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2013年5月13日 (月)

懐かしの「ブルー・タンゴ(Blue tango)」〜テレビ朝日系(BS朝日)・題名のない音楽会「アキラさんの再発見!アイ・ラブ・アンダーソン」(2013年5月5,11,12日放送)

ルロイ・アンダーソンといえば、
そりすべり」や、
タイプライター」などが有名ですね。
ワルツィング・キャット」は、
小学校1年の音楽の教科書に取り上げられるほどです。
たぶん、世界各地のいろいろな場所で、
BGMとして今この瞬間もどこかで流れているのでしょうね。

2013年5月5日(BS朝日では5月11,12日)放送の「題名のない音楽会」では、
アキラさんの再発見!アイ・ラブ・アンダーソン」と題して、
宮川彬良さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で、
ルロイ・アンダーソンの名曲の数々を紹介していました。
(私が録画して観たのはBS朝日・5月11日放送によります。)

ルロイ・アンダーソンの音楽はどれも親しみやすいものですが、
今回紹介されたのは以下の6曲でした。
番組HP
・そりすべり
・トランペット吹きの休日(原題:Bugler’s Holiday)
・ジャズ・ピチカート(※私にとっては初めて聴く曲でした。)
・タイプライター
・シンコペーテッド・クロック
・ブルー・タンゴ

「そりすべり」、「タイプライター」、
「シンコペーテッド・クロック」の3曲は説明無用ですね。
たぶんどこかで耳にしたことがあるはずです。
「トランペット吹きの休日」は、題名の由来がわかって、
「なるほど〜」と思わされました。
作曲者の戦争体験に関係があったのですね。

今回特に取り上げたいのは、最後の「ブルー・タンゴ」です。
題名だけ見るとどんな曲かわかりませんでしたが、
実際に曲を聴いてみると、「ああ、あの曲!!」とすぐわかりました。
私にとっては、この曲は、昔を思い出させるものとなりました。

小中学生の頃、よく日曜日の朝に家や車の中で流れていた、
「キユーピー・バックグラウンド・ミュージック」というラジオ番組で、
この曲がよくかかっていたと記憶しています。
題名はその当時気にもとめていなかったのですが、
音楽だけはよく覚えていました。


ブルー・タンゴ

※映像はビミョーですが・・・


確か、「ブルー・タンゴ」がOP曲かED曲だったな、と思いきや、
実は「ミリタリー・タンゴ」という曲がテーマ曲だったのを知りました。


ミリタリー・タンゴ

※「ブルー・タンゴ」と結構似てないですか?


ちなみに、「バックグラウンド・ミュージック」というラジオ番組、
スポンサーやMCを変えて、2009年まで続いていた、ということも、
今回初めて知りました。
10代の頃の日曜の爽やかな朝をついつい思い出してしまいました・・・
ルロイ・アンダーソンの魅力をコンパクトにまとめた好内容でした。


トランペット吹きの休日~ルロイ・アンダーソン・ベスト


(参考)
冬の輝き~恋人たちのピュア・ヴォイス

※「そりすべり」に歌詞がつけられたものを、
ヘイリーさんが歌っています。

(2013年5月18日追記)
「題なしの及川」様からコメントをいただきました。
オススメ盤を追加します。

トランペット吹きの休日 ~ルロイ・アンダーソン名曲集
アーサー・フィドラー指揮ボストン・ポップスオーケストラ

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コメント

題なしの及川様、コメントありがとうございます。
本文中に追記という形で、
及川様のオススメ盤も紹介させていただきました。
BGM扱いのルロイ・アンダーソンの曲をきちんと取り上げたのは、
「題名のない音楽会」の慧眼ですね。
NHKとは別の視点で、日本にクラシック音楽の豊かさ、
楽しさをさらに拡げる役割をこれからも果たしていってもらいたいものですね。

てんしな?日々さん

「題なし」の及川です。
ルロイ・アンダーソンは、私が大好きな作曲家です。本来、もっと早く取り上げられていても然るべきだった人でしょう。「題名のない音楽会」の趣旨に最もふさわしい音楽だと思いますし。

とくに印象に残ったことが二つありました。

一つめは、「タイプライター」で、オケの演奏に合わせて本物(多分・・・)のタイプライターを叩いて演奏した宮川彬良の腕前。これ、結構難しいのではないでしょうか。サスガと言うべきでしょう。

二つめは、佐渡裕が「もしアメリカでウィーンの『ニューイヤーコンサート』のような催しが行われるとしたら、中心として採りあげられる作曲家はルロイ・アンダーソンだ」と言及したことでした。

「そり滑り」だけが、クリスマスシーズンによく掛けられることもあってか、突出して有名になった観がありますが、もっともっと演奏される機会があって然るべき作曲家だと思います。

好企画でしたが、私が一番好きな「舞踏会の美女」が取り上げられなかったのは少し残念でした。

蛇足になりますが、てんしな?日々さんが推薦されているのはスラットキン盤。私は、何と言ってもフィードラー指揮ボストン・ポップスのものを第一に推します。
この組み合わせのために作曲された曲も多いのですから。

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