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2018年12月10日 (月)

原点にして、もしかして終着点?〜ショルティ(Sir Georg Solti)による、ベートーヴェン:交響曲全集(80年代録音)

私が初めて手にしたクラシック音楽のCDは、
カラヤン指揮ベルリン・フィルの、
ベートーヴェン:交響曲第5番&第8番(70年代録音)でした。
これは父親からのプレゼントでした。

(参考)
Beethoven: The Symphonies (Dolby Atmos) ※Blu-ray Audio

↑もはやCDでもSACDでもなく、Blu-ray Audioの方をオススメします。

では、自分で初めて買って聴いたベートーヴェンの「第9」は、
というと、ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏(80年代)でした。
今でも、私にとって特別な一枚です。

(参考)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 CD

↑このジャケットと同じ盤でした・・・

それから、自分で「第9」の合唱団員として何回か歌ったり、
それこそ何十種類の演奏を聴いてきました。
今でも、多分「第9」だけで10盤くらいあると思います。
(今回は聴き比べ記事ではないので、正確には把握していません・・・)
それでも、ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏は、
特別な位置を占めているといえます。
というのも、「第9」のみならず、
「英雄」、「田園」については、やはりショルティ盤の演奏が基準となって、
いい演奏とそうでない演奏を聴き分けているように思います。
(「英雄」、「田園」もショルティ盤が初めて買って聴いた盤でした。)

今回、タワーレコードのVintage+plus Vol.27として、
ショルティ指揮シカゴ交響楽団による、
ベートーヴェン:交響曲全集(80年代録音)が発売されたので、
さっそく購入して交響曲全曲を聴きました。
5枚組で、「エグモント序曲」、「レオノーレ序曲第3番」も収録されています。

【CD】
ベートーヴェン: 交響曲全集(1986-89録音)、《エグモント》序曲、《レオノーレ》序曲第3番<タワーレコード限定>

トップバッターは、CD1の、「第1番」と「第3番」。
SACDと間違うくらいの優秀録音です。
低音がバリバリ響いて、家のあちこちに響きわたっていました。

なんというか、懐かしい我が家へ帰ってきたかのような響きに思えました。
放蕩息子か、はたまたペール・ギュントか・・・
結局この響きに戻ってくるのか・・・
原点にして、もしかして終着点なのかも、とさえ思ってしまいました。

文句なくオススメは、「第9」と「英雄」です。
特に「第9」は、モダンオケの演奏としては、極めて模範的です。
(元々相当な回数聴いているとはいえ・・・)

一昔前、かの宇野センセイがご存命のときは、
カラヤンやショルティの指揮によるベートーヴェンの交響曲は、
低く見られる傾向がありましたが、
今や、そういう先入観抜きに、
「いいものはいい!」と言えるようになったのは、
いいことだと思います。

奇をてらった演奏も時にはいいですが、
やはり、ベートーヴェンは、このくらいの壮大で迫力ある演奏の方が好きです。
買ってよかったと思いました。

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