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2019年4月の7件の記事

2019年4月30日 (火)

札幌花巡り2019年4月末〜真駒内公園、百合が原公園、円山公園

平成最後の日(2019年4月30日)、

私どもは10連休を堪能中でした。

天気が晴れだったので、札幌市北区の百合が原公園と、

札幌市中央区の円山公園に行きました。

前日には、真駒内公園にも行きました。

先週気温が高い日が何日かあったので、

一気に桜や梅などが咲き始めました。

 

まずは、真駒内公園の様子。

桜よりも、お目当ては自生するカタクリの花でした。

 

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続いて、本日(2019年4月30日)午前中に行った、

百合が原公園です。

本来のお目当ては、スイセンとチューリップとムスカリでしたが、

少し早かったよう・・・

 

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遠くの山々には、まだ雪が残っています。

それがまた美しいのです・・・

行きはJR札幌駅からJR百合が原駅までJRで、

帰りは地下鉄東豊線栄町駅まで歩きました。

 

午後からは、円山公園に行きました。

少し曇りが出てきました・・・

 

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2019年4月28日 (日)

プリキュアシリーズその他(2019年4月現在視聴済のものに限る)

すっかりプリキュアシリーズにハマってしまい、

短期間のうちに、過去作のプリキュアもいくつか観てしまいました。

きっかけは、『HUGっとプリキュア』第36話、第37話で、

まさに過去作のプリキュアが大集合した回を観てからです。

 

ルックスだけで判断すると、その中で特にお気に入りになった一番は、

『魔法つかいプリキュア』のキュアミラクルとキュアマジカルでした。

(特にキュアミラクル!)

しかし・・・(それは後で述べることにしましょう・・・)

 

プリキュアシリーズは、

2019年4月現在、全16シリーズあります。

『ふたりはプリキュア』 

『ふたりはプリキュア Max Heart』

『ふたりはプリキュア Splash Star』 

『Yes!プリキュア5』

『Yes!プリキュア5GoGo!』

『フレッシュプリキュア!』 

『ハートキャッチプリキュア!』

『スイートプリキュア♪』 

『スマイルプリキュア!』

『ドキドキ!プリキュア』

『ハピネスチャージプリキュア!』

『Go!プリンセスプリキュア』 

『魔法つかいプリキュア!』 

『キラキラ☆プリキュアアラモード』 

『HUGっと!プリキュア』

『スター☆トゥインクルプリキュア』

 

このうち、既に『ふたりはプリキュア』(無印)と、

『HUGっと!プリキュア』については記事を書きましたので、

今回は取り上げません。

(よろしければお読みください↓)

ふたりはプリキュア〜プリキュアの原点だからこその面白さ!

「HUGっと!プリキュア」に感動!

 

それでは、作品放映順に・・・

未視聴=☓

1〜4話程度視聴=△

5〜10話程度視聴=◯

11話以上視聴=◎

全話視聴=☆(放映中含む)

(これは作品の評価ではありません。私が2019年4月末現在、

それぞれ何話程度観たかの記録です。)

 

・『ふたりはプリキュア』 ☆

コメントは省略します。

OP曲、ED曲は1年通して変わらないですが、

どちらも好きです。

 

・『ふたりはプリキュア Max Heart』◯

3人体制になってからのラストは見事でしたが・・・

私の中では、最初のシリーズで話が完結している感じです。

なお、『映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』も観ました。

信頼し合った二人が戦い合う姿はあまり観たくないですね・・・

ただ、終盤のバトルシーンは見事でした。

 

 

 

 

・『ふたりはプリキュア Splash Star』 ◎

『ふたりはプリキュア』の焼き直し的な面は否めないですし、

商業的にもコケてしまったですが、熱心なファンがいるので、

その声に導かれて、視聴してみました。

序盤は正直言ってそんなに面白くない感じでしたが、

敵キャラの満と薫が出てから見応えが出てきました。

後半の敵キャラ、キントレスキーは、私の好きなキャラとなりました。

主人公たちの日常生活(学校生活)よりも、キントレスキー語録と、

その激しいバトルと高貴さは魅力でした。

終盤に、満と薫が復活してからの4人体制での戦いもステキでした。

満と薫は、「ほとんど」プリキュアという感じでした。

低く評価されがちですが、この作品があったから、

「ふたりはプリキュア」がセーラームーン化せず、

主人公たちが変わっても、

「プリキュア」というブランドが引き継がれていくきっかけになったわけです。

「ふたりはプリキュア」と比較しなければ、それなりに良い作品だと思います。

欲を言えば、満と薫もプリキュアになってほしかったな、ぐらいでしょうか・・・

OP曲、ED曲(後期)ともに気に入りました。

 

 

 

 

・『Yes!プリキュア5』△

・『Yes!プリキュア5GoGo!』△

「プリキュア」終了の危機を、5人体制にすることで見事に起死回生を図った作品です。

戦隊モノテイストが出ていますね。

なお、『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』も観ました。

バトルシーンはかなり見応えがありました。

ただ、芸人ネタは、流行が過ぎてから観るとイタイものがあるかも・・・

キュアドリームとダークドリームの友情は、

劇場版だけで終わってしまうのがもったいない感じでした。

 

 

作品としては「プリキュア5」「GOGO」共に、

あまり観ないままの状態ですが、

主人公、夢原 のぞみ=キュアドリームを演じる、

三瓶由布子さんの声は、ヒーローと可憐な乙女のどちらも兼ね備えた、

理想的なものだと思いました。

『はぐプリ』第37話でも出てきた、「プリキュア・シューティング・スター」は、

なかなかカッコいい必殺技だと思いました。

 

・『フレッシュプリキュア!』 ◯

敵幹部イースが魅力でした・・・

(キュアパッションよりイースのままの方が魅力?)

