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2017年1月の6件の記事

2017年1月29日 (日)

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番聴き比べ3盤〜圧倒的なGiltburg盤!

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は2曲ありますが、
有名なのは第1番の方ですね。
録音もたくさんあります。
では、第2番の方はというと・・・
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番のような日陰者扱いかもしれません。
私もつい最近まで全然聴いたことがありませんでしたし、
聴く気もなかったです。

昨年(2016年)の12月に、
アレクサンダー・メルニコフ(Alexander Melnikov)のピアノ独奏、
テオドール・クルレンティス(Teodor Currentzis)指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラによる、
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番、同第2番、
ヴァイオリン・ソナタのCDを購入しました(後述)。
実はこのCD、ピアノ協奏曲第2番は私としてはオマケと考えていたのですが、
「結構愉しい曲だな・・・」と、曲の魅力に気づきました。

それと、これもある意味たまたまだったのですが、
ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番の聴き比べ用に買ったSACDの中に、
バーンスタインによる指揮とピアノによる、
ピアノ協奏曲第2番が入っていました(こちらも後述)。
これも私としてはオマケだったのですが、
意外に愉しい曲だと思いました。

そこで、もう1盤買ってみることにしました。
ボリス・ギルトブルク(Boris Giltburg)のピアノ、
ヴァシリー・ペトレンコ(Vasily Petrenko)指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団によるNAXOS盤です。
(2017年1月25日に発売されたばかり!)

個々のCDの評はあとにして、
この曲の聴きどころは・・・
第1楽章は、実に愉しい感じで始まります。
私のイメージとしては、なんだか「トムとジェリー」のようです。
調べてみると、この第1楽章は、
ディズニー映画「ファンタジア2000」で、
アンデルセン童話「すずの兵隊」のアニメーションに使われた、とのことです。
(参考)
ショスタコーヴィチ 「ピアノ協奏曲第2番」とディズニーの「ファンタジア2000」 ~ クラシック音楽と美しいアニメーションの合わせ技にうっとり。
(ブログ名:Mum's the word ! 新米ママの独り言。)
確かに言われてみれば、「キューピー3分クッキング」的な雰囲気もありますね(*^-^)

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第2楽章がこの曲の白眉です。
そのロマンティックさは、なんとなくベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、
第5番「皇帝」のアダージョ楽章(第2楽章)を連想するほどです。
第1楽章のおどけた楽想とは対象的に、シリアスさを感じさせます。

第3楽章は、第1楽章と同様に再び楽しげな世界に戻ります。
全体で20分程の可愛らしい曲です。
第1番と同等ぐらいの扱いになってほしい、隠れた名曲といえましょう。
なお、曲については、以下のサイトを特に参考にしました。
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第2番---ショスタ家の休日2 ---
(DAINASHI MUSIC)

それでは、聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
ソリスト名、指揮者・オケ名、
レーベル・録音年月・
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。
(今回は盤数が少ないですが・・・)

◯ボリス・ギルトブルク(P)、
ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(NAXOS)
2016年1月
通常CD
カップリング ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番、
弦楽四重奏曲第2番第3楽章(ギルトブルクによるピアノ編曲版)、
弦楽四重奏曲第8番(ギルトブルクによるピアノ編曲版)

☆4.5
第1楽章 7:30
第2楽章 6:59
第3楽章 5:30

本日(2017年1月29日)届いたばかりです。
Amazonではジャケット写真がありませんが(2017年1月29日現在)、
ジャケット写真がなかなかイケメンですよ(o^-^o)

Amazonの商品紹介サイトから、曲の説明について引用します。

(引用)
およそ30年のブランクを経て書かれたショスタコーヴィチの2つのピアノ協奏曲。1933年に作曲された第1番はトランペットがピアノと同等に活躍する「二重協奏曲」であり、もともとトランペット協奏曲としてかかれた後、ピアノ・パートを書き加え、全体のバランスを取ったという成立経緯があります。また自作や他人の作品からの引用も多く、全体的には同時期に書かれた「ムツェンスク郡のマクベス夫人」と雰囲気が似ています。ピアノとトランペットは時に対立しながらも、第2楽章では美しく陰鬱なワルツを歌い上げます。第2番は1957年の作曲で、彼の息子マクシムのピアノ練習用として書かれました。
第3楽章の「ハノン(代表的なピアノの練習曲)」の引用が有名ですが、この曲も第2楽章に美しいワルツが置かれており、ギルトブルグはこれを意識し、“ワルツの作曲家"としてのショスタコーヴィチに焦点を当てることを目論みました。
そして彼自身が「弦楽四重奏曲」第8番の第4楽章と、第2番の第3楽章をピアノ独奏に編曲し、そのの繊細なリズムの揺れを表現しています。協奏曲での華麗なタッチとともに、こちらの編曲の妙もお楽しみください。
なお、このアルバムのブックレットの詳細な楽曲解説はギルトブルグ自身が執筆しています(英語のみ)

