« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »

2019年8月の10件の記事

2019年8月19日 (月)

NHK・「歴史秘話プリキュアヒストリア」(2019年8月10日、17日、19日放映)

NHKの「歴史秘話」シリーズの体裁で、

ガンダムシリーズ、マクロスシリーズに続くアニメシリーズは、

なんとプリキュアシリーズ!

2019年9月14日放送の「発表!全プリキュア大投票」の宣伝番組として、

8月10日(BSプレミアム)、17日(BSプレミアムとEテレ)、

19日(総合)の計4回、

「歴史秘話プリキュアヒストリア」が放送されました。

 

プリキュアTV版全シリーズを、

「女の子だって暴れたい」、

「戦う理由は『笑顔が見たいから』、

「みんな違って、みんないい」の3つの視点から紹介していました。

初代、MH、SSまでは放送順でしたが、次は一気にスマイルへ!

テーマに合わせてのシリーズ紹介は実に見事でした。

(特に、「Goプリ」から「Hugプリ」へのつなぎのところ!)

そして、各シリーズの名場面を短い時間のうちに見事に入れていた手際も流石です。

欲を言えば、作品の紹介だけで終わってしまっていたので、

ガンダムやマクロスの時と同じく45分構成で、

社会的な影響とか、

「ふたりはプリキュア」を放送当時見ていた人で、現在大学生ぐらいの人に、

なにかインタビューしてみるとか、

あるいは、製作者や声優さんのインタビューなどもあれば、

「歴史秘話」の名に恥じない番組になったのではないかと思いました。

 

各シリーズわずかな時間(単純計算しても、30÷16ですから、

1シリーズあたり2分以下の紹介になってしまいます・・・)でしたが、

その中でも心に残ったのは、

やはり「フレッシュ」の23話のところ(イースとの激闘→キュアパッション誕生)、

「ハトプリ」のところ(「ブロッサムいい」→「ブロッサムいい」)、

「ドキプリ」の21話のところ、

そして、「ハグプリ」のキュアアンフィニ誕生のところです。

(あえて言えば、SSは戦闘や飛行が美麗、で終わらせたのは、

少し寂しい扱いだと思いました・・・)

 

さて、プリキュアのベスト10予想は・・・

順位はともかく、私なりの予想を書いておきます。

 

初代(+MH):ブラックとホワイト

SS:なし

5(+GO):ドリーム

フレッシュ:パッション(又はピーチ)

ハト:マリン

スイート:なし

スマイル:ハッピーとピース

ドキドキ:ハート

ハピチャ:なし

Goプリ:なし

魔法:なし

アラモード:なし

Hug:エール

スター:ミルキー

 

いかがでしょうか?

その他の投票は全然予測がつかないです。

再投票、既に済ませました・・・

 

(おまけ)

プリキュア関連で私がよく読んでいるブログ記事を紹介します。

プリキュアの数字ブログ

キュアコンプリート!歴代~最新までプリキュア感想・ニュースブログ

金色の昼下がり

あおいろ部屋

独身隠れヲタリーマンの食卓

 

特に、最近発見した、

「金色の昼下がり」というブログは、

現在放送中の「スター☆トゥインクルプリキュア」について、

よくここまで細かく見ているなぁ〜と感心する内容です。

「スタプリ」は、前年度の「ハグプリ」ほど、

ストレートに社会的テーマをぶつけてはきませんが、

じわじわと「多様性」とかのテーマのジャブを仕掛けてきます。

10話ぐらいまでは、ハグプリと比較して地味だな〜と思っていましたが、

最近になって、ようやく面白さが効いてきました・・・

2019年8月17日 (土)

道東旅行記2019年夏(その5)〜大雨の釧路から帯広へ、旅の終わり

道東旅行記2019年夏、第5回目、最終回です。

 

2019年8月5日から始まった4泊5日の旅の最終日。

最終宿泊地の釧路は大雨でした。

泊まったホテル(釧路ロイヤルイン)の朝食はビュッフェ形式でした。

ここの朝食は楽天トラベル、じゃらん等でも評価が高かったので、

今回の旅で選択しました。

 

実際、何がすごいかというと、パンの種類です。

今回写真には撮りませんでしたが、パン屋を開けるのでは、

と思えるぐらいに豊富でした。

これが宿泊客には無料!(朝食券などはありませんでした。)

その他に、釧路地域に関係ある食材・メニューなどが豊富でした。

(参考)※少し古い記事ですが・・・

焼き立てパンの贅沢な朝食「釧路ロイヤルイン」

今回の旅での朝食で、最も印象に残りました。

(あの屈斜路プリンスホテルよりも!)

 

客室から撮った、ホテルの外の様子。

20190809-kushiro-obihiro-1

※上空に見えるのは、幽霊やUFOではなく、客室の照明の反射デスヨ。

 

釧路では午前中のんびり過ごしました。

のんびりしながらも、一番気になったのは、

帯広から列車が出ているかどうかでした。

というのも、大雨の影響で、午前中のうちに、

17時台までの特急がすべて運休することが決まっていたからです。

 

お昼は、釧路で蕎麦といえばココ!の、

竹老園東家総本店」でそば寿司を食べました。

そば寿司」というのは、蕎麦を海苔で巻いて少し味付けしたものです。

これが絶品なのです!

