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2013年8月の15件の記事

2013年8月29日 (木)

書評:中野太郎『エルサレム ダビデのカナン統一』(Canaan unification by David)(幻冬舎ルネッサンス)〜戦国武将・スーパーヒーローとしてのダビデ

確か先月(2013年7月)頃でしたでしょうか。
読売新聞の広告でこの本の事を知りました。
中野太郎さんの小説『エルサレム ダビデのカナン統一』(幻冬舎ルネッサンス)です。


kindle版なら1000円以下です。


全528頁と、かなりぶ厚い本ですが、
私は1日で読み終えることができました。
旧約聖書の代表的人物、ダビデの半生を描いた作品です。

序盤の展開は、概ね聖書の記述を要領よくまとめた感じがありましたが、
だんだん聖書の記述からは自由になり、
戦国武将や三国志の英雄、あるいはアーサー王伝説に出てくるような英雄、
スーパーヒーローとしてのダビデが描かれる展開となります。
超人的な身体能力で敵軍をバッサバッサ切りまくっていく姿・・・
そして、カナンの地(現在のイスラエルとその周辺国)を次々と平定し、
「天下統一」していくところは、聖書の知識がなくても十分堪能できます。
読んでいて、ダビデの姿とNHK大河ドラマ「風林火山」に出てくる、
Gacktさんが演じる上杉謙信の姿がなんとなくダブって見えました・・・

クリスチャンにとっては、スーパーヒーローのダビデよりも、
信仰者としてのダビデ、失敗・失態があってもなおも民に慕われ、
神を慕い求めるダビデの方がなじみ深いので、
ダビデがどの地域まで治めたとか、あまり重要視していなかった面がありました。
確かに、旧約聖書のサムエル記下8章・10章を読むと、
小説に描かれている戦闘と戦績について言及があります。
また、小説では終盤でダビデの将軍の一人、エルハナンが活躍しますが、
この人物、聖書の中でわずか4箇所にしか出てきません。
たった4行からよくこれだけイキイキとした人物像を描けたものだと感心しました。
(4箇所ある、といっても、実質上2行程度です。
サムエル記下と歴代誌上でだいたい似たような記述があります。)

考古学的に見て、あるいは聖書の記述から見て、というのをさておき、
小説として評価してみると・・・
私は聖書によく親しんでいるので、ダビデを戦国武将のように描くやり方には、
新鮮味を覚えました。
あえてバッサリ、ユダヤ的習慣とかに言及しない潔さが、
わかりやすさへとつながっています。
(その分、宗教性はほぼ皆無になっていますが・・・)

ただ、表現としては、
敵の武将の首を刎ねる時の表現が類型的・マンネリ化しているのが少し残念です。
英雄のその後まで書いていたら、なお深みがあったと思われますが・・・
エンターテイメント小説としては十分合格点ではないでしょうか?

なお、聖書の記述通りで、小説として聖書(特に旧約聖書)を楽しみたいのであれば、
中川健一さんの『日本人に贈る聖書ものがたり
(文庫本で全8巻)が断然オススメです。
聖書の世界がイキイキと描かれ、なおかつ日本人にわかりやすいように、
日本の歴史上の人物の例や、日本の文化習慣との対比という考察が、
理解を一層深めてくれます。
私は一度全部を読みましたが、
この『エルサレム ダビデのカナン統一』を読みおわってからまた読んでみたくなり、
1巻から読み直し始めています。

日本人に贈る聖書ものがたりI 族長たちの巻 上 (文芸社文庫)

2013年8月26日 (月)

雑誌「教室ツーウェイ」2013年8月号・9月号で「学び合い」、「問題解決学習」をKO!

北海道の小学校で、算数の研究授業といえば、
「問題解決学習」と決まっているみたいですね。
教科書を見せず、デカイ模造紙で問題を1問だけ提示し、
「自力解決」と称して子どもに問題を丸投げ。
そして「練り上げ」と称して、子どものクドクドとしてわかりづらい説明で、
せっかくわかりかけてきたものを混乱させる・・・
子どもの説明が教師よりもわかりやすいとでも言うなら、
そんな教師は廃業すべきでしょう。
わかる子(特に塾に行けるような裕福な家庭の子)にはバカらしい茶番で、
わからない子(発達障がいがあるような子など)にはますますわからない・・・
こんな教え方をどれだけ「研究」(というよりは、再現)しても、
教師の勝手な思い込み(子どもの目がキラキラ輝いている・・・)
程度の成果しか上がらないのに、今もなおしがみついているのは、
まさに「宗教」か「マルクス主義」なみの「信条」(ドグマ)
となっているものだといえます。

明治図書の雑誌「教室ツーウェイ」2013年8月号・9月号では、
「学び合い」と「算数の問題解決学習」を真っ向から批判し、
代案を堂々と主張しています。
「学び合い」批判では、昨年NHKで放送された、
ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」(2012年2月5日放送)での、
問題提起、発達障がいの子を怒鳴る指導を是としていたことへの批判が出ています。
(あれは番組を観ていた時、私もすごく疑問に思いました。)

教室ツーウェイ2013年8月号の目次はコチラです。
(→明治図書のHPへ)

「教室ツーウェイ」誌から転載したいところはヤマヤマなのですが、
無断転載禁止となっているので、残念ながら転載は諦めます。
ぜひ2冊とも購読してみてください!

ただ単に学び合いや算数の問題解決学習を批判するのではなく、
「どう教えるべきか」の優れた代案が示されているのはすばらしいです。
まさに「学び合い」、「算数の問題解決学習」をKOした感があります。

「学び合い」や「算数の問題解決学習」は、学力低下を確実に招きます。
35人学級の導入をやろうが、特別支援教育を手厚くしようが、
こんな教え方をするのはまさに「亡国の授業」といえます。
ますます学力格差が広がり、塾に行かないと学校の勉強はわからない、
と学習無力感に苛まれる子どもたちを増やすだけです。

1問を1時間かけて解く、なんてことをやり続けているから、
年度末には教科書のやり残しが発生します。
また、教師の負担(貼物づくり)が大きい割に、
効果はとても小さい、という不毛な努力を教師に強いているとも言えます。
もういい加減目を覚ます時なのではないでしょうか?
「教科書通り教えたほうが、算数はわかる!」と・・・
「子どものキラキラ輝く目」といった曖昧な成果よりも、
テストの学級平均が90点以上という目に見える成果の方が、
子どもたちにとっても、保護者にとっても望んでいることではないでしょうか?

教員の自浄能力に期待するのは無意味でしょう。
(ある意味、「洗脳状態」にあるようなものですから・・・)
政治家や保護者などからの外圧・黒船がなければ、
いつまでも学校の「美名シンドローム」
(教室ツーウェイ8月号の表題から)を突き崩すことはできません。
できるだけ、教員以外の人にも、
学校現場でのの由々しき問題を知ってもらう必要がありますね。
そのツールとしても最適です。

教室ツーウェイ2013年8月号

教室ツーウェイ2013年9月号

明治図書の「教室ツーウェイ」のオンライン記事
※必要な記事だけを購入することもできます。

2013年8月25日 (日)

『カラフル』(作:森絵都)〜原作とアニメ映画

森絵都さんの小説『カラフル』を読みました。
生前の罪により輪廻のサイクルから外れる(消滅する)ことになった、
「ぼく」が、天界での抽選に当たって、
自殺した少年、「小林真」として地上で再チャレンジする、
という物語です。
(ネタバレはやめておきます)
手元の文庫本では、2007年9月10日に第1刷で、
2012年4月15日で第24刷となっていますから、
ロングセラーというわけですね。
何でこの本を手にとったのかは忘れてしまいましたが、
オキナワ旅行あたりから少しずつ読み始めていました。

前半は暗澹としたものですが、
後半は表題の「カラフル」が実感できるものとなっています。
結論はなんとなく予想できましたが、
結論よりも、途中で主人公の「ぼく」が自分自身の人生を肯定するところが、
最も感動するところでしょう。

私が特に感動したのは、真が父親と釣りに行くところ(11章)と、
真が前世でのあやまちとは何だったかに気づくところ(14章)です。

私はクリスチャンなので、輪廻転生は信じませんが、
物語の道具立てとしては「アリ」でもいいと思っています。
(SFとか空想の世界なら、何でも「アリ」ですよね。)
※ただ、「輪廻のサイクルから外れる」というのをよくよく考えてみたら、
「解脱」とか「涅槃」というの同じになってしまいますね。
自殺者がお釈迦様並になってしまうことになりますので、
トンデモナイものです。

小説に感動したので、
アニメ版の映画もレンタルDVDで妻と一緒に観てみました。
妻は熱心に観ていました。
私は・・・
どうしても、原作と異なるところや、
イメージ通りでないところが気になってしまいました。

