« 2016年10月 | トップページ | 2016年12月 »

2016年11月の8件の記事

2016年11月28日 (月)

NHK総合・クローズアップ現代+「想定外!?“君の名は。”メガヒットの謎」(2016年11月28日放送)

ついにNHKまでもが社会現象として、映画『君の名は。』を取り上げましたね。
しかも、「クローズアップ現代+」!
映画公開初日から約3ヶ月目、
ちょうど、夕方のニュースで、

君の名は。興収194億円 「もののけ姫」超え邦画3位
毎日新聞2016年11月28日 16時54分(最終更新 11月28日 17時49分)

という報道がされたタイミングでした。
邦画興行収入第2位になるのは時間の問題ですね。
最終的には、日本歴代興行収入ランキングで4位になると思われます。
(「アナ雪」や「タイタニック」を超えたらスゴイですけど・・・)

2016年11月28日放送のNHK総合・クローズアップ現代+では、
想定外!?“君の名は。”メガヒットの謎」と題して、
ヒットの理由をNHKなりに分析していました。
ゲストコメンテーターは、
日経BPヒット総合研究所上席研究員の品田英雄さん、
ギタリスト・日本遺産大使のマーティ・フリードマンさんでした。
(紅白にRADWIMPSが初出場!というのもNHK的には番宣したいのかもしれませんね。)

ゲストコメンテーターのコメントはたいして面白くなかったですが、
中高年の方々に特別に上映会を開いてコメントを聴いたところは興味深かったです。
自分の配偶者との出会いと別れ(離婚・死別)を、
主人公二人と結びつけて、深い共感をもって観ていたところ、
時には涙さえ流す中高年の方々の姿が、
どんな解説やら分析よりも作品の価値を生き生きと物語っていると思いました。
妻はその映像を観て、
「私は(映画を観て)泣かなかったけど、おかしいのかしら・・・」とコメントしていました。

番組中では、まだ公開中なのに、こんなに見せていいのかと思うほど、
トータルにすると3〜5分ぐらい、映画のシーンをいろいろ紹介していました。
(もちろんネタバレになる核心的なところは避けていますが・・・)

「クロ現+」の分析では、ヒットの理由の一つに、
日本の古典をベースにしていることを挙げていました。
「とりかえばや物語」とか、小野小町の短歌(夢で愛しい人に遭うこと)など・・・

映像の美しさ、構成、主題曲のノリの良さ、いろいろありますが、
私としては、やはり愛の絆の深さと溝(乗り越えることが不可能な、愛の障害)こそが、
この作品の最大の魅力なのかな、と思っています。
公開されてから数日以内に妻と一緒に観に行って書いた拙記事がありますので、
よろしければお読みください。
映画「君の名は。」〜新海誠監督の集大成!(2016年8月29日 (月))

あと、私は映画を観てから、新海誠監督が書いた小説『君の名は。』と、
『君の名は。 Another Side:Earthbound』を読みました。
特に後者を読むと、映画では描ききれなかったところがうまく補足されますので、
2冊あわせて読むのがオススメです。

小説版『君の名は。』

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

NHKの分析云々よりも、「百聞は一見に如かず」ですね。
ぜひ映画そのものをご覧になってください。

2016年11月23日 (水)

ショスタコーヴィチ:交響曲第10番聴き比べ(ただし第2楽章のみ)9盤

ショスタコーヴィチの交響曲第10番。
私にとってはまだまだ謎が多い曲です。
以前、ムラヴィンスキーやカラヤン指揮の演奏で聴いたことはありますが、
第2楽章を除いて、特に心に残るものがない、というのが、
正直な感想で、実は今もそれほど情況は変わっていません。
最近、アンドリス・ネルソンス (Andris Nelsons)指揮、
ボストン交響楽団(後述)のCDで、ようやく全曲聴き通せた程度です。
もしかすると、そのうち第2楽章以外の価値が私にもわかるのかもしれませんが、
今のところ、音楽的に魅力的な第2楽章だけについて、
聴き比べをしてみました。

