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2016年4月の10件の記事

2016年4月29日 (金)

NHKBS1・2016アイスレジェンド(2016年4月29日再放送)と、カティア・ブニアティシヴィリ(Khatia Buniatishvili)のピアノ

NHKBS1で、2016年4月24日に、
「2016アイスレジェンド」(Ice Legends 2016)が放送されていましたが、
放送日程を知らず、
あるブログ記事を読んでから、「そんな番組やっていたんだ・・・」と知りました。
「NHKだから再放送しないのかな?・・・」と思っていた矢先、
4月29日の朝刊のテレビ欄を読んでみたら、
本日(4月29日)再放送とのことでした!
早速録画予約し、夜に妻と一緒に観ました。

冒頭のシーン、
なんとカティア・ブニアティシヴィリ(Khatia Buniatishvili)さんが氷上で、
ピアノを弾いているではありませんか!
ショーの圧巻は、ピアノの生演奏に合わせての演技でした。
ショパンのバラード第1番、ドビュッシーの「月の光」、
そしてラヴェルの「ラ・ヴァルス」!
フィギュアスケートの演技では、
カロリーナ・コストナーさんによる「月の光」が最も美しかったです。
演奏としては、「ラ・ヴァルス」が圧倒的でした。
(日本のファンにとっては、浅田真央さんと髙橋大輔さんの演技が最高なのでしょうが・・・)

カティア・ブニアティシヴィリ(Khatia Buniatishvili)(以下敬称略)は、
最近注目しているピアニストです。
2016年に発売されたアルバム「カレイドスコープ」を入手したばかりです。
「アイスレジェンド2016」でも披露した、「ラ・ヴァルス」が収録されています。

カレイドスコープ(国内盤)

アルバムに収録されている「展覧会の絵」、「ラ・ヴァルス」、
「ペトルーシュカからの3楽章」どれもすばらしいですが、
白眉は「ペトルーシュカからの3楽章」でした!

今まで、この曲の代表的な演奏である、ポリーニの演奏や、
ユジャ・ワンの演奏(ポリーニ盤より楽しい!)を聴いてきましたが、
カティア・ブニアティシヴィリの演奏は、単に技巧の羅列ではなく、
「物語」を十ニ分に描き出しているところが凄すぎです。
(ディスコグラフィでみると、結構ユジャ・ワンとかぶっている面がありますね・・・)
将来的には、ピアノの女王・アルゲリッチのような存在になるのでは?
最近はオーケストラ曲ばかり聴いている私が、
珍しく耳を傾けてしまうほどのまばゆい演奏です。
一気に3枚も買ってしまいました・・・
(他の2枚)

マザーランド(オムニバス集)

リスト・アルバム

(参考)
ユジャ・ワン「Transformation 」
(※含む「ペトルーシュカからの3楽章」、「ラ・ヴァルス」)

ポリーニ「ペトルーシュカからの3楽章」他

2016年4月21日 (木)

ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)聴き比べ4盤〜セル、アバド、バーンスタイン、ムーティ・・・

ストラヴィンスキーの「春の祭典」が好きになったついでに、
最近(2016年4月)よく聴いているのが、
「火の鳥」です。
「火の鳥」には、バレエの全曲版(1910年版)と、
ほとんど演奏されない1911年版、
20分程度の短い1919年版、
そして1945年版があります。
今回取り上げるのは、1919年版です。

ところで、「火の鳥」全曲版(1910年版)は、「春の祭典」や「ペトリューシュカ」に比べると、
イマイチ冗長な感じが否めません。
2004年にKitaraで、
コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団による実演を聴いたことがありますが、
全体の4分の3は退屈な感じがしました。
(今や全曲版を何種類も揃えていますが、前半の冗長さという印象はぬぐえません・・・)
その点、1919年版組曲は、「火の鳥」の聴きどころをしっかりと押さえた構成だし、
20分程度で終わるので、あれよあれよという間に終わってしまいます。

とはいえ、「火の鳥」が真価を発揮するのは、やはりバレエ音楽としてです。
2011年にNHKBSプレミアムで放送した、
「火の鳥」のバレエ上演は、Blu-ray保存しています。
先日、この記事を書くために改めて視聴してみました。
以前にも増して感動しました。
(Blu-rayが発売されています。)
(過去記事→ゲルギエフ指揮によるバレエ「火の鳥」と「春の祭典」~NHK・プレミアムシアター「サンクトペテルブルク白夜祭2008」(2011年7月31日放送)

ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団(バレエBlu-ray)

音楽そのもののイメージをつかむために、
ぜひバレエそのものを見てほしいと思います。
その上で、1919年版から、やがて1910年版(全曲版)に手が伸びればいいのでは、
と思っています。

この1919年版(1910年版=全曲版も含めて)で一番好きなのは、
「カスチェイ王の凶暴な踊り」と、「終曲」です。
どちらも、フィギュアスケートで使われることがありますね。
この2つのところが迫力ある演奏になっていれば、
その他のところが多少イマイチでもOKなはずです・・・

今回取り上げるのは4盤です。
オススメ順に紹介します。
指揮者・オケ名・レーベル・録音年・特記事項・カップリングの順です。
盤によって多少曲名が違いますが、中身は同じです。

◯ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団(SONY 1961 SACDシングルレイヤー)
※カップリング:マーラー:交響曲第10番よりアダージョとプルガトリオ他

イントロダクション2:51
火の鳥の踊り0:15
火の鳥のヴァリアシオン1:17
王女たちのロンド(ホロヴォード)4:41
カスチェイ王の凶暴な踊り4:15
子守唄3:28
終曲2:51

最も感動した演奏です。
終盤には感動の涙が思わずポロッと・・・
どこをとっても鮮明で、迫力と繊細さがあります。
1919年版の理想的な演奏ではないでしょうか。
1919年版を手に入れたいなら、迷わずこの盤だけ十分です。
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏は、
SACD化によってその真価が全貌を現したのかもしれませんね。
最近セル指揮クリーヴランド管弦楽団のSACD・通常CDをよく集めています。


◯アバド指揮ロンドン交響楽団(DG 1972 SACDシングルレイヤー)
※カップリング ストラヴィンスキー「春の祭典」「カルタ遊び」

序奏3:23
火の鳥とその踊り 火の鳥のヴァリアシオン1:19
王女たちのロンド5:25
カスチェイ王の魔の踊り4:44
こもり唄4:02
終曲3:03

今回紹介する盤の中で一番高額商品です。
録音がとても鮮明です。
セル盤では聴き逃していたようなところがふと聴こえてくるのが魅力です。
1回だけ聴くとあっさりした印象ですが、2回以上聴いてみると、細部の良さがわかります。
今回紹介した盤では、セル盤とアバド盤が合格点です。


◯バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(SONY 1957 通常CD)
※カップリング:ストラヴィンスキー「春の祭典」

イントロダクション3:20
火の鳥の踊り0:14
火の鳥のヴァリアシオン1:09
王女たちのロンド5:13
カスチェイ王の凶暴な踊り3:57
子守唄3:50
終曲3:27

アンリ・ルソー風のストラヴィンスキーの肖像画が出てくる、
非常にユニークなジャケットです。
今回紹介した盤の中では、最もロマンティックな表現が出てきます。
「カスチェイ王の凶暴な踊り」以外では十分満足できる演奏内容です。
問題は「カスチェイ王の凶暴な踊り」のところでした。
迫力不足・・・

◯ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団(WARNER 1978 通常CD)
※カップリング ムソルグスキー「展覧会の絵」

序奏3:22
火の鳥の踊り(火の鳥のヴァリアシオン)1:23
王女たちのロンド(ホロヴォード)4:53
魔王カスチェイの凶悪な踊り3:53
子守唄3:10
終曲2:57

ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団の「春の祭典」が迫力ある凄い名演だったので、
期待して買ってみましたが・・・
録音(リマスタリング)の問題なのか、
全体的にぼやけた演奏という感じでした。
(「展覧会の絵」も同様・・・)
ジャケットの若きムーティ、なかなかカッコイイですね。
映画「卒業」か「ゴッドファーザー」みたいなイメージ?

