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2019年8月 4日 (日)

映画「天気の子」〜本当の主役は「東京」?

新海誠監督の最新作「天気の子」を、

2019年8月1日(映画の日)に、妻と一緒に観に行きました。

今回は、初めて「IMAXシアター」で観ました。

 

既にいろいろな人がそれこそ玉石混交な意見を述べられているし、

ネタバレは書きたくないので、そこには触れません。

私としては、この映画の本当の「主役」は、

帆高と陽菜ではなく、

実は「東京」(特に新宿)ではないのか、と思ってしまいました。

新宿駅近辺の様々な風景(それと「空模様」と「雨」)、これこそ、

セザンヌが飽きもせずサント=ヴィクトワール山を描いたかのように、

監督があたかも「絶世の美女」のように描きたかったものなのか・・・

天気を変える能力を使う少女(陽菜)といった設定すら、

実はそういうのこそ「背景」なのかな、とさえ思ってしまいました。

 

ただ、前々作「言の葉の庭」、前作「君の名は。」で描かれた新宿と、

今作「天気の子」で描かれた新宿は、少し様相が違いました。

「言の葉の庭」では、雨を伴っての、詩的・幻想的な新宿。

「君の名は。」では、田舎から出てきた人にとっての、

輝かしい夢の街としての新宿。

光り輝くような新宿が見事に描かれていました。

では、「天気の子」では?

特に前半、あえて見たくないアンダーグラウンドな街としての新宿が、

目の前に突きつけられます。

ついでに言えば、あまり聞きたくない音まで・・・

(水商売の求人募集の歌まで・・・)

「東京って、こわいところだ・・・」(引用間違っていたらゴメンナサイ)

というセリフが何度も出てきます。

しまいには、アンダーグラウンドの最たるものの一つである、

拳銃まで出てきます。

(その他のアンダーグラウンド的なものとしては、

ラブホテルや歌舞伎町、雑誌「ムー」など・・・)

意識的に、「君の名は。」で描かれたものとは別な新宿を提示しようとしている、

と思いました。

鉛色のトーンで描かれる雨の新宿・・・

しかし、その美しさを隠しきれるものではなく、

雨が上がって日がさすところなどは、「絶景」といえました。

 

主人公の選択が賛否両論を呼ぶものであるとか、

帆高の家出や陽菜と凪の「子ども」だけの世帯、

その他結構触法モノの設定がいろいろあり、

そこにツッコミを入れたくなる人も多いようですが、

実はあまり気にしなくてもいいのでは、とさえ思っています。

絶世の美女(?)「新宿」のミュージック・ビデオと割り切ったら、

すんなり楽しむことができると思います。

音楽の使い方は「君の名は。」同様すごく絶妙だと思いました。

 

ちなみに、最後のシーンの東京、あれは、居住不能だな、と思いました。

下水道とか電気とかのインフラが壊滅的・・・

ゴジラ襲来よりも大打撃かもしれません・・・

(あっ、これはネタバレになってしまう・・・)

 

それと、「君の名は。」の主要登場人物である、

立花瀧、宮水三葉の登場シーンはすぐにわかりましたが、

テッシー、さやちん、四葉は見分けられなかったです。

再度観る機会があればよく注視してみたいと思います。

(あと、「ふたりはプリキュア」のコスプレをした人とか、

よく見るといろいろ小ネタがありました。)

(ネタバレ注意)新海誠「天気の子」の「とあるキャラクター」について。

 

妻は帆高の選択や、

触法モノシーンが多いところにあまり賛同できなかったようですが、

私は感動しました。

やはり、「愛こそすべて」なのです!

(少なくとも、私にとっては・・・)

小学生などの「お子様連れ」にはオススメできませんが、

恋がわかる年代ならばオススメできます。

(「君の名は。」と比べてどちらが好きか、と言われれば、

「君の名は。」の方が好きですが、

「天気の子」も傑作だと思います。)

謎が謎のまま未解決で終わってしまうところが多々ありますが、

だからこそ、何度も観る価値があるのかもしれませんね。

 

余談ですが、最後の救出劇のあたり(これ以上書くとネタバレ・・・)は、

なんとなく「交響詩篇エウレカセブン」とか、

「天空の城ラピュタ」へのオマージュがあるのでは、などと思ってしまったのは、

考えすぎでしょうか?

 

できれば小説版も読んでみたいと思いました。

 

小説版『天気の子』

映画サウンドトラック

公式ビジュアルガイド

 

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(参考記事)

『天気の子』の深すぎる「10」の盲点

『天気の子』新海誠監督 単独インタビュー

 

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