第2楽章は、音楽的に描かれた独裁者スターリンの肖像、などと言われていますが、
そういった先入観抜きに聴いてみると、スリリングな魅力があります。
オルフの「カルミナ・ブラーナ」の冒頭や、
ヴェルディの「レクイエム」の「怒りの日(ディエス・イレ)」冒頭部のような、
「怖いけど愉しい」みたいなイメージではないでしょうか。
ショスタコーヴィチの作品、政治情況がどうだったとかよりも、
純音楽的に聴かれていいものだと思っています。

はじめにお断りしておきますが、
今回は交響曲第10番の第2楽章のみについての評価です。
(もしかすると、他の楽章も合わせてトータルでは評価が変わるのかもしれませんが・・・)
なお、この曲の演奏の本命である、
ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルの演奏のCDは、
現在新品が入手困難なようです。
(私は古本と中古CDには手を出さない主義なので・・・)
※Youtubeでおそらく違法アップロードした演奏を聴くことはできますが、
さすがにそれを当ブログで紹介するつもりはありません。

それでは聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
指揮者・オケ名・レーベル・録音年月・
スペック(通常CD,SACD ハイブリッドorシングルレイヤー、Blu-ray Audio)、
2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。
※第2楽章の演奏時間にのみ下線を弾いています。

◯アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団(DG)
2015年4月
通常CD
カップリング曲 「パッサカリア」(「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より)

☆4.5
第1楽章 25:39
第2楽章 4:22
第3楽章 12:44
第4楽章 13:54

通常CDなのに、すごく録音がよく、これならSACDなんて必要ないのでは、
と思ってしまうほどです。
細部までよく聴こえ、なおかつ迫力もある、第1にオススメしたい演奏です。

◯カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)
1966年11月
通常CD
カップリング ストラヴィンスキー:交響曲 ハ調

☆4.0
第1楽章 21:47
第2楽章 4:05
第3楽章 11:16
第4楽章 11:39

あのカラヤンが、ショスタコーヴィチ作品の中でも、
この交響曲第10番だけしかレコーディングしていないのは、
実に興味深いですね。
しかもカラヤンはデジタル録音の時代にも録音しています(後述)。
一般にはデジタル録音の方が名盤とされていますが、
少なくとも第2楽章についてだけ言えば、
この1966年録音の方が暴力的で迫力満点です。

◯フランク・シップウェイ(Frank Shipway)指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1995年5月
SACDハイブリッド(SACD Stereo/SACD サラウンド/CD)
カップリング 「馬あぶ」組曲OP.97

☆4.0
第1楽章 23:23
第2楽章 4:02
第3楽章 11:31
第4楽章 13:43

フランク・シップウェイという指揮者、今回初めて知りました。
Amazonでは高いですが、タワレコとHMVでは2016年11月23日現在、
SACDなのに590円!という爆安価格で販売されています。
値段あたりのコストパフォーマンスは最高です。
音の明晰さでは前述のカラヤン盤以上かもしれません。
力強さではカラヤン盤に迫るほどです。
なお、カップリングの「馬あぶ(GADFLY)」組曲の第2曲、
「ロマンス」はとても美しい曲です。
あのショスタコがこんなロマンティックな曲を書いたの?と驚くほどですよ。
「ロマンス」だけなら、ニコラ・ベネデッティ(Nicola Benedeti)のアルバム
「シルヴァー・ヴァイオリン(The Silver Violin)」での演奏がとても甘美です。

(参考)

◯ダヴィッド・オイストラフ指揮ベルリン交響楽団(現:ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)
harmonia mundi
1972年
通常CD
※5枚組CDの中の1枚。メインはクルト・ザンデルリンクの引退公演のCD。

☆3.5
第1楽章 25:14
第2楽章 4:01
第3楽章 13:10
第4楽章 11:59

クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団のCDの中に、
なぜかダヴィッド・オイストラフ指揮のが紛れ込んでいる、という感じでしたが、
なかなかの演奏だと思います。
ただ、何盤もの演奏と聴き比べると、少し色褪せて聴こえてしまったかも・・・

◯インバル指揮東京都交響楽団(EXTON)
2012年4月
SACDハイブリッド(SACD Stereo/CD)
カップリング なし

☆3.5
第1楽章 22:27
第2楽章 4:35
第3楽章 11:39
第4楽章 13:25

SACDの割には音の迫力がイマイチかも?

