« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月の14件の記事

2012年6月23日 (土)

ブログ一時休止のお知らせ(2012年6月)

都合により6月24日~30日のブログ更新を休止します。
7月1日以降再開予定です。
今後とも、ご愛読をよろしくお願いします。

詩編100※新共同訳)
全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ。
喜び祝い、主に仕え
喜び歌って御前に進み出よ。
知れ、主こそ神であると。主はわたしたちを造られた。
わたしたちは主のもの、その民
主に養われる羊の群れ。
感謝の歌をうたって主の門に進み
賛美の歌をうたって主の庭に入れ。
感謝をささげ、御名をたたえよ。
主は恵み深く、慈しみはとこしえに
主の真実は代々に及ぶ。

※今朝(6月23日)のデボーションで読んだ聖書箇所です。

下の絵は、ホルマン・ハント作「わがイギリスの海岸(迷える羊)」です。
私たちは迷える羊か、迷わぬ羊か、それとも・・・迷えぬ羊でしょうか?
(日本国民という安寧を貪る迷える羊の群れは、
今や崖の上で滑り落ちるのを待つだけ?)

20120623_hunt_english_coasts

2012年6月22日 (金)

映画「さよならをもう一度」(原題:Goodbye Again )とブラームスの交響曲第3番第3楽章

予約して注文しておいた、
クルト・ザンデルリンク指揮ドレスデン・シュターツカペレによる、
ブラームスの交響曲第2番(+悲劇的序曲)と、
交響曲第3番(+ハイドンの主題による変奏曲)のBlu-specCDが届きました。
どちらもすばらしい演奏で、買って満足ですが、
今回は交響曲第3番の方について語ります。

ブラームス:交響曲第2番/悲劇的序曲

ブラームス:交響曲第3番/ハイドンの主題による変奏曲

交響曲第3番のCDのオビに、
映画『さよならをもう一度』で使われたロマンティックな第3楽章がとりわけ有名な第3番と・・・」
と書かれてありました。
ちょうどこのCDが届いた翌日(2012年6月22日)に、
NHKBSプレミアムで、
イングリッド・バーグマン主演の映画
さよならをもう一度」(原題:Goodbye Again )が昼間に放映されていました。
この映画の原作は、フランスの小説家フランソワーズ・サガンの有名小説
ブラームスはお好き』です。
(どうして『ブラームスはお好き』なのかというと、
主人公が若い男性からブラームスのコンサートに誘われるのが直接なのですが、
フランスの人はブラームスの作品をあまり聴かないからだ、
というのをどこかで読んだことがあります。
いかにも重厚で野暮ったい、ドイツ音楽の権化なのでしょうね?
ちなみに、原作は読んだことがありません・・・)

さよならをもう一度 [DVD]

ブラームスはお好き (新潮文庫) [文庫]

さよならをもう一度」はオトナの雰囲気漂う映画ですね~
アメリカ映画なのに、フランス映画の雰囲気が濃厚です(舞台はパリですね。)。
ブラームスの交響曲第3番の第3楽章は冒頭、エンディングなどではアレンジされて、
映画の中での重要なシーンであるコンサートシーンではそのまま出てきます。
イヴ・モンタンの渋さとアンソニー・パーキンスのボンボンさも魅力です。
イングリッド・バーグマン演じる主人公の姿に、
なぜかR・シュトラウスの「ばらの騎士」の元帥夫人を思い出してしまいました・・・
(なお、映画の中のコンサートシーンでは、
ブラームスの交響曲第1番第4楽章の一部も出てきます。)

ところで、私にとっては、ブラームスの交響曲第3番第3楽章は、
かつてのN響アワーのオープニング曲(1992年)として記憶していました。
最近では、
ドラマ「99年の愛~Japanese Americans」の
壮絶な戦闘シーンで使用されていました。
(過去記事⇒
ドラマ「99年の愛~Japanese Americans」~一応、全話観ての感想・・・

