NHKEテレ・クラシック音楽館「N響コンサート 第1824回定期公演」(2016年2月14日放送)
シャルル・デュトワといえば、フランス音楽のスペシャリスト、
というイメージですが、
マーラーではどうなのでしょうか?
そんな期待を込めて視聴してみました。
結果は・・・いい意味で、見事に裏切られました!
2016年2月14日のNHKEテレ・クラシック音楽館では、
2015年12月11日・NHKホールで行われた、
N響の第1824回定期公演を放映していました。
指揮はシャルル・デュトワ。
曲目はマーラーの交響曲第3番。
アルトはビルギット・レンメルト。
合唱は(女声合唱)東京音楽大学、
(児童合唱)NHK東京児童合唱団でした。
ともすると長すぎて退屈な感じが否めない作品ですが、
第1楽章から、引き締まった響きで、
退屈せずに結局最後まで見入ってしまいました。
コンサートマスターは伊藤亮太郎 。
ソロパートがとても美しかったです。
第4楽章のレンメルトの独唱も深々とした響きで魅力的でした。
一番素晴らしいのが第1楽章。
第6楽章は全体的に少し醒めた感じだったのが惜しかったかな・・・
(ただし、最後の盛り上がりは圧巻!)
あと、時折おそらくデュトワのうなり声が・・・
デュトワとマーラー・・・
(録音CDはあるのでしょうか?
※NHKの番組HPによると、モントリオール交響楽団の音楽監督時代に、
交響曲の全曲演奏をしているそうです。)
実際に聴く前はあまりピンとこない感じでしたが、
いざ聴いてみると、得意のフランスものに限らず、
マーラーの作品でも、
オーケストラを過不足なく響かせるのに成功していたと思います。
私自身にとっては、ようやく初めてマーラーの第3番を、
全曲通して(退屈せずに)聴き通すことができました。
(長すぎて通して聴く気力がない・・・
聴いても第1楽章か第6楽章だけ、ということがほとんどでした。)
第6楽章の最後にティンパニが鳴るところ、
2人のティンパニ奏者のうち、一人が指揮者を見て、
もう一人は指揮者を見ているティンパニ奏者に合わせているところが、
「なるほど〜」と思いました。
デュトワ指揮N響によるマーラー演奏を視聴するのははこれで2回目です。
(初めては・・・「第8番」でした。)
機会があれば他の作品でぜひ聴いてみたいです。
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