◯カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)
1981年2月
通常CD
カップリング なし

☆3.0
第1楽章 22:30
第2楽章 4:09
第3楽章 11:38
第4楽章 13:03

交響曲第10番の名盤として挙げられる盤の一つですね。
ジャケットのデザインセンスは抜群です。
しかし、1966年の演奏と比べてみると、少しおとなしくなった感があります。

◯ルドルフ・バルシャイ指揮ケルンWDR交響楽団(ブリリアント・クラシックス)
1996年10月
通常CD
※ショスタコーヴィチ交響曲全集 

☆3.0
第1楽章 23:14
第2楽章 4:31
第3楽章 12:08
第4楽章 12:17

バルシャイ指揮のショスタコーヴィチ交響曲全集を持っていますが、
未だに「これはスゴイ!」と思えた瞬間がない・・・
各方面で絶賛されていますが・・・

◯クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団(現:ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)
(BERLIN Classics→日本ではキングレコード)
1977年2月
通常CD
カップリング なし
※私が所有しているのは輸入盤ですが、2016年11月2日に、
国内盤のUHQCDが出ました。

☆3.0
第1楽章 24:20
第2楽章 4:37
第3楽章 12:39
第4楽章 13:41

ロシア音楽というよりは、まるでブラームスの延長のような、
どっしりとした演奏となっています。
それがショスタコーヴィチに適しているかどうかはまた別問題かもしれませんが・・・

◯ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団(MARIINSKY)
2009年2月、2010年6月
SACDハイブリッド(SACD Stereo/SACD サラウンド/CD)
カップリング 交響曲第3番

☆2.5
第1楽章 22:52
第2楽章 4:26
第3楽章 11:32
第4楽章 12:57

SACDの割には音の迫力がありません。
MARIINSKYレーベルのゲルギエフ指揮によるショスタコは、
今のところ、ハズレ続きかな・・・

2016年11月10日 (木)

グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16 聴き比べ7盤

グリーグの代表作の一つ、ピアノ協奏曲イ短調op.16。
とても印象的な第1楽章冒頭の旋律は有名ですね。
よく、CDではシューマンのピアノ協奏曲とカップリングされることが多いです。
しかし、私にとっては、聴く回数では、グリーグの方が多いです。
有名な第1楽章はもとより、北欧の雪融けを思わせる第3楽章も実に魅力的です。

名盤としては、後述のルプー/プレヴィン盤や、
ツィメルマン/カラヤン盤が知られていますし、
それらの盤を聴いたことがありますが、それほど夢中になるものではありませんでした。
私にとって、この曲の魅力を再発見したのは、
CDではなく、NHKBSでの放送でした。
過去記事がありますので、よろしければお読みください。
NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2011」(2012年1月21日放送)附:ウィーン国立歌劇場の「こうもり」(2011年12月31日公演)
これは、キーシン(P)、ラトル指揮ベルリン・フィルによる、
2011年のジルベスター・コンサートでの演奏です。
(Blu-rayが出ていますが・・・)

その後、ネルソン・フレイレ/ケンペ指揮ミュンヘン・フィル(後述)の硬派な演奏に出会い、
その盤で堪能していましたが、
アリス=紗良・オット (P)、エサ=ペッカ・サロネン指揮
バイエルン放送交響楽団(DG)(後述)のCDを手に入れたことにより、
聴き比べ熱に火がついてしまいました・・・

ということで、それでは聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
指揮者・オケ名・レーベル・録音年月・
スペック(SACD ハイブリッドorシングルレイヤー、Blu-ray Audio)、
2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

◯アリス=紗良・オット (P)、エサ=ペッカ・サロネン指揮
バイエルン放送交響楽団(DG)
2015年1月
通常CD
カップリング曲 
抒情小曲集の抜粋、「ペール・ギュント」から「ソルヴェイグの歌」と、
「山の魔王の宮殿にて」のピアノ版。

アルバム名 ワンダーランド"Wonderland"

☆4.5
第1楽章 13:13
第2楽章 6:38
第3楽章 10:21

この盤については、既に記事を書いていますので、
そちらをご覧ください。
アリス=紗良・オット(Alice Sara Ott)のCD”WONDERLAND”〜グリークのピアノ協奏曲OP.16と抒情小曲集〜
北欧らしさよりも、この曲の持つロマンティックさを十二分に発揮した演奏だと思います。