第2話でシャワーシーンがあるのにビックリ・・・

 

・『ハートキャッチプリキュア!』◎

『はぐプリ』第37話に出てきた、

一人だけミョウなポーズで出てくるキュアマリンが気になり、

「キュアマリン=来海 えりか」目的で視聴してみました。

人物像がこのシリーズだけ、他のシリーズと明らかに異質です。

ギャグアニメにふさわしいキャラ造形とは打って変わって、

バトルシーンは第1話のダークプリキュア対キュアムーンライトから激しいものがあります。

敵キャラのダークプリキュアの強さは、各シリーズのラスボス

(及び『はぐプリ』のドクター・トラウム)を除いて、歴代最強なのでは、と思いました。

ダークプリキュア対キュアムーンライトのバトルシーンは、

もはやドラゴンボールみたいでした・・・

一方、キュアムーンライトと、他の3人のプリキュアの力の差がありすぎなのは、

ちょっとやりすぎな気もしました。

(チームになっていない!)

 

えりか=キュアマリンのキャラは、唯一無二なスゴさでした!

第1話の強引さから始まり、

第28話、第39話のプリキュア失格な発言、行動が、彼女だから許せてしまうというか・・・

「汚部屋」キャラでもあります・・・

 

あと、敵の怪物キャラ「デザトリアン」が、奇っ怪な声(CV:金田朋子さん)で、

心の叫びをダダ漏れさせるところもツボでした。

(怪物が「ザケンナー」とか「コワイナー」とか「オシマイダー」などと何度も叫ぶよりも、

こちらの方がやはり面白いですね・・・)

 

特に感動した回は、第14話の母の日回、

それと第37話、第38話の自分自身の心に向き合い、受容する話、

そして、第47話、第48話のダークプリキュアとの最終決戦回でした。

(最終話よりもこちらの方が心に残りました。

特にダークプリキュアが光となって消えていくところや、サバーク博士が死んでしまうところ・・・)

ダークプリキュアの高山みなみさんの声がすごく印象的で、圧倒的な存在感でした。

 

『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』も観ました。

 

 

他のシリーズの劇場版と違い、この劇場版だけを観るなら、

特に小さいお子さんたちはそんなに楽しめなかったのかな、とも思いましたが、

ストーリー展開は大人の視聴に耐える良作だと思いました。

(バトルシーンは控えめでしたが・・・)

何より、本来の主人公であるつぼみ=キュアブロッサムが、

キュアムーンライトやキュアサンシャインがいても埋もれず、

とても主人公らしい活躍をしているところがステキでした。

つぼみ、えりか共にTV本編よりも美少女キャラになっているのもプラスでした。

(TV版では出てこない髪型がちょっとだけ出てくるのも魅力でした。)

 

時間の都合で全話は観ていないですが、『ハートキャッチプリキュア』は、

「はぐプリ」→「初代」に続いて私のお気に入りの作品となりました。

OP曲とED曲(前期、後期)共に気に入りました。

 

 

・『スイートプリキュア♪』 ◯

キュアリズムのデザインは『魔法つかいプリキュア』に次いで気になりました。

音楽がテーマの割には、もう少し楽器の演奏シーンなどにリアリティを持たせては、

などと考えてしまいました・・・

(『のだめカンタービレ』とか「響け!ユーフォニアム』までは望まなくとも・・・)

 

・『スマイルプリキュア!』◯

5人のプリキュアどれもキャラクターとして人気ですね。

有名な第43話はそれなりに感動しました。

なお、本編には関係ありませんが、

2019年4月21日にNHK総合で放映された、

♯声優ぷらす 機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では、

キュアハッピーを演じた福圓美里さんが、 フラウ・ボウ役の声優として登場していました。

番組後半で、

いきなり『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラの声を演じるところがありましたが、

とても素晴らしい演技でした。

 

・『ドキドキ!プリキュア』☓

 

・『ハピネスチャージプリキュア!』☓

ただし、『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』は観ました。

幸せを集めるプリキュアも、魔法のように女の子の足を癒すことはできなかった・・・

 

 

・『Go!プリンセスプリキュア』 △

ストーリー評価がかなり高い作品のようですね。

まだ1話しか観ていないので、今後の楽しみにしておきます。

 

・『魔法つかいプリキュア!』 △

全プリキュアシリーズの中でも、みらいとリコのキャラは、

特に美形キャラだと思います。

しかし、実際に観てみると、外面は一応中学生設定でも、

中身は幼稚園児みたいな感じだな、と思いました。

(ちょっと引きました・・・)

※ファンの皆様、ゴメンナサイ・・・

ただし劇場版『映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』は、

なかなかだと思いました(特にバトルシーン)

(「はぐプリ」第37話に、足だけ登場したキュアモフルンを観てみたかったので、

視聴しました。)

 

映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!

