上野でフェルメールのハシゴ&渋谷のレーピン展~2012年夏の旅(1)
2012年夏もおかげさまで本州方面へ旅することができました。
神様に感謝!
今回から5回にわたって、旅シリーズを書いていきます。
第1回目は、美術ネタです。
上野公園でのフェルメールの「ハシゴ」と、
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムでのレーピン展を観てきました。
フェルメールの作品は世界で37作品しかありません。
そのうちの3つが東京の上野に来ているというのは、なんとスゴイことでしょう!
国立西洋美術館での「ベルリン国立美術館展」では、
「真珠の首飾りの少女」が、
東京都美術館の「マウリッツハイス美術館展」では、
「真珠の耳飾りの少女」が展示されていました。
「真珠の首飾りの少女」と「真珠の耳飾りの少女」。
「首」と「耳」の一字違いですが、
2人少女の人気は雲泥の差でした。
(以下、ややこしくなるので、「首」と「耳」と略記します。)
※なお、東京都美術館では、フェルメール初期の作品も1点展示されていました。
国立西洋美術館の「首」は、私どもが行ったときには、
15人ぐらいの人が立ち止まってみていました。
一方、東京都美術館の「耳」は、
「お顔」を近くで拝見するまでに蛇状の長~い行列で10分ぐらい待つ必要がありました。
「耳」のところだけでもたぶん100人以上いたと思います。
1点の絵を観るためにこんなに行列したのは相当久しぶりでした・・・
「首」は確かに傑作なのですが、
たぶん「首」のコスプレをしてみたいと思う人は皆無でしょう。
一方、「耳」は、会場のすぐ外で、
武井咲さんが絵と同じ姿で写真をとったものが飾られていたり、
こういう衣装の全体像だったのでは、という実物展示までありました。
背景が黒で、余計なものがない分、想像力を働かせることができます。
また、映画や小説の影響も大きいのでしょう。
(映画版のスカーレット・ヨハンソンさんの方が武井咲さんより似ていますね。)
小説
映画
「東京・上野「フェルメール」戦争――「耳飾り」が「首飾り」に圧勝の理由」
という記事によると、
数の上でも「耳」の「マウリッツハイス美術館展」の方が「圧勝」とのことです。
(この記事、途中までしか読んでいません・・・)
ただ、「マウリッツハイス美術館展」では、
「耳」とそれを観るための行列しか印象に残りませんでしたが、
「首」の「ベルリン国立美術館展」では、
他にクラナッハによるルターの肖像画や、デューラーの作品など、
結構見ごたえがありました。
上野に行くなら、ぜひ二つとも観るのがオススメです。
渋谷のレーピン展にも行ってきました。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したロシアを代表する画家の一人です。
クラシック音楽愛好家なら、
ムソルグスキーの肖像画を必ずみたことがあると思います。
あれもレーピンの作品で、今回実物を観る事ができました。
解説によると、ムソルグスキーの死の10日前ぐらいに書かれたものだそうです。
トルストイの肖像画も観ました。
絵に深い精神性が表れた傑作でした。
下の写真は、3つの美術展でおみやげに買った絵はがきを、
妻が壁に貼ったものです。
(以前行ったブリヂストン美術館のものも混ざっていますが・・・)
なお、写真の中にある、花のような編み物は、
妻がタディングレースで編んだものです。
(「タディングレース編み」は妻の趣味の一つです(*^-^))
主にフェルメールの作品
主にレーピン展の作品
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