◯クリスチャン・ツィメルマン(P)、カラヤン指揮ベルリン・フィル(DG)
1981年9月、1982年1月
SHM-CD
カップリング曲 シューマン:ピアノ協奏曲

☆4.0
第1楽章 14:02
第2楽章 7:14
第3楽章 10:51

ツィメルマンのピアノよりも、
カラヤン指揮ベルリン・フィルのゴージャスな音響を堪能すべき盤です。
オケを主役と考えて、ピアノがオマケぐらいに思えるなら、
これほど雄弁な演奏はないといえるほどです。

◯ラドゥ・ルプー(P)、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(DECCA)
1973年1月
通常CD
カップリング曲 シューマン:ピアノ協奏曲

☆4.0
第1楽章 13:39
第2楽章  6:43
第3楽章 10:35

古くからの名盤として知られていますね。
北欧らしさを感じさせる響きが魅力です。

◯ネルソン・フレイレ(P)、ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルハーモニック(SONY)
1968年5月
通常CD
カップリング シューマン:ピアノ協奏曲、リスト:死の舞踏

☆3.5
第1楽章 12:16
第2楽章 6:14
第3楽章 10:06

硬派な響きが魅力ですが、聴き比べてみると、
録音の古さが少し気になってしまいました・・・

◯ゲザ・アンダ(P)、ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィル(DG)
1964年9月
通常CD
カップリング ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

☆3.0
第1楽章 13:09
第2楽章 7:04
第3楽章 10:46

CDのジャケットを見ると、ゲザ・アンダとカラヤンとの共演と思ってしまいますが、
このCDでは、ブラームスのピアノ協奏曲第2番の方がカラヤンとの共演であり、
グリーグのピアノ協奏曲は、ラファエル・クーベリックの指揮です。
標準的な演奏といえましょう。

◯ディヌ・リパッティ(P)、アルチェオ・ガリエラ指揮フィルハーモニア管弦楽団(WARNER)
1947年9月
SACD MONO(ハイブリッド)

☆3.0
第1楽章 12:36
第2楽章 6:24
第3楽章 10:04

SACD化により、かなり聴きやすくなりましたが、
やはり音の貧弱さはカバーできない感じでした。
超名盤である、シューマンのピアノ協奏曲のオマケとして考えた方がいいと思います。
ピアノは魅力的です。

◯スヴャトスラフ・リヒテル(P)、ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団(現)
※旧名 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
1974年6月
SACDハイブリッド

☆2.5
第1楽章 12:41
第2楽章 6:09
第3楽章 9:57

SACD盤ですが、あまりSACDとしての魅力が出ていないように思えました。
演奏も鈍い感じ・・・

2016年11月 9日 (水)

主に感謝せよ(詩篇118:1)【自作曲】

主に感謝せよ。
主はまことにいつくしみ深い。
その恵みはとこしえまで。

(聖書新改訳 詩篇118:1)

先日、詩篇118を読んでいた時に、
冒頭のこの御言葉からメロディが響いてきました。

テキストは、聖書新改訳詩篇118:1です。
結びとして冒頭の「主に感謝せよ。」を加えています。

メロディ(midiファイル)と楽譜(PDFファイル)とは、
下記からダウンロード願います。もちろん無償です。

「20161105psalms118001no01.mid」をダウンロード

「20161105psalms118001no01.pdf」をダウンロード

主の恵みに感謝しつつ・・・

2016年11月 6日 (日)

大雪と紅葉のコンチェルト  道庁&北大(2016.11.06)

札幌では、例年10月下旬から11月上旬にかけて、初雪が降ります。
しかし、道路がうっすらと白く染まる程度で、
たいていはすぐに解けてしまいます。
本格的な雪が降るのは、12月に入ってからなのですが・・・
しかし、今朝(2016年11月6日)起きて窓の外を見ると、
11月上旬とは思えないほどの雪が積もっていてびっくりしました!
ニュース報道によると、札幌市内で23cmの積雪になっていたとのこと。
21年ぶり…札幌で積雪23センチ 空の便やJRに乱れ
朝日新聞デジタル 11/6(日) 17:26配信

私は札幌に住んで十数年となりますが、
11月上旬にこんなに雪が積もったのを見たのは初めてでした。
(なにせ、「21年ぶり」!)

