ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜アリス=紗良・オットの演奏と、アルゲリッチ旧盤、グリモー盤
先日(2014年7月5日)、BSスカパー!(241ch)の無料放送で、
マゼール指揮ミュンヘン・フィルと、
アリス=紗良・オットによる、
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調が放映されていました。
→クラシカジャパン presents
マゼール&ミュンヘン・フィル「アリス=紗良・オットを迎えて」
(他には、「ペトルーシュカ」とかの演奏もありましたが・・・)
この映像にはすっかり魅了され、何度も観入ってしまいました・・・
ソリストのアリス=紗良・オットの表情が実にイイ!
まさにお宝映像という感じでした(^-^;
(映像なしの音声だけだったら、
少し物足りないのかもしれませんが・・・)
マゼールの指揮は今までどちらかというと敬遠していたのですが、
実は結構イケているのでは?と再評価してしまいました。
(残念ながら、2014年7月13日に、マゼールは逝去・・・)
その動画を紹介しているブログ記事と、動画を紹介します。
→ロリン・マゼールとアリス=紗良・オット(ブログ名:クラリネット記)
動画(Youtube)
HD動画はコチラ
→Lorin Maazel trifft Alice Sara Ott
さて、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調の名盤といえば、
やはりアルゲリッチの演奏でしょう。
2種類あります。
どちらも指揮はアバド。
旧盤はベルリン・フィル、新盤はロンドン交響楽団。
旧盤
新盤
以前、新盤の方を持っていたことがありますが、
結局、手放してしまいました。
最近、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を聴きたいがために、
旧盤の方を手に入れました。
実にイキイキとした、ピアノが跳ねまわるようなキラキラした演奏です!
録音も40年近く前のものとは思えないほど鮮明です。
CDで聴くなら、この1枚があればOKかも・・・
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調では、
グリモー(P)、ジンマン指揮ボルティモア交響楽団のCDも持っています。
以前はこのCDで十分満足だったのですが・・・
改めて聴いてみると、やはりアルゲリッチには及ばないかな、
と思ってしまいました・・・
ただし第2楽章の寂寥感、憂愁、孤独さはアルゲリッチ盤を凌駕しています。
グリモーもラヴェルのピアノ協奏曲を2回レコーディングしていますね。
グリモー盤(新盤)
以前、ラヴェルのピアノ協奏曲について書いた過去記事です。
→萩原麻未のはじけるラヴェル!
〜テレビ朝日系(BS朝日)・題名のない音楽会
「前代未聞!ネット実況風ピアノ協奏曲」(2013年2月24日、3月2・3日放送)
※今後ラヴェルのピアノ協奏曲のCDを出してほしいピアニストは、
萩原麻未、ユジャ・ワン、アリス=紗良・オットかな・・・
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コメント
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「題なし」の及川様、コメントありがとうございます。
今回紹介した、アリス=紗良・オットの演奏は、どちらかというと演奏よりもヴィジュアルを楽しむものなのでしょうね。美女は何をやっても3割増しなのかも?(笑)
投稿: てんしちゃん | 2014年8月 9日 (土) 22時53分
「題なし」の及川です。
キレイになりましたねえ。
さぞかし美男美女のご両親のもとに生まれたのでしょう。ご両親ともに知りませんのでやや不確実な言い方になりますが、お父様のドイツ人的な彫りの深さと、お母様の日本的な柔和な感じが丁度よい感じに遺伝したのかと想像します。
これは惚れてしまいます。
何度か彼女の演奏会は見聞きしましたが、以前はもう少しイモっぽかったと思います。
ご紹介画面とHD画面の計2回見てしまいました。
また、ユーチューブで他に何曲か聴いてみました。
結論として、演奏は甘い。余り進歩がない。ラヴェルなんかは適しているのかも知れませんが、ドイツ物やロシア物を演奏するとき、ドンと響く感じがない。軽めに走ってしまう。
でも、今後とも注目はしていきたいです。
投稿: 「題なし」の及川 | 2014年8月 8日 (金) 18時09分