さて、ブラームスの交響曲第3番のCDですが、
すごい好きな曲、というワケではないので、
かつては、ザンデルリンクの新盤で十分と思っていました。
しかし、今回旧盤を聴いてみて、こちらの方が演奏として上ではないかと思いました。
悠然と奏でられる中、随所に、ハッとさせられるところが多くあります。
昨日(6月21日)から既に何度も聴いています。
私にとっては、新盤の方ではありえなかった「現象」といえます。
通常価格のCD(1枚1000円)もありますが、
ぜひともBlu-specCD(1枚1200円)での購入をオススメします。
(ブラームスの交響曲が好きなら、
ザンデルリンクの旧盤・新盤どちらも持っていて損はありません。)

(参考)
ザンデルリンクのブラームス交響曲全集(新盤)※国内盤

同輸入盤

2012年6月20日 (水)

超廉価盤CDBOXの功罪・・・ちょっとゼイタクな悩み?

つい先日、レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルによる、
マーラーの交響曲全集
(※「大地の歌」は含まず。交響曲第10番アダージョは含む)が届きました。
CD12枚組で、なんと2000円以下でした!!!
CDのジャケットは紙ケースですが、LP盤を再現した凝った作りでした。
(写真参照)

 

20120620_renkaban3

 

このCDBOX、Amazonだと1700円ぐらい、HMVだと2200円くらいです。
計算しやすいように、2000円と考えましょう。
2000円÷12枚=約167円
箱代や解説ブックレットのことを考えれば、1枚あたり160円ぐらいでしょう。
10年前ならどんなに安くとも1万円以上はした全集が、
今や2000円で買うことができるとは・・・
(バーンスタインのDGでの全集でも、
輸入盤なら今や5000円あればおつりがくるはずです。)
バーンスタイン/NYPのマーラーのCD1枚だけで、確か1000円以上はしますから、
いかにこのCDBOXが価格破壊なのかよくわかりますね。

 

ニューヨーク・フィル(旧全集)
Bernstein: Mahler Symphonies [Box Set, Import, From UK]

 

DGの新全集
Mahler/The Symphonies/Leonard Bernstein [CD, Collector's Edition, Import, From US]

 

実は今回買ったこの激安なマーラーのCDBOXが、
私にとっての初めて買ったマーラーの交響曲全集になります。
正直言って、6番や7番は退屈ですし、
私にとってはマーラーは全集を買いたくなるような作曲家ではありません。
今回買ったのは、確かな演奏者であることと、やはり「安い!」の一言に尽きます。

 

次の写真をご覧ください。
今年の3月以降に買ったCDBOXの数々です。
アシュケナージのピアノ&指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲全集を除けば、
皆2000円程度のものばかりです。
アシュケナージやペライアのモーツァルトのピアノ協奏曲全集などは、
昔は「届かぬ夢」のような存在だったのに・・・
(10年以上前なら、どちらも2万円以上はしたと記憶しています。)

 

20120620_renkaban1

 

ところで、こういう超廉価盤CDBOX、とにかく驚くばかりに安いのですが、
結局、全部は聴かないで、
ただコレクションの数を増やすだけになってしまうのがオチなのかな・・・
上の写真のCDBOX、いまだに全部聴いたのは一つもありません。
まぁ、そのうち聴けばいいや・・・とつい思ってしまいますね。
読書なら買ったけど読まないのを昔「ツン読」などと言ってましたが、
CDの場合は何と言うのでしょうか?
ちょっとゼイタクな悩みですね~

 

なお、以前読んだブログですが、
激安CDBOXについて非常に優れた視点で書かれたものを紹介します。
【雑文】激安BOXブームに思う(ブログ名:Langsamer Satz

2012年6月19日 (火)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアターでのバレエ「不思議の国のアリス」と「くるみ割り人形」(2012年6月4日、6月18日放送)

NHKBSプレミアムで日曜深夜に放送されている「プレミアムシアター」、
2012年6月はバレエ特集です。
6月3日深夜(6月4日)放送の英国ロイヤル・バレエ団による、
バレエ「不思議の国のアリス」と、
6月17日深夜(6月18日)放送の、
マリインスキー・バレエ団ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団による、
バレエ「くるみ割り人形」はすばらしい映像作品に仕上がっていました!

