« NHKEテレ・ららら♪クラシック「トムとジェリーとクラシック」(2019年4月5日放送)〜実は十二音技法まで使われていた! | トップページ | 「HUGっと!プリキュア」に感動! »

2019年4月25日 (木)

ふたりはプリキュア〜プリキュアの原点だからこその面白さ!

「ふたりはプリキュア」は日本のアニメ史上でも、

エポックメイキングな作品の一つです。

「女の子だって暴れたい!」というコンセプトから始まった、

ドラゴンボール並みの派手な肉弾戦シーンの数々!

「美少女戦士セーラームーン」シリーズに出てくるタキシード仮面のような、

ヒロインたちを助ける男性の助っ人は無しで、

後のシリーズのような、様々な技や道具もなく、

ひたすら敵に向かって何度も立ち上がっていくのは実に爽快です。

(必殺技はありますが・・・)

ジェンダーの観点からしても、

「プリキュア前」と「プリキュア後」の小さい女の子たちの意識の変化、

というのがあるのではないでしょうか?

(研究者ではないので実態はよくわかりませんが・・・)

 

「ふたりはプリキュア」(以下、「無印」と略記するのが定番だそうです。)。

続編の「ふたりはプリキュア Max Hear」は「MH」と略記)を、

本格的に(つまり全話)観るきっかけになったのは、

プリキュアシリーズ第15作の「HUGっと!プリキュア」

(以下「はぐプリ」)第21話、第22話に、

初代プリキュアが登場したからです。

(なぜ「はぐプリ」を観るようになったかは、別の記事で書くつもりです。)

そこで言及される、「ふたりはプリキュア」第8話は、ファンの間でも伝説回と言われ、

どのプリキュアシリーズでも出てくる「プリキュア解散?」の原型となるものです。

しかし私は観たことがなかったので、興味を持ちました。

ひとまずレンタルDVDで第1話と、その第8話を観てみました。

そしてすっかり魅入ってしまいました・・・

ちょうど、Amazonプライムで、全話無料視聴

(2019.4月下旬現在、2話以降は有料となってしまいました・・・)できたのも、

後押しになりました。

 

どうしてプリキュアシリーズがここまで人気を持つシリーズとなったのか、

「プリキュア」というブランドを確立できたのか。

それこそ、端的に言えば、この「無印」が今観ても、とても面白いからと断言できます。

その面白さとは、迫力あるバトルシーンもさることながら、

「なぎさ」と「ほのか」という、性格も得意分野も正反対のような二人が、

度重なる試練を乗り越えて、かけがえのないパートナーになっていく過程が、

学園生活とそれぞれの私生活の中で、しっかりと描かれていることです。

だからこそ、等身大(かなり理想化されているとはいえ・・・)の中学生像に共感したり、

一緒に笑ったり泣いたり怒ったりできるのです。

恋心やら、スイーツ好きやら・・・

かけがえのない日常を守ること、それこそがプリキュアの使命なのですから。

(「ふたりはプリキュア」から始まった「プリキュア」というシリーズブランドも、

大きく言うと2度危機があったとのことです。

特に1度目の危機を打開したのが、

「Yes!プリキュア5」(とその続編)(→メインキャラを2人から5人にし、色分けした)、

「フレッシュプリキュア」とのこと。

平成のプリキュアは、いかに“2度の危機”から復活したのか マクロ視点から振り返る

(上記記事から引用)

「実はこの「フレッシュプリキュア!」はプリキュア史の中でも、重要なターニングポイントとなっている作品なのです。プリキュアという作品が“2月に始まり、3月にオールスターズ映画上映、5月に武器を入手、7月に新しい戦士が加入、9月に最終決戦用のアイテムを入手、10月に秋の映画公開”という、一連の流れを確立したのがこの「フレッシュプリキュア!」なのです。ドラマティックな物語が動くタイミングと関連商品の発売を密接にリンクさせる手法で売り上げを大きく伸ばし、プリキュアというコンテンツを大きく進展させました。以後のプリキュアシリーズでは、全てこの黄金パターンが採用され今に至ります。」

 

「はぐプリ」や劇場版オールスターズの数々にみられるような、

初代=無双無敵、というイメージは、

実際に「初代」を観ると、そうでもないのかな、と思いました。

実は結構苦戦しています。

「初代」では2つ(正確に言うともう一つありますが)しかない必殺技も、

時には敵に跳ね除けられてしまうこともありました。

ラスボスである、ジャアクキングとの戦い(都合3度も!)では、

力の差は歴然で、ボコボコにされています。

必殺技も全然効かない・・・

それでも何度も何度も立ち上がり続ける2人の姿に、

奇跡は起こる!というところが、初代の戦闘シーンを観る醍醐味だと思います。

そう、ボクシングで、何度もノックダウンされても、

再び立ち上がるボクサーを応援するような心境に近いかもしれません。

 

おすすめ回は、

(話のタイトルではなく、内容で書いています。)

第1話 ふたりはプリキュア誕生!

第5話 早くも敵幹部の一人消滅

第8話 伝説のケンカ回

第10話 ほのか、強盗に説教する

第17話 農村で恋の進展?

第19話 敵幹部強すぎ

第20話 どっちが本当のほのか?

第21話 キリヤとのつらい別れ

第26話 ジャアクキングとの戦い第1回

第37話 ふたりはロミオとジュリエット

第42話 ふたりの絆の強さ

第45話 日常回最後

第46〜第49話 最終決戦(ジャアクキングとの戦い第2回)

 

プリキュアシリーズはどれも50話近くあります。

この「無印」も、手っ取り早く知るなら、ひとまず第1話と第8話。

気に入ったら、第37話と第42話、そして最終48〜49話を観て、

満足したなら、他の話も少しずつ観ていけばいいのかな、と思います。

最初と最後、途中での評判になった回をひとまず観て、

堀を埋めていくようなイメージです。

 

ちなみに、続編である「マックスハート」の方は、

今の所ほとんど観ていません。

これは、最初と最後ぐらいを観ればで今は十分かな・・・

(都合とはいえ、3度同じラスボスと戦うのはさすがに・・・)

 

 

ちなみに、プリキュアシリーズは色分け(ピンク、青、黄、紫、緑、赤など)がありますが、

「黒」というのは、今のところ(2019年4月現在)、「キュアブラック」しかないそうです。

プロ野球の永久欠番みたいな存在なのでしょうか。

(「ダークプリキュア」とかの敵キャライメージだから、使いにくい?)

 

こんな本まで買ってしまいました・・・

プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル 

 

« NHKEテレ・ららら♪クラシック「トムとジェリーとクラシック」(2019年4月5日放送)〜実は十二音技法まで使われていた! | トップページ | 「HUGっと!プリキュア」に感動! »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« NHKEテレ・ららら♪クラシック「トムとジェリーとクラシック」(2019年4月5日放送)〜実は十二音技法まで使われていた! | トップページ | 「HUGっと!プリキュア」に感動! »

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

カテゴリー

にほんブログ村

  • クラシックCD鑑賞
  • にほんブログ村
無料ブログはココログ