NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ヨーロッパコンサートの舞台 世界遺産レーロース ほか」(2016年6月27日放送)〜ラトル&ベルリン・フィルとヴィルデ・フラング(Vilde Frang)
NHKBSプレミアム・プレミアムシアターで、
2016年6月27日(6月26日深夜)に、
2016年5月1日に、ノルウェーの世界遺産、
レーロースのレーロース教会で行われた、
ベルリン・フィルの創立記念日コンサートが放映されていました。
指揮はもちろん、サイモン・ラトル。
曲目は以下の通りです。
グリーグ:叙情小曲集 第9集から 山の夕暮れ
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
メンデルスゾーンのヴァイオリン独奏は、
ノルウェー出身の若手ヴァイオリニスト、ヴィルデ・フラング(Vilde Frang)。
衣装はウィリアム・モリス風でしたが、胸元のところはちょっと反則(?)・・・
(おじぎをすると、目のやり場に困るほど?)
それはともかく、演奏は実にエモーショナルでした。
情熱的で、ロマンティックで濃厚、といった感じ。
ラトル指揮ベルリン・フィルのサポートも重厚で、
カラヤンが指揮しているかのような感じさえありました。
会場のレーロース教会の音響もすばらしく、名演だったと思います。
ただし、アンコール曲として彼女が弾いた曲は、???でした。
(ゲンダイ曲のようです・・・)
あまりCDは出ていないようです。
ジャケ買いしそう?
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲他
ブリテン、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲
シベリウスのヴァイオリン協奏曲他
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、クラシックの曲の中でも、
特に甘口の部類に入ります。
(いちごの載ったショートケーキ並?)
第1楽章と第2楽章の切れ目がわざと曖昧なところなど、
冒頭の旋律は好きでも、あとはそれほど・・・といった感じでしたが、
ここ最近、この曲をよく聴くようになりました。
(そのうち聴き比べ記事を書いてみたいと思っています。)
後半は、ベートーヴェンの「英雄」。
恰幅の良い、まさに王道を行くような見事な演奏でした!
ブラボー!
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