原作でも早乙女君との友情は大きなものですが、
アニメ映画版では、家族以上に大きな存在になっていました。
あと、やはり2時間でまとめないといけないので、
真の母の内面(どうして不倫にまで至ったのか)が、
バッサリとカットされていたのも残念です。
原作で感動した父親とのエピソードも、一応ありましたが、
もう少し丁寧に描いてほしかったな〜と思いました。

特に違和感があったのは真の「ホームステイ先」でのガイドである、
プラプラの描かれ方でした。
それと、「カラフル」という題名があまり生きていないのも残念でした。

映画でのキャラ造形や背景などはある程度満足が行くものでしたが、
声優さんは正直言って誰も「当たり」がないのはガッカリでした。
主人公の声はもうちょっと男らしい声の方がいいと思いましたし、
プラプラの大阪弁ぽいセリフの言い方と、キンキンした声は、
天使よりも、食器用洗剤のCMを連想してしまいました・・・

ただ、原作を読まずに先入観なしで観たなら、
それなりに感動するのかもしれませんね。
(私の妻がそうであったように・・・)

実写版もあったのですね。
(観るのは・・・遠慮しておきます。)
この作品は、映画よりも原作の方が断然オススメです。

カラフル(原作)


カラフル(アニメ映画版)

ドラマ「孤独のグルメ」Season3〜オジサンがメシ食って心の中でつぶやいているだけだが・・・

先日、たまたま夜更かししていた時に、
テキトーにテレビのチャンネルをいじっていると、
テレビ北海道(テレビ東京系)で、
「孤独のグルメ Season3」というドラマがやっていました。
以前から一部で話題になっているのは知っていましたが、
実際に観たのは初めてでした。
その時観たのは、第六話「板橋区板橋のホルモン焼き」でした。
オジサンがひたすらおいしそうに内心ブツブツ呟きながらホルモンを食べてる・・・
最初はちょっと違和感がありましたが、
いつの間にか、引きこまれてしまいました・・・
妻もハマってしまったようです。

2013年8月25日の夕方に、SEASON3の「傑作選」として、
第一話「北区赤羽のほろほろ鳥とうな丼」
第二話「静岡県賀茂郡河津町の生ワサビ付わさび丼」
の2話を放送していました。
録画して観ました。
一時、「わさび丼」が検索キーワード上位になるほど、
反響が大きかったようですね。

これといったストーリーがないドラマなので、
どの話から観ても全然大丈夫なところもイイですね。

食べるという行為は、人間の大きなシアワセの一つですね。
ワタクシもわさび丼食べてみたくなってしまいました・・・

ドラマSeason1 Blu-ray BOX


ドラマSeason2 Blu-ray BOX


原作

2013年8月19日 (月)

一日散歩きっぷ(道央圏用)で行く小樽・千歳の旅2013年8月〜オーンズ春香山ゆり園とジェラテリア ミルティーロ

先日、妻と一緒に、JR北海道の「一日散歩きっぷ(道央圏用)」で、
小樽方面と千歳方面に行ってきました。
メインは、7月、8月の1ヶ月弱だけオープンする、
オーンズ春香山ゆり園」(小樽市)と、
2013年4月にOPENしたばかりの、
ジェラテリア ミルティーロ」(千歳市)でした。

鉄道のルートと本来の金額を書いておきます。

8:42札幌発 → 9:09銭函着(350円)

9:30銭函駅前発(無料シャトルバス)→ 9:40頃オーンズ春香山ゆり園着

11:35頃ゆり園発(徒歩)→11:45頃バス停「西春香」着

11:55頃西春香発(JR北海道バス)→12:15頃バス停「小樽築港駅前」着(390円)

バス停「小樽築港駅前」(徒歩)→JR小樽築港駅

12:20小樽築港駅発→12:28小樽着(200円)

小樽駅(徒歩)→そば店「籔半」→かま栄→南小樽駅

15:07南小樽発→(快速エアポート154号)→16:09千歳着

16:16千歳発→16:19長都着
(南小樽→千歳は1410円、千歳→長都は200円ですが、
北広島で乗り換えのルートですと、南小樽→長都は1230円です。)

長都駅(徒歩)→ジェラテリア ミルティーロ(徒歩約20分)→長都駅

17:51長都発→18:23平和着(530円)

平和駅周辺で夕食

19:41平和発→ 19:44新札幌着(160円)

20:01新札幌発→(快速エアポート195号)→20:18琴似着(260円)

琴似駅周辺の公衆浴場へ

22:18琴似発→22:24札幌着(200円)

一日散歩きっぷ(道央圏用)は2200円で、
鉄道運賃合計(南小樽→長都は安い方で計算)は2930円でしたので、
730円お得でした。
ただ、今回の旅はせいぜい元がとれたら十分だと思っていたましたので、
まずまずのところでしょう。
(フル活用したいなら、相当早起きして、
札幌から富良野・美瑛か、様似まで行くなどすればいいかも・・・)

まずは最初の到着地、銭函駅で撮った1枚です。
201308traintrip_otaru_chitose01

オーンズ春香山ゆり園へ行く無料シャトルバスです。
201308traintrip_otaru_chitose02


オーンズ春香山ゆり園は、今年(2013年)OPENしたものです。
今年は7月13日から8月25日までの営業です。
入場料は大人800円ですが、リフトを使って頂上を目指した方がいいと思いますので、
リフト代(上り)500円も払った方がいいです。
(下りは300円ですが、ほとんど使っている人はいませんでした。)
ちなみにココは、冬はスキー場となります。
以前、長野県の白馬村に行った際、
似たようなところに行きました。
白馬岩岳ゆり園&マウンテンビュー

オーンズ春香山ゆり園で撮った写真です。
下に見える海は日本海です。
もっと天気がよければさぞかし絶景なのでしょうね・・・

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続いてバスと鉄道を乗り継いで小樽駅へ。
小樽駅で撮った2枚です。
「るたお」ではなく「おたる」です。
(「ルタオ」という有名な菓子店がありますね。)

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201308traintrip_otaru_chitose11

小樽駅から歩いて数分のところに、今回の旅の目的地の一つ、
「籔半」というそば屋があります。
最近、雑誌「サライ」2013年8月号の、
「夏蕎麦が断然うまい」という特集で紹介されたとのこと。
【蕎麦屋・籔半】サライ2013年8月号、「夏蕎麦が断然うまい」に紹介頂きました。

12:40頃行ったのですが、15分以上待たされ、
席に座ってからもかなり待たされました。
待った甲斐あって、そばはとてもおいしかったですよ。
下の写真は「そばがき」です。
初めて食べました。
この店の「おしながき」は読み物としても興味ふかいですよ。


201308traintrip_otaru_chitose12


さて、「籔半」を出てから、小樽運河方面へ行きました。
妻のお気に入りの店の一つは、かまぼこの「かま栄」です。
ここの「パンロール」は、妻にとっては、
小樽に来ると外せない一品のようです。
(実は札幌でも買うことはできますが・・・
小樽で食べるからウマいんです!)

小樽は観光客でごった返していました。
かま栄の後、「ルタオ」に行こうと思ったのですが、
店内の行列に辟易し、あえなく断念・・・
南小樽駅から当日の目的地の一つ、
千歳市長都(おさつ)のジェラテリア ミルティーロへ向かいました。
「ミルティーロ(MIRTILLO)」とは、イタリア語で「ブルーベリー」とのことです。

長都駅のタクシー乗り場の反対側から、北広島方面へ向かう線路に沿って、
突き当たりまで歩いて行くと、右折の黄色い標識がありますので、
後はそこから10〜15分ほどずっとまっすぐ歩いていくと着きます。
(普通は車で行くべき処だと思います。
私どものように、歩いてこの店に来る客というのは相当珍しいのでは?)

夕方5時頃ようやく辿り着いたので、
ブルーベリーのジェラートはありませんでした。
代わりに、
妻はノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)・ピスタチオ・プラムのトリプルを、
私はマンゴー・モモ・トマトのトリプルを頼みました。
特にプラムとマンゴー、トマトは絶品でした。
ミルティーロで撮った写真です。
(付近の写真が1枚含まれます。)


201308traintrip_otaru_chitose13


ミルティーロ近くの道で撮ったものです。
木がキスしているような・・・
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最後に・・・
平和駅のところで撮った夕日です。

201308traintrip_otaru_chitose16

この日の旅は長都駅の後もいろいろ続きますが、
後は割愛します。
一日散歩きっぷ(道央圏用)を有効活用した一日でした。

2013年8月18日 (日)

沖縄の離島と北海道の離島、どちらが魅力的か?〜フジテレビ系「ほこ☓たて」“離島日本一決定戦 北海道vs沖縄”行きたいのはどっちだ!(2013年8月18日放送)

2013年8月18日放送のフジテレビ系「ほこ☓たて」では、
“離島日本一決定戦 北海道vs沖縄”行きたいのはどっちだ!」として、
北海道と沖縄の人口500人以下の離島2つを選んで対決させる、
という企画を放映していました。
北海道代表は天売島と焼尻島、沖縄代表は石垣島方面にある下地島と黒島。
(残念ながらこの4つの島、どこも行ったことがありませんが・・・)
私どもは先日オキナワに行ってきたばかりなので、ついつい観てしまいましたが、
番組本来の趣旨から離れた「対決」ではなかったか、と思いました。
誰が観ても納得するような勝敗ではないからです。

たとえて言うならば・・・
下の絵画は、ともに「受胎告知」というテーマです。
フラ・アンジェリコとダ・ヴィンチの「受胎告知」、
どちらがすばらしいか、という比較に、客観性や意義があるでしょうか?


