 

北海道では、臨時休校期間中に、北海道知事の要請により、

分散登校というのを実施した。

たとえば、札幌市の例でいえば、

ほとんどの小学校が、3月16日~25日(ただし23日は卒業式)に、

3月16日(月)・18日(水)、24日は1・3・5年生、

17日(火)、19日(木)は2・4・6年生、といった形で、

分けて登校させていた。

本来は、分散登校の趣旨からいえば、一つのクラスを半分分けにして、

別日で登校させた方が効果的だ。

(そういう学校もあったようだが・・・)

 

新型コロナの猛威は収束どころか、さらに拡大しているのに、

通常通り1学期を再開したら、学校で蔓延し、

無症状・軽度の感染者の子どもたちがウイルスを媒介して、

愛するおじいちゃん、おばあちゃんたちの命を奪ってしまう、

という悲劇がたくさん起こりえる・・・

さらには、子どもは新型コロナで(絶対)死なない、ということはないらしい。

(中国等で死亡例が報告されているとのこと。)

 

だから、学校も含めて、社会全体をある程度封鎖しない限り、

新型コロナに打ち勝つことはできない。

 

それにしても、現場(というよりは、「下々の」生活・・・)をよく知らない大臣が、

机上の空論の思い付きでモノを言い、現場が混乱することが多すぎる。

たとえば・・・

加藤厚労相「通勤電車乗ってない」答弁が大炎上…政府のコロナ対策迷走の根本的原因か

(通勤電車のギュウギュウ詰めを全然知らない大臣が、

「あの、ちょっと、わ、私は、あの通勤電車に乗っていないんでわかりませんが、聞く限りでは一定程度、通勤電車は空いているという話を聞くこともあります」と発言・・・)

あるいは、

拝啓 麻生太郎財務大臣様 「みんな銀行にお金が余っている」いえいえ。みんな銀行にお金がありません

(麻生大臣の発言「みんな銀行にお金が余っているじゃん。だから、お金があるんですよ。要はそのお金が動かない、回らないのが問題なんだから。(24日、記者会見で))

 

市民感覚とかけ離れたボンボンが、政治の中枢にいるという日本の不幸・・・

だめだこりゃ・・・

 

それでも、あの腐りきった沼のような自民党にも、蓮の花が咲くこともあるようです。

2020年3月26日の、自民党の安藤裕(ひろし)議員による、

Youtube生放送を見ました。

これは素晴らしい提言です。

自民党内でこういう意見が多数派になることが、

希望の光になることでしょう。

1時間以上の番組ですが、絶望的な日本に希望をもたらすこの提言、

ぜひ多くの人に広がってほしいものです!

 

【令和2年3月26日緊急生放送:見逃し配信中】

「消費税0%」実現で日本を救う!

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