(引用終)下線部は筆者による。

録音が非常に鮮明です。
第1楽章が始まってすぐに、部屋がコンサートホールになったかのように、
芳醇で豊麗な音響に包まれます。
この演奏で聴きどころは、第2楽章です。
ショスタコーヴィチの曲で「泣ける・・・」と初めて思いました。
なんという甘美さ!
いつもの皮肉屋のショスタコーヴィチが、ロマンティックに夢想している・・・
そんな感じでしょうか?
たくさんの盤を聴き比べての感想ではないですが、
おそらく、このギルトブルク盤があれば、他はいらないかもしれませんね・・・
カップリングの第1番も名演ですが、こちらはまだ比較の余地があると思います。

◯レナード・バーンスタイン(Pと指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック(PRAGA)
1961年11月
SACDハイブリッド(Bi-channel、CD)
カップリング ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲第1番

ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲第1番、ピアノ協奏曲第2番、ヴァイオリン協奏曲第1番 (Dmitri Shostakovich : Three Concertos - No.1 for Violin / No.1 for Cello / No.2 for Piano) [SACD Hybrid] [輸入盤]

☆4.0
第1楽章 7:02
第2楽章 6:09
第3楽章 5:21

第2楽章はやはりギルトブルク盤には及びませんが、
第1楽章、第3楽章の愉しさは魅力的です。

◯アレクサンダー・メルニコフ(P)、
テオドール・クルレンティス指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ(harmonia mundi)
2010年11月〜12月
通常CD
カップリング ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン・ソナタ

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲、ヴァイオリン・ソナタ (Shostakovich : Piano Concertos, Sonata for Violin & Piano Op.134 / Alexander Melnikov, Isabelle Faust)

☆3.5
第1楽章 7:10
第2楽章 7:42
第3楽章 5:36

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番の愉しさを教えてくれた盤です。
でもさすがに聴き比べてみると、少し印象が薄くなりました・・・
通常ならピアノ協奏曲第1番→第2番の順に収録されると思いますが、
この盤では、第2番→ヴァイオリン・ソナタ→第1番の順で収録されています。
よほど、第2番の方に自信があったのでしょうね。

なお、この盤の日本語解説付きが、
Amazonでなんと9万円の値がついていた(2017年1月29日現在)のにはビックリ!
何故に?
(参考)

なお、映画「ファンタジア2000」で使われている、
ブロンフマン盤は、現在廃盤のようです。
(中古でも高値・・・\(;゚∇゚)/)

(参考)
ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲 第1番、第2番(ブロンフマン盤)

2017年1月22日 (日)

テレビ朝日系・題名のない音楽会「ヴァイオリンの名曲を奏でる音楽会」(2017年1月22日放送)〜バックが豪華すぎ?

2017年1月22日放送の「題名のない音楽会」では、
「ヴァイオリンの名曲を奏でる音楽会」として、
ヴァイオリンの名曲を紹介する、という内容でした。
メインは司会の五嶋龍(以下敬称略)でしたが、
共演者が実に豪華でした。

1曲目は、ヴィエニャフスキの「2人のヴァイオリンの為の奇想曲(カプリス)」。
五嶋龍と、マキシム・ヴェンゲーロフの共演でした。
実にスリリングな展開!
ヴェンゲーロフを出して、ここで終わらせてしまうのは、実にモッタイナイ・・・

2曲目は、ショパンの「ノクターン 第20番 遺作」を、
ナタン・ミルシテインがヴァイオリンとピアノ用に編曲した作品。
ヴァイオリンは五嶋龍で、ピアノはユンディ・リ!
ヴァイオリンが美しいメロディを奏でる中、
ピアノはひたすら地味に和音を伴奏・・・
これでユンディ・リを使うのは、またもやモッタイナイ・・・
(ユンディ・リはこの1曲で終了・・・)

