映画「エターナル・サンシャイン」(原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)
2014年12月8日に、NHKBSプレミアムで、
映画「エターナル・サンシャイン」
(原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)が放映されました。
邦題だと「永遠の陽光」という意味不明なものになりますが、
原題は劇中で朗読されるイギリスの詩人アレキサンダー・ポープの詩の一節、
「永遠の穢れなき心の輝き」とのこと。
→参考:『エターナル・サンシャイン』“Eternal Sunshine of the Spotless Mind”/ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット/ミシェル・ゴンドリー 監督/チャーリー・カウフマン 脚本/2004年アメリカ映画 (2007-05-20 の記事)
記憶をテーマにした、2004年度のアカデミー脚本賞を受賞した米映画です。
主演はジム・キャリーとケイト・ウィンスレット。
冒頭の20分ぐらい(オープニング・タイトルが出てくる前後ぐらいまで)が、
作品の最重要シーンです。繰り返し劇中に出てきます。
SFっぽい設定だから、いかにも近未来・・・というのを想定すると、
拍子抜けします。
消したい記憶(失恋など)を消すことができる「記憶除去手術」、
というのが、この作品での唯一のSF設定です。
主人公の男性(演:ジム・キャリー)
ケンカしてしまった恋人(演:ケイト・ウィンスレット)と仲直りしようと思って、
その恋人の勤務先に行くと、全然自分のことを覚えていないことに愕然・・・
実は、彼女は彼との記憶を除去する手術を受けていました。
ショックを受けた彼も、記憶除去手術を受けることを決心。
映画は、記憶除去手術中の彼の記憶の中で展開されます。
時折、手術を施すスタッフ達の人物模様と、その声が記憶の中に響いてきます。
映像はかなり斬新で、シュールな感じがします。
人の夢の中の世界を映像化すると、こんな感じなのでしょうか・・・
本筋には関係ないところが意外とオモシロイのかも・・・
最後は懐メロのタイトルをあえて使って表現すると、
「♪別れても好きな人」(作詞・作曲:佐々木勉)ということでしょうか。
ケイト・ウィンスレット演じるクレメンタイン(クレム)が、
いろいろな髪の色で出てきます。
ジム・キャリーが結構イケメンに見えてしまいました・・・
映像表現が少し難解な感じがありますので、
万人向けの映画ではないかもしれませんが、
一見の価値は十分にあると思いました。
Blu-ray版
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