まず、「不思議の国のアリス」から。
不思議の国のアリス」がバレエになっているとは知りませんでした・・・
2011年2月が初演とのこと。

ポップでカラフルな色使いが実に楽しく、
観ていて飽きません。
不思議の国のアリス」原作のフシギな雰囲気も随所にうまく表現されています。
妻曰く「歌のないミュージカルみたい!」
私は、不気味なチェシャ猫が、
舞台上でパーツを組み合わせて合成されるところに感心しました!

2幕目には、ハートの女王が登場します。
紅白歌合戦の小林幸子さん顔負けの「衣装」(?)で登場し、
それを脱いでから、軽やかな舞を披露します。
真っ赤なドレスで、
「白鳥の湖」と「火の鳥」をどちらも連想させるような踊りを見せたりします。

観客も舞台をたっぷり楽しんでいるようで、
笑い声が随所に聞こえてきます。
新しい「古典」になればいいですね。
ただ、音楽はホントにBGMという感じでした・・・

この舞台はDVD化されています。
輸入盤と国内盤をそれぞれ紹介します。

英国ロイヤル・バレエ団 「不思議の国のアリス」(全2幕) [DVD]

Alices Adventures in Wonderland [DVD] [Import] (2011)

Alices Adventures in Wonderland [Blu-ray] [Import] (2011)

続いて、「くるみ割り人形」について。
舞台を見て、手元にあるDVDと同じ演出・舞台装置だとすぐわかりました。

マリインスキー劇場での1993年公演のDVD
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》 [DVD]

しかし、上記DVDはさすがに映像が古いな~と思いますし、
指揮者もあまりよく知らない人・・・
その点、今回NHKBSで放送されたものは、
指揮者がゲルギエフです!
それでも、指揮よりも舞台の方に思わず目がいってしまいます。
ピンクを基調とした美しい映像で、安心して観ていられます。
保存版決定~!

同じゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団、マリインスキーバレエ団による、
かなりポップな「くるみ割り人形」のBlu-rayも持っていますが、
こちらは演出・舞台装置にかなりクセがあります。
(バレエ好きなら一度は観る価値がありますが・・・)

チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》 [DVD]

Nutcracker [Blu-ray] [Import] (2008)

2012年6月18日 (月)

NHKEテレ・ららら♪クラシック「小澤征爾 渾身のコンサート~2012年水戸」(2012年6月17日放送)~BD・DVD化されます!

2012年6月17日放送の「ららら♪クラシック」では、
小澤征爾 渾身のコンサート~2012年水戸」と題して、
2012年1月19日に開催された水戸室内管弦楽団の定期公演で、
小澤征爾さんが指揮した2つのプログラムを全曲放送していました。
私は録画して視聴しました。

放送された曲目は、
モーツァルト交響曲第35番「ハフナー」と、
ハイドンチェロ協奏曲第1番ハ長調でした。
チェロ協奏曲のソリストは宮田大さん。
以前、BS朝日でこの演奏会前後の宮田大さんに密着した番組をやっていましたね。
⇒過去記事
BS朝日・「小澤征爾さんと音楽で語った日〜チェリスト・宮田大・25歳〜」(2012年3月10日放送)

その時の番組では、なぜか本番での演奏シーンがほぼなく、
リハーサル風景とかばかりだったのが疑問でしたが、
ようやくナゾが解けました。
つまり、本番の放送権は、NHKが持っていた、というワケだったのですね・・・
しかも、NHKはその演奏のソフト化権まで持っていたのです!
(いずれも2012年7月27日発売予定です。)

小澤征爾指揮 水戸室内管弦楽団 2012 ~ チェロ独奏 宮田 大 ~ [Blu-ray]

小澤征爾指揮 水戸室内管弦楽団 2012 ~ チェロ独奏 宮田 大 ~ [DVD]

放送の音質では物足りない、という方なら買いかもしれませんね。
(N響アワーなら5.1CHサラウンドでしたが、「ららら~」は無印・・・)

