ブラームス:クラリネット五重奏曲聴き比べ2盤〜ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団(Wiener Musikverein Quartett)盤と、エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet)
毎年11月頃に、とても聴きたくなる曲です。
ブラームスのクラリネット五重奏曲ロ短調Op.115です。
以前はウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団(Wiener Musikverein Quartett)盤
(クラリネット:ペーター・シュミードル)
しか手元にありませんでしたが、
ようやく2枚目として、
エマーソン弦楽四重奏団(Emerson String Quartet)と、
デイヴィッド・シフリンのクラリネットによる盤を手に入れたので、
聴き比べができるようになりました。
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団盤(以下WMQと略記)
エマーソン弦楽四重奏団盤(ブラームス:室内楽全集の1枚)(以下ESQと略記)
(1枚ものならコチラ↓)
モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲
※この盤は私は持っていません。
それぞれの演奏時間は以下のとおりです。
WMQ盤
第1楽章 11:43
第2楽章 10:43
第3楽章 4:32
第4楽章 8:26
ESQ盤
第1楽章 13:02
第2楽章 11:09
第3楽章 4:48
第4楽章 8:51
全体的に、WMQ盤の方がテンポが早いのですが、
聴き比べてそんなに違和感はありません。
ESQ盤は、ウィーン情緒とかとは無縁ですが、
技巧的には完璧といえます。
一方、秋を感じるようなものではないので、
逆に言えば、年中いつでも聴けるのかもしれませんね。
WMQ盤は、やはり改めて聴いてみると、
秋のわびしい情景が目に浮かんでくるようです。
映画「第三の男」のラストシーンみたいな感じ?
あるいは、O.ヘンリの短編小説「最後の一葉」とか・・・
(特に第1楽章)
おすすめはやはりWMQ盤ですが、
入手は難しいかも・・・
そういえば、せっかく色づいた家の近くのイチョウ並木も、
昨晩(2014年10月26日)突風が吹いたので、
朝眺めると、すっかり葉が落ちてしまっていました。
ブラームスのクラリネット五重奏曲は、そんな情景にぴったりです。
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