NHK総合・クローズアップ現代+「“京アニは日本の宝”世界に広がる支援の輪」(2019年7月22日放送)
2019年7月18日に発生した、
京都アニメーション(以下「京アニ」)へのテロ事件。
あまりにも甚大な被害に絶句しました・・・
民放での報道は、京アニの素晴らしさよりも、
犯人像や、建物の構造があたかも死を招いたかのような、
そういう方へ重きを置いていました。
(軍用とか原子炉とかでない限り、ガソリン撒かれて無事な建物など、
どこにもないはずです!
京アニの過失を問うのは、「いじめはいじめられる側も悪い」というのと同じです!)
紹介されるアニメも、「涼宮ハルヒ」のEDダンスとか、
アニメ=オタク、のステレオタイプなものが多かったように思えました。
→放火殺人で京アニの責任を問う毎日の驕り ガソリンの"爆燃"を知らずに執筆か
2019年7月22日に放送された、
NHK総合・クローズアップ現代+「“京アニは日本の宝”世界に広がる支援の輪」では、
京アニ作品の魅力である、繊細な描写や、
「ツルネ」の舞台となった長野県長野市のところなど、
短時間ながら、魅力をきちんと伝えていました。
そう、まさに「聖地巡礼」ができる繊細緻密な風景描写こそ、
京アニの魅力の一つなのです。
また、世界中のファンの声も伝えていました。
→NHK『クロ現』で緊急特集「京都アニメーション 世界に広がる支援の輪」
少しいただけなかったのは、
安否不明者の家族(おそらく遺族になられる・・・)に、
まだ気持ちの整理がつかないうちに、インタビューしているところでした。
この事件に限らず、悲劇的な事件が起こった都度、
ご遺族の方にすぐインタビューするのは、あまり好ましく思えません。
京アニの八田社長のメッセージをNHKの武田アナが代読するあたりから、
見ていられませんでした・・・
声を震わせながら、なんとかかろうじて司会の役目を果たす姿は、
視聴者の思いを代弁しているかのようでした。
→「京アニ好き」NHK武田アナ、クロ現で声震える場面 「たけたんにつられて泣いてしまった」
私も、京アニ作品では、
「けいおん!」、「日常」、「氷菓」、「甘城ブリリアントパーク」、
そして「響け!ユーフォニアム」シリーズ、「聲の形」、「リズと青い鳥」を観ました。
特に「響け!ユーフォニアム」シリーズと「聲の形」には感銘を受けました。
また、「リズと青い鳥」の手法は、アニメの新たな可能性を示唆するものでした。
それらの作品の原画が、訳のわからないいいがかりによって、
永久に失われてしまったというのは、世界にとっても大きな損失です。
それ以上に、ハイクオリティな作品を作るスタッフの方々が、
今の所34名も失われたという人的被害の大きさです。
亡くなられた方々のみならず、重軽傷を負った方々も合わせると、
世界のアニメ界にとって計り知れないほどの大きな損失です。
→京都アニメーション放火事件の悲劇は、日本アニメの価値と「世界的な喪失感」の大きさを浮き彫りにした
私も微力ながら、アニメファンの一人として、
募金で協力しようと考えております。
→今、「京アニ」のためにできること。事件の影響は計り知れないほど甚大
それと、ガソリン携行缶での販売は、身分証明書の提示や、
資格を持った人以外には10L以上の販売を禁止するなど、
新たなテロを防ぐ対策(法改正)が緊急に必要だと思います。
(農業用や除雪用などに困らないようなものに・・・)
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