フラ・アンジェリコ「受胎告知」(フィレンツェのサン・マルコ美術館)
Fraangelico

ダ・ヴィンチ「受胎告知」(フィレンツェのウフィツィ美術館)
Davinci


番組では、本来比較できないものを、無理やり競わせている感じがありました。
北海道民の私ですが、断然オキナワの離島の方に魅力を感じました。
「ご当地グルメ対決」(だったかな)という勝負では、
600円の素朴な沖縄そばと、3500円の豪華な海鮮丼を並べて勝負・・・
子ども相手に横綱が本気を出して押し出しをするようなものでした。
あまりにも不公平・・・

サンゴの海と、コバルトブルーの冷たい海のどちらが魅力的か?
主観の問題でしかありませんね。

私も妻も、沖縄の下地島と黒島に行きたい〜と強く思ってしまいました。
上空にはジャンボジェット機、真下にはサンゴ礁・・・
すばらしい絶景でした。
シュノーケリングやダイビングができるのも魅力的です。
見て、触れて、体感して・・・
ただ見るだけの「絶景」よりも上だとは思いましたが・・・

もちろん、天売島・焼尻島も魅力あるところですし、
沖縄の離島と比較などしなければ、行ってみる価値がある、と思います。
島で唯一の、小学校前にある信号機と横断歩道が、
教育用である、というのには驚きました。

それはさておき、番組の原点に戻って、
誰が見ても納得するような勝敗がつくものに限定して、
放送してほしいなぁ・・・と思いました。

2013年8月16日 (金)

オキナワ旅行記2013夏(その7)〜魅惑のオキナワの味

オキナワ旅行記、最終回です。
既に全5日間の旅については書きました。
今回改めて書きたいのは、オキナワの味です。

今、手元に、今回の旅行で使ったガイド本があります。
(るるぶ沖縄ベスト'14)

その41ページには、
「沖縄でこれ食べた〜い! チェックリスト」というのがあります。
どんな食べ物が出ているか、全部書いてみます。
なお、私どもが実際に飲食したものについては、「◯」をつけます。

(沖縄料理)
沖縄そば ◯
ゴーヤーチャンプルー ◯
ラフテー(沖縄風角煮) ◯
ジーマーミ豆腐(ピーナッツ豆腐) ◯
ジューシー(沖縄風炊き込みごはん) ◯
ヒラヤーチー(チヂミに似たもの) ◯
島らっきょう ◯
海ぶどう ◯
モズク ◯
タコライス
グルクン唐揚げ ◯
ミミガー(ブタの耳の料理) ◯
(おやつ)
ブルーシールアイス ◯
サーターアンダギー(沖縄風ドーナッツ) ◯
ぜんざい
トロピカルスイーツ(トロピカルフルーツを使ったスイーツ) ◯
紅芋スイーツ ◯
ちんすこう ◯
てんぷら ◯
ハンバーガー
(ドリンク)
さんぴん茶(ジャスミンティー) ◯
ルートビア ◯
ぶくぶく茶
トロピカルジュース ◯
オリオンビール
泡盛

こうやって改めてリストをチェックしてみると、
飲食しなかったのは、アルコール飲料(あまり酒は飲めないので・・・)と、
ジャンクフード系のものでした。

オキナワで食べたおいしいもの、私と妻のベスト3はといえば・・・
(私)
1位:沖縄そば
2位:ゴーヤチャンプルー
3位:豆腐料理(島豆腐、豆腐よう、ジーマーミ豆腐)

(妻)
1位:沖縄そば
2位:てびち(豚足)
3位:ゴーヤ料理(チャンプルー、漬物)

1位はやはり沖縄そばです。
1日1食沖縄そばでもいいな、と思ったほどでした。
毎回、スープまで完食・・・

余談ですが、以前、香川県高松市に行った際、
讃岐うどんのおいしさに感動し、
滞在中1日1食は讃岐うどんを食べていたほどでした。
沖縄そばは、讃岐うどんに並ぶか、あるいはそれ以上に、
日本のおいしいご当地麺料理ではないでしょうか?

オキナワ滞在中に、沖縄そばの店には3店行きましたが、
やはり一番記憶に残ったのは、初めて行った沖縄そば店である、
北谷町の「浜屋」です。
ソーキ(豚のあばら肉)のおいしさに感激でした〜(*´σー`)

ところで、2013年8月16日に、BS朝日の「食彩の王国」で、
「沖縄 かつお節」を放送していました。
(過去の放送ですね・・・第439回放送)
オキナワでのかつお節の料理での使い方の一端を垣間見ることができました。
いろんな料理にたっぷりとかつお節が使われているのですね。
番組の中で、「きしもと食堂・八重岳店」という沖縄そばの老舗が紹介されていました。
その店での沖縄そばの作り方が紹介されていましたが、
かつお節や豚骨スープだけでなく、醤油も使われていました。

今回の旅では、確か3店とも、醤油味ではなかったはずです。
ダシの味だけで十分味わい深いものでした。
(醤油が入ると、ちょっとしょっぱめになり、
スープを飲み切ることはなかったでしょう。)
あと、コーレーグースを少し入れると、味が引き締まります。
妻はコーレーグースを気に入り、オキナワで買ってきました。
最近、料理でよく使っています。

てびち(豚足)は、「唐味風てびち鍋」(てびちの煮付)、
唐揚げ等で食べました。
妻は特に気に入っていました。

豆腐料理のおいしさも特筆に値します。
初めて食べた「ジーマーミ豆腐」も、モチモチした食感が絶妙でした。

妻は、あちこちのホテルの朝食で出てきた、
ゴーヤの漬物がとても気に入りました。
確かにおいしかったです。

飲み物としては、グアバ茶とか、
シークワーサーのジュースがおいしかったです。
一番おいしかったのは、
飲む玄米 黒糖玄米」という玄米飲料でした。
とても気に入り、札幌に帰ってからも、
札幌の「わしたショップ」(沖縄県のアンテナショップ)で買い求めたほどでした。

なお、沖縄のスーパーで、
黒糖げんまい 瓶入り」というのも飲んでみたのですが、
こちらはドロドロ感が過ぎて、ちょっと飲みにくかったです。
飲む玄米 黒糖玄米」の方が飲みやすく、すっきりしています。

飲む玄米 黒糖玄米 250g(わしたショップ)

あと、オキナワの塩「ぬちまーす」も気に入りました。
最近、熱中症予防のため、水に溶かして飲んでいます。
塩なのにしょっぱいだけでなく、味わい深いものがあります。

札幌に帰ってから、大通駅地下街(オーロラタウン)にある、
「わしたショップ」に行きました。
場所は前から知っていましたが、オキナワは縁遠いと感じていたので、
入るのを避けていたところです。

わしたショップでは、沖縄の調味料とか、沖縄そばとか、
結構いろいろなオキナワの食材が手に入ります。
せめて舌だけでも、オキナワに飛んでみるのは簡単みたいですね。
当分、オキナワ熱は冷めそうもありません。
またオキナワ行きた〜い!

オキナワ旅行から戻った後に読んでみた本です。
まだまだ知らないオキナワの味・・・
食べてみたいですね〜
とても興味深い内容でした。
あっという間に読み終えてしまいました。

仲村清司著『沖縄うまいもん図鑑』(双葉文庫)

(オキナワ旅行記2013夏 終)
(前回記事)
オキナワ旅行記2013夏(その6)
〜第5日目・ゆいレールと壺屋やちむん通り、第一牧志公設市場、国際通り

2013年8月12日 (月)

オキナワ旅行記2013夏(その6)〜第5日目・ゆいレールと壺屋やちむん通り、第一牧志公設市場、国際通り

オキナワ旅行記、第5日目、最終日です。

5日目のルートです。

ホテルグランビューガーデン沖縄(豊見城市)→ガソリンスタンド→レンタカー店→

(レンタカー店のシャトルバス)→那覇空港→(ゆいレール)→牧志駅→

(以下徒歩)→壺屋やちむん通り→第一牧志公設市場→国際通り→県庁前駅→

(ゆいレール)→那覇空港→羽田空港→新千歳空港→→→自宅

(朝食)ホテル
(昼食)がんじゅう堂(那覇市第一牧志公設市場内)
(夜食)えびそば一幻新千歳空港店


いよいよ旅の最終日。
ホテルのビュッフェ方式の朝食をさっさと食べ終え、
早めにレンタカーを返却して、
あとはゆいレールと徒歩で移動しよう、ということにしました。
5日間の移動距離合計は約500㎞でした。
レンタカー店のシャトルバスで一旦那覇空港へ行き、
コインロッカーに大きな荷物を預けて、再出発!