3曲目は、葉加瀬太郎の「情熱大陸」。
葉加瀬太郎本人と五嶋龍が共演して、
ロックコンサートっぽい展開になっていました。
この放送回の中で一番盛り上がったところでした。

最期は、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番の第1楽章。
ちょうど昨日(2017年1月21日)、この曲の聴き比べ記事を書いたばかりだったので、
私にとっては実にタイムリーな放送となりました。
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番聴き比べ14盤
オケは東京フィルハーモニー交響楽団で、
指揮はアンドレア・バッティストーニ!
これまた豪華な取り合わせでした!
バッティストーニは第1楽章冒頭をきちんと聴こえるように演奏していました。
やはり聴こえるか聴こえないかスレスレ、というよりも、
きちんと聴こえた方が曲の世界に入りやすいな、と改めて実感しました。
バッティストーニの指揮したCDはまだ数が少ないですが、
もし彼がプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲2曲を指揮したら、
迷わず買うと思います。
演奏しながらの、五嶋龍による曲へのコメントも「なるほど」と思いました。

ここまで豪華な回だと、文句のつけようがないですね・・・
あえて言えば、ゲストの見せ場をもっと増やすなど、
もう少し扱いを増やしてほしい、くらいでしょうか。

番組HP(今回の放送回)及びブログは以下の通りです。
「ヴァイオリンの名曲を奏でる音楽会」
ヴァイオリンの名曲を奏でる音楽会(番組ブログ「音楽会の帰り道」)

余談ですが、2017年1月8日放送の「テーマ曲の秘密を知る音楽会」もすばらしかったです。
もちろん、最高は「「君の名は。」メドレー」!!!
映画「君の名は。」の映像付で、4つの主題曲をオケでメドレーとして演奏していました。
映画を観て感動した人にとっては感涙モノですね・・・
実にステキな編曲でした。
誤って放送録画視聴後すぐ消去したので、
再度BS朝日での再放送を録画したほどです。
「君の名は。メドレーの部分だけ、当面録画保存する予定です。
(参考)
→「テーマ曲の秘密を知る音楽会」(番組HP)
テーマ曲の秘密を知る音楽会(番組ブログ「音楽会の帰り道」)

2017年1月21日 (土)

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番聴き比べ14盤

2016年12月中旬から、現在(2017年1月下旬)にかけて、
最も聴いているのが、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番、第2番です。
つい最近(ホントに、先月から・・・)その美しさに開眼したばかりです。

きっかけは・・・
いつもよく読んでいるブログ「クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~」で、
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番を取り上げて、
7盤(2017年1月21日現在→今後増えるかもしれませんね・・・)紹介していたからです。
そこで私も何盤か購入して聴いてみました。
たまたま家には既に(後述の)フィッシャー盤、オイストラフ(新)盤があったので、
まずフィッシャ−盤で聴いてみたところ、あまり魅力には感じませんでした。
続いて、オイストラフ盤で聴いてみたところ・・・
ようやく曲の美しさと構造がよくわかりました!
それから、夢中になって一気に盤をかき集めた次第デス・・・

聴きどころは、第1楽章の終盤と第3楽章の終盤の幻想的な響きです。
ここで天上的な世界(白昼夢の世界?)にまで連れて行ってくれるかが、
評価の大きなポイントです。
なお、第1楽章冒頭が霧の中からスッとヴァイオリン独奏が出て来る感じなのが、
一般的な演奏ですが、
私はオケが「聴こえる」ブルックナー開始みたいに、
明確に聴こえた方を評価しています。

それでは、聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
ソリスト名、指揮者・オケ名、
レーベル・録音年月・
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー)、
(2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。
(今回は盤数が多いので、「とりあえず1枚」なら、
☆4.0以上の盤をオススメします。)

◯エディト・パイネマン(Edith Peinemann)(Vn)、
ギュンター・ヴァント指揮バイエルン放送交響楽団(Profil)
1983年1月
通常CD
カップリング ストラヴィンスキー:「火の鳥」バレエ組曲(1945年版)、
ストラヴィンスキー「プルチネッラ」バレエ組曲