 

 

・『キラキラ☆プリキュアアラモード』 ☓

 

・『HUGっと!プリキュア』☆

TV本編へのコメントは省略します。

『映画 HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』も観ました。

思い出が消えてしまう、というのは辛いことですね・・・

15周年記念作品なので、全プリキュアが登場、というコンセプトは決まっていましたし、

物語の展開上も、たくさんのプリキュアが出てくる必要はありましたが、

終盤のプリキュア全員登場は、あくまでオマケ、ボーナスかな、と思いました。

初代プリキュアのなぎさ・ほのかの絆の強さ、

敵を愛で包み込むキュアエールの大活躍は感動モノでした。

 

 

 

・『スター☆トゥインクルプリキュア』☆

初めて、第1話からほぼリアルタイム

(とはいえ、録画したものを観る形ですが・・・)で観ることになっている作品です。

キャラデザインや変身シーン(自分たちで歌いながら変身!)はとても魅力的ですが、

今のところ、まだどの主要キャラクターの学校生活・日常生活、

どちらも描ききれていない感じがします。

(2019年5月から、ようやくそれぞれのキャラの日常生活が描かれそうですが・・・)

多様性(異文化交流)をテーマに、どこまで描くのか、

一応、期待しておきます。

 

主人公キュアスターが強化必殺技を出そうとする時に、

敵キャラが妨害してしまう、というのは、かなり掟破りな感じがしました(第10話)。

※プリキュアシリーズや戦隊モノでは、悪役は必殺技が出る時待ってあげるのが、

いわゆる「お約束」ではないですか・・・

 

OP曲もいいですが、ED曲(『パペピプ☆ロマンチック』は、

珍しく歌詞に「プリキュア」が出てこなくて、なおかつ不思議な感じの歌です。

 

 

 

なお、劇場版のプリキュアオールスターズもいくつか観ましたが、

たくさんのプリキュアが出てくる以外は、それほど魅力的ではなかったです・・・

(前述の『映画 HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』は、

例外中の例外といえる素晴らしい作品ですが・・・)

2019年4月27日 (土)

「HUGっと!プリキュア」に感動!

2004年から続くプリキュアシリーズ。

プリキュア=幼女向けというイメージで、アンパンマンとかと同様、

保育園や幼稚園、小学校低学年までは観ていても、もう少し経つと「卒業」するもの・・・

というイメージしかありませんでした。

実際、初代「ふたりはプリキュア」か、

その続編「ふたりはプリキュア マックスハート」の一部は、

リアルタイムでその一部を何度か観たことがあります。

だいたいが、日曜の朝に出かける前に、さっと眺める程度でしたが、

怪人(当時の私にはそう見えたのです)を倒すのに、

なんとなくワンパターン(まるで「水戸黄門」の印籠・・・)だな、

などと思った程度でした。

 

認識を変えたのは、2018年になってから、Yahoo!ニュース等で、

「HUGっと!プリキュア」の内容が何度も取り上げられるようになってからです。

たぶん、この記事だったかな、と思います。

プリキュアが「男の子だってお姫様になれる!」と叫んだ。はぐプリ19話が伝えた、すごいこと(HUFFPOST2018年6月10日)

確かに話題になった、「男の子だってお姫様になれる!」という言葉。

幼女向けアニメで、こんなこと言ってしまうのはある意味凄いな、実際はどうなんだろう?

と思い、録画して(でも超早送りで)観てみることにしました。

たぶん、初めて観たのが、第20話の、

キュアマシェリとキュアアムールが登場する回だったと覚えています。

そして次の週が、初代のプリキュアが登場・・・

まだそのあたりは真剣に観ていなかったですが、

第36話、第37話の、過去のプリキュア大集合で敵をフルボッコ、という回に至って、

本当に「この作品すげぇ〜」と思えるようになりました。

まさに、「ミイラとりがミイラに・・・」状態?

最終回(第49話)の前の第48話は録画で2度観ました。

最終話の出産シーンにはびっくりしました・・・

 

今回、少し時間的余裕ができたので、

TSUTAYAで「HUGっと!プリキュア」(以下「はぐプリ」と略記)のDVDを、

第1話から第36話まで(Vol.1〜12)一気に観てしまいました。

(その後の話は、まだ新作扱いか、2019年4月でまだ出ていないかです。

まぁ、一応録画して観ていますが・・・)

改めて観てみると、この作品はプリキュア史上、

やはり画期的な作品なのだと思わされました。

たとえるなら、最初の「ふたりはプリキュア」が「超時空要塞マクロス」だとすれば、

「はぐプリ」は「マクロスF」みたいなものです。

(ナンノコッチャ・・・)

つまり、集大成であり、革新でもある、というか・・・

 

結構心に刺さるセリフが多いのも魅力でした。

たとえば・・・

第5話の「十分がんばっとるヤツに がんばれ言うんは酷やで」とか、

話題になった「男のだってお姫様になれる!」、

「人の心をしばるな!」(第19話)とか、挙げるとたくさんあります。

 