(札幌にも「東家」があります。そこでも「そば寿司」がありますが、

蕎麦の色は白です。)

ところで、釧路では、蕎麦の色は緑色がほとんどです。

道内でもここだけみたいですね・・・

 

その後、釧路町(といっても、「ほぼ」釧路市と言っていいぐらい、

釧路市に近い場所です。)の、「釧之助」(せんのすけ)内にある、

くしろ水族館 ぷくぷく」という所に行きました。

釧路地方で初めての水族館です。

こじんまりとした規模ですが、それなりに楽しめると思います。

 

この水槽は無料で見ることができますよ。

20190809-kushiro-obihiro-2

ここからは水族館内です。

20190809-kushiro-obihiro-3

20190809-kushiro-obihiro-4

さて、いよいよ大雨の釧路を出発し、

帯広へ向かいました。

途中、何度もスマホで帯広駅の発着を確認しましたが、

私どもが乗る予定の19時台の列車は大丈夫そうでした。

 

帯広に着いたら、雨はあがっていました。

旅の最後の観光訪問は、「なつぞら」の天陽君の家のセットがある、

真鍋庭園でした。

ここは無料ゾーンで撮影して終了でした。

20190809-kushiro-obihiro-5

20190809-kushiro-obihiro-6

20190809-kushiro-obihiro-7

まだ出発時間まで時間があったので、

十勝トテッポ工房」へ行きました。

ここのスイーツも絶品でした!

20190809-kushiro-obihiro-8

 

それから、レンタカーを返却後、

徒歩で「はげ天 本店」に行き、

豚丼をいただきました。

20190809-kushiro-obihiro-9

 

帯広から札幌へ向かう、19時台の特急は、

通常通り運行しました。

神様のご加護により、すべての旅程を安全に過ごすことができました。

 

主がすべての災いを遠ざけて

あなたを見守り

あなたの魂を見守ってくださるように。 

あなたの出で立つのも帰るのも

主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに。 

(旧約聖書詩編121:7〜8新共同訳)

 

神様に感謝!

(まとめ)

道東旅行記2019年夏(その1)〜旅の始まりと1日目・襟裳岬など

道東旅行記2019年夏(その2)〜「なつぞら」聖地巡礼?

道東旅行記2019年夏(その3)〜帯広から弟子屈町へ、摩周湖と裏摩周、神の子池

道東旅行記2019年夏(その4)〜屈斜路湖からのカヌー乗船、弟子屈から浜中、釧路へ

2019年8月16日 (金)

道東旅行記2019年夏(その4)〜屈斜路湖からのカヌー乗船、弟子屈から浜中、釧路へ

道東旅行記2019年夏、第4回目です。

 

今回の旅のメインイベントである、

屈斜路湖から釧路川の源流をカヌーで下る、という体験をする日でした。

朝4時半に起きて支度をし、5時半頃ホテルを出発し、

砂湯方面の集合場所(およそ7〜8Km先)へ車で向かいました。

5:45が集合時間でした。

(「リバー&フィールド」というところを利用しました。)

 

事前説明やライフジャケットを着用するなどして、

6時頃、屈斜路湖畔を出発しました。

カヌーの操作は同行したガイドの方が全てしてくれました。

(一応パドルを渡してくれましたが、記念写真のときにだけ使いました。)

「みどり橋コース」という、3.5Km、1時間半の船旅となりました。

当日の天気は雨が降りそうな曇天でした。

Img_20190808_060807

のんびり湖上を漂った後、いざ釧路川へ!

あの橋の下を通って川下りする、とのこと。

Img_20190808_061058

Img_20190808_061205

Img_20190808_061456

橋の下を抜けると、未知の世界が広がっていました・・・

↓この写真のところでは、清らかな水がポコポコと湧き出していました。

年中水が冷たい(一定温度)とのことです。

Img_20190808_062138

Img_20190808_062432

川を下るのには、カヌーで漕がなくても、黙っていても進んでいきます。

川のそばでは、いろいろな鳥の鳴き声が聞こえてきました。

ヤマセミやアオサギも見かけました。

Img_20190808_062543

川の中には魚(ウグイ)がたくさんいました。

Img_20190808_062614

途中の休憩時間に見つけた大きなザリガニ(ウチダザリガニ)。

ガイドの方が捕まえました。

(この後、川に戻されました。)

Img_20190808_063629

Img_20190808_065619

あっという間の1時間でした。

帰りはカヌーで戻らず、予め手配された車に乗って戻りました。

(もちろん、カヌーは車の上に載せて運んでいました。)

 

妻は、「自分でカヌーを漕いでみたかった。」と言っていましたが、

私は写真がいっぱい撮れたのでよかったです。

 

カヌー体験が終わったのが朝の7時頃。

少し時間があったので、砂湯に行きました。

前日出来なかった、砂湯に入る体験をしました。

 

朝食の前に、さっと入浴を済ませました。

朝食は夕食と同じく、ビュッフェでした。

そして、10時過ぎにチェックアウトしました。

外は雨が降り始めていました。

チェックアウト後に、硫黄山へ向かいました。

何度来ても、ここのニオイは苦手です・・・

雨は小降りだったので、少し散策しました。

Img_20190808_110623

Img_20190808_111134

お昼は弟子屈町内で食べることにしました。

そば道楽」という手打ちそばの店です。

店の外に大きな水車と、広いそば畑があります。

そばはおいしかったですよ!

Img_20190808_113617

Img_20190808_113951

Img_20190808_114409

間近で撮ったそばの花。

Img_20190808_120048

Img_20190808_120058

さて、12時頃、給油を済ませてから、弟子屈を出発しました。

浜中町まで120Kmぐらいありました。

途中の牧草地で、時々丹頂鶴を見かけました。

(写真は撮れませんでしたが・・・)

浜中町へ行く目的は・・・

前回(2014年夏)浜中町を通った際に、

素通りしてしまった、コープはまなかのソフトクリームを味わうためです。

浜中町の牛乳が、あのハーゲンダッツの原料となっているそうです!

(参考)

カンブリア宮殿「ハーゲンダッツの濃厚ミルクの産地!奇跡を起こした"闘う農協"」

(2014年8月14日放送)

テレビ東京系・カンブリア宮殿【ハーゲンダッツの濃厚ミルクの産地!奇跡を起こした“闘う農協”】

(2014年8月14日放送)

 

Img_20190808_135458

実際に食べてみると、濃厚でありながら、さっぱりとした味わいでした。

今回の旅で2番目においしく感じたソフトクリームでした。

なお、手前のパフェは期間限定のようです。

同じコープはまなかで、タカナシの牛乳も買ってみました。

こちらもおいしかったですよ!

