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2014年4月21日 (月)

NHKEテレ・ETV特集「ストラディヴァリウス~魔性の楽器 300年の物語~」(2014年4月19日放送)

ストラディヴァリウスの魅力を科学的になんとか解明しようとしましたが・・・
ある程度のところまではわかっても、まだまだ謎が多いようです。
NHKEテレ・ETV特集「ストラディヴァリウス~魔性の楽器 300年の物語~
録画して観ました。
2013年11月に放送された1時間番組のNHKスペシャル、
"至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎"」に、
未公開映像や演奏シーンなどを足して再編集されたものだそうです。
(私は昨年の放送を観ていません。)
300年以上も前に作られた楽器なのに、未だにこれを凌駕するものがない、
というのは実にスゴイことですね。

正直言って、モダンヴァイオリンとストラディヴァリウスの音色の違いが、
私にはそんなに差異を感じられませんでした。
(演奏の違いなら十分聞き分けられますが・・・)
あと、番組の「案内人」の五明カレンというヴァイオリニストも、
実は初耳でした。
(CDはあまり出ていないようです・・・)

リンデ:ヴァイオリン協奏曲/チェロ協奏曲
(五明カレンの現在出ているCD)


ストラディヴァリウスにレーザー光線を当ててみたり、
3Dモデリングをしたり、木材を短期間で「熟成」させてみたり・・・
いろいろな科学的メスを入れて、
近いものまでは作ることができるようになってきているみたいですが、
やはりホンモノそのものを作ることはまだ無理なようですね。

番組では、マキシム・ヴェンゲーロフ、イツァーク・パールマン、
イヴリー・ギトリス、諏訪内晶子などの世界的ヴァイオリニストが
コメントしているところも出てきます。
五明カレンによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲の演奏も出てきました。

番組の最後で、イヴリー・ギトリスが、
ストラディヴァリウスの永遠性を称えるようなコメントをしたのが印象に残りました。
どんな名ヴァイオリニストも、
300年を超えてなお存在し続けるストラディヴァリウスにとっては、
「旅人」にすぎない・・・
(正確な引用ではないですが・・・)

この番組のためにたぶん新たに作曲されたのであろう、
千住明の音楽もステキでした。


NHK SPECIAL 至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎
The Mystery of Stradivarius


クラシックファン、特に弦楽器が好きな人にはたまらない、
好内容の番組でした。
※今回は敬称略としました。

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