主人公、野乃はな(キュアエール)が前髪を自分で切って(切りすぎて・・・)、

新しい学校に通うところから物語は始まります。

このシーン、既に伏線があります。

23話で明らかになる、過去のいじめ体験が背景にあります。

実はこの「HUGっと!プリキュア」(以下「はぐプリ」と略記)、

作品中に、今日的な社会問題を随所に取り上げています。

いじめ、育児、出産、ブラック企業、ジェンダー、高齢者・・・

従来の妖精キャラ(変身アイテムになるなど・・・)の代わりに、

「はぐたん」という赤ちゃんを設定したのもなかなかです。

妖精キャラのハリハム・ハリーが人間の姿になると、

カッコいいイクメンになるのも、

プリキュアに変身する少女たちや、

主人公の家族がはぐたんの子育てに協力するところなど、

いわゆる「ワンオペ育児」をさらっと否定しているのは、

社会的メッセージが含まれています。

 

ところで、この作品では、学校生活はあまり描かれていません。

「学校」も「社会」の一部ですが、あえてあまり描かれていないことにより、

幼い子たちと一緒に観ているであろう、大人へのメッセージ性を高めたのかもしれませんね。

主人公が中学生だと、社会生活は当然、学校が中心となりますが、

はぐプリでは、学校のシーンはそれほど出てこなく、

主人公たちの話は、放課後や、学校が休みの時に展開されます。

だからこそ、社会を見据える展開ができたのでしょう。

(既にプリキュアシリーズではたくさんの学園生活が描かれていますね。)

 

ただし、いじめについては別です。

23話、31話では、主人公はなが、転校前の学校で、

友達をいじめから守ろうとして、はながいじめの対象にされてしまう、

つらい過去が描かれています。

(それが、1話での前髪を自分で切ってから、新しい学校に登校する、

というシーンにつながります。)

どんなことがあっても娘を愛し支える母の愛と、

辛かったら逃げていいんだよ(この作品では、「転校すること」)、

というメッセージは、子どもよりも保護者向けですね。

 

メインの5人以外では、若宮アンリの存在が際立っています。

登場するたびにいろいろな意味で話題になったキャラです。

特に重要な社会的メッセージを打ち出した19話、

ついには男性がプリキュアに変身、ということで、

Yahoo!ニュースにまで取り上げられた42話。

あと、子ども向けの範疇を完全に超えてしまった深いセリフが出る33話。

どの回もメインの5人が霞むほどの存在感を出しています。

ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のメイン登場人物が、

思想を人物化させたような感じで、

このアンリ君も、ジェンダーとかの問題を観念的ではなく、

生きた人物像を通して現そうとしたものなのでしょう。

 

社会的なメッセージ抜きでも、構成の巧みさは実に見事です。

ギャグ回で終わりかな、と思いきや、

最後の1分で「えっ!」と次週につなぐ展開が多かったです。

印象的なのは、第7話のアンリ初登場回(いきなり出てきてほまれにHUGする)、

第10話(はなが変身できず、はぐたんが力尽きて次回に続く)

第12話(「恐怖の訪問者」が本当にやってきてしまう)

第16話(ルールーの正体がわかってしまう)

第21話(最後の最後でいきなり初代「ふたりはプリキュア」の2人が出てくる)

第33話(アンリ回。話が解決したと思いきや・・・)

第40話(ドクタートラウム再登場)

 

オススメ回はたくさんありすぎて困るぐらいですが、

(無駄な回、というのがほぼ無いぐらいです。)

あえて言えば・・・(タイトルではなく、見どころで紹介しています。)

1話→すべての始まり

4話、5話→ほまれ、プリキュアになれず・・・→プリキュアへ変身!

9話→えみる登場ハチャメチャ回

10話、11話→はなのネガティブ回、敵幹部チャラリート退職・・・

13〜22話→ルールーに心が生まれ、仲間になる→キュアマシェリ、キュアアムール誕生!

(この間の話はどれも素晴らしいです!

19話のジェンダー回、20話のキュアマシェリ、キュアアムール登場回、

21・22話の初代プリキュア登場回も単に映画の宣伝ではなく、

話の重要なところに関わってきます。)

23話→はなのつらい過去が明らかに。

25話→ハリーの過去が明らかに。

26話、27話→お母さん、お父さんになることの大変さと喜び。

(特に27話では、出産シーンがそれなりの尺をとって描かれているのが凄い!)

28話→種族を超えた愛。犬と猫、人間とアンドロイド・・・

31話→はなのつらい過去回2。

32話→人魚姫の話を通して、ほまれに失恋フラグ。

33話→僕って、何?

36話、37話→劇場版いらないじゃん?歴代プリキュア大集合!

42話→アンリ君闇落ちから、男の子プリキュアへ!

43話→ほまれ大失恋!

44話→さあや、医者になることを決める。

46話〜48話→最終決戦。

49話→2030年の主人公たち。はな出産!