オキナワ唯一の鉄道、ゆいレールに乗りました。
那覇空港駅は、日本最西端の駅ですね。
那覇空港から国際通りなどが近い、牧志駅まで行きました。
1日フリー乗車券(24時間有効、というところがイイですね!)を買いましたが、
時間の都合上、結局往復分しか乗らなかったので、少しもったいなかったかも・・・

2013okinawa5thday1

牧志駅から歩いて10分程度で、目的地の一つ、壺屋やちむん通りに到着!


2013okinawa5thday2


私の実家から、やきものを買ってきて、と依頼があったので、
まずはおみやげ探し。
いろいろな店がありましたが、
なぜか吸い寄せられるように入ったのが、「新垣製陶所」という店。
他のところをあれこれ見る前に、ものの5分程度で買うものを決めて、
さっそく実家へ送りました。
自宅に帰ってから改めて「新垣製陶所」を調べてみると、
それなりに由緒あるお店だと知ってビックリ!
(事前に調べないで行きました。)

風情ある壺屋やちむん通り(「やちむん」とは「やきもの」の意)を抜けて、
通りの出口あたりに、「那覇市立壺屋焼物博物館」があったので、
立ち寄ってみました。
一般料金は315円ですが、ゆいレールのフリー乗車券を持っていると、
2割引で入場できますよ。
焼物好きにはオススメです。

そこから、アーケードがある商店街(平和通り商店街)を通って、
第2の目的地、第一牧志公設市場の中へ入りました。
平和通り商店街や市場の雰囲気は、台湾や香港的な感じすらしました。

調味料とかを売っている店(名前は忘れましたが・・・)で、
コーレーグースとかの沖縄調味料などを買った後、
市場2階へ行きました。
まずは、サーターアンダギーを食べてみよう、ということになりました。

歩サーターアンダギー」という店の方が有名なようですが、
私どもは、出来立てを売っていた「琉球甘味 琉宮」というところで、
試しに2個買って食べてみました。
とてもおいしく、妻はすっかり気に入りました。
(後で「歩サーターアンダギー」も試食しましたが・・・)
自分たちのお土産用にも後で数個買いました。

ちょうどお昼頃だったので、「がんじゅう堂」で沖縄そばを食べました。
海ヘビ料理とか、珍しいものもありましたが、
最後はやっぱり沖縄そば!
沖縄そばを注文すると、
頼んでいないのにジューシー(炊き込み御飯)がサービスされていたのがうれしかったです。
ここの沖縄そばも実においしかったです!

食べてすぐに、隣にある「ジェラ沖縄 牧志店」で、
生ジェラートを食べました。

1階を通って、国際通りへと向かいました。
豚の首があったり、見たことのない食材がならんでいたりと、
オキナワの食に関心がある人なら実におもしろいところですよ。

国際通りでは、「ちゅら玉」の本店に行きました。
ここで、妻に「波リング」をプレゼントしました。
あとは国際通りのいくつかの店に寄り道しつつ、
県庁前駅から那覇空港へ戻りました。

空港ではお土産をいろいろと買いました。
自分のためには、「かりゆしウェア」を買ってしまいました。
妻も私のために1枚プレゼントしてくれました。
つまり、空港で2枚のかりゆしウェアを買ったことになります・・・


名残惜しくも14:30頃にオキナワを後にし、
帰路へつきました。
羽田経由で、新千歳空港に着いたら19:30でした。
下の写真は、妻が機内で撮った夕日です。
旅行中、毎日夕日を見ることができたのはすばらしかったです。

2013okinawa5thday3

帰ってから夕食を作るのや、再度外出するのは面倒なので、
新千歳空港で夕食をとることにしました。
札幌ラーメンのニューフェイス、「えびそば一幻」の新千歳空港店へ行きました。

2013okinawa5thday4


このラーメン、おいしいのですが、
オキナワ旅行から帰ってきた身としては、
やはり沖縄そばが恋しいかな・・・

次回は「補遺」として、オキナワの味について書いて見る予定です。
(その7に続く)
(前回記事)
オキナワ旅行記2013夏(その5)〜第4日目・かりゆしビーチと万座毛、青の洞窟

2013年8月11日 (日)

オキナワ旅行記2013夏(その5)〜第4日目・かりゆしビーチと万座毛、青の洞窟

オキナワ旅行記、第4日目です。

4日目のルートです。
(午前)
かりゆしビーチリゾート(恩納村)→(ホテルのバス)→

かりゆしビーチ(マリンアクティビティ2種を体験)→(ホテルのバス)→

ホテル→万座毛(恩納村)→

(午後)
「青の洞窟」ツアー集合場所(読谷村)→(ツアー会社のバス)→

青の洞窟(恩納村)(シュノーケリング体験)→(ツアー会社のバス)→

「青の洞窟」ツアー集合場所(読谷村)→

→ブルーシール牧港本店(浦添市)→ホテルグランビューガーデン沖縄(豊見城市)→

(夜)
琉球茶房あしびうなぁ(那覇市首里)→ホテル


(朝食)ホテル
(昼食)なし
(夜食)琉球茶房あしびうなぁ(那覇市首里)

(宿泊)ホテルグランビューガーデン沖縄(豊見城市)


沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパでの滞在はとても心地よく、
11時のチェックアウト時間ぎりぎりまで滞在することに決めました。
朝食はビュッフェ方式。夏休み中なので親子連れがいっぱいでした。
ホテルの部屋で撮った写真です。

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ホテル利用者は、ホテルからバスで数分のところにある、
かりゆしビーチの利用(遊泳)が無料です。
無料シャトルバスが出ているので、
8:30頃ホテルを出てかりゆしビーチへと向かいました。
ここでは、アクアサイクル(水上をこぐ自転車みたいなもの)と、
ドラゴンボート(水上バイクがゴムボートを引っ張るもの)を体験しました。
(どちらも有料です。)

アクアサイクルは、30分間という制限時間で協力して水上をこぐものでした。
行ける範囲がある程度決まっていたので、私は返却時間が気になりましたが、
妻はのんびり楽しんでいました。

とってもスリル満点だったのが、ドラゴンボートでした。
猛スピードで水上を走っていきます。
こちらはまた機会があればぜひやってみたいと思いました。
かりゆしビーチから、
前日行ったブセナ海中公園の手前まで連れていってくれました。

さて、マリンアクティビティを満喫したので、
ついでだからかりゆしビーチで泳いでみようと思ったのですが・・・
ちょうど干潮時にあたり、遊泳区域の一番はじまで行っても、
せいぜい膝ぐらいまでしか水位がありませんでした。
これでは泳ぐどころか、浮かぶのも難しいぐらいだったので、
ビーチの遊泳区域はあきらめました。

マリンアクティビティと遊泳区域での水遊びが終わると、だいたい10時頃でした。
ホテルのシャトルバス(だいたい15分間隔)でホテルに戻り、
チェックアウト時間ぎりぎりまで部屋に滞在しました。

チェックアウト間際にホテル内のオブジェを写したものです。

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11時頃ホテルを出て、当日のメインである、
「青の洞窟シュノーケリング体験」の集合場所へと向かいました。
少し時間に余裕があったので、万座毛に寄り道しました。
万座毛の美しい景色を堪能しつつ、
眼下に望む、立派なANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートを見て、
「次回沖縄に来るときには泊まってみたいなぁ・・・」などと思っていました。
万座毛で撮った写真です。

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まずは集合場所へと向かいました。
集合時間は13時でした。
12時過ぎには集合場所のところへ到着してしまったので、
時間つぶしのため近辺をドライブしたり、
スーパーで飲み物を買ったりしていました。

本来ならどこのツアーで体験したのか、きちんと書くところですが、
少し苦情めいたことを書くことになるので、店名はぼやかします。

13時集合なので、5分前には到着しました。
お金を払ったり等の手続きをしましたが、
かなり待たされました。
(14時出発、ということでしたが・・・)
結局、青の洞窟の方へ向かったのは、14時半ちょっと前でした。
初めて、スウェットスーツを着ることとなりました。

ツアー会社のバスで青の洞窟の手前数キロのところまで移動し、
そこから船で洞窟前に移動。
初めてのシュノーケリング体験が始まりました。

青の洞窟前は、いろんなツアー会社のお客さんでごった返していました。
水上はシュノーケリングで、水中はダイビング・・・
洞窟前だけで、数十人〜下手すると100人ぐらいの人がいたかもしれません。

このツアーでは、水中カメラを貸してもらえます。
SDカードは自分で出すのですが、
たまたまSDカードの手持ちとして、かなり容量の少ないものを出してしまったため、
撮影枚数がわずかしかありませんでした。
なおかつ、水中カメラの操作にかなり手間どり、
肝心のシュノーケリング体験が気もそぞろになってしまいました。
(妻は十分に楽しんでいました。)
青い海の中では南国の魚たちがたくさんいました。
青の洞窟で妻と一緒に記念写真を撮ってもらいました。