L'Oiseau Du Feu / Violin Concerto

☆4.5
第1楽章 9:28
第2楽章 4:04
第3楽章 7:53

この盤で特筆すべきは、独奏よりもオケです。
ヴァントの指揮といえば、ブルックナーのが有名すぎて、
他はあまり印象にないか、厳格すぎる指揮という感じですが、
その厳格さが、プロコフィエフ演奏では最大限のプラスに働いています。
冒頭のオケパートがこの盤のように鮮明に聴こえるのは、
今回紹介した中では他にありません。
さながら、
バルトークの「管弦楽のための協奏曲」にヴァイオリン独奏が紛れ込んだ(?)かのような、
見事なオケさばきです。
ヴァイオリンの繊細さ、可憐さも絶品です。
第3楽章終盤の美しさも息をのむばかりです・・・
独奏のエディト・パイネマン(Edith Peinemann)は、この盤で初めて知りました。
あまり録音は多くないようですね。
この盤があまりにもすばらしかったので、
パイネマンが演奏する他のCDも買ってみました。
凛とした演奏です。

(参考)
ドヴォルザーク: ヴァイオリン協奏曲; ラヴェル: ツィガーヌ (1965) / エディット・パイネマン(vn), ペーター・マーク指揮, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団<タワーレコード限定>

なお、この盤のメインは、ストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲(1945年版)です。
こちらも超名演!!!
お正月前後に何度も聴いていました。
(そのうち聴き比べ記事を書きたいな・・・)

◯ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
クルト・ザンデルリンンク指揮ベルリン交響楽団(現:ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)
(harmonia mundi)
1971年4月
通常CD
※5枚組CD”Berliner Sinfonie-Orchester KURT SANDERLING"のうちの1枚。

Various Symphonies/Concertos Box set, Import

☆4.5
第1楽章 9:13
第2楽章 4:00
第3楽章 7:42

この曲の素晴らしさに開眼させられた盤です。
10年くらい前から持っていましたが、プロコフィエフ=難解、というイメージだったので、
全然聴いていませんでした。
(このセットの売りはザンデルリンクのショスタコ&引退コンサート)
決して愉しい演奏ではありませんが、モスクワの冬景色が見えてきそうです・・・
第1楽章、第3楽章の終わらせ方も理想的です。

◯ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮ロンドン交響楽団(WARNER)
1954年11月
SACDハイブリッド(2chモノラル)
カップリング プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、ヴァイオリン・ソナタ第2番

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番他(SACDハイブリッド)

☆4.5
第1楽章 9:47
第2楽章 3:50
第3楽章 7:49

とてもモノラルとは思えないほどの音の迫力があります。
SACD効果なのでしょうね。
上のステレオ盤に負けない魅力があり、優劣つけがたいぐらいです。
作品を完全に手中に収めている、という感じですね。
プロコフィエフ本人の姿が浮かんでくるかのようです。
まどろんでいるような・・・
(カップリングのヴァイオリン協奏曲第2番もこの時代の録音としてはすばらしいです。
ヴァイオリン・ソナタの方は年代相応ですね・・・)

◯チョン・キョンファ(Vn)、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(DECCA)
1975年10月
通常CD
カップリング プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲集

☆4.0
第1楽章 9:50
第2楽章 3:48
第3楽章 7:49

第1楽章冒頭から、ヴァイオリンの美しさが別格です!
それに寄り添うオケも繊細で夢心地の世界を共に紡いでいます。
ヴァイオリン独奏の燃焼感は、さながら巫女かシャーマンのよう・・・

◯フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
ロリン・マゼール指揮ベルリン・フィル(WARNER)
1987年6月
通常CD
カップリング チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

ツィンマーマン盤(”チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ツィンマーマン”で検索)

☆4.0
第1楽章 9:28
第2楽章 3:41
第3楽章 7:47

独奏もすばらしいですが、オケの雄弁さと繊細さが魅力です。
特に第1楽章のオケパートが美しいです。
第3楽章終盤は光が溢れていくかのよう・・・

◯マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)、ロストロポーヴィチ指揮ロンドン交響楽団(TELDEC)
1994年7月
通常CD
カップリング ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番

プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番

☆4.0
第1楽章 9:57
第2楽章 3:45
第3楽章 8:56

ソロの美しさ、オケの雄弁さともに理想的です。
第2楽章の不気味さも特筆に値します。
荒々しさ、グロテスクさは、今回紹介した中で最高(最凶?)です。
一番の聴きどころはやはり第3楽章。
終盤の手前では、
繊細なヴァイオリンの音色が重厚な壁をよじ登っていくかのような印象を受けました。
終盤はまさに夢の世界のよう・・・