 

もっと手っ取り早く、というなら、

いきなり問題の19話から観てみるのをオススメします。

 

心が疲れていたり、寂しさを覚えたりしている時にみると、

とても心にしみる話が多いので、

年甲斐もなくぼろぼろ泣きながら観てしまうことも多かったです。

 

並行的に、プリキュアの他のシリーズもいろいろ観てみましたが

(全てのシリーズではないですが)

時々感動的な回はあるものの、

この「はぐプリ」ほど、感動回がかなり頻出(連続)する、というのは、

今のところまだ知りません。

 

先程取り上げなかった回も、一つひとつのエピソードが丁寧に作られています。

出産回とかは、社会教育用にも使えるのでは、とさえ思ってしまいました。

 

よく考えてみると、この作品の中では、誰一人死んでいないですね。

チョイ役かな、と思った登場人物が何度も出てきたり、

敵幹部も浄化されて、第2の人生を歩んでいるところが素晴らしいです。

 

バトルシーンは、

過去のプリキュア全戦士が出てくる第36話、第37話のようなお祭り回もありますが、

最終決戦以外では負ける感じがしない安定感がありました。

(バトルシーンを求めるなら、「ハートキャッチプリキュア」とかの方がオススメかも)

そもそも「敵を倒す」というよりは、「敵を優しく愛で包み込んで浄化する」という感じですから、

「愛は無敵」なのかも・・・

 

ところで、「はぐプリ」の敵は、「クライアス社」です。

(クライアス=暗い明日)

本来、究極の「ブラック企業」でありながら、意外にも、

有給休暇をきちんと取れる、稟議承認や「ホウ・レン・ソウ」が必要など、

実は「ホワイト」なのでは、と思わせられるところはツボでした。

とはいえ、プリキュアシリーズの過去作の敵は、

なんだかよくわからない破壊欲求があり、

一言で言えば、「闇の力が支配する」=究極の目的、という感じです。

しかし「はぐプリ」のクライアス社は、

実は「人々が苦しむことがないよう、人々の幸せのために」未来を止める、

という彼らなりの正義感(?)、使命感があると思います。

 

ある意味、人を数人殺す程度のレベル(それが快楽殺人であっても)と、

宗教や◯◯主義(共産主義やナチス、民族主義・・・)が、

「正義」の名の元に犯す大量殺戮には雲泥の差があります。

本当に怖いのは、そういう独善的な「正義」なのでしょう。

(そういう意味で、私は、旧約聖書の中でも異質な書である、

『伝道者の書(コヘレトの言葉)』の、

あなたは正しすぎてはならない。」(伝7:16新改訳2017)という言葉が好きです。

正義と悪、光と闇、ほどほどのバランスがちょうどいいのかも・・・)

 

ネタバレになってしまいますが、

最終話まで観ると、主人公のはな=キュアエールと、

クライアス社の社長(ラスボス)、ジョージ・クライとの戦いは、

愛するが故の、壮大な痴話喧嘩なのかもしれません・・・

 

 

はぐプリのプリキュアたちは、どの子も何らかの心の傷を抱えています。

だからこそ、傷ついた心を癒やし、明日へと向かう力を与えてくれるのでしょう。

傷ついたり、挫折したりしたからこそわかる、共感という深い癒しがあるのです。

 

おまけに・・・

「はぐプリ」では、黄キュアとして、

フィギュアスケート選手の輝木ほまれ(キュアエトワール)が活躍します。

作中では、女子として4回転ジャンプを決める、というのが出てきますが、

既に現実世界では、女子として4回転ジャンプに成功したロシアのジュニア選手や、

世界選手権でも、トゥルシンバエワ選手がシニアの大会のフリーで、

実際に4回転サルコウを成功させる、という時代になりました。

アニメが現実に追いつき追い越された感じがありました。

(さすがに5回転ジャンプ、となると無理がありますが・・・)

ちなみに、ほまれ回(特にハリーとの絡み)は結構好きでした。

 

HUGっと!プリキュア vol.1【Blu-ray】

2019年4月25日 (木)

ふたりはプリキュア〜プリキュアの原点だからこその面白さ!

「ふたりはプリキュア」は日本のアニメ史上でも、

エポックメイキングな作品の一つです。

「女の子だって暴れたい!」というコンセプトから始まった、

ドラゴンボール並みの派手な肉弾戦シーンの数々!

「美少女戦士セーラームーン」シリーズに出てくるタキシード仮面のような、

ヒロインたちを助ける男性の助っ人は無しで、

後のシリーズのような、様々な技や道具もなく、

ひたすら敵に向かって何度も立ち上がっていくのは実に爽快です。

(必殺技はありますが・・・)

ジェンダーの観点からしても、

「プリキュア前」と「プリキュア後」の小さい女の子たちの意識の変化、

というのがあるのではないでしょうか?