(先日、JR札幌駅のエスタの「シロクマベーカリー」で、

下の写真の牛乳を見つけました!)

Img_20190808_140752

さすがにソフトクリームだけ食べて浜中町を出るのはもったいないと思い、

ついでなので、霧多布岬(正式には湯沸岬)に再び行くことにしました。

前回来た時には、灯台のところまでしか行っていないようでしたが、

今回はその先まで進むことができました。

Img_20190808_144536

Img_20190808_144707

Img_20190808_144958

Img_20190808_145305

Img_20190808_150126

Img_20190808_150816

Img_20190808_150844

Img_20190808_150856

霧多布岬と襟裳岬を比べてみると、私には霧多布岬の方が見応えがありました。

残念ながらアザラシは見えませんでしたが、たくさんの海鳥を見かけました。

 

浜中町から釧路市へ向かう道は雨模様でした。

釧路市では、「四季の味わい 醍醐」という店で、

懐石料理のコースを頂きました。

 

その夜の釧路市は大雨(ちょっと外に出ただけでびしょ濡れになる!)でしたが、

泊まったホテル(釧路ロイヤルイン)には、大浴場はなかったので、

天然温泉の銭湯(天然温泉 ふみぞの湯)というところへ行きました。

釧路駅から車で10〜15分ぐらいのところです。

 

さあ、道東の旅もいよいよ明日で最後・・・

しかし、大雨が気になります・・・

(帯広から特急が動くのか・・・)

ちなみに、当初予定していた、釧路湿原でのカヌー下りは、

この前日にキャンセルしておきました。

 

その5に続く)

2019年8月13日 (火)

道東旅行記2019年夏(その3)〜帯広から弟子屈町へ、摩周湖と裏摩周、神の子池

道東旅行記2019年夏、第3回目です。

 

十勝ガーデンズホテルの朝食を頂いて、朝8時にはチェックアウトしました。

目的地の弟子屈町まで(ひとまず第1目的地を摩周湖としました)、

単純計算で160Km〜180Kmほどありました。

 

以前、帯広から阿寒湖の方へ向かった時は、足寄町の方を通りました。

地図でみれば、帯広からなら、阿寒湖を通って、屈斜路湖に抜けた方が、

近いかな、と思っていました。

しかし、カーナビが示した道は、高速道路の阿寒ICを出て、

一般道を抜けるべし、というものでした。

実際、その通りに従ってみました。

 

高速道路の本別ICから、阿寒ICの間は、トンネルが多かったです。

さて、弟子屈町には、午前中のうちに到着できました。

お昼はどこにしようかな?

第1候補に挙げた店は、予約で満杯とのことで断られ、

第2候補のところも混んでいました。

月曜日から結構食べすぎが続いていたので、

この日のお昼は無しとしました。

その代わり、JR川湯温泉駅近くの、

「くりーむ童話」というジェラート店に行きました。

ここのジェラートもおいしかったですよ。

 

硫黄山。駐車料金500円とられる、というので、

駐車場の手前で撮りました。

ちょっとの滞在でしたが、硫黄のニオイが車内にこもってきました。

Img_20190807_121130

JR川湯温泉駅。「オーチャードグラス」という洋食店があります。

Img_20190807_121926

くりーむ童話」のジェラート。

Img_20190807_123018

Img_20190807_123734

 

弟子屈町の天候は曇りでした。

雨が降りそうな気配でした。

さっそく、摩周湖へ向かいました。

まずは第3展望台へ。

第3展望台付近では、摩周湖と屈斜路湖どちらも望むことができます。

Img_20190807_125539

Img_20190807_125720

Img_20190807_125927

Img_20190807_130034

Img_20190807_130050

Img_20190807_130424

 

続いて、第2展望台へ!

と思いきや、あれあれと思っているうちに、

第1展望台へ着いてしまいました。

実は、「第2展望台」というのは「幻」だったそうです。

幻の第二展望台

(看板はありませんし、よほどの方でないと、場所はわからないでしょう。)

 

さて、第1展望台に入るには、駐車料金500円がかかります。

この駐車券は、硫黄山の駐車場と共通です。

(実際、翌日に硫黄山へ行きました。)

 

第1展望台に来て、少し日差しが出てきました。

摩周ブルー」を観ることはかないませんでしたが、

ほんの少しだけ、垣間見ることができました。

Img_20190807_131818

Img_20190807_131920

Img_20190807_132230

Img_20190807_132328

Img_20190807_132722

Img_20190807_134119

摩周湖については、ちょうど2019年7月に、

NHK総合の「ブラタモリ」で放送されたのを観たのが役に立ちました。

ブラタモリ「阿寒・摩周~“色”とりどりな宝の秘密とは!?~」

 

摩周湖の観光が終わり、さて、どうしようか・・・

屈斜路湖で水遊びをするか・・・

結局、今まで行ったことがない、裏摩周展望台と、

神の子池(どちらも清里町)へ行ってみることにしました。

 

道の途中でみた、畑の牧草ロール。

白黒の牧草ロールが、まるで現代アートのように見えました。

Img_20190807_142955

ちなみに、上の写真のように、牧草にラップをしているのが、

「牧草ロール」(牛のエサになる)で、

ラップをしていないものは、「麦稈(ばっかん)ロール」というそうです。

牧草ロール?麦稈ロール?北海道の畑に転がっているアレを調べてみた!