◯アラベラ・シュタインバッハー(Arabella Steinbacher)(Vn)、
ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団(PentaTone)
2012年1月
SACDハイブリッド(SACD Multi-ch、SACD Stereo、CD)
カップリング プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

2 Violin Concertos Hybrid SACD, SACD, Import

☆4.0
第1楽章 10:22
第2楽章 3:59
第3楽章 9:09

同じPentaToneレーベルから出ている、フィッシャー盤と比較すると、
独奏、オケ共にこちらの方が骨太な感じがします。
第3楽章終盤の幻想性、終わらせ方は見事です。

◯テディ・パパヴラミ(Tedi Papavrami)(Vn)、
アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送交響楽団(Naxos)
1996年1月
通常CD
カップリング:プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

Violin Concertos 1 & 2 CD, Import

☆4.0
第1楽章 9:32
第2楽章 3:54
第3楽章 8:57

第1楽章冒頭が鮮明に聴こえます。
第3楽章のヴァイオリン独奏の甘美さはまさに妖艶な感じです。
第3楽章終盤のオケとソロの絡みの部分も実に美しい!
どこか別の世界にゆらゆらと上っていくかのよう・・・
なお、昨年(2016年)に、ソリストのパパヴラミの自叙伝が日本でも出版されました。
興味のある方はどうぞ・・・

テディ・パパヴラミ『ひとりヴァイオリンをめぐるフーガ』(藤原書店)

※私は未読です。かなり値が高いのが難点・・・

◯リディア・モルドコヴィッチ(Lydia Mordkovitch)(Vn)、
ネーメ・ヤルヴィ指揮スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
(現:ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団)(CHANDOS)
1988年9月
通常CD
カップリング プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、ヴァイオリン・ソナタ第1番

Violin Concertos Nos 1 & 2 / Violin Sonata No 1

☆4.0
第1楽章 9:32
第2楽章 3:48
第3楽章 8:28

冒頭が10秒ほど、無音に近いのが残念ですが(pしすぎ!)、
後は第1楽章、第3楽章の聴かせどころを美しく響かせています。


◯ギル・シャハム(Vn)、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(DG)
1995年6月
通常CD
カップリング プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

Violin Concertos / Solo Sonata Op 115 CD, Import

☆3.5
第1楽章 9:24
第2楽章 3:52
第3楽章 8:16

ヴァイオリンの美音がすばらしいです。
第3楽章終盤は幻想的な響きがします。

◯ユリア・フィッシャー(Vn)、
ヤコフ・クライツベルク指揮ロシア・ナショナル管弦楽団(PentaTone)
2004年5月
SACDハイブリッド(SACD Multi-ch、SACD Stereo、CD)
カップリング ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲、グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲

Russian Violin Concertos : Khachaturian / Prokofiev / Glazunov Hybrid SACD, SACD, Import

☆3.0
第1楽章 10:09
第2楽章 3:37
第3楽章 8:14

この曲を一番最初に聴いた盤です。
この盤はグラズノフやハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲目当てに買いました。
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番もカップリングされていたので、
試しに聴いてみたら、あまり印象に残らなかったので、
つい最近まで聴く機会はほとんどありませんでした。
第2楽章が特に美しいですが、第1、第3楽章は標準的かな・・・
このアルバムでのプロコフィエフは標準的程度ですが、
カップリングのハチャトゥリアン、グラズノフのヴァイオリン協奏曲は名盤といえます。
プロコはオマケと考えればいいかな・・・

◯ヴァディム・グルズマン(Vadim Gluzman)(Vn)、
ネーメ・ヤルヴィ指揮エストニア国立交響楽団(BIS)
2015年7月
SACDハイブリッド(SACD Multi-ch、CD)
カップリング プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

Prokofiev: Violin Concertos Hybrid SACD, SACD, Import

☆3.0
第1楽章 9:05
第2楽章 3:51
第3楽章 7:34

独奏は標準的。この盤はオケの方が聴きものです。
冒頭部は合格点。オケパートの細部の美しさが随所に光りますが・・・
もう少し独奏に存在感があれば、間違いなく☆4.0か☆4.5になったと思います。

◯ジェイムズ・エーネス(James Ehnes)(Vn)、
ジャナンドレア・ノセダ指揮BBCフィルハーモニック(Chandos)
2012年6月、2013年2月
通常CD
※プロコフィエフヴァイオリン作品全集(2枚組)