(研究者ではないので実態はよくわかりませんが・・・)

 

「ふたりはプリキュア」(以下、「無印」と略記するのが定番だそうです。)。

続編の「ふたりはプリキュア Max Hear」は「MH」と略記)を、

本格的に(つまり全話)観るきっかけになったのは、

プリキュアシリーズ第15作の「HUGっと!プリキュア」

(以下「はぐプリ」)第21話、第22話に、

初代プリキュアが登場したからです。

(なぜ「はぐプリ」を観るようになったかは、別の記事で書くつもりです。)

そこで言及される、「ふたりはプリキュア」第8話は、ファンの間でも伝説回と言われ、

どのプリキュアシリーズでも出てくる「プリキュア解散?」の原型となるものです。

しかし私は観たことがなかったので、興味を持ちました。

ひとまずレンタルDVDで第1話と、その第8話を観てみました。

そしてすっかり魅入ってしまいました・・・

ちょうど、Amazonプライムで、全話無料視聴

(2019.4月下旬現在、2話以降は有料となってしまいました・・・)できたのも、

後押しになりました。

 

どうしてプリキュアシリーズがここまで人気を持つシリーズとなったのか、

「プリキュア」というブランドを確立できたのか。

それこそ、端的に言えば、この「無印」が今観ても、とても面白いからと断言できます。

その面白さとは、迫力あるバトルシーンもさることながら、

「なぎさ」と「ほのか」という、性格も得意分野も正反対のような二人が、

度重なる試練を乗り越えて、かけがえのないパートナーになっていく過程が、

学園生活とそれぞれの私生活の中で、しっかりと描かれていることです。

だからこそ、等身大(かなり理想化されているとはいえ・・・)の中学生像に共感したり、

一緒に笑ったり泣いたり怒ったりできるのです。

恋心やら、スイーツ好きやら・・・

かけがえのない日常を守ること、それこそがプリキュアの使命なのですから。

(「ふたりはプリキュア」から始まった「プリキュア」というシリーズブランドも、

大きく言うと2度危機があったとのことです。

特に1度目の危機を打開したのが、

「Yes!プリキュア5」(とその続編)(→メインキャラを2人から5人にし、色分けした)、

「フレッシュプリキュア」とのこと。

平成のプリキュアは、いかに“2度の危機”から復活したのか マクロ視点から振り返る

(上記記事から引用)

「実はこの「フレッシュプリキュア!」はプリキュア史の中でも、重要なターニングポイントとなっている作品なのです。プリキュアという作品が“2月に始まり、3月にオールスターズ映画上映、5月に武器を入手、7月に新しい戦士が加入、9月に最終決戦用のアイテムを入手、10月に秋の映画公開”という、一連の流れを確立したのがこの「フレッシュプリキュア!」なのです。ドラマティックな物語が動くタイミングと関連商品の発売を密接にリンクさせる手法で売り上げを大きく伸ばし、プリキュアというコンテンツを大きく進展させました。以後のプリキュアシリーズでは、全てこの黄金パターンが採用され今に至ります。」

 

「はぐプリ」や劇場版オールスターズの数々にみられるような、

初代=無双無敵、というイメージは、

実際に「初代」を観ると、そうでもないのかな、と思いました。

実は結構苦戦しています。

「初代」では2つ(正確に言うともう一つありますが)しかない必殺技も、

時には敵に跳ね除けられてしまうこともありました。

ラスボスである、ジャアクキングとの戦い(都合3度も!)では、

力の差は歴然で、ボコボコにされています。

必殺技も全然効かない・・・

それでも何度も何度も立ち上がり続ける2人の姿に、

奇跡は起こる!というところが、初代の戦闘シーンを観る醍醐味だと思います。

そう、ボクシングで、何度もノックダウンされても、

再び立ち上がるボクサーを応援するような心境に近いかもしれません。

 

おすすめ回は、

(話のタイトルではなく、内容で書いています。)

第1話 ふたりはプリキュア誕生!

第5話 早くも敵幹部の一人消滅

第8話 伝説のケンカ回

第10話 ほのか、強盗に説教する

第17話 農村で恋の進展?

第19話 敵幹部強すぎ

第20話 どっちが本当のほのか?

第21話 キリヤとのつらい別れ

第26話 ジャアクキングとの戦い第1回

第37話 ふたりはロミオとジュリエット

第42話 ふたりの絆の強さ

第45話 日常回最後

第46〜第49話 最終決戦(ジャアクキングとの戦い第2回)

 

プリキュアシリーズはどれも50話近くあります。

この「無印」も、手っ取り早く知るなら、ひとまず第1話と第8話。

気に入ったら、第37話と第42話、そして最終48〜49話を観て、

満足したなら、他の話も少しずつ観ていけばいいのかな、と思います。

最初と最後、途中での評判になった回をひとまず観て、

堀を埋めていくようなイメージです。

 

ちなみに、続編である「マックスハート」の方は、

今の所ほとんど観ていません。

これは、最初と最後ぐらいを観ればで今は十分かな・・・

(都合とはいえ、3度同じラスボスと戦うのはさすがに・・・)

 

 

ちなみに、プリキュアシリーズは色分け(ピンク、青、黄、紫、緑、赤など)がありますが、

「黒」というのは、今のところ(2019年4月現在)、「キュアブラック」しかないそうです。

プロ野球の永久欠番みたいな存在なのでしょうか。

(「ダークプリキュア」とかの敵キャライメージだから、使いにくい?)

 

こんな本まで買ってしまいました・・・

プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル 

 

2019年4月 6日 (土)

NHKEテレ・ららら♪クラシック「トムとジェリーとクラシック」(2019年4月5日放送)〜実は十二音技法まで使われていた!

