スペイン映画「汚れなき悪戯」(原題:Marcelino Pan y Vino)と邦画「なごり雪」(大林宣彦監督作品)
2014年5月のGW中に、テレビ放送された映画を録画して2本観ました。
スペイン映画「汚れなき悪戯」(原題:Marcelino Pan y Vino)と、
邦画「なごり雪」(大林宣彦監督作品)です。
「汚れなき悪戯」は1955年のモノクロ映画です。
2014年5月2日、NHKBSプレミアムで放映されました。
原題は「パンとぶどう酒のマルセリーノ」(劇中のセリフでも出てきます。)。
劇中歌「マルセリーノの歌」が有名ですね。
修道院の前で拾われた赤子マルセリーノが修道士たちによって育てられ、
やんちゃ盛りの幼年期を迎えた頃、修道院2階のキリスト像を見出し、
ある奇跡が起きる・・・という物語です。
ラストはスペイン版「フランダースの犬」?
一度は観る価値がある作品です。
汚れなき悪戯 [DVD]
「なごり雪」は2002年に公開された大林宣彦監督の作品です。
舞台は大分県の臼杵市です。
2014年5月2日深夜(5月3日)にHBCテレビで放映されていました。
70年代フォークソングの名曲ですね。
名曲の歌詞を時折セリフに用いながら、
50代の男性が過ぎ去った青春時代を振り返る、という物語です。
セリフがわざとに棒読みなのが気になりますが、
映画的な手法よりも、朗読や素人芝居的な要素を出すことにより、
観ている人が自分の青春時代を重ねやすくしようとしていたのかもしれません。
大林宣彦監督らしい、絵になる景色がたくさん出てきます。
「うすき竹宵」の光景がとても美しかったです。
「なごり雪」の歌詞がセリフに出てくるところが、
私にとっては思わず涙がこぼれそうになった箇所です。
男を一途に待つ女と、その愛に応えようとしない男との心のすれ違い・・・
あるシーンが何度も出てきますが、出るたびにその謎が解き明かされていきます。
須藤温子さんの清純な演技が心に残りました。
なごり雪 デラックス版 [DVD]
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