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2013年11月27日 (水)

TBS系・こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来~(2013年11月25日放送)

「赤ちゃんポスト」として知られる、熊本市の慈恵病院にある、
こうのとりのゆりかご」の運用開始から現在に至るまでの6年間を、
実話に基づくドラマとして構成した、良心的な作品でした。
2013年11月25日にTBS系で放映された、
こうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来~
録画して妻と一緒に観ました。

こうのとりのゆりかご」のような施設は、確かに本当はない方がいいはずです。
しかし、現実には、産んですぐ赤ちゃんを遺棄したり、
様々な事情で養育できないケースもあります。
虐待死につながるよりは、子どもの幸せを第一に考えれば、
命を守るこういう施設や、養子縁組をすすめる団体は必要だと思います。

番組HPから引用します。
(引用)
2007年5月。わけあって親から捨てられ、命を落とす赤ちゃんたちを救うため、熊本県にある一民間病院「慈恵病院」が、親の事情で育てられない赤ちゃんを「匿名」でも預かる施設、いわゆる「赤ちゃんポスト」を開設し、「こうのとりのゆりかご」と名付けて運営を始めました。
この「こうのとりのゆりかご」によって救われた92人の赤ちゃんと、世の中の厳しい批判を乗り越え、この6年間「こうのとりのゆりかご」の運営を献身的に支え続けてきた病院の人々の熱き闘いを、実話をもとにプライバシーを守るためフィクションとして再構築しました。涙と感動のヒューマンドラマスペシャルを、『テレビ未来遺産ドラマ特別企画』としてお送りします。

出生前診断によって、命の選別が当然のように行われるようになった今の時代に、「生まれてくる赤ちゃんは、すべて宝物」と、赤ちゃんの命を守ることに人生を捧げ、すべての赤ちゃんが幸せな未来をつかめるよう、困難から決して逃げることなく立ち向かい続けている人たちがいます。この物語を通して、『テレビ未来遺産』の名にふさわしい“私たち人間が決して忘れてはならないもの”が描かれるはずです。
(引用終)

番組を観ながら、私は旧約聖書の「出エジプト記」の、
モーセの話を思い浮かべました。

 エジプト王は二人のヘブライ人の助産婦に命じた。一人はシフラといい、もう一人はプアといった。「お前たちがヘブライ人の女の出産を助けるときには、子供の性別を確かめ、男の子ならば殺し、女の子ならば生かしておけ。」 助産婦はいずれも神を畏れていたので、エジプト王が命じたとおりにはせず、男の子も生かしておいた。
(旧約聖書出エジプト記1:15〜17新共同訳)

 レビの家の出のある男が同じレビ人の娘をめとった。 彼女は身ごもり、男の子を産んだが、その子がかわいかったのを見て、三か月の間隠しておいた。 しかし、もはや隠しきれなくなったので、パピルスの籠を用意し、アスファルトとピッチで防水し、その中に男の子を入れ、ナイル河畔の葦の茂みの間に置いた。
(旧約聖書出エジプト記2:1〜3新共同訳)

中絶大国・日本における、慈恵病院の働きは、ささやかながらも、
「出エジプト記」のようなものなのかもしれませんね・・・

主役の薬師丸ひろ子さんの演技は見事でしたが、
どちらかというと他の登場人物が少しぎこちなく思えたのはちょっと残念でした。

隠れた準主役は、もしかすると、ドラマの中でたびたび出てくる、
聖母子像かもしれません。
(慈恵病院は、カトリック系の病院ですね。)
無条件で包み込む愛の象徴・・・
聖書の話とか、カトリックの話は一切出てきませんが、
無言で神の愛の教えを物語っていたようにも思えます。

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