ラヴェル・弦楽四重奏曲ヘ長調聴き比べ〜アルバン・ベルク四重奏団(Alban Berg Quartett)とアルカント・カルテット(Arcanto Quartett)
先日、NHKBSプレミアムの「クラシック倶楽部」で、
パシフィカ弦楽四重奏団によるラヴェルの弦楽四重奏曲ヘ長調を視聴し、
すっかり気に入りましたので、
CDを2枚買ってみました。
(過去記事→パシフィカ弦楽四重奏団(Pacifica Quartet)によるラヴェルの弦楽四重奏曲ヘ長調〜NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部(2014年9月12日放送))
定評ある、アルバン・ベルク四重奏団の盤と、
2010年度レコード・アカデミー賞大賞銅賞を受賞した、
アルカント・カルテット(Arcanto Quartett)による盤です。
どちらもカップリングはドビュッシーの弦楽四重奏曲です。
(アルカント・カルテットは他にデュティユーの作品「夜はかくの如し」。)
アルバン・ベルク四重奏団盤(以下「ABQ盤」と略記)
アルカント・カルテット盤(以下「AQ盤」と略記)
ABQ盤の各楽章の演奏時間です。
第1楽章:7’38”
第2楽章:6’52”
第3楽章:9’19”
第4楽章:4’43”
AQ盤の各楽章の演奏時間です。
第1楽章:8’00”
第2楽章:6’36”
第3楽章:8’55”
第4楽章:4’41”
どちらも甲乙つけがたい名演ですが、
今の私としては、AQ盤の方を上としたいです。
第4楽章の冒頭は、ABQ盤の方が激しく、
ここだけはABQ盤に軍配をあげます。
しかし全体通して聴くと、
やはりAQ盤の方がわずかに勝ると思います。
この曲が好きな人なら、どちらも揃えておいて損はないでしょう。
(ちなみに、ドビュッシーの曲においても、AQ盤は名演です。)
この曲で好きな楽章の順は、
第1楽章→第4楽章→第2楽章→第3楽章です。
特に第1楽章の優美さ!
どうして今までこの曲の価値に気づかなったのだろう・・・
第2楽章のピチカートも楽しいです。
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