さて、演奏としては、どちらも精緻なアンサンブルが見事でしたが、
特に「ハフナー」では、愉悦感が乏しいように思えました。
微笑むモーツァルトというよりは、求道者(あるいは「闘士」?)モーツァルト?・・・
ハイドンの方は少しだけ楽しさがあったように思えました。
「ハフナー」よりはハイドンチェロ協奏曲第1番の方が好演といえます。

映像で観る限り、小澤さんの体調は思わしくなく、
各楽章の間が少し長いのが印象的でした。
ずっと立っているのが辛そうでした・・・
(録画した際に、各楽章間の長い間は可能な限りカットしましたが・・・)

ハイドンチェロ協奏曲第1番での、若武者のような宮田大さんと、
古武士のような小澤征爾さんの対峙が迫力ありました。
一方で、可能な限り若き才能の引き立て役に徹する小澤さんの一面も見られました。

BD・DVD版では、放送されなかったもう一つのプログラムである、
モーツァルトディヴェルティメント ニ長調 K.136も収録されています。
興味のある方はどうぞ!

ららら♪クラシック」1時間枠のうち、
今回の放送は演奏時間に約48分も使ってくれたのがよかったです。
司会の2人のコメントを長くするよりも、
演奏を紹介する時間を今回ぐらい長くした方が、
観る価値があるのでは、と思います。
(N響にこだわらず、全国各地のさまざまな演奏会を紹介することができますし・・・)

(追記)
※2012年10月21日早朝にコンサートの全体が放送されました。
もちろん5.1CHサラウンド放送!
特選 オーケストラ・ライブ 小澤征爾指揮 水戸室内管弦楽団&サイトウキネン

2012年6月16日 (土)

書評:小玉ユキ作『坂道のアポロン』1~9巻(附:アニメ版について)

坂道のアポロン』という作品を初めて知ったのは、
2012年4月から始まったアニメ放映からでした。
北海道では、BSフジのノイタミナ枠で4月28日から放映開始でした。
ジャズの演奏シーンがスゴイ、という評判と、
音楽が菅野よう子さん、ということだったので、
少し期待していました。

坂道のアポロン 第1巻 Blu-ray 【初回限定生産版】

アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック

アニメ版の第1話で、千太郎がドラムを叩くシーンは実に見事でした!
ジャズの魅力もよかったですが、それ以上に、
60年代の地方都市での人間ドラマに引き込まれました。
2話目を観たあたりで、すっかり作品に魅了され、
原作のマンガを少しずつ買って読むようになりました。
そしてようやく、9巻を読み終えました。

坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス) [コミック]

坂道のアポロン (9) (フラワーコミックス) [コミック]

今時珍しいぐらいの王道作品です。
主題は男同士の友情です。
ジャズと淡い恋心が通奏低音となり、
60年代の時代背景、佐世保という地方都市、
高校生活、カトリック教会、学生運動、
そして映画「サウンド・オブ・ミュージック」が豊かな装飾音になっています。
(特に9巻におけるカトリック教会と「サウンド・オブ・ミュージック」・・・
おっと、これ以上書くとネタバレになってしまいますネ(^-^;)

サウンド・オブ・ミュージック (2枚組) [Blu-ray]

アニメはオトナ向けの落ち着いた味わいがあり、魅力的ですが、
それ以上に、音がなく色も白黒しかないはずの原作マンガがさらに魅力的です。

たとえば・・・
3巻での主人公・薫と律子との糸電話越しの会話(アニメでは第5話)。
この切なさはマンガに軍配を上げたいデス。
(律子というキャラの清純さはとっても魅力的です~)

どの巻の話もそれぞれ短編小説のような味わいがあり、
人物像がしっかりと描かれており、
まるで自分自身が60年代の青春を追体験しているかのような錯覚に陥ります。
(もちろん私はもう少し若いデスヨ(*^-^))

1~3巻まで読んだらもう後は自動的に全巻読みたくなるはずですが、
それ以降で特に感動するのは5巻、8巻、そして9巻です。
誤解やすれ違い、別れを経ての友情の復活(というよりは再燃!)が胸を熱くします。
8巻の最後あたりはちょっと汚点かな、とも思いましたが、
9巻の大団円は静かで深い余韻がありました。
初めておいしいと思ったブラックコーヒーの味にたとえられるでしょうか・・・

