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2014年8月25日 (月)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ピーターとおおかみ」(2014年8月25日放送)〜楽しく芸術的センス満点の映像作品!

プロコフィエフ作曲の交響的物語「ピーターと狼」。
名前ぐらいは誰もが知っているのではないでしょうか。
小学3年前後の音楽の教科書(現在は小3がほとんどのようです。)で、
イラストとともに紹介されますが、
実に退屈な時間(20〜30分)としか記憶に残らない作品かもしれません。
それもそのはず、音だけ聴いてもつまらないからです。
ナレーションをつけて音に物語性と意味づけが施されますが、
音とナレーションだけでは、やはり情景がなかなか浮かんできません。
大人になってから、何回か聴く機会がありましたが、
やはりつまらない作品、という印象は拭えませんでした。

しかし、ようやくこの作品がオモシロイと思えるようになりました。
NHKBSプレミアムの「プレミアムシアター」で、
2014年8月25日(8月24日深夜)に放送された、
「ピーターとおおかみ」の映像付演奏です。

ダニエレ・ガッティ指揮フランス国立管弦楽団の演奏で、
フランス語のナレーション付。
最大の特徴は、アニメーションが付いていることです。
アニメーションや映像付のものは別にこれが初めてではなく、
古くは1946年にディズニーが映画化しているそうですが、
この映像作品は、様々な楽譜記号(ト音記号とか・・・)が組み合わされて、
ネコや小鳥、アヒル、おおかみ、おじいさん、
猟師などのキャラクターになっていることと、
実際に楽団員が演奏している様子とアニメが融合し、
「今何の楽器が演奏されているか?」が視覚的にわかりやすくなっています。
教師が字幕を読んで語り聴かせるなどすれば、
字幕をまだあまり読めない子にもOKだと思いますし、
発達障がい傾向の子も興味を持って鑑賞できるのでは、と考えます。
映像のユニークさや美しさは、
さすが芸術の国フランス!と思うほどのセンスです。
音だけ聴けば退屈な30分が、見事に楽しめる30分になりました!
「ピーターとおおかみ」音楽鑑賞の切り札になるかもしれません。

願わくば、フランス語のナレーションを全面的に日本語吹替にし、
さらに小3レベルでも読めるような字幕を付けたものを、
NHKが作成してくれないかな〜と思う次第です。

字幕はありませんが、動画が一部公開されていますので、
ご参考までに・・・
(全編ではなく、予告編集のようなものらしいです・・・)

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