2016年4月10日 (日)

シベリウス:交響曲第2番聴き比べ6盤〜ただし、SACDに限る・・・

シベリウスの代表曲の1つ、交響曲第2番。
いろいろ意見はありましょうが、この曲がシベリウスの交響曲の中で、
最も有名かつ親しみやすい、というのは、異論がないはずです。
私もシベリウスの交響曲で初めて聴いたのはこの作品です。
(一番最初に聴いたシベリウス作品は・・・たぶん「フィンランディア」だと思います。)
たぶん、カラヤン指揮ベルリン・フィル(旧EMI)だったと記憶しています。
図書館で借りて聴きました(もう何十年も前です。)。
しかし・・・全然魅力的に思えなかったです。
その後、バーンスタイン指揮ウィーン・フィル盤(DG)に出会って、
シベリウスの魅力に開眼しました。
ただ、今バーンスタイン盤を聴くとしたら、
バーンスタインの体臭プンプンで、辟易すると思います。
人気を感じない、神々しいまでの大自然の美・・・
それこそ、シベリウスの魅力の真髄です。
交響曲第2番は、第3番以降の厳しさや理解を拒むようなものはなく、
美しい旋律美に満ちています。

シベリウスの交響曲第2番の名盤は、それこそたくさんあると思いますが、
今回は、SACD(シングルレイヤー、ハイブリッド問わず)に限定して、
聴き比べをしてみました。
2016年4月10日現在、6盤あります。
(ちなみに、通常CDは、9枚あります。)
上からオススメ順です。
後述のカラヤン指揮フィルハーモニア管盤までがオススメです。
指揮者→オケ名→カップリング曲→レーベル→録音年→
シングルレイヤー(S)orハイブリッド(H)の順です。

◯オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管盤(カップリング:交響曲第5番)BIS 2011 H

第1楽章09:11
第2楽章16:28
第3楽章05:47
第4楽章14:38
TOTAL46:14

今回の聴き比べで最も素晴らしかったものです。
ミネソタ管はアメリカのオケですが、響きは北欧そものです。
指揮者の解釈云々よりも、曲そのものの美しさ、北欧の情景が目に浮かんでくるようです。

◯オッコ・カム指揮ラハティ響盤(交響曲全集) BIS 2013 H

第1楽章 09:41
第2楽章 14:26
第3楽章 06:11
第4楽章 14:23
TOTAL 44:56

本場のオケ、ラハティ響を指揮した盤ですが、
凍てつくような表現にまで至らず、
むしろ少し暖かな感じの演奏です。

◯セル指揮クリーブランド管盤(ライヴ・イン・東京 1970)SONY 1970 S

第1楽章09:20
第2楽章12:56
第3楽章05:52
第4楽章14:26

ジョージ・セルが亡くなる前に来日した時の演奏です。
多少、ノイズが混じりますが、聴いているうちに気にならなくなります。
フィンランドの大自然は微塵も感じませんが、
むしろ、この後のカラヤン盤と同様、
オーケストラ曲としてのこの曲の魅力を十二分に引き出しています。
曲が終わると同時に「ブラボー!」が叫ばれるのは残念ですが、
自分も当時の聴衆だったとしたら、熱狂したかもしれません。

◯コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団(カップリング:ポポヨラの娘) LSO Live 2005 H

第1楽章09:42
第2楽章14:53
第3楽章06:06
第4楽章14:02

とても精緻な演奏です。
オーケストラ曲としての魅力を十分引き出しています。

◯カラヤン指揮フィルハーモニア管 WARNER 1960 H

第1楽章09:58
第2楽章14:24
第3楽章06:08
第4楽章15:18

年末年始の帰省で、実家に帰った時に、
なぜかこのジャケットのLPレコードがあったので、
興味を持ちました。
カラヤンらしい重厚さがありますが、ベルリン・フィル時代のような感じではなく、
意外にも結構聴きやすいです。

◯ベルグルンド指揮ロンドン・フィル(カップリング:交響曲第7番)LPO 2005 H

第1楽章10:14
第2楽章14:06
第3楽章06:03
第4楽章13:20
TOTAL43:43

ベルグルンドといえば、シベリウスのスペシャリスト。
期待していたのですが、この盤はちょっといただけなかったです。
第1楽章の出だしから、普通は曲想が拡がっていくような感じになるところ、
どんどん収縮していくような印象さえ受けました。
今回紹介した中ではかなり異質な演奏でした。
(異質であっても、説得力があれば別なのですが・・・)
最後まで盛り上がらないし、これはたぶん売却決定?
ベルグルンドの名誉のために言えば、ヘルシンキ・フィル盤と、
ボーンマス響盤は、名演ですよ。
(ヨーロッパ室内管弦楽団盤は・・・フツーかな?)