シュノーケリング体験が終わって、ツアー会社のところへ戻ったのは、
もう16時すぎでした。
その後、浦添市のブルーシール牧港本店へと向かいました。
到着したのは18時頃でした。
店の中に外貨両替所があったり、米兵の人形がカウンターに座っていたりと、
なかなかオモシロイ雰囲気でした。
もちろんアイスクリームはおいしかったですよ。

渋滞する那覇市内を抜けて、最終宿泊地、
豊見城市のホテルグランビューガーデン沖縄へと向かいました。
ここもカーナビが反応しないところで、
ホテルの近くまでは辿りつけましたが、
最後はホテルに電話をかけて道順を聞いてなんとか辿りつけました。
着いたのは19時過ぎでした。

ホテルにはプールもありましたが、19時までの利用時間でした。
ホテルから歩いて5〜10分ぐらいのところに、
人工ビーチの豊崎美らSUNビーチがありましたが、翌日も含めて結局行きませんでした。
まあまあいいホテルでしたが、
前日泊まったホテルに比べるとやはり落差を感じました。

オキナワ滞在での最後の夜、
せっかくなのでやはりおいしい沖縄料理を堪能したいと思い、
那覇市首里の「琉球茶房あしびうなぁ」へと向かいました。
ホテルから車で40分ぐらいかかりました。
駐車場は一応ありましたが、一回(一晩)500円という料金に辟易したので、
近くの時間制駐車場に停めました。
(2時間で200円程度で済みました。)

この店でもいろいろなものを注文しましたが、
中でも印象に残ったのが、沖縄料理の定番中の定番、
ゴーヤチャンプルーでした。
あまり期待していなかったのですが、予想を上回るようなおいしさに驚嘆!

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待ち時間が長い等の面もありましたが、
沖縄料理の奥深さとおいしさを満喫できました。

帰り際に、スーパーに立ち寄って、「ルートビア」という、
沖縄でよく飲まれる飲料を買って飲んでみました。
強烈なまずさがありました・・・

4日目はいろいろと後悔がありましたが、
これは、「もう一度オキナワにおいでよ」ということなのだな、と解釈しています。

その6に続く)
(前回記事)
オキナワ旅行記2013夏(その4)
〜第3日目・沖縄美ら海水族館とブセナ海中公園、万国津梁館

2013年8月10日 (土)

オキナワ旅行記2013夏(その4)〜第3日目・沖縄美ら海水族館とブセナ海中公園、万国津梁館

オキナワ旅行記、第3日目です。

3日目のルートです。

チサンリゾート沖縄 美ら海(本部町)→(徒歩)→海洋博公園→

沖縄美ら海水族館→(以降、レンタカーで移動)→中山そば(名護市)→

ブセナ海中公園(名護市)→かりゆしビーチリゾート(恩納村)→

美ら花(名護市)→ホテル

(朝食)ホテル
(昼食)中山そば(名護市)
(夜食)美ら花(名護市)

(宿泊)かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ(恩納村)

ホテルの部屋の目の前に沖縄美ら海水族館がありました。
(ただし、実際に行くには徒歩5分以上かかりますが・・・)
ホテルで朝食をとった後すぐにチェックアウトして、
レンタカーを海洋博公園の駐車場に入れ、
まずは前日に泳いだエメラルドビーチへ再び行きました。
泳ぐためではなく、写真を撮るためです。
(ちなみに、海洋博公園の駐車場は無料です。)

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沖縄美ら海水族館の写真です。
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入口近くから撮った伊江島です。
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海洋博公園は、小学生の時に来たことがありますが、
当時と今では全然違いますね。

水族館に入る前に、「マナティ館」と「ウミガメ館」を見学しました。
ここも入場無料、というのはスゴイですね〜

ウミガメ館
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さて、オキナワ第1の観光スポット、沖縄美ら海水族館に入館〜
(ちなみに、入場券は近辺のコンビニ等で買った方がお得です。)
ジンベイザメやマンタが悠然と泳ぐ様は圧巻でした。
館内のカフェ「オーシャンブルー」では、ジンベイザメなどが泳ぐ水槽を観ながら、
飲食を楽しむことができます。

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カフェ「オーシャンブルー」にて
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だいたい9時半ころから11時ころまで、
水族館を楽しみました。
自分達用のおみやげとして、
妻にはちゅら玉のネックレスを、
私自身には本『沖縄美ら海水族館が日本一になった理由』を買いました。
この本は、帰りの飛行機内で読みました。

沖縄美ら海水族館が日本一になった理由

さて、水族館を出てから、同じ海洋博公園の中にある、
おきなわ郷土村」にも立ち寄りました。
妻はここで三線を少し習いましたよ。

お昼過ぎに海洋博公園を出て、
県道84号線沿いの「山原そば」へ向かいました。
(県道84号線は、ガイド本(ことりっぷ沖縄)によると「沖縄そばロード」というそうです。)
しかし行ってみると、店前に行列が・・・
駐車場は明らかにレンタカーばかり。
(ナンバープレートに「わ」か「れ」があれば、レンタカーです。)
駐車場も狭いし、待つのはイヤなので(基本的に行列はキライです)、
そこをあきらめ、違う店へ向かいました。

次に目指したのは、「中山そば」というお店。
前日のお店よりは時間がかかりましたが、
こちらの沖縄そばもなかなかおいしかったです。
ここでは初めて「ジューシー」(沖縄の炊き込みご飯)も味わいました。

その後、本当は古宇利大橋・ワルミ大橋方面を目指す予定だったのですが、
名護市のパイナップルパーク(結局入りませんでしたが・・・)あたりで、
暗雲がたちこめてきたので、
そちらには行かず、天気がよさそうな恩納海岸方面へ向かいました。

次の目的地は、名護市のブセナ海中公園としました。
グラス底ボート海中展望塔を楽しみました。
船はかなり揺れましたが、サンゴ礁の海の中の不思議な世界を垣間見ることができました。
どちらかというと、その後行った海中展望塔の方が鮮やかでステキでした。

ブセナ海中公園のところのビーチにて
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海中展望塔にて
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※↑この魚を見て、「ウルトラセブン」の「メトロン星人」を思い出しましたが、
後で改めてメトロン星人の写真を見ると、全然違いますね・・・(*^-^)

グラス底ボート、海中展望塔どちらも体験してから、
そろそろカフェタイムかな、と思い(だいたい16時頃でした)、
すぐ近くにカフェの看板があったので、
坂道を登ってみました。

たどり着いた先は、「万国津梁館カフェテラス」というところ。
2000年の九州・沖縄サミットの会場だったところですね〜
他のお客さんはあまりおらず、優雅な雰囲気に浸りながら、
午後のティータイムを楽しむことができました。
テラスからの景色もすばらしかったですよ!


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夕方17時過ぎにブセナ海中公園を出て、
さて、本日の宿へ〜とカーナビに行き先を入力すると、
そこから数キロの距離で行けることがわかりました。

3日目の宿は、「沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ」でした。
部屋に入ってとても感激しました!
窓の外には青い大海原が広がっていました・・・
部屋で撮った写真です。


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部屋のアメニティもなかなかでしたが、
それ以上に、館内施設が充実していました。
大浴場や大きなプールがありました。
しかも、プールは遅い時間(22時まで!)までやっていたのが嬉しかったです。
夕食の後でしっかり泳ぎました。

部屋ではひたすらぼーっと外の景色を眺めたり、
写真を撮ったり、落日を眺めたりしていました。

さて、夕食は、名護市(といっても、ホテルから数キロ離れているだけですが)の、
美ら花」という店に決めました。
店に着いてみてわかったのですが、
今年(2013年)の5月に、
あのトム・クルーズが来店したそうです。
店先にサインがデカデカと飾ってありました。

ここでは、沖縄料理を十分に堪能できる定食メニュー(確か2000円以上)と、
単品をいくつか注文してみました。
ジーマーミ豆腐(ピーナッツの豆腐)とか、豆腐ようなどといった珍しい料理を食べました。
改めて、沖縄料理のおいしさを実感しました。
下は「美ら花」で注文した品を撮った写真です。

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食後はすぐにホテルへ戻り、プールや大浴場を楽しみました。
リゾートホテルのステキさについに開眼〜