原作でもアニメでも、ジャズが作品の基調音なわけですが、
私にはジャズではなく、
なぜか、本来場違いな、
ブラームスの「間奏曲集」の数々が読みながら次々に頭に聞こえてきました。
私にとっての「青春」のイメージの曲だからなのでしょうね・・・

ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ

※6月19日追記
アニメの第7話「ナウズ・ザ・タイム」は、5巻の薫と千のすれ違いと、
和解を描いています。
文化祭でのロックバンドの電源トラブル発生と、
場つなぎとして始まった薫と千のセッションのシーンは、
さすがにアニメ版に軍配をあげます。
演奏の見事さと、セッションを通じての友情の復活のところは、
深い感動を覚えました。

2012年6月13日 (水)

ベートーヴェンの「第9」DVD見比べ~パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルVSマリス・ヤンソンス&バイエルン放送響

ベートーヴェンの「第9」については以前記事にし、
名盤CDなどを紹介しましたが、
(⇒過去記事「日経おとなのOFF2011年12月号「第九入門」~「第九」最高の名演奏は?」)
今回はCDではなくDVDの比較について書きます。

比較するのは、我が家にある「第9」のDVD2枚です。

ローマ教皇ベネディクト16世のためのコンサート マリス・ヤンソンスの第九 [DVD]

※同じ音源のSACDが出ています。


ベートーヴェン:交響曲全集~2009年ボン・ベートーヴェン音楽祭ライヴ [DVD]

※私が所有しているのは、分売の1~4番と「第9」のみです。

同輸入盤(「第9」のみのDVD)

(参考)パーヴォ・ヤルヴィのSACD

ヤンソンスのDVDからは、きわめてオーソドックスな解釈が聴けます。
カトリックの方なら、ローマ教皇のお顔を拝見できる「おまけ」もついていますヨ。
合唱はバイエルン放送合唱団です。
「第9」の時よりも、
コンサート冒頭のアカペラ曲、
パレストリーナのモテット「汝はペトロなり」の方がすばらしいです。
録音としては、会場の問題なのか、あまり細部が聴こえてこないのが残念です。
後述のパーヴォ・ヤルヴィのDVDを知らなければ、
結構いい「第9」のDVDだったと思います。
日本語字幕付です。

一方、パーヴォ・ヤルヴィのDVDは・・・
第1楽章~第3楽章は少し軽めの演奏だと思いますが、
第4楽章が熱演です!
「第9」のアルトパートはどの録音でもあまりよく聞こえてこないのですが、
このDVDではアルトパートがはっきり聴こえてきます!
それと、改めて気づいたのですが、
ベートーヴェンの「第9」の合唱というのは、
決して主役ではなく、オーケストラこそ主役なのですね!
オーケストラがパーヴォ・ヤルヴィの手足のように自在に動き、
きわめて白熱した演奏を繰り広げます。
合唱はちょうどよいサイズで、オーケストラの邪魔になりません。
最近妻がこのDVDを気にいって、よく第4楽章のところだけ何度も視聴しています。
(なお、残念ながら、このDVDには字幕がついていません。)
映像も実に凝った作りで、熱気がよく伝わってきます。
DVDの「第9」なら、今イチバンおすすめかも?
(早くブルーレイ化しないかな~)

2012年6月12日 (火)

ベートーヴェンの「交響曲第4番」聴き比べ~ノリントン&N響、パーヴォ・ヤルヴィと過去の名盤

2012年6月10日早朝に、
NHKBSプレミアムの「特選 オーケストラ・ライブ」で、
N響コンサート - 第1725回定期公演 -」が放映されていました。
先週の放送回(⇒過去記事参照)に引き続き、指揮はロジャー・ノリントン。
曲目は
ベートーヴェンの「序曲“レオノーレ”第2番」、「交響曲 第4番」、
そしてティペットの「交響曲第1番」でした。
録画して観ました。
(このうち、レオノーレ第2番とティペットの交響曲第1番については、
曲がつまらないのでコメントは割愛します。)