なお、今回の聴き比べは、あくまでSACDに限ったものです。
通常CDを含めての名盤決定は、別の機会にしたいと思います。
(セーゲルスタム、ベルグルンド/ヘルシンキ・フィル、ブロムシュテット、
ヴァンスカ/ミネソタ管又はラハティ響盤あたりが最有力候補でしょうか?)

2016年4月 9日 (土)

NHKEテレ・ららら♪クラシック「ラフマニノフの“パガニーニの主題による狂詩曲”」(2016年4月9日放送)〜上原彩子さんの第18変奏に感涙!!

NHKEテレの「ららら♪クラシック」。
本放送は現在(2016年)土曜日の夜ですが、
いつもは再放送分(木曜午前)を録画して観ており、
土曜日の放送分は観ていません。
(土曜日に他局で映画が放送されることが多いので。)
今宵はシベリウスの交響曲第2番(SACD)を聴きながら、
適当にテレビのチャンネルをあれこれ変えていたら、
「ららら♪クラシック」の後半の最後、演奏のところが映りました。
今回の曲はラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」。
私の大好きな曲です。
ピアノ独奏者をみてびっくりしました。
あの上原彩子さんがピアノを弾いているではありませんか!
シベリウスのSACDを一時停止して、聴き入りました。
時間の都合上、曲の抜粋しか演奏しないので、
思わず「もったいない演奏だ・・・」とつぶやいてしまいました。
そして、驚いている間もなく、第18変奏・・・
クラシックのあらゆる曲の中でも最も美しいメロディーの一つではないでしょうか。
上原彩子さんがほんの数秒弾いただけで、目から涙が溢れてきました・・・
たぶん、今まで聴いたどの演奏よりも、
否、もっと言えば、あらゆる演奏が比較にならないほど、
美しい、美しすぎる演奏でした・・・(ただしピアノに限ります。)
ピアノの部分は最上級ですが、オケは薄っぺらでした。
余韻に浸る間もなく、最後の変奏に行ってしまいました。
ぜひ、上原彩子さんの独奏で、全曲を聴きたい!
そういう思いが膨らんだ回となりました。
(なお、番組全体は、後日改めて観る予定です。)

 

上原彩子さんによる「パガニーニの主題による狂詩曲」のCDは、
実はありますが、たぶん今の彼女なら、
この演奏を大きく凌駕する演奏を残してくれるはずです。
(この盤を所有はしていますが、この曲を聴くときに手が伸びることはまずありません。)

 

(参考)2002年チャイコフスキー国際コンクールライヴ

 

今現在での、「パガニーニの主題による狂詩曲」のお気に入りは、
マツーエフ(Denis Matsuev)(P)、ゲルギエフ指揮マリインスキー管弦楽団のSACDと、
アール・ワイルド(Earl Wild)(P)、
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団のCDです。
マツーエフ盤はいかにもロシア的、
ワイルド盤はアメリカ的でゴージャスな演奏です。

 

マツーエフ盤(カップリングはラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」)

 

ワイルド盤(ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集)

 

2016年4月 6日 (水)

NHKEテレ・ふるカフェ系 ハルさんの休日「神奈川・大磯編」(2016年4月6日放送)〜まるで「孤独のグルメ」+「美の壺」?

NHKEテレの2016年春の新番組、
ふるカフェ系 ハルさんの休日」第1回「神奈川・大磯編」が、
2016年4月6日に放送されました。
放送内容をNHK番組表から転載します。

(引用)
一歩足を踏み入れば懐かしい空間が広がる、それが古民家カフェ。俳優、渡部豪太さんふんする主人公ハルが、全国の古い建築を再生した“ふるカフェ”を訪ねるドラマ。今回の舞台は神奈川・大磯。ここに「水出しコーヒーが自慢の60年前のふるカフェがある」と聞きつけたハル。到着した店は意外にも小屋のような建物だったが中にはクラシックな家具が満載。建物には、戦前、戦後の大磯の富豪たちと助け合いの郷土史が秘められていた
(引用終)
お店の人は本人が出ていました。

全国各地にある「古民家カフェ」を取り上げる、
という視点はユニークです。
お店の紹介だけにとどまらず、その地域の歴史やイベントなども紹介していました。
食べるシーンは「孤独のグルメ」、
アンティークと建築についての薀蓄はNHKEテレの「美の壺」みたいでした。
2016年5月までの放送日程によると、
今後は栃木・鹿沼、群馬・高崎、静岡・沼津、
東京・青梅、横浜・中山のカフェを取り上げるそうです。