その5に続く)
(前回記事)
オキナワ旅行記2013夏(その3)
〜第2日目・海中道路、沖縄そば、海洋博公園とエメラルドビーチ

オキナワ旅行記2013夏(その3)〜第2日目・海中道路、沖縄そば、海洋博公園とエメラルドビーチ

オキナワ旅行記、第2日目です。

2日目のルートです。

サザンビーチホテル&リゾート(糸満市)→海中道路→伊計ビーチ(うるま市)→

ぬちうなー(ぬちまーす工場)(うるま市)→勝連城跡(うるま市)→

沖縄そば・てびち専門店 浜屋(北谷町)→残波岬(読谷村)→

道の駅 許田(名護市)→チサンリゾート沖縄 美ら海(本部町)→

食処ニライ亀蔵(本部町)→今帰仁城跡(今帰仁村)→ホテル

(朝食)ホテル
(昼食)沖縄そば・てびち専門店 浜屋(北谷町)
(夕食)食処ニライ亀蔵(本部町)
(宿泊)チサンリゾート沖縄 美ら海(本部町)

いつも私はだいたい朝6時頃起きるのですが、
ホテルでもいつもの通り朝6時頃起きました。
窓からはすばらしい朝焼けが広がっていました・・・

2013okinawa2ndday01


今回の旅行では全ホテル、朝食付を選びました。
第1日目に泊まったサザンビーチホテル&リゾート(糸満市)、
朝食はビュッフェ方式、種類が豊富でした。

朝食後、ホテル隣接の美々ビーチいとまんへ行きました。
遊泳するのは時間の都合上避け、写真だけ撮りました。
人工のビーチですが、とても美しかったです。

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ホテルをチェックアウトして向かったのは、本島中部エリアにある、
海中道路と、その一番先にある、伊計島の伊計ビーチでした。

本島と平安座島等を結ぶ海中道路は、ガイド本で見たとおり、
すばらしく美しい景色が広がっていました!
これについては後でまた書きます。

さて、まずは伊計ビーチに向かいました。
途中から少し雲行きが怪しくなってきました。
このビーチは、入場料(実質は駐車料金)をとります。
400円でした。

今まで見てきた海中道路沿いの海に比べると、さほど美しくない・・・
遊泳ゾーンも思ったよりも狭かったです。
どちらかというと、泳ぐよりはアクティビティの方が中心なようです。
何でもカネ、という感じだったので、あまりいい印象を受けませんでした。
(オキナワのビーチ事情をよく知らない私どもが悪いのでしょうけど・・・)
一応、妻も私も海に入りましたが、1時間もしないうちにそこを出ました。

せっかく楽しみにしていたビーチ体験が今ひとつだったので、
もう一つ別なビーチに行こう、という話になりました。
伊計ビーチから引き返し、まずは昼食として、沖縄そばの名店へ食べに行こう!

道すがら、ぬちまーす(沖縄の塩)の工場があったので、
そこにまず立ち寄りました。
正しくは「ぬちうなー(命御庭)」ですね。
テレビでここの工場での塩の作り方をやっていたのを見たことがあります。

ショップでぬちまーす製品を買った後、敷地内の庭に行きました。
小径の先に、崖の上の展望所「果報バンタ(かふうばんた)」があります。
ここからの見晴らしは素晴らしかったです!

果報バンタから見渡す「ぬちうなー」
2013okinawa2ndday03


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さて、海中道路から本島へ戻る途中、
歩道橋と駐車場がありました。
下の写真は、歩道橋の上から撮ったものです。
ハワイみたいな光景ですね!

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さて、次に目指したのが、本島中部の「沖縄そば・てびち専門店 浜屋」(北谷町)でした。
ガイド本に載っていました。
道中、寄るつもりはなかったのですが、世界遺産の勝連城跡が目についたので、
立ち寄ってみました。

2013okinawa2ndday06

そこから米軍基地の近くを延々と通りながら、
目的地に行きました。
着いたのは14時過ぎでした。

沖縄そばは、小学生の時にも確か食べたことがありますが、
ソーキ(豚肉)がおいしかったぐらいしか記憶にありませんでした。
札幌でも、沖縄料理の店がいくつかあり、
そこでも食べたことがありますが、特別おいしいとは思えませんでした。
むしろ、「こんなものか」程度の認識だったので、
現地でもそれほど期待していませんでした。
しかし、注文してすぐさま(数分程度)でてきた沖縄そばを食べてみて・・・
妻も私も、そのおいしさにノックアウトされてしまいました・・・
私にとっては、香川県高松市で食べた讃岐うどん以来の衝撃でした!
(正直に言えば、札幌ラーメンよりもずっと健康的で、おいしいです!)

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すっかりオキナワの味の虜になってしまいました。
満足しつつ、とりあえずどこかビーチを目指そう、ということになりました。
次に目指したのは、残波岬の残波ビーチ(読谷村)でした。
しかし結局、ビーチまで行ったものの、泳ぐのはやめておきました。
(事情は省略します。)

残波岬で撮った写真です。
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残波岬を後にして、とりあえず本部町(海洋博公園があるところ)の、
2日目の宿、「チサンリゾート沖縄 美ら海」へ向かいました。
途中、「道の駅 許田」(名護市)に立ち寄り、
もずくの天ぷらや紅いもソフトなどを食べました。

着いたのは18時ちょっと前。
部屋に荷物を下ろしてすぐに。近くのエメラルドビーチへと向かいました。

エメラルドビーチは、午前中に行った伊計ビーチと比べると、
遊泳範囲が2、3倍ありました。
ここでようやく私どもはオキナワの海を満喫できました!
マリンアクティビティ(バナナボートとか)がないので、
泳ぐには最適の場所です。

ビーチから海洋博公園を通って、ホテルに戻りました。
帰りの道をよく調べていなかったので、かえって遠回りになってしまいました。

ホテルからは、伊江島がよく見えました。
東京ディ◯ニーシーの火山や、
昔観た映画「南太平洋」の「♪バリハイ」をなんとなく想起しました。
(観た当時はいい映画だと思ったのですが、
改めて観直してみると、歌の途中で画面の色がミョウな感じになってしまうのが、
かなりマイナスですけど・・・)


南太平洋(DVD)


南太平洋(サントラ盤)

※「魅惑の宵(Some Enchanted Evening)」という歌が好きです。

ホテルで撮った夕焼けです。
2013okinawa2ndday09


ホテルでは、プールよりもプールサイドを楽しんでみました。
さて、夕食は、妻がホテルへの道中で見つけた、
食処ニライ亀蔵」(本部町)というところへ行きました。
ここで、グルクンの唐揚げや海ぶどうなど、オキナワらしい料理を堪能しました。

2013okinawa2ndday10

食後、星を見たい、と妻が言ったので、
ホテルにはまっすぐ帰らず、
今帰仁城跡まで行って、満点の星空を見上げました・・・

その4に続く)
(前回記事)
オキナワ旅行記2013夏(その2)〜第1日目・本島南部の旅

オキナワ旅行記2013夏(その2)〜第1日目・本島南部の旅

オキナワ旅行記、第1日目です。
ところで、今シリーズのタイトル、
なぜ漢字の「沖縄」ではなく、「オキナワ」なのかというと、
日本でありながら、
まるで別の国(ハワイとか、南太平洋の国々・・・)にいるようだったからです。
(実はオキナワ旅行とハワイ旅行どちらにしようか、というのも考えていました。
オキナワで正解でした!)

1日目のルートです。

自宅→新千歳空港→(ANA)→羽田空港→(ANA)→那覇空港→

→(レンタカー店のシャトルバス)→レンタカー店→
(以下、移動は特に記載がない限りレンタカー)↓
→糸満の道の駅→アジアンハーブレストランカフェくるくま(南城市)→

斎場御嶽(せーふぁうたき)(南城市)→平和祈念公園(糸満市)→

ホテル(サザンビーチホテル&リゾート(糸満市))→ステーキハウス88辻本店→

ホテル

(朝食)羽田空港(ラウンジ等)
(昼食)アジアンハーブレストランカフェくるくま
(夕食)ステーキハウス88辻本店

(宿泊)サザンビーチホテル&リゾート(糸満市)

自宅は朝6時頃に出ました。
新千歳空港8:30発羽田行きに搭乗しました。
羽田空港は雨模様で、妻が「オキナワは大丈夫だろうか?」と心配したほどでした。
オキナワには13:40頃(定刻では)到着。見事な快晴でした!

