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2020年1月 6日 (月)

春採湖の夕暮れと丹頂鶴の朝(附:釧路観光の改善へひとこと)

年末年始の休暇を利用して、釧路へ行ってきました。

今回のメインは、鶴居村で丹頂鶴を見ることでした。

 

毎年、お正月3が日のどれかで、NHKなどで、

鶴居村の鶴のニュースが出ます。

(参考)2020年のニュース。

新年にタンチョウの優雅な姿を 

鶴居村役場近くの、鶴居・伊藤サンクチュアリと、

もう少し釧路市よりの鶴見台では、何度も見た事がありましたが、

ニュースで取り上げられる、早朝の丹頂鶴を眺めるのは、初めてとなりました。

 

その前に・・・

釧路市では、春採湖の一周に挑戦しました。

夕陽がとてもきれいな場所です。

この冬は雪が全然なかったですが、寒かったので、

湖は結氷していました。

凍った湖に夕陽が映えると、とてもキラキラと輝いていました。

 

ルートを説明します。

春採湖畔にある、春採湖ネイチャーセンター(冬季休業)の駐車場に車を駐車させ、

そこから博物館、海側へ向かって歩き始めました。

(逆回りするなら、春採アイスアリーナ側から・・・)

だいたいスタートしたのが15時頃でした。

釧路の市立病院、博物館の下側を歩いていると、

カラスがたくさんいました。それこそ百羽以上・・・

少し恐怖を感じるほどでした。

さて、湖畔に立つ小学校(後述)の手前ぐらいになると、

夕陽がとても美しく、凍った水面を照らしていました。

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釧路市は、一応、春採湖を一周する道を整備していましたが、

たとえば前述の小学校

(後で調べてみると、実は10年以上も前に廃校になった、旧柏木小学校です。)

の横の木道は、ずっと傾いていました。

雪がなかったので、歩きやすかったですが、

雪が積もったら、どんな感じなのでしょうかね・・・

先ほどのカラスがいっぱいいる場所も、人によっては怖くて通れないかもしれません。

あと、春採湖畔沿い~釧路港へ続く、昨年(2019年)6月に廃止された、

臨港線跡(既に線路はすべて撤去されていました。)も、

何か活用の途がないものでしょうか・・・

(たとえば小樽の手宮線跡みたいな感じで・・・)

日本最後の石炭輸送専用鉄道が消える!釧路「太平洋石炭販売輸送 臨港線」が廃止へ

 

とはいえ、素晴らしい夕陽の景色は、釧路市にとってもすごい財産ではないでしょうか。

ちなみに、釧路の博物館の駐車場のところも、春採湖を一望しつつ、

美しい夕陽を眺めることができますよ。

美しい夕陽を眺めるスポットは、幣舞橋だけではないのです!

 

後で知ったのですが、前述の旧柏木小学校跡は、

教会っぽいかわいらしい建物がそのまま残されています。

一時期、教育大附属中学校の臨時校舎として使われていたようですが、

(今でもGoogleマップではその記載になっているようです。)

利用もせずに放置しておくのはもったいないと思います。

美瑛町のビブレ(廃校になった小学校を利用し、宿泊施設と高級レストランにしています。)のような、

夕陽と星空(釧路は住宅街でも星がきれいに見えます!)を眺める、

ちょっとおしゃれな宿泊施設にするとか、何か手を打てばいいのに・・・と思ってしまいました。

校舎のすぐ近くには、有名な竹老園東屋総本店(ここの蕎麦、大好きです!)もあります。

さらには、数百メートル歩けば、千代ノ浦海岸もあります。

海と湖をわずかな移動で楽しむことさえできます。

すごく惜しい存在です。

 

湖の反対側(博物館方面から見て)に行くと、線路を跨ぐように作られた歩道橋がありました。

ここからの眺めも素晴らしかったです。

旧臨港線跡沿いに歩いていると、妻は後ろ向き(夕陽の方)に歩き続けました。

それぐらい、夕陽が美しかったのです!