2019年4月5日放送の、NHKEテレ「ららら♪クラシック」は、

トムとジェリーとクラシック」という番組タイトルでした。

いつも何となく観ている番組なので、今回もそれほど期待はしていませんでした。

 

「トムとジェリー」は小学生の頃、よく再放送で観ていました。

(ルパン三世と同じくらい、よく再放送されていました。)

「トムとジェリーとクラシック」というから、

第19回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した、

「ピアノ・コンサート」(原題:The Cat Concerto)の、

リスト作曲「ハンガリー狂詩曲第2番」や、

ロッシーニの「セビリヤの理髪師」の、「私は町の何でも屋」とか、

そのあたりが取り上げられるのかと思っていました。

確かに、番組では、上記「ピアノ・コンサート」が映像付きで取り上げられました。

この短編に思い入れが深い、ピアニストのラン・ランさんのコメントも取り上げていました。

しかし、この番組で興味深かったのは、そこではありませんでした。

(ちなみに、他にはJ・シュトラウス二世の「こうもり」なども少し取り上げられていました。)

 

番組ゲストは、大学時代に「トムとジェリーの音楽」について論文を書いたという、

作曲家の上水樽 力(うえみずたる ちから)さんでした。

調べると、CM曲などをいろいろ作っておられるのですね。

それよりも、最初その経歴を聴いた時、正直に言って、

「トムとジェリーの音楽って、研究に値するのかな・・・」と思ってしまいました。

しかしその思いは、いい意味で見事に裏切られました。

 

この番組のメインは、「ハンガリー狂詩曲第2番」とかの既存のクラシック曲ではなく、

「トムとジェリー」のオープニング曲及び、

作品中でトムやジェリーなどの動きをあらわす様々な音楽を作曲した、

スコット・ブラッドレー(Scott Bradley, 1891年11月26日 - 1977年4月27日)と、

その音楽でした。

 

一番驚いたのは、なんと十二音技法まで作中で使われており、

それが実にユーモラスな効果を生み出していたことでした。

十二音技法→シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン・・・→難解、コワイ、退屈、耳障り・・・

十二音技法というと、そんなイメージしかないですが、

実に映像とマッチした使い方になっていてビックリでした。

 

ワーグナーの「ライトモティーフ」みたいのも実は効果的に使われていたりと、

小さい頃はなんとなく観ていてアハハと笑っていた作品の伴奏音楽が、

実はかなり計算されて作られていたということに驚きました。

 

番組最後は、あのベルリン・フィルが、サー・サイモン・ラトルの指揮で、

「トムとジェリー」の音楽を奏でているライブ映像

(2015年のヴァルトビューネ野外コンサート)で締めくくられました。

 

Berliner Philharmoniker - Waldbuhne 2015 from Berl [Blu-ray]

 

ベルリン・フィルが演奏するくらいの価値があるスコア、ということなのですね。

 

なお、「トムとジェリー」の音楽について、コンパクトにまとめた記事を見つけましたので、

参考までに紹介しておきます。

(下記ブログ記事そのものはともかく、

他の記事(スピリチュアル系)に私は賛同している訳ではありませんので、

誤解のないように・・・)

『トムとジェリー』の音楽は映像と完全にリンクした究極の映画音楽

2019年4月 2日 (火)

ブルックナー:交響曲第9番聴き比べ(3)〜その他編4盤

ブルックナーの交響曲第9番、聴き比べ第3回目、最終回です。

今回は、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル以外のオケでの演奏を取り上げます。

 

それでは、聴き比べです。

指揮者、オケ名、レーベル、録音年月、スペック(SACD、CD等)、

カップリング曲、Amazonへのリンク(ジャケット画像)又は、タワレコへのリンク、

演奏時間の順です。その後に、評価です。

☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

前回と同様、聴く前の予想と、聴き比べての結果、という形で書いてみます。

 

◯カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団(WARNER)※SACDはタワレコ限定

1976年12月

SACDハイブリッド(SACD Stereo、CD)

カップリング曲 ブルックナー:交響曲第2番(2枚組)

 

ブルックナー: 交響曲第2番、第9番<タワーレコード限定> 

(以下は通常CDです。)

Carlo Maria Giulini: The Chicago Years オリジナルレコーディングのリマスター, ボックスセット, インポート

第1楽章 25:16

第2楽章 11:05

第3楽章 26:42

 

◯朝比奈隆指揮新日本フィルハーモニー交響楽団(タワレコ限定)

1980年6月

SACDシングルレイヤー(SACD Stereo)

ブルックナー交響曲全集(SACD3枚組)

 

【SACD】ブルックナー: 交響曲全集(0-9番)、アダージョ第2番、「朝比奈隆ブルックナーを語る」<タワーレコード限定>

(以下は通常CDで、しかもプレミア付きの価格なので、参考まで・・・

SACDを聴ける環境があるならば、上記タワレコ盤をオススメします。)

朝比奈隆メモリアル・ボックス/ブルックナー交響曲全集 限定版

第1楽章 27:28

第2楽章 10:47

第3楽章 28:18

 

◯ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(DECCA)

※タワレコ限定

1995年1月

通常CD

カップリング ブルックナー:弦楽オーケストラのためのアダージョ 変ト長調

(弦楽五重奏曲 第3楽章より編曲)

 