空港からレンタカー店のシャトルバスに乗り、レンタカー店へ。
ニッポンレンタカーを使いました。
車は小さめの方がよかったのですが、
日産のキューブが配車となりました。
さて、オキナワ旅行、出発〜

とはいえ、慣れないオキナワの交通事情や、
カーナビの使い方がイマイチよくわからなかったので、
適当に走っていてみつけた、糸満市の道の駅で小休止。
そこから、妻が行きたいと言った、
島カフェの一つ、
南城市の「アジアンハーブレストランカフェくるくま」へ向かいました。
糸満の道の駅から1時間近くかかりました。
到着したのはだいたい16時頃。
しかしカフェからは美しい海が広がってみえました。
昼食をとっていなかったので、カフェではカレー料理を注文しました。
(今回の旅行で、オキナワらしくない料理を食べた最後となりました・・・)
食事は室内で、飲み物はテラスで、と分かれていました。
下の写真はテラス・敷地内で撮ったものです。
妻も私も大変感激しました・・・


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2013okinawa1stday2


もう少しカフェでゆっくりしたいところでしたが、
せっかくここまで来たなら、もう1、2箇所は行ってみたいものです。
そのカフェから近いところにある、
世界遺産の斎場御嶽(せーふぁうたき)にも行きました。
最終入場時間17:30(見学は18時まで)になんとか間に合いました。
オキナワ1のパワースポットだそうです。
「となりのトトロ」に出てきそうな(?)風景でした・・・


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斎場御嶽を出た時はもう夕方18時頃。
この後見学できるところといえば・・・
ガイド本でみると、「平和祈念公園」は夜遅くまで入場可でしたので、
そこへ向かいました。

沖縄戦で戦没した人々の名前を刻んだ碑の多さ。
北海道出身の方々の名前の碑を探してしまいました。
明るいオキナワの暗い歴史ですね・・・

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戦跡をたどるコースならば、「ひめゆりの塔」も外せないのでしょうが、
今回はパスしました。
(小学生の時には行きましたが・・・)
あとはまっすぐホテルへ直行!
ホテルの駐車場で見た、初めてのオキナワの夕日です。

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1日目の宿泊先は、サザンビーチホテル&リゾートでした。
どうやら、カーナビで反応しない地域にあるようで、
最後はカーナビではなく目視で辿りつけました。

ホテルについたのは19時すぎ。
残念ながら、ホテル隣接の「美々ビーチいとまん」の遊泳時間は19時までだったので、
遊泳できませんでした。
ホテル内のガーデンプールも19時まで・・・
結局、使えたのは21時までの室内プールでした。

ホテルのアメニティや部屋はとてもよかったです。
(アメニティに限っていえば、今回の旅行で最も充実していました!)

さて、夕食は、屋内プールから上がってからだったので、
ホテル出発が21時過ぎていました。
当初、那覇市内のある定食屋を目指していましたが、
現地に行ったところ、駐車場が満杯でした。
(せいぜい数台しか止められないようでしたが・・・)
なんとか那覇市内中心部で、駐車場がある飲食店はないかと、
懸命にガイド本を調べつつ、車を走らせていました。
次に選んだのが、「ステーキハウス88辻本店」でした。
オキナワといえば豚肉料理の他に、ステーキも有名ですね。
この店には10台以上駐車できる駐車場がありました。
雰囲気もアメリカっぽい感じでした。
ここでは「サウザントステーキ」と、「唐味風てびち鍋(豚足)」を注文しました。
初めて食べるオキナワのてびち(豚足)に妻は大満足でした。

唐味風てびち鍋(豚足)
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ホテルに戻る前に、ホテル近辺の星空を見上げると、
とても美しい星空が広がっていました。
すばらしいオキナワ1日目の夜となりました・・・

その3に続く)
(前回記事)
オキナワ旅行記2013夏(その1)〜旅行の経緯、プラン選択、当日まで、参考本

オキナワ旅行記2013夏(その1)〜旅行の経緯、プラン選択、当日まで、参考本

今回から全7回にわたって、
今年の夏に妻と一緒に行ったオキナワ旅行について書きます。
第1回目は、「旅行の経緯、プラン選択、当日まで、参考本」です。

春先から、妻と「今年の夏はどこへ行こうか?」と話していました。
私どもは2011年、2012年の2年続けて長野県に行っているので、
今年も長野県・・・と思っていました。
(山大好きです!)
黒部ダムとか、まだまだ行っていないところは多いです。
(黒部ダムは富山県ですが・・・長野県側からも行けますね。)
最初は富山や新潟経由での旅行を考えていました。
しかし、意外に高いのと、
妻が「沖縄に行ったことがないので、行ってみたいな・・・」と言ったので、
急遽、オキナワ旅行を考えることとなりました。

実は私は小学生の時に、叔母と一緒にオキナワに行ったことがあります。
もう何十年も前のことですが。
行ったのは1月。
北海道では真冬ですが、オキナワでは最低気温でも15度くらいあったはずです。
北海道では十分温かい気温なのに、現地の人が、
「今日は寒いね〜」と言ってたのと、
オキナワの三越に行ったとき、
地元のオバチャン同士の会話を聞いたとき、全然わからなかったのが印象的でした。
(きょとんとしていたら、「ボク、どうしたの?」と標準語で話しかけてくれました。)

オキナワに行くとしたら、本島か、石垣島方面か・・・
これも迷いましたが、そもそも妻は沖縄本島に行ったことがないのだから、
最初は本島にしよう、という結論になりました。
(一応、石垣島方面の旅行ガイド本も買ったのですが・・・)

さて、私は本州方面の旅行といえば、たいてい楽天トラベルを使っていますが、
今回の旅行は、いろいろ検討した結果、ANAの国内ツアーのサイトを利用しました。
4泊5日、レンタカー付のプランです。
妻は「リゾート気分を味わいたい」と言ってたので、
できれば連泊を考えましたが、なかなかなかったのと、
地理的なことをあまり知らなかったのもあり、
結局、4泊とも全て別なホテルとなりました。
選んだ基準は、
①ホテル内にプールがあること
②ビーチから近いこと
の2つでした。夏の沖縄は台風シーズンとなりますね。
万が一台風が来ても楽しめるようなプランとしました。

選んだのは次の4つのホテルでした。
1泊目 サザンビーチホテル&リゾート(糸満市)
2泊目 チサンリゾート沖縄 美ら海(本部町)※海洋博公園のすぐ隣
3泊目 沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ(恩納村)
4泊目 ホテルグランビューガーデン沖縄(豊見城市)
いずれもホテル内にプールがあり、ビーチも近かったです。
ホテルの詳細については別の記事で書きます。

2人分の往復航空券代、ホテル4泊分、
レンタカー4日分あわせて224,500円でした。
なお、新千歳〜那覇は直行便もありますが、
時間の都合上、羽田空港経由を選択しました。
(1日1往復しかありませんので・・・)

プランを選択し、決済を済ませたものの、
いろいろ忙しくて結局旅行の1週間ぐらい前からようやく準備が始まりました。

今回旅行に持っていった旅行ガイド本は次の2冊です。

るるぶ沖縄ベスト'14


ことりっぷ沖縄


事前に買っておいたものの、
最終的な旅行プラン(1日目はどこへ行って、2日目は・・・)は、
結局旅行数日前にようやくぼんやりと決まり、
沖縄へ行く機内でいろいろガイド本を読んでようやく旅行の日程が決まったほどでした。

あと、旅行に行く数日前に沖縄関連本として買った、
仲村清司著『沖縄学―ウチナーンチュ丸裸』 (新潮文庫)という本も、
機内で途中までよみました。
この本についてはまた別の記事で述べるつもりです。

沖縄学―ウチナーンチュ丸裸

さて、旅行で気になるものといえば、やはり天気ですね。
旅行の1週間ぐらい前から、しきりと沖縄の天気が気になっていました。
雨が降るのは覚悟はしていましたが、できれば降らないようにと願うばかりでした。
行く週の沖縄の週間天気予報を見ると、なんと晴ればかり!
神様に感謝でした!
(実際、通り雨でほんのちょっと雨が降ったのを除けば、
すごく天気に恵まれていました!)

さて、オキナワへ出発〜
その2に続く)

2013年8月 7日 (水)

BSーTBS・週刊BSーTBS報道部「特集 未来ビジョン」〜小学校英語教育の未来像(2013年8月4日放送)

小学校の英語教育の現状と未来について、
いろいろと考えさせられる内容でした。

2013年8月4日にBSーTBSで放送の、
週刊BSーTBS報道部」という2時間番組で、
CMを除くと約50分近く、小学校の英語教育について特集していました。
「特集 未来ビジョン」というコーナーです。
番組には、現文部科学大臣、下村博文氏も登場してコメントしていました。
私は録画して妻と一緒に視聴しました。
ツッコミどころ満載でした。

小学校の外国語活動(実質は英語)の現状は、
いかにも「ガイジン」といった欧米系のネイティヴ・スピーカーを、
ALT(外国語指導助手 (Assistant Language Teacher))として年に数回招いて、
ピエロみたいなことをさせるのと、
アルファベットの歌、
あと、123456789・・・せいぜい20ぐらいまでの数を覚えたり、
ゲームをやる「英語ごっこ」にすぎません。
(既に記事を書いています→
小学校の外国語活動は本当に必要なのか?~NHK・クローズアップ現代「教壇に立つのはだれ?  ~小学校・英語必修化の波紋~」(2011年5月23日放送)

番組では、「英語ごっこ」状態を打破するために、
先進的な取組をしている、東京都品川区・小山台小学校を紹介していました。
この小学校では、小1のときから英語教育が行われ、
6年生になると、
英語で「桃太郎」の話を身ぶり手ぶりをつけながら語る、
「ジョイントストーリーテリング」の実践がなされています。
提案者のアレン玉井光江氏(青山学院大学教授)
自ら指導にあたっている様子が映し出されていました。

