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2014年12月25日 (木)

NHKEテレ・ららら♪クラシック「クリスマスソングに込めた平和への祈り~“きよしこの夜”」(2014年12月20日,22日放送)

今日はクリスマス
皆様いかがおすごしでしたか?

 

我が家ではクリスマス当日は特に礼拝には行かず(行けず?・・・)、
妻と一緒にバレエ「くるみ割り人形」(マリインスキーバレエ)を観るのが恒例です。
(もちろんクリスマス・イブには教会へ行きますが・・・)
主のご降誕を心からお祝い申し上げます。

 

先日、2014年12月20日に、NHKEテレの「ららら♪クラシック」で、
クリスマスの定番中の定番である、讃美歌「きよしこの夜」を取り上げていました。
→「クリスマスソングに込めた平和への祈り~“きよしこの夜”」

 

「きよしこの夜」成立の話は、従来聞いた説と少し違っていました。
確か、オルガンが洪水で故障したから、ギターで賛美した・・・
でも、この番組では、その説は出てきませんでした。
讃美歌成立の話よりも、どのように広まったのかの方が興味深かったです。

 

今年103歳の日野原重明氏も出てきて、歌声を披露してくれました。
第一次世界大戦中の奇跡の「クリスマス休戦」の元になったのが、
広く人口に膾炙していた「きよしこの夜」だったとは・・・
ちょうど関連ニュース記事があったので紹介します。
奇跡の「クリスマス休戦」から100年、英軍将校の手紙公開(2014年12月24日) 阪神・淡路大震災で被害にあった教会でも、
「きよしこの夜」が復興の応援歌になっていた、という内容も感銘を受けました。

 

「きよしこの夜」(讃美歌109)はとても好きな讃美歌の一つです。
カトリック教会では「しずけき」(カトリック聖歌集111)として歌われます。
どちらも正確な訳ではないので、どちらかの訳詞をとれ、と言われたら、
広く歌われている「きよしこの夜」の方をとります。
(クリスマス・イブに初めてカトリック教会を訪れた人は、
やはり思わず「♪き〜よし〜 このよる〜」と歌ってしまうことが多いようです。)
カトリック教会はこの点、新共同訳聖書を採用したように、
伝道の観点から、
広く一般的な「きよしこの夜」を採用した方がいいのでは、と考えます。

 

番組では、東京混声合唱団と、
パク・キュヒさんのギター、上柴はじめさんのオルガン伴奏で、
1番から4番まではドイツ語で「きよしこの夜」(Stille Nacht)が歌われました。
パク・キュヒさんのギターがとてもステキでした。
日本では歌われない、幻の4節というのも初めて聴きました。
ベートーヴェンの「第9」的な内容なのですね。
最後に、日本語の「きよしこの夜」(1番)が歌われました。
キリスト教的にはなかなか好内容でした・・・

 

以前、「きよしこの夜」について書いた記事を紹介します。
「きよしこの夜」のMIDIがあります。
2012年クリスマスを祝して〜「きよしこの夜」と「あらののはてに」のMIDI(附:Mac Book PROとFinale2012買ってしまいました・・・) ※今はFinale2012ではなく、既にFinale2014です。

 

いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。
(新約聖書ルカによる福音書2:14新共同訳)

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