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2020年2月10日 (月)

ペーター・レーゼル(P)&ヘルムート・ブラニー指揮ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団による、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

ペーター・レーゼル(Peter Roesel※本来"oe”ではなく、オー・ウムラウトですが、

文字化け防止のため、この表記にしました。)というピアニストのことを初めて知ったのは、

当時所属していた教会で、こよなくバッハの音楽(特に教会カンタータ)と、

このペーター・レーゼルのピアノ演奏が好き、という人と知り合ったからです。

興味をもっていくつか買って聴いてみると、手堅い演奏、というイメージはありましたが、

夢中になるような演奏ではなかった、というのが正直なところでした。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とか、ベートーヴェンのピアノソナタとか、

ドイツ・シャルプラッテン録音を、5、6枚は買い集めたと思いますが、

それらのドイツ・シャルプラッテン録音は処分して今や一枚も残っていません。

 

評価が変わったのは、近年のアルバムである、バッハのCDによってでした。

SACDハイブリッド盤ということで、コレクション対象になりました。

聴いてみると、派手さはないですが、安心して音楽に浸っていられる、

安らぎがありました。

少し系統は違いますが、ロシアのタチアナ・ニコラーエワの演奏を聴くような、

滋味あふれる演奏です。

 

レーゼル・プレイズ・バッハ

 

 

そして、今回入手した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は、

そのバッハのアルバムを上回るような出来栄えで、すっかり気に入りました。

ここ数日、何度もリピートして聴いています。

 

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 

ピアノ自体に派手さはないし、いわゆる「個性的な」演奏とも違います。

オーケストラもこじんまりとしています。

しかし、ベートーヴェン自身が望んだであろう、理想的な音が、

奏者の存在をほぼ透明にして、鳴り響いているようです。

オーケストラは、職人気質で、手堅くピアノを引き立てつつ、

凛々しく響かせています。

 

全5曲中、最も素晴らしいと思ったのが、第4番です。

特に第1楽章の、ピアノの高音がコロコロ鳴り響くところ、

これは今まで聴いたどの演奏よりも美しく聴こえました。

 

パッと1回聴いただけでは、もしかすると良さがわからないかもしれません。

しかし、何度も聴くと、良さがじわじわと沁みてきます。

 

SACDハイブリッド盤、SACDマルチチャンネル録音です。

 

なお、同じピアニストとオケで、モーツァルトのピアノ協奏曲の録音もありますが、

こちらは1枚買って聴いてみて、どうやらお蔵入りしそうです・・・

 

なお、この盤について、ある方はこんな感想を述べています。

レーゼル ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集(ライブ録音)

(ブログ名:気ままな生活)

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