麦稈ロールは、道行くトラックに積まれてどこかへ運ばれていくのをよく見かけました。

さて、摩周第1展望台から、裏摩周展望台までは、50Kmぐらいあります。

裏摩周展望台では、小雨が降っていました。

 

Img_20190807_144818

Img_20190807_144924

Img_20190807_144940

晴天ならまた違って見えるのでしょうか。

やはり「表」の方が見応えがあると思いました。

でも、行ってみないとわからないものですね。

 

そこからさらに十数Km。

細い小路を通って、「神の子池」に着きました。

パッと見ると、「えっ、これが?」という感じでしたが、

池の奥の方まで行くと、神秘的なエメラルドグリーンの湖面が待っていました。

Img_20190807_151908

Img_20190807_151925

ここも虫が多いので、虫よけは必須です。

 

神の子池から、宿泊地の屈斜路プリンスホテルまで、

さらに50Km以上走ることになりました。

川湯温泉に入る手前に広がっていた、そば畑と硫黄山の風景です。

Img_20190807_160735

チェックインは17時の予定でしたので、まだ余裕がありました。

屈斜路湖の砂湯に立ち寄りました。

公衆トイレも多言語化していました。

中国語の簡体字・繁体字を合わせると、6カ国語!

Img_20190807_161950

屈斜路湖の「クッシー」ちゃんです!

Img_20190807_162129

この日は砂湯にも、湖にも入らず、ただ眺めるのみでした。

Img_20190807_162158

Img_20190807_162235

さて、ホテル到着!

屈斜路プリンスホテル

私どもは2名ですが、家族4名で泊まることができる大きな部屋に案内されました。

広々と使えて、もったいないぐらい・・・

満足でした!

ホテルの裏側です。

Img_20190807_171508

ホテルの庭から眺めた屈斜路湖。

ホテルの位置は、和琴半島の近くです。

Img_20190807_171631

夕食はバイキングでした。

星空ツアーのお知らせがありましたが、

残念ながら当日は曇り空でした。

それでも、雨が降らないだけ感謝でした!

その4に続く)

 

2019年8月12日 (月)

道東旅行記2019年夏(その2)〜「なつぞら」聖地巡礼?

道東旅行記2019年夏、第2回目です。

 

十勝ガーデンズホテルの朝食では、

でーでーぽっぽ」のヨーグルトが出たのがポイント高かったです。

 

朝食を食べた後、8時半頃ホテルを出ました。

ホテルの立体駐車場から出るのに結構時間がかかりましたので、

お急ぎの方は少し時間に余裕をもたせた方がいいと思います。

 

朝食後すぐですが、実は前日に行った「クランベリー」のスイートポテトセットが食べたくて、

開店早々にクランベリーへ行き、注文しました。

妻はポテトパイのケーキセットにしました。

ところで、このケーキ店、どれも安いですね!

 

20190806-tokachi-1

ポテトパイとタルトポテト、どちらにしようか迷いましたが、

とりあえずポテトパイにしました。

でも、やはりタルトポテトもおいしそうだったので、

単品で注文しました。

頼んで正解でした!

ポテトパイよりも、タルトポテトの方がおいしかったです。

 

さらば、クランベリー本店!

また帯広に行く機会があれば、ぜひ立ち寄りたいです。

20190806-tokachi-2

さて、その後、新得町へ向かいました。

カーナビは国道38号線経由を指していましたが、

私は高速道路経由で行きました。

 

柴田牧場のロケ地は、その後に行こうと思っていた、

共働学舎新得農場の近くでした。

(近く、といっても、2〜3Kmぐらい離れていますが・・・)

 

20190806-tokachi-3

20190806-tokachi-4

20190806-tokachi-5

20190806-tokachi-6

20190806-tokachi-7

20190806-tokachi-8

この看板を読むと、「なつぞら」の十勝編は、

「アルプスの少女ハイジ」をイメージしていた、ということです。

 

ちなみに、「なつぞら」十勝編のロケ地は、

十勝のいろいろなところで行われています。

全部は公開していないようです。

(参考)

朝ドラなつぞらのしばた牧場のロケ地・撮影場所はどこ?北海道十勝や十勝農業高校を調査!

 

ロケ地で写真を撮った後、そこから車で数分のところにある、

共働学舎新得農場へ行きました。

ここでお昼を食べる予定でしたが、行ったのが火曜日だったので、

カフェコーナーはお休みでした。

売店はやっていたので、ソフトクリームとクリームチーズを買って食べました。

クリームチーズといっても、ヨーグルトに近いような感じの食感でした。

(「フロマージュ・ブラン」という商品名でした。

→おそらくフランス語で「白いチーズ」)

 

20190806-tokachi-9

新得町といえば、そばの町としても有名です。

そこで、お昼ごはんは、そばを食べることにしました。

国道38号線沿いの、「新得そばの館 レストラン玄穣」へ行きました。

20190806-tokachi-10

20190806-tokachi-11

窓の外には、広々としたそば畑が広がっていました。

そばのお味もなかなかでした。

(ごぼう天そばを注文しました。)

 

この後、「なつぞら」の天陽君のモデルである、

神田日勝の美術館「神田日勝記念美術館」へ向かいました。

 

鹿追町に入ってすぐあたりの道を行く際に、

広いひまわり畑を見つけました。

パノラマモードでないと撮りきれないような広さでした。

20190806-tokachi-12

20190806-tokachi-13

さて、神田日勝記念美術館に到着!

