朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団による、ブラームス:交響曲全集のSACD(1979-1980録音)
新型コロナ騒動で心休まることがない中、
しばし喧噪や批判の嵐を避けて、
ブラームスの交響曲全曲を通しで(つまり、ディスク交換しないで)聴いてみたいと思いました。
(最近、すっかり政治ブログ化しているなぁ~という自戒も込めて、
今回の記事を書いてみたいと思いました。・・・)
我が家には、ブラームスの交響曲全集が何セットもありますが、
1枚のディスク(SACDやBlu-rayなど)で聴けるとなると、
意外にも2枚しかありませんでした。
1枚は、最近紹介した、ラドミル・エリシュカ指揮札幌交響楽団のSACDシングルレイヤー。
(過去記事)→ラドミル・エリシュカ指揮札幌交響楽団による、ブラームス:交響曲全集(SACDシングルレイヤー)
ブラームス : 交響曲全集 (Brahms : 4 Symphonien / Radmil Eliska | Sapporo Symphony Orchestra) [SACDシングルレイヤー] [Live Recording] [国内プレス] [日本語帯・解説付] SACD, ライブ
もう1枚が、今回紹介します、タワレコ限定盤の、
朝比奈隆指揮大阪フィルハーモニー交響楽団のSACDシングルレイヤーです。
※下のAmazonのは通常CDです。しかも中古です。
【SACD】ブラームス: 交響曲全集(1979,80)<タワーレコード限定>
※一応、600セット限定のものですが、まだ在庫はあるようです(2020年3月5日現在)。
朝比奈隆指揮のブラームス交響曲全集は、他に2セットあります。
(私はこちらも所有しています。)
1990年~1992年録音
2000年~2001年録音
今回は聴き比べではなく、紹介したいSACDのみの評にします。
浪花節全開のブラームス、という感じですが、
すっきりセカセカ軽佻浮薄な演奏とは無縁で、
極めて重厚かつ、音の「物語」に溢れています。
全部聴いたら3時間以上になりますが、
何度も聴いてみたくなる中毒性があります。
実際、ここ数日間で何度も繰り返して聴いてしまいました・・・
解説では、宇野センセイが第2番を推していましたが、
私としては、第1番の力演が特にクセになりました。
ベートーヴェン流の、「苦悩から歓喜へ」を絵に描いたような、
愛と汗がみなぎる名演といえます。
それにしても、第1番から第4番まで、ノンストップでディスク交換なく、
全部聴けるなんていい時代ですね・・・
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