CD】ブルックナー: 交響曲第9番, 弦楽オーケストラのためのアダージョ<タワーレコード限定>

(以下、どうしてもAmazonで買いたいという人向けに、参考まで・・・)

Bruckner;Symphony No.9 インポート

第1楽章 24:48

第2楽章 10:08

第3楽章 25:17

 

◯シモーネ・ヤング(Simone Young)指揮

ハンブルク・フィルハーモニカー(Philharmoniker Hamburg )(OEHMS)

2014年10月

SACDハイブリッド(SACD Multichannel,CD)

カップリング なし

Bruckner: Symphony No 9 Hybrid SACD, SACD, インポート

第1楽章 24:32

第2楽章 11:50

第3楽章 22:36

 

さて、前回に引き続き今回も、4盤の基本データを紹介したところで、

これから、聴き比べる前の予想と、聴き比べてみての感想を書きます。

 

聴くポイントは前回までと同様、

1.第1、第2楽章の厳しさ

2.第3楽章の金管コラールと浄福感

でしょうね・・・

 

聴き比べる前の予想は、

1.ヤング盤

2.朝比奈盤

3.ジュリーニ盤

4.ブロムシュテット盤

という順でした。

実際、この予想の通りでした。

 

ヤング盤☆4.5

朝比奈盤☆4.0

ジュリーニ盤☆4.0

ブロムシュテット盤☆3.5

といったところでしょう。

 

シモーネ・ヤング盤は、SACDマルチチャンネルというのが最大のウリで、

もう、圧倒的な音の洪水です!

音の洪水の中に飲み込まれてしまいました・・・

今回聴き比べたすべてのSACD、CDの中でも、

最も録音が素晴らしいものといえます。

女性の指揮者だからといって、侮ることなかれ!

録音が素晴らしい盤で聴きたいなら、このシモーネ・ヤング盤を迷わずオススメします。

 

朝比奈隆盤は、とても剛毅な演奏です。

とても男性的で、バレンボイムが弾き振りするモーツァルトのピアノ協奏曲や、

ムラヴィンスキーが指揮するチャイコフスキーの交響曲みたいな力強さがあります。

このSACDは、3枚組ですが、

1枚で交響曲第7番、第8番、第9番を通して聴くことができます。

ついつい通して聴いてしまいました・・・

多少、演奏のアラが聴こえてしまいますが、そんな些細なことにこだわらず、

思わず引き込まれてしまう演奏といえます。

 

ジュリーニ盤は、端正な演奏です。

ウィーン・フィルを振っての演奏と比べると、

さほど個性的ではありませんが、

歌心にあふれています。

ショルティ時代全盛期のあのシカゴ響が・・・

 

ブロムシュテット盤は、オマケの「アダージョ」のために残しておいたものです。

こちらは標準的な演奏といえます。

 

全3回に分けての聴き比べ記事を終えて、

結論として、オススメ盤を4枚挙げると・・・

 

1.シモーネ・ヤング盤

2.ヨッフム盤(DG)

3.朝比奈隆盤(新日本フィル、1980)

4.シューリヒト盤

ということになりました。

2019年4月 1日 (月)

2019年3月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2019年3月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:

(※トップページ及びカテゴリを除く)

ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.「カトリック」か「カソリック」か?~誤用に潜む軽蔑と無知

二位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類

三位.SACDとBlu-ray Audio、どちらが優れているか?〜音響、価格、将来性・・・

四位.学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!

~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』

五位.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64聴き比べ6盤

〜女性ヴァイオリニスト対決?

六位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?

~おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

七位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・

八位.ブルックナー:交響曲第9番聴き比べ(1)〜VPO・SACD編3盤

九位.近藤麻理恵 著『人生がときめく片づけの魔法 改訂版』

(河出書房新社)を読んで、CDと本で片付けをしてみた件

十位.グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16 聴き比べ7盤

 

さて、新しい年号(令和)が決まりましたね。

どんな世の中になるのやら・・・

まさか、お上の命「」に(盲目的に)「」せよ・・・

なんてことにならなければいいですが。

 

小さな者から大きな者に至るまで皆、暴利を貪り

預言者から祭司に至るまで皆、虚偽をなす。

彼らは、わが民の傷を安易に癒して

「平和、平和」と言うが、平和などはない。

(旧約聖書エレミヤ書6:13〜14聖書協会共同訳)

 

年号に込めた「和」が、本当に、

いろいろな人が仲良く「平和に」暮らせるならいいですが、

「忖度」の日本的同調圧力なら、実にイヤなものです。

何か、素直に喜んでいいのやら・・・

NHKを始め、

民放各局が元号発表前から、

3時間近くも延々とどうでもいい「報道」を垂れ流し、

何か「(必ず)喜ばなければならない」感を出していたようにも思えます。

喜ばないのは「非国民」?

 

私としては、憲法を守る立場から、皇室の方々を尊重しますし

(そこは皇室を尊ばない、一般のクリスチャンとは一線を画するところです。)、

日本独自の文化遺産である「元号」に反対するものではないですが、

何でも「右にならえ」という風潮(同調圧力)がイヤなだけです。

 

先月書いた記事が2本ランクイン(八位及び九位) しているのは嬉しい限りです。

今月もご愛読よろしくお願いいたします。

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