Complete Works for Violin CD, Import

☆3.0
第1楽章 9:46
第2楽章 3:40
第3楽章 8:32

ヴァイオリン独奏はきわめて冷静な感じです。
第3楽章終盤のソロとオケの絡みの部分はとても美しいです。

◯ヴィルデ・フラング(Vilde Frang)(Vn)、
トーマス・セナゴー(スペル難しい・・・)指揮ケルンWDR交響楽団(WARNER)
2009年3月
通常CD
カップリング シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ユモレスク№1,2,5

ヴィルデ・フラング盤("sibelius prokofiev"で検索)

☆3.0
第1楽章 10:07
第2楽章 3:52
第3楽章 8:01

標準的な演奏です。オケが少し弱いかな・・・
なお、CDジャケットは今回紹介した中では最美デスネ(*^.^*)

2017年1月 9日 (月)

NHKEテレ・クラシック音楽館 「N響コンサート 第1847回定期公演」(2017年1月8日放送)〜グレツキ:交響曲 第3番 作品36“悲歌のシンフォニー”と、アニメ「フランダースの犬」のラストシーン・・・

NHKEテレの「クラシック音楽館」。
2017年は深い悲しみの曲から幕を開けました・・・
2016年11月9日、サントリーホールでのN響第1847回定期公演の放映です。
曲目は、
モーツァルトの「クラリネット協奏曲」と、
20世紀後半に活躍したポーランドの作曲家、
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933−2010)の代表曲、
「交響曲 第3番 作品36“悲歌のシンフォニー”」でした。
我が家では録画して視聴しました(裏番組のドラマを観ていたため。)。

モーツァルトの「クラリネット協奏曲」へのコメントはパスします。
グレツキの作品「交響曲 第3番 作品36“悲歌のシンフォニー”」は、
思い入れのある曲です。

グレツキの名を、
普段「ゲンダイオンガク」や、クラシック音楽をあまり聴かない人にまで知らしめたのが、
上の盤です。
今回N響を指揮した、デーヴィッド・ジンマン指揮ロンドン・シンフォニエッタ、
ドーン・アップショウ(S)の独唱です。
英国では、1993年に発売されてミリオンセラーになったとのこと。
日本でも、結構売れたはずです。
(私も持っていました・・・)

そのジンマンが、N響を指揮してこの曲を演奏するのだから、
期待度大でした。

第1楽章は、中世のラメント(哀歌)をテキストにした、
聖母マリアが息子イエスの受難を嘆く内容。
最も有名な第2楽章は、
ゲシュタポ収容所の壁に書かれた言葉をテキストにしています。
第3楽章は、息子を失った母親の嘆きをうたった民謡がテキストです。

第1楽章は25分ほどで、
とても低くて小さい音がゆっくりと、だんだん結集して、
まるで音のカーテンを作るようです。
音の頂点で、声楽が入ります。
そして嘆きのクライマックスの後、
音は今度は逆に、
だんだん遠ざかるように小さくなっていきます。
初めてこの曲を聴いた時は、まるで山登りのように思えたのですが、
今回N響の演奏で聴くと、
聖母マリアが定点に立って、
イエス様の十字架の道行きを見届けるかのような印象を受けました。
つまり、十字架の道行がだんだん近づいてきて、
歌のところで目の前を通り、
また遠ざかっていく・・・・
そういう意味では、
バッハの「マタイ受難曲」の冒頭のような構造なのかもしれませんね。

第2楽章、冒頭の和音を聴いただけで、
条件反射的に泣きそうになってしまいました・・・
冒頭の響きは、「あの世」からの響きなのでしょう。
すぐさま苦しみの響きに戻り、
実に苦しげな声が聴こえてきます。
うめきの中から、かろうじて書かれた、
おそらく母への遺言なのでしょう・・・
同じテキストが、曲の後半から、
冒頭の天上的な響きと共に清らかに歌われます。
おそらく、「あの世」から自分の母に呼びかけているかのように・・・

ふと連想したのが、
アニメ「フランダースの犬」のラストシーンです。
よく、アニメで最も泣けるシーンとして選ばれることが多いですね。
救いようのない悲劇の中にも、天上的な視点からの救済が描かれています。
(私はテレビ版よりも、劇場版の方が好きです・・・)

劇場版フランダースの犬(DVD)