コンサートのメインはたぶんティペットの交響曲第1番だったのでしょうが、
私にとってはベートーヴェンの交響曲第4番の演奏でした。
(パレットとしてのオーケストラの音色はいつもよりもすばらしかったのですが・・・)

前回放送についての記事において、
「安全運転」などと書いてしまいましたが、
今回の演奏は十分すぎるほど合格点でした。
第1楽章のアクセントのつけ方とか、興味深いところがいくつもありました。

この曲をあまり聴いたことのない妻に、
曲の説明をしていたところ、
なぜかアルプスの雪解け水が少しずつ融けて
大河になっていく様子が目に浮かびました。
そんなイメージを想起させるような、新鮮な演奏でした。

ノリントン指揮のCDを紹介します。

ベートーヴェン:交響曲全集 vol.2

一方、最近よく聴いているのは、
以前の記事でも紹介しました、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルのライブ盤DVDです。
かのカルロス・クライバーの指揮を彷彿とさせるような、
21世紀の新しいベートーヴェン像といえます。
聴けば聴くほどクセになりそうな、
中毒症状必死の盤かもしれません。
(事実、先週からほぼ毎日のように聴いています・・・)

ベートーヴェン:交響曲全集~2009年ボン・ベートーヴェン音楽祭ライヴ [DVD]

※私が所有しているのは交響曲第1番~第4番の分売盤です。

一応、パーヴォ・ヤルヴィのCD録音も紹介しておきます。
(上記DVDとは別物)

放送、CD、DVD等で最も印象に残っている、
ベートーヴェンの交響曲第4番の演奏は、
確か昨年NHKBSで深夜に放送された、
カルロス・クライバーが80年代に来日した時の演奏です。
録画していなかったのは悔やまれます・・・
まさにカリスマ!という演奏でした。
「英雄」、「運命」という2大名曲の狭間にひっそりと咲くようなこの佳曲を、
名曲としてクローズアップしたのは、カルロス・クライバーの偉大な功績ですね。
CDも超名演です。

カルロス・クライバーのCDと共に、忘れられない演奏は、
ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルの演奏です。
初めてこの曲の魅力に開眼させられた演奏といえます。

ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調

2012年6月11日 (月)

NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部-辻井伸行 ピアノ・リサイタル-(2012年6月11日放送)

NHKBSプレミアムの「クラシック倶楽部」、
2012年6月11日の放送は「辻井伸行 ピアノ・リサイタル」でした。
2009年12月10日、東京オペラシティコンサートホールでの収録です。

演奏曲目は、
ベートーヴェンのピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィール」(スゴイ大曲ですね~)と、
ドビュッシーの“映像”第1集から “動き”、
リストの“パガニーニによる大練習曲”から “鐘”(ラ・カンパネラ)、
ショパンの「エチュード“革命”」でした。

メインはもちろん、ベートーヴェンのピアノソナタ第29番でした。
映像を観ているといろいろと気になるので、あえて音だけで聴きました。
通常40分以上の演奏時間になるこの曲を弾ききるのはさすがでしたが、
正直に言えば、「弾けています」で終ったような演奏でした。
(もちろん、この曲を弾ける、というだけでも実はスゴイことなのですが・・・)
まだこの人にこの大曲は早いなぁ~というのが偽らない感想でした。
(辛口批評でゴメンナサイ・・・)

今回のプログラムで最もよかったのは、ドビュッシーの曲でした。
深い表現とかが必要なく、技法を誇示できればOKな曲だからです。
「ラ・カンパネラ」と「革命」は、どちらも「弾けています」レベルの演奏でした。

ピアノソナタ第29番の演奏では、
第1楽章、第3楽章のところで観客から拍手が起こってしまいました。
(放送なのだから、カットしてもよさそうなのですが・・・)
クラシックに疎い人も、
辻井伸行」というネームバリューでコンサートに来てくれるワケですね。
(クラシックファンの層を拡げる、という意味では大きな貢献デス。)
辻井伸行さんのさらなる活躍に期待したいものです。

辻井伸行さんの演奏に関する過去記事です。
BS日テレ・読響Symphonic Live 深夜の音楽会「魂のベートーヴェン「皇帝」…ピアノ・辻井伸行」(2011年9月18日放送)