 

湖を一周し終えたら、すっかり夜になっていました。

機会があったら、また一周してみたいと思いました。

 

さて、鶴居村の話に移りましょう。

この時期の釧路地方の日の出は7時頃。

雪がなく、道路も凍結していなかったので、車で走りやすかったです。

(路面凍結していたら、早朝に出かけようとは思わなかったかもしれません。)

釧路市湿原展望台

(釧路湿原の観光写真に出てくる、湿原を蛇行する釧路川はまったく見えませんが・・・

→川の蛇行が見えるのは、「細岡展望台」の方です。)の横を通り、

鶴居村の音羽橋へ。

NHKのニュースで毎年お正月頃報道されるところです。

鶴見台の手前、「コッタロ湿原」へ行く道の途中にあります。

 

ちなみに、釧路市湿原展望台の近くの駐車スペースあたりから、

日の出少し前の荘厳な景色を眺めることができました。

(車で通りすぎただけでした。写真撮っておけばよかった・・・)

 

さて、現地に到着!

時刻は6:40頃でしたが、音羽橋の上(車用と歩行者用があります。)には、

大きな望遠レンズを構えた、20~30人ぐらいの人がいました。

中国系の外国人の姿もありました(タクシーで来ていました。)

私どもはといえば、せいぜい10倍ズーム付きのスマホだけでした・・・

 

行った日の気温は、おそらくマイナス15度くらいだったのでは、と思いました。

(実際、天気予報等でもそうなっていました。)

すごく寒いですので、もし行かれる方は、頭の上から足先まで、防寒の用意を忘れずに!

 

音羽橋から、実際に鶴たちが片足を水面に入れて眠るところまで、

300メートル~500メートルぐらいありました。

TVだと、すぐ近くに見えるような感じですが、

実際は違いました。

肉眼では白い点の塊ぐらいにしか見えません。

少なくとも双眼鏡ぐらいは持っていった方がいいと思います。

 

いよいよ7時すぎ。

日の出とともに、丹頂鶴たちも少しずつ起きはじめ、

空へと羽ばたいていきます。

写真を紹介します。

 

黒い点のようなのが、丹頂鶴です。

 

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橋の上にはカメラを持った人だかり・・・

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おまけとして・・・

釧路市内に戻る際、一般の住宅の玄関先に、丹頂鶴が来ているのを発見!

(白いのが丹頂鶴です)

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さて、釧路市の観光について・・・

JRで釧路に来ると、駅舎が古臭いのが気になります。

1961年に建てられた、とのことですが、

保存すべき建物、という感じでもなさそうです。

札幌駅、旭川駅、函館駅、帯広駅、岩見沢駅・・・

駅はマチの顔であり、上に挙げた道内の主要駅はどれも、

立派に作り替えられています。

また、駅を中心とした街づくりが続いています。

しかし釧路市は、既に釧路駅がマチの中心ではありません。

マチの中心はイオン(イオン釧路中央、釧路町のイオン釧路)です。

バスもそこを中心に運行されているようです。

 

まずは、JR釧路駅を現代的な建物にするとか、

あるいは、旭川のように、JR旭川駅の横にイオンを隣接させるなど、

駅を中心にした街づくりをもう一度考えてはいかがでしょうか。

 

あと、釧路駅~幣舞橋の間に、大きな無料駐車場を作って(駐車場代は釧路市が負担)、

観光バスを駐車してでも、夕陽を見る観光ができやすいようにするなどはいかがでしょうか。

中心部の北大通が、地元に住む人たちにはあまり関係のない、

ビジネスホテルとかばかりだと、

ますます人が閑散とするわけです。

釧路市民にとっても、ぜひ行きたい場所にする、というのも大事だと思います。

(一時期、サラ金とケイタイのショップばかり、という時期もあったそうですが・・・)

 

春採湖も、一周できる道路をきちんと整備し、

市民が楽しめるような仕掛け、たとえば小学生向けに、

土日にスタンプラリーをするとか、

そういうのをしてはいかがと思いました。

あと、たとえば「目指せ!夕陽名人(マスター)」とか、

ある1か月で夕陽の名所めぐりスタンプラリーをするとか・・・

釧路市民ではない、ヨソからの視点で客観的に見つめなおす必要があると思います。

(余所者があれこれ余計な口出ししてゴメンナサイ・・・)

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