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2016年6月19日 (日)

NHKEテレ・クラシック音楽館「N響コンサート 第1834回定期公演」(2016年6月19日放送)〜重厚なバーンスタイン、軽やかなマーラー・・・

2016年6月19日のNHKEテレ・クラシック音楽館では、
レナード・スラットキン指揮による、
N響第1834回定演を放送しました。
珍しくリアルタイムで視聴しました。
2016年4月27日・サントリーホールでの収録です。

 

曲目は、
バーンスタイン:「キャンディード」序曲、
バーンスタイン:「オン・ザ・タウン」―「3つのダンス・エピソード」、
バーンスタイン:「ウエストサイド物語」―「シンフォニック・ダンス」
マーラー:交響曲第4番
の4曲でした。

 

今回はリアルタイムで視聴しました。
すごく録音が優秀なのでは、と思いました。
サントリーホールの空気感が画面を超えて伝わってくるかのようでした。

 

前半は、バーンスタインの代表作3曲。
アメリカっぽいキラキラさ、というよりは、
重厚で、まるでドイツ音楽のような響きがありました。

 

後半に入る前に、指揮者スラットキンへのインタビューが放映されました。
マーラー演奏にかける思いと、2016年1月1日に死去した、
マーラーの交響曲第2番「復活」だけの指揮者、
ギルバート・キャプランの話をしていました。
(キャプラン指揮のマーラー「復活」、
CDを持ってはいますが、2016年6月19日現在、未だ聴いていません・・・)

 

(参考)キャプラン指揮ウィーン・フィルによる「復活」

 

後半のマーラー:交響曲第4番は、特に第1楽章が美しかったです。
重たすぎない、軽やかなマーラー演奏でした。
曲が終わって、いつもなら堰を切ったように「ブラヴォー」が出てきますが、
今回の聴衆は穏やかだったようですね・・・
(私は「ブラヴォーおじさん」の類はキライですが・・・)
細部が光る演奏だったといえましょう。
ソプラノの安井陽子の声は、「天上の」というよりは、
中世ドイツ庶民の素朴な天国像を人間的に歌っている、という感じでした。

 

マーラーの交響曲第4番、とてもかわいらしい曲ではありますが、
なぜかあまり聴く機会がない作品です。
CDはざっと数えただけでも20枚ほどあるのですが、
今のところ、「これがオススメ!」という盤をきちんと言えません。
(最近、マーラーのCDはほとんど聴いていません。
新規購入したSACDは別ですが。)
評判が高いのは、バーンスタイン旧盤ですね。

 

(参考)バーンスタイン旧盤(全集)

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コメント

及川様、コメントありがとうございます。
番組中でスラットキンがキャプランについて語ったところは、私も感銘を受けたところです。
私にとっては、ベルティーニ指揮で森麻季が歌うCDを教えていただき感謝しています。
ベルティーニ指揮のマーラー交響曲全集は、ケルン放送響盤なら所有しています。最近なかなか聴く機会がありませんが・・・

及川です。

インバル盤の存在、寡聞にして知りませんでした。
衝動買いしてしまいました。
ひょっとすると私のベスト盤に?という期待が。
ご紹介ありがとうございました。

処で、このクラシック音楽館ですが、曲の前に演奏者が色々と語ってくれるのがいいですね。今回のスラットキンがキャプラン指揮の「復活」について話してくれた件、極めて興味深かったです。その後の交流についても語ってくれていて、泣かせました。

及川様、コメントありがとうございます。
マーラーの交響曲第4番、インバル指揮東京都交響楽団、森麻季の独唱のハイブリッドSACD(EXTON)持っています。残念ながらベルティーニ盤は未だ所有していません。確かにステキな声ですね。

及川です。

私もこのときの演奏について、バーンスタインの曲は重たすぎ、マーラーはまあまあか・・・と思いました。
バーンスタインの曲は、佐渡裕時代の「題名のない音楽会」で毎週冒頭に聴いていたキャンディードと、大好きな「ウェストサイド物語」だったので楽しみにしていたのですが、残念でした。
マーラーはまあまあでしたが、ソプラノの声がきつくて、若干ウルサイ感じ。

私の記事

http://dainashi.art.coocan.jp/music/mahler/mahler_sym4.htm

をご覧になったかとも思いますが、この曲の演奏は第4楽章で決まってしまうと考えていて、その第4楽章だけを取るならば、森麻季のソプラノの演奏を私はベストとしています。

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