モーツァルト:ディヴェルティメント(Divertimento)第17番ニ長調K.334聴き比べ〜ウィーン八重奏団員盤とカラヤン&ベルリン・フィル2種
モーツァルトのディヴェルティメント第17番K.334を、
今月(2015年1月)になってから愛聴しています。
第3楽章が有名ですが、全曲どこから聴いても優美な旋律に満ちあふれています。
宇野センセイは第2、第5、第6楽章のみを愉しむ、と書かれていますが、
私は通しで聴いています。
第3楽章以外では、第6楽章が一番好きです。
今回の聴き比べCDです。
ウィーン八重奏団員盤(1956)DECCA
※Amazonでは輸入盤2枚組ですが、
私が持っているのはタワレコ限定販売の国内盤4枚組です。
第1楽章;7:02
第2楽章;8:41
第3楽章;4:31
第4楽章;6:02
第5楽章;7:00
第6楽章;8:34
カラヤン指揮ベルリン・フィル(1965)DG国内盤
第1楽章;7:02
第2楽章;8:40
第3楽章;5:55
第4楽章;7:55
第5楽章;9:30
第6楽章;8:32
カラヤン指揮ベルリン・フィル(1987)DG国内盤
第1楽章;7:08
第2楽章;8:52
第3楽章;5:20
第4楽章;6:51
第5楽章;8:44
第6楽章;8:58
ウィーン八重奏団員盤は、
宇野センセイがこの曲の決定盤として挙げているものです。
聴いているだけで、
ウィーンのカフェでゆったりくつろいでいるかのような、
優雅な時間を味わうことができます。
コーヒー片手にスイーツを食べながら聴くとベストかもしれません。
カラヤン盤2種は、弦楽合奏版です。
ウィーン八重奏団員盤がカフェ気分だとしたら、
カラヤン盤は王宮にいるかのような気分です。
どちらかというと、カラヤン盤の方を好んで聴いています。
旧盤は、サンモリッツでの録音、とのことですが、
少しだけひんやりした感じがします(いい意味で)。
新盤は、カラヤン最晩年の録音ですが、
弛緩は微塵もなく、温かみがある演奏となっています。
どちらか一枚だけ取るなら、新盤の方ですが、
双方とも甲乙つけがたい甘美で見事な演奏です。
極上のBGMです。
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