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2016年11月 2日 (水)

シベリウス:交響曲第7番Op.105聴き比べ(SACD&Blu-ray Audio編)

最近、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルによる、
シベリウスの交響曲全集のCD+Blu-ray Audioを入手しました(後述)。
そこで、SACDとBlu-ray Audioによる、
シベリウスの交響曲第7番の聴き比べを企画してみました。
(なぜ交響曲第7番かというと・・・一番短いからです。)

それでは聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
指揮者・オケ名・レーベル・録音年月・
スペック(SACD ハイブリッドorシングルレイヤー、Blu-ray Audio)、
2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

◯オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団
2015年5〜6月
SACDハイブリッド Surround/Stereo
カップリング シベリウス:交響曲第3番&第6番

☆4.5
22:01

最もシベリウスらしさを感じさせる演奏です。
指揮者とオーケストラの存在を忘れて、
ひたすらシベリウスの音楽世界だけに浸ることができます。
録音も優秀です。

◯ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル
1966年2月
Blu-ray Audio(+通常CD)
2ch 96kHz 24bit
※シベリウス交響曲全集(「カレリア」組曲&「タピオラ」含む)

☆4.5
21:23

ヴァンスカ盤とは対極に、指揮者・オーケストラが雄弁に物語っています。
シベリウスというよりは、チャイコフスキーみたいな感じです。
シベリウスの本質云々とはほど遠い演奏ですが、
これだけ音の愉しさを堪能してくれるならOKです。
録音も60年代とは思えないほど鮮明です。
ところで、この全集、
CDとBlu-ray Audioがセット販売なのですが、
どっちがオマケなのでしょうね。
私からすれば、CDがオマケにしか思えません。

◯コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団
2003年9月
SACDハイブリッド Surround/Stereo
Blu-ray Audio 
5.1ch Surround DTS-HD MA 24bit/96kHz
※シベリウス交響曲全集(「大洋の女神」、「クレルボ交響曲」、「ポポヨラの娘」含む)

☆4.0
22:27

標準的な演奏といえます。
録音優秀です。
こちらは、SACDハイブリッド盤にBlu-ray Audioが付属しています。
こうなると、どちらがメインなのでしょうか・・・
ちなみに、SACDとBlu-ray Audioで同じ演奏を聴き比べてみると、
SACDよりもBlu-ray Audioの方が若干柔和に聴こえました。
かといって、SACDが劣るかというと、そうでもないような・・・
何百万もするオーディオ裝置があれば、優劣がはっきりするのかもしれませんが、
少なくとも我が家のオーディオではよくわかりませんでした。
好みの問題と、
1枚でシベリウスの交響曲全集を通して聴ける、というメリットの問題かもしれません。

◯オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団
2013年1月
SACDハイブリッド Surround/Stereo

☆3.5
22:40

絶賛する方が多いようですが、
私にすると、
少しぼやけた感じ(良く言えば、「凍てつく」演奏ではなく「温もりのある」演奏?)がしました。
しかし、北欧の大自然を感じさせる演奏であることは間違いないです。

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