大学新設にストップをかけた田中真紀子文部科学相の判断を支持!~大学をこれ以上新設する必要があるのか?(追記と反省:やっぱり民主党は信用できない・・・)
(追記と反省)
真紀子サン 信じた私が バカだった
恥ずかしいけど 記事はそのまま・・・
見事な英断!と思いきや、
結局、尻尾を丸めて逃げちゃった真紀子大臣。
会議前にたまたま虫の居所が悪く、
会議で八つ当たりしただけなのでしょうか?
真相は不明ですが・・・
結局、期待外れで、
「やっぱり民主党はアテにならない・・・」という確信を深めました。
本来ならこの記事自体を撤回したいぐらいですが、
自省の意味で、記事はそのままにします。
以下の記事は2012年11月2日時点で思ったことに基づきます。
大臣の判断変更はともかくとして、
大学はこれ以上増やすべきか、否、むしろどんどん減らすべき、
という考えは撤回するつもりはありません。
(元記事)
「田中文科相:3大学の新設認めず…審議会の答申覆す」(2012年11月2日毎日新聞)
という新聞記事(私が読んだのは読売新聞でしたが・・・)を読みました。
(参考)⇒「認可答申」一転…開校不可能 田中文科相、3大学の新設認めず
2012.11.2 21:44産経
出来レースで決まっていた新規大学開設申請を不認可としたものです。
(大学関係者の方はとんだとばっちりを受けて気の毒だ、とも思いますが・・・)
失策が多い(失策続き・・・)民主党政権ですが、
田中文科相の判断は賢明である、と評価したいです。
大臣の気まぐれ、人気とり、思い付きにすぎない場当たり的なもの・・・と悪評することは可能ですが
(実際、新聞での報道ではどちらかというと否定的評価のようです。)、
大学のインフレ化が進み、大卒しても就職できない人が増えている中、
問われるのは大学の価値です。
一部の大学で行われている、中学校で学ぶような問題を大学で教えなおすとか、
九九や分数の計算でさえアヤシイ大学生を増やすだけなら、
大学の存在意義が問われます。
田中文科相がこうコメントしています。
「全国に大学の数が約800あるが、質が低下している。量より質が重要だ」
(「量より質だ」 田中文科相、大学設置認可を厳格化、審議会を改革
2012.11.2 11:46産経)
小⇒中⇒高⇒大学、という単線コース(その他に高専とか専門学校とかはあるものの・・・)で、
職業に関する専門教育を求めるのはかなり無理があります。
欧米諸国(特にドイツなど)のように、10歳程度でもう人生のプラン設計を考える方が、
職場定着率や雇用確保など、社会の安定につながるのではないでしょうか?
また、本来、大学は就職斡旋の場ではなく、学問を究めるところのはずです。
大学4年間のうち2年間も就職活動に費やされる無駄は、
日本の学問レベルを下げるものです。
世界各国から集まる優秀な留学生にとって、あきれる現状となっています。
就職だけを目指す人には、専門学校や職業訓練を充実させ、
800もある大学に大ナタをふるってどんどん大学の数を減らしていった方が、
国益にかなうのではないでしょうか?
就職氷河期だ、不景気だ・・・とよく言われますが、
大学生の名に値しない学生が多いから、
企業の側としても採用しないだけ、というのが実際ではないでしょうか?、
大学の乱立、ひいてはたくさんの大学をむやみに作りすぎた文科省の責任、
さらにいえば、自民党政権下での教育行政のあり方こそ、問われるべきでしょう。
そういう意味で、今回の政治判断は、
なあなあでやっていた教育行政の魑魅魍魎を退散させる第一歩となってほしいものです。
(おすすめ記事)
⇒【連載:ユダヤ人の発想に学ぶ42】 ~日本の大学に求められていること~
手島 佑郎 (ギルボア研究所所長・ヘブライ学博士)
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方向性は支持しますが、来年開校予定の大学を、特に落ち度も無いのに一律不認可は行きすぎだと思います。
せめて、次の審議からもっと厳格にするとか、いろいろやり方があるでしょう?
不況で会社がつぶれているから、すべての起業を認めないって言うようなものです。
多すぎてつぶれるところもあるけど、がんばって優秀な社会人を輩出し続ける大学もあります。
個々の内容を吟味もせず、一律にダメと言うのが問題だと思うのです。
そういう意味で、方向性は良いけど政治家としての力の使い方が間違っているといわざるをえません。
投稿: 通りすがり | 2012年11月 3日 (土) 17時25分