道の駅しかおい」と駐車場が同じです。

代表作であり、未完の作品でもある、

「馬(絶筆・未完)」。

どんなタッチで描かれたのか、本来はどうしたかったのか、

よくわかりました。

また、作品を生み出した日常生活の様子なども垣間見ることができました。

30分もあれば全体をじっくり観ることができると思います。

20190806-tokachi-14

美術館の隣にある、鹿追町民ホール前のオブジェです。

この他にカメとかいろいろありました。

20190806-tokachi-15

 

この日、もう一つ行きたいところがありました。

上士幌町のナイタイ高原牧場です。

今年(2019年)6月にオープンした、

ナイタイテラスとその周辺をぜひ見たいと思っていました。

(実は10年ぐらい前に一度行ったことがあります。)

 

神田日勝記念美術館からナイタイ高原牧場へ行くには、

然別湖を通らない道でと、通って行く道があります。

楽なのは、然別湖を通らないルートです。

(時間がない方はこちらをオススメします。)

しかし、私どもは少し時間に余裕があったので

(正確に言うと、「時間に余裕がある」と考えただけでしたが・・・)、

然別湖経由の少し遠回りになる道を行きました。

 

然別湖も10年ほど前に妻と一緒に行きました。

二人では2度目の訪問となりました。

しばらく湖畔を散策しました。

20190806-tokachi-16

20190806-tokachi-17

20190806-tokachi-18

20190806-tokachi-19

然別湖から、糠平を通って、上士幌町のナイタイ高原牧場へ向かう道は、

信号がほとんどなく、対向車すらほとんど来ないような道でした。

特に、然別湖〜糠平の道の、然別湖に沿った道は、舗装がしていますが、

道幅がとても狭く、うねうねしているので、運転は要注意です。

 

さて、途中でナイタイ高原牧場の営業時間について調べると、

16時でカフェコーナーの営業終了、ということでした。

結局そこに着いたのは、ギリギリの15時50分頃でした。

まずはソフトクリームを食べました。

これが激ウマ!

今回の旅で食べたソフトクリームの中で、最もおいしかったです!

(よく考えれば、当日2個目のソフトクリーム・・・)

 

ナイタイ高原牧場には、1時間近く滞在しました。

見渡す限りの広い野原、これが一つの牧場だなんて・・・

これは北海道の絶景の一つに数えて間違いないです!

20190806-tokachi-20

(↑パノラマモードで撮りました。)

20190806-tokachi-21

20190806-tokachi-22

ナイタイテラスの室内で。

20190806-tokachi-23

20190806-tokachi-24

牧場を「下山」して、せっかくなので、

あらかじめ調べて見つけておいた、

ジェラートの店「DREAM DOLCE(ドリーム ドルチェ)」へ行きました。

ここのジェラートも絶品でした!

20190806-tokachi-25

20190806-tokachi-26

20190806-tokachi-27

20190806-tokachi-28

こう振り返ってみると、甘いもの食べすぎ・・・

 

夕食は、帯広中心部の「中国広東料理 美珍樓 本店」で食べました。

下は、ジェンガ風大根餅、とのこと・・・

香港などでよく食べられる「大根餅」をこうアレンジしましたか・・・

(おいしかったですけど、オーソドックスなのを食べたかったなぁ・・・)

 

20190806-tokachi-29

20190806-tokachi-30

その3に続く)

道東旅行記2019年夏(その1)〜旅の始まりと1日目・襟裳岬など

今回から全5回に分けて、

2019年8月上旬に行った道東旅行について書きます。

第1回目は、旅行の経緯と1日目についてです。

 

昨年(2018年)の夏には沖縄県の石垣島に行きました。

2年連続沖縄はちょっと贅沢なので、

今年(2019年)の夏は北海道を巡ることにしました。

どこへ行くか、道東か、道北か、道南か・・・

釧路湿原でカヌーをやってみたかったのと、

NHKの朝ドラで今「なつぞら」を放映しているので、

その舞台となった十勝を巡ってみたいと思いました。

また、襟裳岬はまだ夫婦一緒には行ったことがなかったので、

ついでに行ってみよう、ということになりました。

6月中旬には、ホテルやカヌーなど、鉄道以外の予約は済ませました。

 

今回の旅では、札幌〜帯広間はJRの特急で移動し、

帯広でレンタカーを借りて各地を巡る、という旅程にしました。

1日目は、襟裳岬をメインとし、ついでに中札内村に行く。

2日目は、「なつぞら」のロケ地巡り+神田日勝記念美術館をメインとしました。

帯広に2泊することにしました。

3日目は、帯広から弟子屈(屈斜路湖、摩周湖)へ。屈斜路プリンスホテルで1泊。

4日目は、屈斜路湖から釧路川の源流を下るカヌーツアーの後、

浜中町へ向かい、それから釧路へ。釧路で1泊。

5日目が最終日。釧路湿原でカヌーに乗り、それから帯広へ向かって旅を終える・・・

そういう旅行計画でした。

5日目以外はだいたい予定どおりでした。

 

さて、第1日目です。

朝7時前の特急に乗って、札幌から帯広へ向かいました。

帯広到着は9時30分頃。

晴天に恵まれました。

帯広駅前の写真です。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-1

10時にレンタカーを予約していたので、

借り受けた後すぐ、

朝食を食べるために「麦音」へ行きました。

地元の老舗パン店「ますやパン」の店舗の一つで、

日本一広大な敷地のパン店、とのことです。

おいしかったですよ。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-2

子ども向けのプログラムとして、麦刈り体験をやっていました。

その日は休みでしたが、隣にはビート資料館があります。

 

さあ、それから襟裳岬へ!

片道120Km以上の道のりでした。

 

帯広到着時は、それなりの夏の暑さがありました。

また、日差しもありました。

しかし、襟裳岬へ近づくにつれ、だんだん気温が下がり、

しかも霧が出てきました。

車の中で流れるラジオでは、

「今日も猛暑・・・」というニュースがよく流れていましたが、

北海道の一部は別なのだ、と実感しました。

 

お昼頃、襟裳岬周辺に到着しました。

気温は20℃前後。

平地なのに、酷暑とは無縁でした・・・

お昼を食べる前に岬に行くか、後にするか。

日差しがあるうちに、ひとまず岬に行くことにしました。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-3

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-4

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-5

お昼は、「短角王国 守人(まぶりっと)」という、

ファームインで食べました。

サーロインステーキとハンバーグを注文しました。

ここは民宿もやっていますよ。

ここの近辺の風景、10年ほど前の冬に一度私は見たことがありますが、

小説『嵐が丘』の舞台を彷彿とさせる感じがありました。

夏に来るとまた違った様相で、

どちらかというと、以前行ったことがある、

稚内市の宗谷丘陵に近い感じがしました。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-6

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-7

改めて襟裳岬へ。

ランチを食べる前よりも、霧が濃くなっていました。

風の館」というのがありましたが、あえて入りませんでした。

(有料です。)

青春☆こんぶ」という萌えキャラが、

強風体験ができるところにデカく展示されていました。

「七年目の浮気」のマリリン・モンロー的なのをイメージ?