2016年4月 5日 (火)

フジテレビ系・素敵な選TAXI SPECIAL 湯けむり連続選択肢(2016年4月5日放送)

2014年秋に放映されていたドラマ「素敵な選TAXI」の2時間半スペシャル版が、
2016年4月5日に放送されました。
素敵な選TAXI SPECIAL 湯けむり連続選択肢
もともと好きだったドラマだったので、
1年4ヶ月ぶりの復活は大歓迎でした。
→(過去記事)フジテレビ系「素敵な選TAXI」とTBS系「ごめんね青春!」
〜2014年秋期のお気に入りドラマ!

サブタイトルからして、2時間ドラマの「湯けむり◯◯殺人事件」のパロディですね。
金八先生のパロディとか、ムダな演出のタイムスリップとか、
今回も見どころ満載でした。
(冒頭には、アニメ化された枝分さんが!)

竹野内豊さんのとぼけた演技と、
脇を固めるゲストの方々の名演技、
時々くすっと笑えるセリフやシチュエーションが、
2時間半ものドラマを飽きること無くノンストップで魅入ってしまいました。
ぜひセカンドシーズンやってください!

NHK総合・ニュースチェック11(2016年4月4日〜)が酷い・・・NEWS WEB、カムバック〜!

平日の夜寝る前に、NHK総合のニュース番組、
「NEWS WEB」を視聴することが多かったです。
残念ながら2016年4月1日で終了してしまいました。

さて、4月4日から、新番組「ニュースチェック11」が放送開始となりました。
キャスターを正面から映さず、ラジオ番組をやっているかのような感じで、
ニュースを紹介していました。
NEWS WEBでやっていたような、テーマの掘り下げがなく、
報道機関としてのNHKが、単なる御用放送に成り下がった象徴のような、
骨のなさが気になりました。
(クローズアップ現代の終了など・・・)
ローカル番組ならともかく、この構成は酷いのでは?

ローカルニュースの紹介のところなどは、
「続きはNHKのWEBで」と言った方がいいと思われるような内容でした。
早急な番組構成の見直しをした方がいいのでは?
(これは、私にとっては、ニュース番組なんて観ていないで、
さっさと寝なさいという「お導き」なのかもしれないですけれども・・・)
NEWS WEBの方がはるかにマシでした・・・
カムバック〜、NEWS WEB!

2016年4月 3日 (日)

2016年世界フィギュアスケート選手権〜女子シングルの稀に見るレベルの高い演技に衝撃・・・

2016年世界フィギュアスケート選手権、
女子シングルは今まで観たことがないほどのレベルの高い演技が続きました!
なにせ、ショートプログラム(SP)で1位から6位まで70点超えだったのですから・・・
(グランプリシリーズならSPで70点超えたらまずメダル間違いなしなのですが。)
フィギュアスケート:世界選手権・女子FS

日本の3選手もよく頑張っていましたが、
それ以上に、ロシアとアメリカの選手が見事だった・・・

浅田選手は今の実力以上に報道が彼女のことばかり取り上げるので、
私としてはコメントを控えたいです。
ただし、フリー(FS)の終盤はさすがに美しいなと思いました。
まだ現役続行とのことですが、
世界選手権やオリンピックでのメダルはもう厳しいのでは・・・
(余計なお世話ですね・・・)

宮原選手の演技はバレエのように美しく緻密でした。
彼女こそもっと注目されてほしいと思うのですが・・・
あれだけ素晴らしい演技でさえも、メダルに届かなかったというのが、
今の女子シングルのレベルの高さを物語っています。
ぜひ来年は、メダルをとってほしいなと願っています。

大逆転で2位となったアシュリー・ワグナー選手の演技にも感動しました!
正直に言えば、私も妻も、ワグナー選手がメダルをとるとは思っていなかったです。
今までのフィギュアスケート選手としての集大成のような、
彼女らしい演技でした。

優勝のエフゲニア・メドベージェワ選手のFS演技は、
もはや芸術作品の領域でした・・・
単なるジャンプの羅列や技巧の誇示ではなく、
音楽から生じる物語を表現するために存分に用いながら、
しかも着実に加点を伸ばすという、
見事すぎる演技でした!
映画の1シーンみたい?
あのキム・ヨナ選手のFSの最高得点をついに塗り替えたというのも頷けます。
すごすぎる・・・