(理論等に興味のある方は、アレン玉井光江氏の著作があります。↓)


ストーリーと活動を中心とした小学校英語


小学校英語の教育法―理論と実践


番組では、下村大臣もこの取組を高く評価していました。
番組自体も、「本気の英語!」とか言って称賛していました。
その「本気の英語」とやらが、ALTの外国人に向かって、
"Do you Know killifish?"(めだかを知っていますか?)だったのは、
拍子抜けしました。
そこの校長先生は「英語ごっこ」から脱却できると自慢げでしたが・・・
番組の岡村 仁美キャスターのコメントでは、
小山台小の児童に英語で会話をしてみたところ、
会話はできなかったそうです。

桃太郎の話を「ジョイントストーリーテリング」できても、
結局それは掛け算九九や学習発表会のセリフを暗唱するのとなんら変わりなく、
これで英語が上達するとか、
コミュニケーション力が上がるわけではないと思います。

続いて番組では、小学校で英語を教える教員の養成についても取り上げました。
民間資格の「小学校英語指導者資格」を習得しようとする主婦の姿も出ていました。
ただ、この資格をとったからといって、
実際に小学校で給料をもらって(ボランティアはともかく)仕事ができるのか、
まだわからないものですね。
結局、どんなに英語の発音がすばらしくてとも、
ネイティヴスピーカーになれるわけはなく、
学校現場では、「ガイジンさん」に劣る存在とされるだけのような気がします。
あと、小学校での英語教育の教科化に備えて、
幼児向けの英会話教室も紹介していました。
学校での英語教育への不信感をある母親に語らせていました。

最後の方では、下村大臣の見解と、
小学校での英語教育を教科化することに賛成・反対する意見が紹介されました。
はっきりいって、賛成派の意見は説得力がありませんでした。
反対派として、NHK等でも活躍中の鳥飼玖美子氏(立教大学特任教授)の意見が紹介されていました。
要旨としては、
①コミュニケーション能力を養うためとして、英語を使う必要がない。
むしろ、コミュニケーション能力は母国語(日本語)をもって養うべき。
②小学校の英語教育教科化は、かえって英語嫌いを増やすだけ。
「記憶力に優れた中学生」でこそ、取り組むべき。

この発言に対して、番組中で下村大臣が、
「記憶力がいいのは中学生より小学生」と指摘しました。
番組だけを見ている限り、確かに下村大臣の方が正しいといえます。

しかし、この番組について調べていると、
実は鳥飼氏の発言は番組編集上かなりカットされていることがわかりました。
週刊BS-TBS報道部 「小学校英語教育の未来像」
(明海大学大津研Blog2013年8月6日記事)
記事から引用します。
(引用)
ここで、賛成派、反対派を代表する論客として、それぞれ、吉田研作さん、鳥飼玖美子さんのインタビュービデオが流されました。ここで、吉田さんは小学校英語に対する考えをきわめて端的に語りました。《なぜ小学校からなのか》という点について、(公立)中学校へ入学するのに入試はないので、小学校では入試のことを考えずに、コミュニケーション力をつけることに専念できるという点を挙げました。

つぎに、教科化については、教科化するのであれば、それに先んじて、現在の英語活動のように、英語に慣れ親しむ機会を確保する必要があること、そのうえで、教科の部分では、基礎的な文法や発音などについても学習できるようにすることで、中学校以降における英語教育への「橋渡し」としての機能を担わせるとしました。

しかし、英語活動を前提としたうえで、「橋渡し」というのが教科としての小学校英語の機能であるなら、現状のように、小学校では英語活動によって「コミュニケーション能力の素地の育成」を図り、その上で、中学校から本格的な英語教育を行うという方式とどういう違いが期待できるのかがよく理解できませんでした。なんども繰り返して言っていることですが、20000校もある公立小学校にきちんとした入門期指導ができる教員を配置することは人的にも、財政的にもきわめて困難であり、どうして、そこまでして、小学校で英語教育をしなくてはならないのか。わたくしには一向に理解できません。

「四人組」の盟友の一人である鳥飼さんの話はわたくしの主張とほぼ寸分の違いもありませんでした(念のために書いておくと、「四人組」は英語教育の現状に強い危機感を持っているという点では共通していますが、現状の問題点の認識や改善法などについては、それぞれの考えがあります)。小学校では「コミュニケーション能力の素地の育成」を図ることが大切であるが、それは子どもたちの母語を利用して行うべきであること、小学校英語は必要性も、益もなく、害ばかりあること、英語教育は「吸収力、理解力、暗記力」に優れた中学生を対象に始めるべきであること、などを述べ、最後に、どうしても小学校で英語をやるのであれば、せめて英語嫌いを生み出さない工夫を凝らしてほしいとまとめました。

ビデオが写し出されたあとで、下村さんが、鳥飼さんが「中学生は吸収力、理解力、暗記力に優れている」と言ったが、それは間違いで、むしろ、小学生のほうが優れていると批判しました。放映された限りでいえば、鳥飼さんの発言はことば足らずであり、下村さんの批判は適切です。鳥飼さんの意図は《外国語学習に必要な認知能力、ことに分析力とそれを支える吸収力、理解力、暗記力に優れた中学生》ということであったのだと思います。

じつは、きょう(8月5日)、たまたまある用務で鳥飼さんに会いましたので、この点について尋ねてみました。返ってきた答えは《じつは、放映された、あの発言の前に、大津さんのいう、「外国語学習に必要な認知能力、ことに分析力とそれを支える」にあたる趣旨のことを述べたのであるが、その部分を編集で削除されてしまったのだ》ということでした。最近は画像処理の技術が進んで、編集しても、そのことがしろうとにはわからないほどです。鳥飼さんの言い分が正しければ、こうした「文脈外し」の編集は鳥飼さんにとっても、番組にとっても、残念なことです。
(引用終)
文脈を無視して発言を都合よく編集するのは、テレビ局の常套手段ですね・・・
(引用元の記事、英語教育の問題点についてよくまとめられていますので、
ぜひ全文をお読みください。)

番組を観ての私の結論は・・・
①小学校での「外国語活動」は不要。税金の無駄である。
②もし英語を教科化するなら、きちんと文法も教えるべきである。
少なくともNHKの「基礎英語1」レベルの内容ができないなら、
やる意味がない。
③コミュニケーション能力は、英語ではなく国語(日本語)で行うべき。

上記ブログ著者、大津 由紀雄氏他による、
英語教育、迫り来る破綻』という本が出ています。
そのうち読んでみようかな・・・

英語教育、迫り来る破綻

(2013年8月24日追記)
上記で紹介した本に関連したインタビュー記事がありましたので、紹介します。
大学のTOEIC、TOEFL重視
小学校英語の教科化…
破綻に向かう英語教育
「英語教育、迫り来る破綻」 大津由紀雄氏インタビュー
2013年08月23日(Fri)  本多カツヒロ (ライター)

2013年8月 3日 (土)

2013年7月のアクセス数ベスト10記事一覧

2013年7月のアクセス数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ウコンは肝臓に悪い?~NHK・ためしてガッテン「肝臓の健康を守れSP」
(2011年6月29日放送)

二位.公立学校で習熟度別授業の導入はプラスか、マイナスか?
~読売新聞北海道版・連載「学力危機」第1部・札幌の格差 (10)を読んで

三位.1万円の「北海道&東日本パス」で東京から札幌へ
1泊2日片道約1200kmの普通列車の旅

四位.書評:松本佐保著『バチカン近現代史〜ローマ教皇たちの「近代」との格闘〜』
(中公新書)

五位.テレビ東京系・たけしのニッポンのミカタ!
「知らないと怖い…TPP加盟は善か!?悪か!?」(2013年7月12日放送)
〜日本がTPP参加すると起きるであろう悪夢・・・

六位.「学び合い学習」は日本の義務教育崩壊を招く!
~おすすめ記事『【解答乱麻】 TOSS代表・向山洋一 亡国の教育「学び合い学習」』
(MSN産経ニュース2012年11月24日掲載)

七位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落
~NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」
(2012年2月5日放送)

八位. 吉田 秋生作『海街diary』は傑作!
九位.NHKBSプレミアム・プレミアムシアタ
ー ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2013
(2013年7月22日放送)

十位.ホルスト「惑星」(The Planets)聴き比べ
〜メータ、ショルティ、カラヤン、ボールト、レヴァイン

ベスト1はまたもや「ウコン〜」でした。
3位の「北海道&東日本パス」の記事は、夏休み・冬休みなどによく読まれます。
あと、「学び合い」についての過去記事が、
2本もベスト10入りしています。
明治図書の『教室ツーウェイ 2013年 8月号』で、
学び合い―美名シンドロームの危険度」という特集があったからでしょうか?
(タイトルが見事ですね!)


教室ツーウェイ2013年8月号


札幌は涼夏です。初秋かな、と思うほどです。
今月もご愛読よろしくお願いします。

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