辻井伸行さんのCD(ピアノのみ)をいくつか紹介します。

debut

マイ・フェイヴァリット・ショパン

展覧会の絵

2012年6月 8日 (金)

美人はトクだね~?~NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部「奥村愛 バイオリン・リサイタル」(2012年6月8日放送)

NHKBSプレミアムのクラシック倶楽部、
2012年6月8日の放送は「奥村愛 バイオリン・リサイタル」でした。
実はワタクシ、「奥村愛」というヴァイオリニストの名は初耳でしたが、
画面を観てすぐさま「美人はトクだな~」と思いました。

彼女のCDジャケットを何枚かご覧ください。
まずは今回放送されたコンサートの演目に一番近いCD、
ラヴェンダーの咲く庭で

続いて、「ポエジー

さらに「THE BEST

最後に、デビュー盤「愛のあいさつ

CMモデルにまでなったルックス・・・
思わずジャケ買いしてしまう人が多いかもね~

ご本人の公式HPの「ディスコグラフィー」を観ると、
初期の頃よりも現在の方が魅力的な容貌になってきているのは不思議ですね。

さて、肝心の演奏の評に移りましょう。

演奏曲目を番組HPから転載します。

「ラベンダーの咲く庭で」ヘス作曲 加藤昌則・編曲
                              
「4つのロマンチックな小品 作品75から 第1番」ドボルザーク作曲
                              
「シンコペーション」クライスラー作曲
                              
「小さな星」ポンセ/ハイフェッツ作曲
                              
「ティコ・ティコ」アブレウ作曲 加藤昌則・編曲
                              
「シャコンヌ」作曲者不詳 シャルリエ編曲
                              
「イタリア組曲」ストラヴィンスキー作曲
                              
「序奏とタランテラ 作品43」サラサーテ作曲 フランチェスカッティ編曲

クラシック倶楽部」は演奏者に関係なく毎朝録画してありますので、
きちんと演奏を聴いたのは録画したものによります。
あえて、ヴィジュアルを観ずに、音だけ聴いて判断することにしました。

解釈の先鋭さとかはありませんが、
どこを聴いても、BGMとしてちょうどよい演奏でした。
曲自体も親しみやすいものばかりでしたし・・・
これにヴィジュアルが加われば、たぶん2~3倍はよい演奏に聴こえるのでしょうね。
解釈とか堅苦しいことが必要なければ、十分楽しめる放送でした。
こういう人がヴァイオリンのかわいらしい小品を弾けば、それだけで絵になりますね。
やっぱり、「美人はトクだな~」でしょうか・・・

ご本人の公式HPがありますので、興味がある方はどうぞ。
(「奥村愛」で検索)

2012年6月 7日 (木)

えっ?!ブログがまた消えた???~かなりビビッた朝・・・

2012年6月7日早朝(7時少し前)、
いつものように自分のブログを開こうとすると・・・
アクセスできない~~~w(゚o゚)ww(゚o゚)w……
なに~~~???????

2010年の確か5月頃、突然NIFTYからブログをストップされたことがありました。
直リンクとかが多い、とかの理由でした。
それ以来、むやみに有名なサイトへのリンク先掲載を避けてきたのに・・・
まさか、またデスカ~~~\(*`∧´)/???
私のブログはどんなブラウザでも開くことができませんでした。

そこで、よく読む他のココログのブログを開いてみたところ・・・
そちらも開くことができませんでした。
ココログでアクセス数の多いブログも・・・ダメでした。
どうやら、ココログ全体がアクセス不能みたいだ、と判断しました。
かなりビビり、焦りましたよ~~~まったく~(。>0<。)
(私のブログだけが「差し止め」でなかったのはホッとしました・・・)

アクセス不能の状態を確認したのは朝7時頃でした。
朝8時には通常通り開くことができました。

NIFTYのサーバーのトラブルだった、とのこと。
大規模障害の発生について
2012年6月7日の朝5時~7時台に当ブログへアクセスした方には、
アクセスできず、大変ご迷惑をおかけしました。

2012年6月 5日 (火)

書評:荒川弘 作『銀の匙 Silver Spoon 1』~北海道民はぜひ読むべ~!