午前中教会に行き、昼下がりに道庁の近くを通りました。
紅葉と大雪が奇跡のコラボ!
北海道ではなかなか見られない光景でした!
(通常、紅葉があるうちは大雪が降らないし、
大雪が降る頃には葉っぱは皆落ちてしまっているので・・・)

20161106_dotyo_and_hokudai_1

20161106_dotyo_and_hokudai_2

20161106_dotyo_and_hokudai_3

20161106_dotyo_and_hokudai_4

道庁を通った後、北大に行きました。
イチョウ並木を見るのと、
北大総合博物館に併設のカフェ「ミュージアムカフェぽらす」に行ってみたかったからです。
西興部のソフトクリー夢」というのを食べてみたかったからです。
※↑誤入力ではありませんよ!

北大構内は、
先日のイチョウ並木を観に来た時のような混雑した感じではありませんでした。
しかし、今まで観たことのないような美しい晩秋の光景がひろがっていました。
まるで、大雪と紅葉のコンチェルト!

20161106_dotyo_and_hokudai_5

20161106_dotyo_and_hokudai_6

紅葉と雪景色を眺めながら、頭の中では、
ブラームスの「クラリネット五重奏曲」第1楽章が流れていました・・・

(愛聴盤は現在廃盤のようです・・・)
ペーター・シュミードル(クラリネット)、
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団(PLATZ)

人通りもまばら・・・
かなり歩きづらい状態でした。

20161106_dotyo_and_hokudai_7

20161106_dotyo_and_hokudai_8

20161106_dotyo_and_hokudai_9

北大総合博物館の出口から撮った1枚です。

20161106_dotyo_and_hokudai_10

イチョウ並木は、葉がかなり落ちていましたが、
独特の美しさがありました。
妻は大変喜び、
「とてもロマンティック!今日来てよかった!」と感動していました。

20161106_dotyo_and_hokudai_11

20161106_dotyo_and_hokudai_12

今回撮った写真の中では特に美しいと思った1枚です。
露出補正をかけていますが・・・
まるで一幅の絵のようです・・・

20161106_dotyo_and_hokudai_13


銀杏だけが木に取り残されて、雪をかぶっていました・・・

20161106_dotyo_and_hokudai_14

20161106_dotyo_and_hokudai_15

20161106_dotyo_and_hokudai_16

主よ、御業はいかにおびただしいことか。
あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。
地はお造りになったものに満ちている。

(旧約聖書 詩編104:24新共同訳)

2016年11月 3日 (木)

主はわが巌、わがとりで(詩篇18:2,3,1)【自作曲】

約2年ぶりに再び自作曲の紹介が出来ますことを主に感謝!
(カテゴリ「自作曲・楽譜」のところで調べると、
2014年11月14日以来。その時のものは、編曲でした。
純粋な「自作曲」となると、2014年3月17日以来・・・
いかに作曲から遠ざかっていいることか・・・)

作曲に至った経緯は・・・
御言葉カレンダー(1週ごとの)に、
新改訳の詩篇18:2の御言葉が書かれていたのを読んでいるうちに、です。

テキストは、聖書新改訳詩篇18:2,3,1です。
2節→3節→1節という順になっています。
なお、3節と1節は部分使用となっています。
テキストを記載します。

主はわが巌、わがとりで、わが救い主、
身を避けるわが岩、わが神、
わが盾、わが救いの角、わがやぐら。
(2節)
ほめたたえられる方、(3節)
主、わが力。(1節)
(聖書新改訳 詩篇18:2,3,1)

メロディ(midiファイル)と楽譜(PDFファイル)とは、
下記からダウンロード願います。もちろん無償です。

「20161103_psalms018002no01.mid」をダウンロード

「20161103_psalms018002no01.pdf」をダウンロード

主の恵みに感謝しつつ・・・

主は、私の口に、新しい歌、
われらの神への賛美を授けられた。

(聖書新改訳 詩篇40:3より)

2016年11月 2日 (水)

シベリウス:交響曲第7番Op.105聴き比べ(SACD&Blu-ray Audio編)

