NHKBS1・2016アイスレジェンド(2016年4月29日再放送)と、カティア・ブニアティシヴィリ(Khatia Buniatishvili)のピアノ
NHKBS1で、2016年4月24日に、
「2016アイスレジェンド」(Ice Legends 2016)が放送されていましたが、
放送日程を知らず、
あるブログ記事を読んでから、「そんな番組やっていたんだ・・・」と知りました。
「NHKだから再放送しないのかな?・・・」と思っていた矢先、
4月29日の朝刊のテレビ欄を読んでみたら、
本日(4月29日)再放送とのことでした!
早速録画予約し、夜に妻と一緒に観ました。
冒頭のシーン、
なんとカティア・ブニアティシヴィリ(Khatia Buniatishvili)さんが氷上で、
ピアノを弾いているではありませんか!
ショーの圧巻は、ピアノの生演奏に合わせての演技でした。
ショパンのバラード第1番、ドビュッシーの「月の光」、
そしてラヴェルの「ラ・ヴァルス」!
フィギュアスケートの演技では、
カロリーナ・コストナーさんによる「月の光」が最も美しかったです。
演奏としては、「ラ・ヴァルス」が圧倒的でした。
(日本のファンにとっては、浅田真央さんと髙橋大輔さんの演技が最高なのでしょうが・・・)
カティア・ブニアティシヴィリ(Khatia Buniatishvili)(以下敬称略)は、
最近注目しているピアニストです。
2016年に発売されたアルバム「カレイドスコープ」を入手したばかりです。
「アイスレジェンド2016」でも披露した、「ラ・ヴァルス」が収録されています。
カレイドスコープ(国内盤)
アルバムに収録されている「展覧会の絵」、「ラ・ヴァルス」、
「ペトルーシュカからの3楽章」どれもすばらしいですが、
白眉は「ペトルーシュカからの3楽章」でした!
今まで、この曲の代表的な演奏である、ポリーニの演奏や、
ユジャ・ワンの演奏(ポリーニ盤より楽しい!)を聴いてきましたが、
カティア・ブニアティシヴィリの演奏は、単に技巧の羅列ではなく、
「物語」を十ニ分に描き出しているところが凄すぎです。
(ディスコグラフィでみると、結構ユジャ・ワンとかぶっている面がありますね・・・)
将来的には、ピアノの女王・アルゲリッチのような存在になるのでは?
最近はオーケストラ曲ばかり聴いている私が、
珍しく耳を傾けてしまうほどのまばゆい演奏です。
一気に3枚も買ってしまいました・・・
(他の2枚)
マザーランド(オムニバス集)
リスト・アルバム
(参考)
ユジャ・ワン「Transformation 」
(※含む「ペトルーシュカからの3楽章」、「ラ・ヴァルス」)
ポリーニ「ペトルーシュカからの3楽章」他
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