ワーオー!

(セクハラネタにならないよう、スカートの下にスパッツを描いています。)

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-8

上は、風の館の入口近くにある螺旋階段の写真です。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-9

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-10 

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-11

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-12

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-13

晴れて波が穏やかな日には、岬からアザラシがたくさん見えるそうですが、

私どもが行った日は、波が高く、アザラシどころではありませんでした・・・

 

ところで、襟裳岬へ行く途中の、

トンネルがやたら多い道は、「黄金道路」と呼ばれます。

どうしてでしょう?

夕日がきれいだから?

実は、建設費が莫大にかかったから、この名称になったそうです。

この石碑は、望洋台というところにあります。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-14

 

さて、この日の主要な訪問箇所は終わりました。

残りの時間で、中札内村の六花亭の「六花の森」に行くことにしました。

六’café のラストオーダー(16時半)ギリギリの到着になりました。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-15

ちなみに、今回は「六花の森」には入場していません。

入場料800円です。

その後、同じく六花亭の「中札内美術村」へ行きました。

(「六花の森」と「中札内美術村」は、4Kmぐらい離れています。)

美術館には入りませんでしたが、森の中は散策しました。

この時期、虫が多いので、虫よけは持っていったほうがいいと思います。

これも、閉館時間ギリギリでした・・・

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-17

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-18

夕方18時頃、帯広に戻り、ホテルにチェックイン。

今回の帯広の宿は、駅前の「十勝ガーデンズホテル」でした。

 

夕食の前に、スイートポテトで有名な菓子店「クランベリー」に行きました。

スイートポテトのセットは売り切れとのことでしたが、

ケーキセットをいただきました。

 

帯広駅の近くのあちこちで聴こえてくる、

朝ドラ「なつぞら」の主題曲「優しいあの子」。

そのパロディみたいのがありました。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-19

「優しいあの子」ならぬ「優しいあんこ」!

この店独特のユーモアかな、と思いきや、

実は、帯広のいろいろなお菓子屋さんで共同開催しているイベントのようです。

 

夕食は、同じく駅前の「ふじもり」で食べました。

食後に、近くを歩いていると、アーケード街で、夏祭りをやっていました。

おびひろ広小路七夕まつり」というイベントでした。

仙台の七夕まつりのミニ版みたいな感じでした。

20190805-erimo-nakasatsunai-obihiro-20

その2に続く)

2019年8月 5日 (月)

札幌文化芸術劇場hitaru・オペラ「トゥーランドット」(2019年8月4日)〜最後の最後の余計な演出で、全部台無しに・・・

人生初の生オペラ鑑賞!

(妻は実は2回目とのこと・・・)

札幌に昨年(2018年10月)出来た、

札幌文化芸術劇場hitaru。

本格的なオペラも上演できます。

今年(2019年)の1月に、

ここでオペラ「トゥーランドット」が8月上旬に上演されるのを知り、

かなり早い段階でチケットを取りました。

オペラのチケットは高いですね・・・

一番安いチケット(学生除く)で、6000円のを、

私と妻の分、2枚取りました。

 

さて、連日の猛暑の中、舞台の幕は上がりました。

エッシャーのだまし絵に出てきそうな、

不思議な階段がある建物が左右にあり、その間の空間が主な舞台でした。

"Popolo di Pekino..."(北京の民よ・・・)で始まるオペラの第一声。

どうみても、北京には見えず、なんだか『北斗の拳』の舞台である、

世紀末の荒廃した都市にも見えてきました。

 

(参考)メトロポリタン歌劇場での「トゥーランドット」DVD

→これ、オススメです!

 

役人ピン・ポン・パンも、なんだか公園のホームレスみたいな姿でした。

ついにトゥーランドット登場!

と思いきや、一瞬、トゥーランドットのお母さんかな、と思ってしまいました・・・(失礼!)

真っ白いピエロのような衣装・・・

マツコ・デラックスさんが白い服を着ているような感じでした。

 

ちなみに、演出や衣装にはケチをつけたいですが、

「声」、「オケ」だけなら、十分に満足がいきました。

特にトゥーランドット役のジェニファー・ウィルソンさん、

リュー役の砂川涼子さん、そして、合唱!

非常に満足がいく内容でした。

 

さて、第2幕も、得体のしれない構造物はそのままでした。

残念ながら、第3幕も同じでした。

第2幕に至って、これはモダン演出だったんだ・・・と気づきました。

 

色彩感に乏しい抽象的な演出にはがっかりしました。

極めつけは、第3幕・・・

リューのアリア「氷のように冷たいあなた Tu che di gel sei cinta」が終わった後、

リューが自害して、その遺体が、舞台の真ん中に置き去りにされたまま・・・

そんな中で、カラフは姫への求愛の歌を恥ずかしげも後悔もなく、

朗々と歌い上げる訳です。

これは、過去の「トゥーランドット」上演を見て、観客が思った素朴な疑問を、

映像化したものなのかもしれません。

(リューが死んだのに、よくこんなセリフを言えるもんだよ!)

