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2013年1月16日 (水)

BS朝日・三ツ星エンタメ!小倉・住吉のおスミつき「諏訪内晶子×ヴァイオリン」(2013年1月14日放送)

BS朝日の「三ツ星エンタメ!小倉・住吉のおスミつき」という番組、
今回初めて観ました。
小倉智昭さんと住吉美紀さんがMCとして、
「エンタメ」の各界で活躍する著名人と対談していく番組のようです。

2013年1月14日放送では、私の好きなヴァイオリニストの一人、
諏訪内晶子さんがゲスト登場していました。
これはぜひ観なくちゃ!
ということで、録画してじっくり観ました。
番組詳細は、番組HPでどうぞ。

相変わらず妖艶な美しさですね。
それ以上に、音楽そのものが結晶化したような、
一点の曇りのない演奏も相変わらず!
番組の中では、生い立ちから現在に至るまでの他に、
「亜麻色の髪の乙女」(ドビュッシー)、
「スペイン舞曲」(ファリャ)、
「ツィゴイネルワイゼン」」(サラサーテ)も演奏してくれました。

番組の中で、諏訪内さんの話とは別に興味深かったのが、
ハイフェッツら往年の巨匠たちの演奏方法の映像と、
楽曲分析のところでした。
巨匠たちは、演奏技巧の誇示のためには、
楽譜を改変するのは日常茶飯事だったようですね。
映像と楽譜がシンクロするところは、「なるほど〜」と思わされました。
また、ヴァイオリンを修理する職人の話も興味深かったです。
なかなか好番組かもしれませんね・・・

2013年1月30日には、
「プレリューディオ~諏訪内晶子ベスト・セレクション【SHM-CD】」
というベスト盤CDが発売されます。
(けっこうベスト盤が多いのですが・・・)

数ある諏訪内さんのCDの中で、
室内楽ものと協奏曲ものから各1枚をオススメするとしたら・・・
私なら、次の2枚を選びます。

室内楽ものでは、「スラヴォニック」です。
これはCD入手が少し難しいようですが、
ユニバーサル・ミュージック・ジャパンの諏訪内さんのHPでは、
今のところ、現役盤となっています。
(iTunesでダウンロード可能です。)



協奏曲ものでは、バッハとシベリウスどちらにしようかと迷いますが、
人間世界を遥か離れた音楽が結晶化された演奏といえる、
シベリウスの方をとりましょう。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲の最美演奏です。


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