もう第2楽章だけでも涙腺崩壊?
第3楽章は、オマケかダメ押しのようなものです。

演奏自体は、独唱のヨアンナ・コショウスカが
(失礼ですが)それなりの年齢ですので、
第1楽章、第3楽章にはぴったりでしたが、
第2楽章は、やはりドーン・アップショウの凛とした歌唱の方が優れていると思いました。
(テキストを書いたのが、若い女性だったようです・・・)

なお、この曲の録音はそれほど多くないですが、
上記ジンマン盤の他にいくつかあります。

今回独唱したヨアンナ・コショウスカが1983年に録音した盤です。
指揮:カジミェシュ・コルト
管弦楽:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
ソプラノ:ヨアンナ・コズウォフスカ(コショウスカ)


クラシック音楽ファンの間では、ジンマン盤より評判がいい(らしい)盤。
ジンマン盤のヒットを受けて、1994年に録音。
ゾフィア・キラノヴィチ(ソプラノ)
ポーランド国立放送交響楽団
アントニ・ヴィト(指揮)

Antoni Wit Conducts Henryk Gorecki CD, Import

※3枚組の1枚目に収録されています。

1枚ものならコチラ
グレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」/3つの古代風小品

なお、グレツキの交響曲第3番については、既に記事を書いていますので、
よろしければお読みください。
(ジンマン盤のCDジャケットの写真を探してみて、
見つけて読んでみたら自分の記事でした(*^-^))
悲しみが結晶した音楽~グレツキ・交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」

(参考)
劇場版「フランダースの犬」とテレビ版「フランダースの犬」~軍配は劇場版の方!

2017年1月 5日 (木)

2016-2017 年末年始のクラシック音楽番組あれこれ

2016-2017年末年始、皆様はいかがお過ごしでしたか?
私は実家に帰省してゴロゴロしていました・・・(^-^;
実家には我が家のよりも2,3ランク上のオーディオ機器があるので、
我が家から8枚ほどSACD(どれもハイブリッド盤※1枚だけ通常CD)を持参して、
大音響で演奏を堪能していました。

それはさておき、2016-2017年末年始に観たクラシック音楽番組について、
視聴した感想を書きます。

『ベルリン・フィル ドキュメント&第九演奏会』(2016年12月30日 BSフジ)

BSとはいえ、民放でもやればこういう良質な番組を放送できるのだな、
と思いました。
NHKでやっているN響の放送(いいのも多いですが・・・)よりも、
よっぽどこういう内容のを放送した方が価値があるのではないでしょうか?
欲を言えば、通常のステレオ放送ではなく、
5.1chサラウンドで放送していればもっとよかったです。
演奏は、2015年10月、ベルリン、フィルハーモニーでのライブ収録です。
「第9」演奏の前にラトルやベルリン・フィル団員らへのインタビューが約1時間ありました。
近年テレビで視聴した数々の「第9」の中でも出色の出来栄えではなかったかと思います。
ライブならではの高揚感と、完璧なまでのベルリン・フィルの響き!
見事な風格の中にも、
まだ止まることがないスコアの響きの追求が随所に認められました。
特に「あれ?」と思ったのは、
第4楽章の途中で合唱が「兄弟よ」を通常以上に強調しているところでした。
なお、この放送内容は、ベルリン・フィルの自主レーベルから販売されています。

BEETHOVEN SYMPHONIES 1-9 -CD+BLRY-(5CD+3BLRY) Import

②N響“第9”演奏会(2016年12月31日 NHKEテレ)
2016年12月21日NHKホールでの収録。
指揮はヘルベルト・ブロムシュテット。
指揮時は89歳ですが、背筋がピンと伸びて、ずっと立ったまま指揮していました。
にこやかな笑みを見せながらも、決めるところはしっかり決める・・・
感動的かどうかはともかく、ブロムシュテットらしい手堅い演奏でした。
例年だと、国立音大の学生さんたちが合唱を歌うことが多いのですが、
今回は「東京オペラシンガーズ」が歌っていました。
ざっと見て70〜80名の、こじんまりとした(日本では!)感じですが、
響きは一級品でした!
(そういえば、前日に観たベルリン・フィルの演奏でも、
合唱は70〜80名ぐらいでした。日本の「第9」演奏が異常なんですよね・・・)
ラトル&ベルリン・フィル VS  ブロムシュテット&N響、軍配は・・・
やっぱりラトル&ベルリン・フィルの方が上だと思いますが、
比較しなければ、ブロムシュテット&N響もレベルの高い、
素晴らしい演奏だっと思います。
ブラインドテストで聴いてみれば、第4楽章を除けば、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管とかの渋めなドイツオケ的な響きに近いかもしれません。
なお、これは極めて個人的な話ですが、
例年、N響の第9が放送されている時は、
実家では親族が集まって紅白歌合戦を観ているので、
私はリアルタイムで観ないで録画で観るか、
テレビがある別の部屋で観るかのどちらかなのですが、
この大晦日には、大きなテレビで、しかもサラウンド音声で視聴することができました!
(紅白ツマラナスギ・・・)