最近、ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルによる、
シベリウスの交響曲全集のCD+Blu-ray Audioを入手しました(後述)。
そこで、SACDとBlu-ray Audioによる、
シベリウスの交響曲第7番の聴き比べを企画してみました。
(なぜ交響曲第7番かというと・・・一番短いからです。)

それでは聴き比べです。
オススメ順に紹介します。
指揮者・オケ名・レーベル・録音年月・
スペック(SACD ハイブリッドorシングルレイヤー、Blu-ray Audio)、
2ch Stereo or Surround etc...) 、
カップリング曲の順です。
☆5.0は満点、0.5点刻みで、☆3.0以上なら推薦盤です。

◯オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団
2015年5〜6月
SACDハイブリッド Surround/Stereo
カップリング シベリウス:交響曲第3番&第6番

☆4.5
22:01

最もシベリウスらしさを感じさせる演奏です。
指揮者とオーケストラの存在を忘れて、
ひたすらシベリウスの音楽世界だけに浸ることができます。
録音も優秀です。

◯ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィル
1966年2月
Blu-ray Audio(+通常CD)
2ch 96kHz 24bit
※シベリウス交響曲全集(「カレリア」組曲&「タピオラ」含む)

☆4.5
21:23

ヴァンスカ盤とは対極に、指揮者・オーケストラが雄弁に物語っています。
シベリウスというよりは、チャイコフスキーみたいな感じです。
シベリウスの本質云々とはほど遠い演奏ですが、
これだけ音の愉しさを堪能してくれるならOKです。
録音も60年代とは思えないほど鮮明です。
ところで、この全集、
CDとBlu-ray Audioがセット販売なのですが、
どっちがオマケなのでしょうね。
私からすれば、CDがオマケにしか思えません。

◯コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団
2003年9月
SACDハイブリッド Surround/Stereo
Blu-ray Audio 
5.1ch Surround DTS-HD MA 24bit/96kHz
※シベリウス交響曲全集(「大洋の女神」、「クレルボ交響曲」、「ポポヨラの娘」含む)

☆4.0
22:27

標準的な演奏といえます。
録音優秀です。
こちらは、SACDハイブリッド盤にBlu-ray Audioが付属しています。
こうなると、どちらがメインなのでしょうか・・・
ちなみに、SACDとBlu-ray Audioで同じ演奏を聴き比べてみると、
SACDよりもBlu-ray Audioの方が若干柔和に聴こえました。
かといって、SACDが劣るかというと、そうでもないような・・・
何百万もするオーディオ裝置があれば、優劣がはっきりするのかもしれませんが、
少なくとも我が家のオーディオではよくわかりませんでした。
好みの問題と、
1枚でシベリウスの交響曲全集を通して聴ける、というメリットの問題かもしれません。

◯オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団
2013年1月
SACDハイブリッド Surround/Stereo

☆3.5
22:40

絶賛する方が多いようですが、
私にすると、
少しぼやけた感じ(良く言えば、「凍てつく」演奏ではなく「温もりのある」演奏?)がしました。
しかし、北欧の大自然を感じさせる演奏であることは間違いないです。

2016年11月 1日 (火)

2016年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2016年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.書評:山花典之作『オレンジ屋根の小さな家』①~⑧巻
二位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

三位.紅葉深まる豊平峡2013秋〜大渋滞・大混雑でしたが・・・
四位.ブラームス:交響曲第1番聴き比べ12種〜カラヤン盤5種を中心に・・・
五位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、フォーレ、
ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

六位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

七位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
八位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
九位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
十位.希望の讃美歌~「一羽の雀(心くじけて)」(新聖歌285)※midi付


一位の『オレンジ屋根の小さな家』①~⑧巻は、
Yahoo!コミックあたりで無料で読める時期だった(?)から、
突如アクセス数が増えたようです。
先月のベスト10記事はすべて過去記事(〜2016年9月)でした・・・

例年よりも寒そうな11月になりそうです・・・
今月もご愛読よろしくお願いします。

« 2016年10月 | トップページ | 2016年12月 »

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

カテゴリー

にほんブログ村

  • クラシックCD鑑賞
  • にほんブログ村
無料ブログはココログ