また、なぜか先日観た映画「天気の子」のラストを思い出してしまいました。

北京の民がどうなろうと、自分の父や父を世話した女奴隷リューが死のうと、

自分の愛の方が優先される超身勝手なカラフの愛に・・・

(こういう意味では、愛の王子カラフも、「蝶々夫人」のピンカートンと同じ系譜なのでしょう。)

 

配付されたブックレットに、この舞台の演出家、アレックス・オリエの言葉が書かれていました。

(引用)

トゥーランドットのトラウマの糸をたどっていくと、別の結末に到達した。プッチーニが満足できたであろう結末だと思いたい。プッチーニは全ての作品において、それぞれの悲劇のヒロインの物語を論理的に書き上げている。我々は始めからこのプロダクションでその論理性を再現することを目的としてきた。これがその結果である。

(引用終)

 

完全なネタバレになりますが、あえて書きます。

オペラの最後で、トゥーランドットが、カラフの名を民に紹介します。

「その名は愛」

輝かしい音楽と、ハッピーエンドが訪れたと思った最後の最後、

カラフがトゥーランドットの手をとって舞台中央に来た途端に、

なんと、トゥーランドットは自刃して果てます・・・

なんというバッドエンド!!!!!

思わず「なんじゃこりゃー!」となりました!

何だか、「6000円返せ!」と叫びたくなりそうでした。

 

普通なら、幕が降りて、キャストに惜しげもなく拍手するところですが、

私はこの終わり方に全然納得が行きませんでした。

思いっきり冷水を浴びせられたような・・・

 

この終わり方、考えれば考えるほど、演出家の術中にハマるだけの感じがします。

ただ、もしかすると、「姫」の立場からすれば、

悲劇的に見えるけど、実はハッピーエンドだったのでは、などとも考えました。

どんなにカラフが愛を叫ぼうとも、

所詮彼は、リューの死や民衆、そして姫自身の内面など、

何とも思わないような自己中心的な化け物なのかもしれません。

(結局、作品上では、姫の容姿に惹かれただけだから・・・)

そんな存在に陵辱されるよりは、名誉の死を選んだ・・・

 

確かに、プッチーニのヒロインはみんな死んでいます。

「トゥーランドット」では、第2ヒロインのリューが死んだから、

それで満足・・・ではなく、

やはりヒロインのトゥーランドットも死ぬ必要があったのでしょうか?

(音楽的な展開からすると無理ですが、「いや、あれは作曲家の死後、

補作されたものだから、実は違うんだ・・・という言い訳もできる訳です。)

 

とにかく、演出家の横暴に頭に来た、人生初の生オペラとなってしまいました・・・

 

死んだ蠅は香料作りの香油を腐らせ、臭くする。僅かな愚行は知恵や名誉より高くつく。 

(旧約聖書 コヘレトの言葉10:1新共同訳)

 

たとえて言えば、何十万円もするワインを飲もうとしていたら、

ワイングラスの中に、一匹の蝿が入ってしまった・・・

そんな感じの終わり方でした。

 

会場から出る際に、後ろの御婦人方が、こんな会話をしていました。

「主役もCGで置き換えた方がよかったんでは?あるいは初音ミクみたいにするとか・・・」

これまた手厳しいお言葉・・・

ただし、改めて言いますが、

音楽としては最高でした!

オペラってすごい!と思わされましたよ!

2019年8月 4日 (日)

映画「天気の子」〜本当の主役は「東京」?

新海誠監督の最新作「天気の子」を、

2019年8月1日(映画の日)に、妻と一緒に観に行きました。

今回は、初めて「IMAXシアター」で観ました。

 

既にいろいろな人がそれこそ玉石混交な意見を述べられているし、

ネタバレは書きたくないので、そこには触れません。

私としては、この映画の本当の「主役」は、

帆高と陽菜ではなく、

実は「東京」(特に新宿)ではないのか、と思ってしまいました。

新宿駅近辺の様々な風景(それと「空模様」と「雨」)、これこそ、

セザンヌが飽きもせずサント=ヴィクトワール山を描いたかのように、

監督があたかも「絶世の美女」のように描きたかったものなのか・・・

天気を変える能力を使う少女(陽菜)といった設定すら、

実はそういうのこそ「背景」なのかな、とさえ思ってしまいました。

 

ただ、前々作「言の葉の庭」、前作「君の名は。」で描かれた新宿と、

今作「天気の子」で描かれた新宿は、少し様相が違いました。

「言の葉の庭」では、雨を伴っての、詩的・幻想的な新宿。

「君の名は。」では、田舎から出てきた人にとっての、

輝かしい夢の街としての新宿。

光り輝くような新宿が見事に描かれていました。

では、「天気の子」では?

特に前半、あえて見たくないアンダーグラウンドな街としての新宿が、

目の前に突きつけられます。

ついでに言えば、あまり聞きたくない音まで・・・

(水商売の求人募集の歌まで・・・)

「東京って、こわいところだ・・・」(引用間違っていたらゴメンナサイ)

というセリフが何度も出てきます。

しまいには、アンダーグラウンドの最たるものの一つである、

拳銃まで出てきます。

(その他のアンダーグラウンド的なものとしては、

ラブホテルや歌舞伎町、雑誌「ムー」など・・・)

意識的に、「君の名は。」で描かれたものとは別な新宿を提示しようとしている、

と思いました。

鉛色のトーンで描かれる雨の新宿・・・

しかし、その美しさを隠しきれるものではなく、

雨が上がって日がさすところなどは、「絶景」といえました。

 

主人公の選択が賛否両論を呼ぶものであるとか、

帆高の家出や陽菜と凪の「子ども」だけの世帯、

その他結構触法モノの設定がいろいろあり、

そこにツッコミを入れたくなる人も多いようですが、

実はあまり気にしなくてもいいのでは、とさえ思っています。

絶世の美女(?)「新宿」のミュージック・ビデオと割り切ったら、

すんなり楽しむことができると思います。

音楽の使い方は「君の名は。」同様すごく絶妙だと思いました。

 

ちなみに、最後のシーンの東京、あれは、居住不能だな、と思いました。

下水道とか電気とかのインフラが壊滅的・・・

ゴジラ襲来よりも大打撃かもしれません・・・

(あっ、これはネタバレになってしまう・・・)

 

それと、「君の名は。」の主要登場人物である、

立花瀧、宮水三葉の登場シーンはすぐにわかりましたが、

テッシー、さやちん、四葉は見分けられなかったです。

再度観る機会があればよく注視してみたいと思います。

(あと、「ふたりはプリキュア」のコスプレをした人とか、

よく見るといろいろ小ネタがありました。)

(ネタバレ注意)新海誠「天気の子」の「とあるキャラクター」について。

 

妻は帆高の選択や、

触法モノシーンが多いところにあまり賛同できなかったようですが、

私は感動しました。

やはり、「愛こそすべて」なのです!