③クラシック・ハイライト2016(2016年12月31日 NHKEテレ)
この番組、例年は観ていないのですが、
紅白歌合戦を観なかったので、夜11時すぎまでリアルタイムで初めて視聴しました。
大半が既にNHKEテレかBSプレミアムで放送した内容でしたが、
小澤征爾指揮サイトウ・キネンによるベートーヴェンの交響曲第7番、
第1楽章の演奏はいい意味で「あれ?」と思う素晴らしさでした。
というのも、実は2016年12月27日に、
セイジ・オザワ 松本フェスティバル オーケストラ・コンサート2016」として、
BS朝日で全曲版が放映されていたので、録画して観ましたが、
たいして感銘を受けませんでした。
(こちらは5.1chSS)
しかし、同じ内容をNHKEテレで放送すると、実は結構素晴らしいのだな、
と思ってしまいました・・・
カルロス・クライバーなどの躍動感ある演奏とは違いますが、
力強さよりも、合奏の精緻さ、細部の明晰さで聴かす演奏でした。

東急ジルベスターコンサート
(2016年12月31日〜2017年1月1日 テレビ東京系/BSジャパン)
今回のカウントダウン曲は、ボロディンの「ダッタン人の踊り」。
普段聴きとしては愉しい曲ですが、
「ゆく年くる年」を迎えるには騒々しい曲だったかもしれませんね・・・
新年最初の曲が、外山雄三の「管弦楽のためのラプソディ」だったので、
思わず、裏番組の1つである、Dlifeで放送していた、
ディズニー・オン・クラシック ジルベスターコンサート2016/2017」の方に、
チャンネルを変えてしまいました・・・
その後、再び東急ジルベスターコンサートの方にチャンネルを戻しましたが、
錦織健の「誰も寝てはならぬ」はイマイチでした・・・

⑤ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2017
(2017年1月1日 NHKEテレ/2017年1月9日 NHKBSプレミアム)

正直言って・・・ゴメンナサイ。
クラシック音楽ファンになってから結構経ち、
このニューイヤーコンサートもだいたい毎年観ていますが、
今年のは選曲があまりにも通好みすぎるというか、
珍しくほとんど観ませんでした。
せいぜい、最後の「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」のところだけは、
しっかり観た程度です。
その2曲にしてもたいして感銘を受けませんでした。
(「美しく青きドナウ」のバックのバレエは、過去映像の切り貼りというのが、
???という演出でした。)

私は買わないとは思いますが、一応、参考までに・・・

CD

Blu-ray

2017年1月 4日 (水)

謹賀新年2017&2016年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

201701_turui_tancho_1

謹賀新年 あけましておめでとうございます。
今年もご愛読よろしくお願いします。

上の写真は、年始に道東の鶴居村に行った際に撮ったものです。
丹頂鶴が飛んでいる姿は美しいですね!

さて、2016年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページ及びカテゴリを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

二位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
三位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

四位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
五位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
六位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

七位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
八位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落
~NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」
(2012年2月5日放送)

九位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付
十位.NHKEテレ・クラシック音楽館
 「ティルソン・トマス指揮 サンフランシスコ交響楽団」(2016年12月11日放送)
〜ユジャ・ワン(Yuja Wang)のショパン ピアノ協奏曲第2番〜

今回ベスト10の中に含みませんでしたが、
カテゴリ「音楽」というのが、実は9位でした。
(今回からトップページとカテゴリは除外することにします。)
十位の記事を除いて、すべて過去記事でした・・・
それにしても、ブラームスの交響曲第1番、ピアノ五重奏曲の名盤、
マーラーの交響曲第7番についての記事が根強く読まれているのは、
嬉しい限りです。

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