BS日テレ・読響シンフォニックライブ〜オスモ・ヴァンスカ指揮、エリナ・ヴァハラ独奏によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲(2016年2月27日放送)
月に1度放映される、BS日テレの「読響シンフォニックライブ」。
毎回録画はしていますが、興味が無い曲や、たいした演奏でないと、
すぐに消去してしまうことが多いのですが・・・
今回の放送は違いました!
オスモ・ヴァンスカが読響を指揮して、
シベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。
ソリストはエリナ・ヴァハラ。
失礼ながら、私にとっては初耳のヴァイオリニストでした。
最初の響きからして、日本のオケだということを忘れてしまいそうでした。
曲が進めば進むほど、演奏者の存在を忘れて、
大自然の美に畏怖するような感さえ抱きました。
オーケストラのいざという時の迫力!
(金管の力強さは、フィンランドを通り越してロシアのオケ並?)
そして、ソリストも、いい意味でまったく奏者の存在を超えて、
ただただシベリウスの音の大自然を、
ハイビジョンカメラであるかのように垣間見せてくれました。
第2楽章の途中で、あまりの美しさで、涙が出てきました。
早朝の放送だったので、録画してみましたが、
思わず3回続けて視聴してしまいました・・・
エリナ・ヴァハラのCDは、あまりないようです。
かなりマニアックな曲の録音ばかりですね。
こちらはハイドンのヴァイオリン協奏曲のSACDです。
ソリストの素晴らしさ以上に、
読響をあたかもフィンランドのオケのようにしてしまう、
オスモ・ヴァンスカの指揮は只者ではないと思いました・・・
ラハティ響との演奏が有名ですが、
最近では、アメリカのミネソタ管弦楽団と、
シベリウス作品をレコーディングしています。
下は、2014年度のグラミー賞
(Grammy Award for Best Orchestral Performance)を受賞したアルバムです。
シベリウスの交響曲第1番、第4番を収録したSACDです。
そのうち手に入れるかも・・・
シベリウスのヴァイオリン協奏曲については何度か記事を書いていますので、
よろしければお読みください。
それにしても、なんと素敵な曲なのでしょうか・・・
→シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47〜ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)のDG録音他
→NHKEテレ・クラシック音楽館<ハンヌ・リントゥ指揮 フィンランド放送交響楽団演奏会>(2015年11月29日放送)〜諏訪内晶子ソロによる、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲の驚異的な美しさ!
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