(少なくとも、私にとっては・・・)

小学生などの「お子様連れ」にはオススメできませんが、

恋がわかる年代ならばオススメできます。

(「君の名は。」と比べてどちらが好きか、と言われれば、

「君の名は。」の方が好きですが、

「天気の子」も傑作だと思います。)

謎が謎のまま未解決で終わってしまうところが多々ありますが、

だからこそ、何度も観る価値があるのかもしれませんね。

 

余談ですが、最後の救出劇のあたり(これ以上書くとネタバレ・・・)は、

なんとなく「交響詩篇エウレカセブン」とか、

「天空の城ラピュタ」へのオマージュがあるのでは、などと思ってしまったのは、

考えすぎでしょうか?

 

できれば小説版も読んでみたいと思いました。

 

小説版『天気の子』

映画サウンドトラック

公式ビジュアルガイド

 

【Amazon.co.jp 限定】【プライムデー記念発売】『新海誠監督作品 天気の子 公式ビジュアルガイド』+高精細複製画1枚(A4/額装あり) 付限定版 大型本 – 2019/10/31

 

(参考記事)

『天気の子』の深すぎる「10」の盲点

『天気の子』新海誠監督 単独インタビュー

 

2019年8月 3日 (土)

2019年7月に行ったところ(2)〜豊平川花火大会、ロイズ本社のローズガーデン、百合が原公園

2019年7月下旬に行って写真を撮ったところを紹介します。

 

(1)豊平川花火大会(2019年7月26日)

 

雨天中止もありえるような状況の中での開催でした。

実際、何度も傘をさしたり閉じたりしながらの観覧となりました。

しかし中止にならずに、最後まで観ることができたので感謝!

ビル街に映える花火は美しかったです。

 

20190726-28-sapporo-summer-1

20190726-28-sapporo-summer-2

20190726-28-sapporo-summer-3

20190726-28-sapporo-summer-4

 

(2)ロイズ本社のローズガーデン

バラの時期は過ぎていましたが、その他の花が迎えてくれました。

北区あいの里の隠れた名所といえます。

 

20190726-28-sapporo-summer-5

20190726-28-sapporo-summer-6

20190726-28-sapporo-summer-7

20190726-28-sapporo-summer-8

20190726-28-sapporo-summer-9

20190726-28-sapporo-summer-10

20190726-28-sapporo-summer-11

20190726-28-sapporo-summer-12

20190726-28-sapporo-summer-13

ロイズ本社前のオブジェです。

20190726-28-sapporo-summer-14

20190726-28-sapporo-summer-15

20190726-28-sapporo-summer-16

20190726-28-sapporo-summer-17

 

(3)百合が原公園

ロイズ本社(北区あいの里→最寄駅:あいの里公園駅)から

JRで札幌駅に戻る途中で寄り道しました。

百合で有名な公園ですが、あいにく百合は時期が終わり、

花のほとんどが摘み取られていました。

 

それでも少しは残っていました。

20190726-28-sapporo-summer-18

20190726-28-sapporo-summer-19

20190726-28-sapporo-summer-20

 

 

2019年8月 2日 (金)

2019年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2019年7月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:

(※トップページ及びカテゴリを除く)

ベスト3までは記事リンクをつけています。

 

一位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知

二位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?

~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

三位.「ふらの・びえいフリーきっぷ」で行く

ファーム富田(中富良野)・美馬牛(美瑛)・旭川2018(その1)

四位.学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!

~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

五位.SACDとBlu-ray Audio、どちらが優れているか?〜音響、価格、将来性・・・

六位. マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類

七位.公立学校で習熟度別授業の導入はプラスか、マイナスか?

~読売新聞北海道版・連載「学力危機」第1部・札幌の格差 (10)を読んで

八位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落

~NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」(2012年2月5日放送)

九位. 「一日散歩きっぷ」で行く富良野・美瑛の旅2017夏(少々反則アリですが・・・)

十位.NNNドキュメント’13「口は悪いが腕はいい…自閉症の子を救う男わが子に起きた奇跡」

(2013年2月18日放送)

 

先月は、教育関係の過去記事が読まれたようです。

先月書いた記事は、

一つもランクインしませんでした。

1位の記事は、

相変わらずなんでそんなに読まれるのか、

やっぱりわかりません・・・

 

先月は、富良野へ旅行に行く、と書いておきながら、

体調や日程等の都合で、結局富良野へは行くことができませんでした。

旅行関係の記事が書けたらいいなぁ・・・と考えています。

 

2019年7月中旬までは、「冷夏」かな、と思っていましたが、

下旬となって、一気に真夏に突入しました。

余談ですが、つい先日、寝苦しいので、

ニトリのNクール敷きパッドを買ったら、

少しはよくなるかな、と思い、札幌駅のエスタ内にある、

ニトリのお店に行ったら、全部売り切れでした・・・

(別な店に行ったら、涼しさレベルが低いものはまだありました。)

 

今月もご愛読よろしくお願いいたします。

« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »

2023年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

にほんブログ村

  • クラシックCD鑑賞
  • にほんブログ村
無料ブログはココログ