グレイシー・ゴールド選手はSPでは1位だったのに、
FSでは少し残念でしたが、「火の鳥」は見事でした。

男子シングルは羽生選手の圧勝かと思いきや、
フリーでフェルナンデス選手がまさかの大逆転、
という展開は面白かったです。
色々な意味で、予想を超える展開があった、
2016年の世界選手権でした。

ところで、フジテレビ・BSフジは、
どうしてアイスダンスとペアを放送しないのでしょうか?
視聴率がとれないのはわかりますけど、
せめて金銀銅メダルを獲得した演技だけでもいいから、
きちんと報道してほしかったと思いました。
フィギュアスケートファンとしては\(*`∧´)/モノですよ!

2016年4月 1日 (金)

誘拐容疑者の卒業取り消し、留保は妥当か?

学問の自由は、これを保障する。(日本国憲法第23条)

中学生を2年間も誘拐・監禁し続けた容疑者が、
2016年3月に千葉大学の卒業認定および学位授与を受けたばかりだったので、
千葉大学は、世間の圧力に配慮して、
一旦取り消し、卒業を留保することを決定したと発表した、とのことです。

「誘拐容疑者だから卒業取り消し」はおかしいと異論 揺れる千葉大、
「卒業させていいのか」派も(2016/3/29 18:03)JCASTニュース

女子中生誘拐事件で千葉大生を襲い始めた「風評被害」
大学は寺内容疑者の卒業「留保」を決めた(2016/3/31 19:05)JCASTニュース

私はその容疑者の社会的処罰は司法の手に任せることとしますが、
(容疑者を弁護するつもりは毛頭ありません。)
千葉大学の処分については疑問をもちました。
大学でどういう規程になっているかは知りませんが、
一旦授与した卒業認定・学位授与は、
たとえ在学中に大きな犯罪を犯していたことがわかったとしても、
規程の単位をしっかり取得していたのであれば、
取り消すべきではないと考えます。

たとえば、この事件が、
2016年4月1日以降に解決した(犯人の逮捕及び少女の解放)としても、
在学中に起こしていた事件だから、卒業を取り消すのでしょうか?
もっといえば、さらに何年も後に発覚、解決したとしたら?

大学はこの事件そのものに関与していたわけではないのだから、
毅然として、「学問の自由」を盾に、
世間に阿ること無く、
「なにもしない」(卒業取り消しを論議しない)権利を行使すればよかったと思います。

犯罪者であろうとなかろうと、年齢や国籍がどうであろうと、
学問をする権利を大学自体が妨げるのは、
「学問の自由」を放棄する愚の骨頂ではないでしょうか。
悪しき前例を作らないことを願うばかりです。

2016年3月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧

2016年3月のページビュー(PV)数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

二位.オキナワ旅行記リターンズ2015夏(その1)〜旅行の経緯と1日目〜
三位.どの聖書が一番いいか?(新約聖書編)
四位.児童・生徒の本当の実態が書けない通知表の空虚さ・・・
五位.マーラー:交響曲第7番聴き比べ14種類
六位.書評:松谷信司著『キリスト教のリアル』(ポプラ新書)
〜晴佐久神父は日本のキリスト教界のヨシュア?

七位.ホルスト「惑星」(The Planets)聴き比べ
〜メータ、ショルティ、カラヤン、ボールト、レヴァイン

八位.ウコンは肝臓に悪い?~NHK・ためしてガッテン
「肝臓の健康を守れSP」(2011年6月29日放送)

九位.ピアノ五重奏曲の甘口辛口〜ドヴォルザーク、シューマン、
フォーレ、ショスタコーヴィチ、ブラームス、フランク・・・

十位.インクルーシブ(インクルージョン)教育は子どもにとって本当に幸福なのか?~
おすすめブログ記事「脱インクルージョン教育」(ブログ名:斜に構えてみる)

先月は沖縄旅行の記事が時期外れながらランクインしました。
GWの沖縄旅行の参考になるかどうかはわかりませんが・・・
キリスト教関係の記事、音楽の記事、教育関係の記事もランクインしました。

札幌では連日最高気温10度前後の日々が続いています。
なごり雪が少しずつ消えていきます。
桜も今月中に咲くかもしれませんね・・・
今月もご愛読よろしくお願いします。

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