ユジャ・ワン(Yuja Wang)のラヴェル:ピアノ協奏曲のCD
ユジャ・ワン(Yuja Wang 王羽佳)が、ラヴェルのピアノ協奏曲を弾く・・・
数ヶ月前にCDが出ることを知ると同時に、
購入予約しました。
ようやく2015年10月に我が家に商品到着しました。
(以下「ユジャ・ワン盤」。)
相変わらずジャケットの服装が奇抜です。
第1楽章 8:20
第2楽章 8:20
第3楽章 3:56
演奏はチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、
指揮はリオネル・ブランギエ(Lionel Bringuier)。
2015年4月のスタジオ録音です。
(ゴメンナサイ、まだあまり知らない名前です・・・)
ユジャ・ワン盤で、最も秀逸なのは、第2楽章です。
繊細すぎず、ピアノがよく聴こえます。
(たとえばグリモー盤は繊細すぎますが・・・)
水族館でぼんやり水槽を眺めているような情景が目に浮かびます。
第1楽章、第3楽章の愉しさも満点です。
思わず2回連続で聴いてしまいました。
比較のために、アルゲリッチ(P)、
アバド指揮ベルリン・フィル
(DG 1967 以下アルゲリッチ盤。)を改めて聴いてみました。
参考までに、アルゲリッチ盤の演奏時間は以下のとおりです。
第1楽章 8:10
第2楽章 9:03
第3楽章 3:52
オーケストラパートだけなら、ユジャ・ワン盤よりも、
アルゲリッチ盤の方が上だと思いますが、
トータルでは、今の私にとっては、
ユジャ・ワン盤の方が上だと思います。
以前、ラヴェルのピアノ協奏曲について、
2回記事を書いていますが、
改めて読み返してみると、こんなことを書いていました。
(引用)
※今後ラヴェルのピアノ協奏曲のCDを出してほしいピアニストは、
萩原麻未、ユジャ・ワン、アリス=紗良・オットかな・・・
(引用終)
→ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜アリス=紗良・オットの演奏と、アルゲリッチ旧盤、グリモー盤
→萩原麻未のはじけるラヴェル!〜テレビ朝日系(BS朝日)・題名のない音楽会「前代未聞!ネット実況風ピアノ協奏曲」(2013年2月24日、3月2・3日放送)
上記は昨年の7月に書いた記事ですが、まずは願いが一つかないました。
余談ですが、
萩原麻未さんは、先日、「題名のない音楽会」(2015年10月11日放送)で、
ラヴェルのピアノ協奏曲の第3楽章だけ演奏していました。
すごくいい演奏でした。
しかし彼女のきちんとしたCDが未だに出ていない(2015年10月上旬現在)のは、
すごく残念です。
ユジャ・ワン盤のカップリングは、
フォーレのバラードOp.19と、
ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」です。
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「題なし」の及川様、コメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、「左手」の方は曲の魅力が今ひとつ伝わってこなかったかもしれませんね。
ぜひまた拙ブログのご訪問よろしくお願いします。
ところで、新しい司会者による「題名のない音楽会」はいかがですか?
五嶋龍さんの司会はまだ未知数といった感じなので、もう少し様子をみたいと思っています。
投稿: てんしちゃん | 2015年10月18日 (日) 22時51分
てんしな?日々さん
「題なし」の及川です。ご無沙汰しています。
このCD、HMVのネットで予約していましたが、先頃手許に届きました。
「左手」の方を聴きたいというのが主な動機でしたが、演奏は「両手」の方がより優れているようです。
処で、てんしな?日々さんの影響もあり、私も、挙げられた3人の演奏による「両手」を待ち続けていました。同じく、引き続き、あと2人について「両手」の発売を待ち続けることとします。
投稿: 「題なし」の及川 | 2015年10月17日 (土) 23時55分