アルゲリッチ&アバドのモーツァルト:ピアノ協奏曲第25番&第20番(DG)
つい先日(2014年1月21日)、
指揮者クラウディオ・アバドの訃報を聞きました。
→世界的指揮者クラウディオ・アバド氏 80歳で死去 私自身はそれほどアバドの指揮に思い入れはないですが、
それでも彼の指揮によるDVD・Blu-rayは数枚持っています。
訃報を知ってつい買ってしまったのが、
2013年のルツェルン音楽祭でアルゲリッチと共演した、
モーツァルトのピアノ協奏曲第25番&第20番のCDです。
→巨匠アバド指揮、『モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第25番』2/19緊急発売! 今日(2014年2月9日)ようやく届きました。
(輸入盤)
(国内盤)
CDジャケットの両面を見て、感慨深いものがありました。
表は現在(2013年)の2人(アルゲリッチとアバド)の姿、
裏側は若かりし頃の2人の姿です。
美女と好青年が、どちらもすっかり銀髪になってしまいました・・・
思わず写真に撮ってしまいました。
さて、肝心の演奏に移りましょう。
聴く前の予想では、モーツァルトよりもアルゲリッチ色が強い演奏かな、
と思っていましたが、意外と控えめでした。
第20番の方は、名演が多いので、合格点に達するかどうかもアヤシイかも・・・
(オーケストラが軟弱すぎるかな・・・)
ちなみに私のオススメの演奏は、
バレンボイムの弾き振り旧盤と、内田光子の弾き振り盤(DVD)です。
バレンボイム盤(ピアノ協奏曲全集)
Mozart: Complete Piano Concertos 1-27 [Box Set, CD, Import]
内田光子盤(DVD)
内田光子盤(旧盤)※指揮はテイト。
内田光子盤(引き振り新盤)
買ったけど、早くに手放してしまいました。
CDなら旧盤の方をとります。
さて、アルゲリッチ&アバドのこのCDでオススメは、
第25番の方です。
もともとあまり愛好者が少ない曲ですね。
ピアノ協奏曲第20番〜24番と、第26番〜第27番は傑作であると、
誰しも認めるわけですが、
第25番はというと、???かもしれません。
私もそんなに好きではなく、食わず嫌いしていました。
しかしこの演奏で聴くと、
実にチャーミングな魅力あふれる曲なんだと実感しました。
いい意味で、余計な力が抜けきって、
音楽そのものが楽しげに、軽やかに鳴り響いている・・・
そんな感じでした。
愛聴盤になるかもしれません・・・
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