先日、書店のマンガコーナーをふらふら歩いていると、
コミックふるさと 北海道』なるコミックが山積みされていました。
北海道出身の漫画家12名によるコミックアンソロジーです。

コミックふるさと 北海道

そのコミックのセンターはルパン三世が占めていますね。
モンキー・パンチさんが道東の浜中町出身だ、というのは前から知っていましたが、
鋼の錬金術師』(ハガレン)の荒川弘(あらかわひろむ⇒女性デス)さんが北海道出身、
というのは初めて知りました。
ちょうどそのコミック(レジの近くにありました)のすぐ裏側に、
銀の匙 Silver Spoon』というマンガが山積みにされており、
お試し読みの小冊子があったので、立ち読みしてみました。
かなりローカルな話題そうですが、面白そうだな、と思い、
つい1巻を買ってしまいました・・・
ハガレンとは全く別世界の話ですね。

さて、その1巻を読みました。
北海道の大蝦夷農業高等学校
(おおえぞのうぎょうこうとうがっこう、通称:エゾノー※モデル有)に、
札幌からわざわざ入学してきた主人公・八軒勇吾
(「八軒」って、札幌市西区に住所町名があります。いかにも都会っ子。)
日本一広い面積を誇る高校での酪農・畜産現場での体験は、
読む側にとって新鮮で驚きがいっぱいでした。

私たちが普段何気なく食べている卵や鶏肉、豚肉・・・
パック詰めされてスーパーで売られるまでには、生々しい現実があります。
そこを作品の中できちんと語っているのはさすがです。
(週刊少年サンデー連載、ということですから、
小学生レベルでも大丈夫な内容、という判断ができます。
「食育」という視点で取り上げることが可能なのでは?)
シビアな命の哲学・経済学も語られています。
しかし深刻さにとどまらず、食べる喜びもたくさん描かれています。
読後感は実にさわやかです。
ばんえい競馬について触れているのもGOOD!でした。

今までにない味わいの農業コミック、
北海道民はぜひ一度読むべさ~!
北海道民でない人も、ぜひ読んでみてくださいね~
(2012年6月現在、3巻まで出ています。4巻が7月に発売予定)

銀の匙 Silver Spoon 1

銀の匙 Silver Spoon 2

銀の匙 Silver Spoon 3

2012年6月 4日 (月)

ベートーヴェンの「英雄」聴き比べ~ノリントン&N響(2012) VS パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(2009・DVD)

2012年6月3日早朝に、
NHKBSプレミアムの「特選 オーケストラ・ライブ」で、
N響コンサート - 第1724回定期公演 -」が放映されていました。
指揮はロジャー・ノリントン
先日(2012年5月27日)に「ららら♪クラシック」で一部放映された、
ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を中心としたプログラムでした。
(過去記事⇒「N響アワー」的要素を少し取り戻した「ららら♪クラシック」~「N響スペシャル 鬼才ノリントンの音楽」(2012年5月27日放送)

曲目は
「歌劇“フィデリオ”序曲」、「三重協奏曲 ハ長調 作品56」、
そして「交響曲 第3番 変ホ長調 作品55“英雄”」でした。

率直な感想を言えば、昨年NHKBSで放送された、
ベートーヴェンの交響曲第1番、第2番ほどはワクワクしない演奏でした。

三重協奏曲は曲の凡庸さ(もともとその程度の曲なのでしょうが・・・)を再認識させるものでした。
(⇒名盤は過去記事「ようやく気づいた魅力~ベートーヴェン・三重協奏曲」でどうぞ)
メインの「英雄」は、アンサンブルこそ見事でしたが、安全運転といった感じでしょうか・・・
ノリントンが要求する古楽器奏法をやるだけで精一杯?
部分的には面白いところもありましたが・・・

一方、同じ6月3日、注文していたDVDが我が家に届きました。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンによる、
ボン・ベートーヴェン音楽祭2009でのベートーヴェン交響曲全曲演奏会から、
交響曲第1番~第4番の演奏が収められた1枚組のDVDです。
先日のNHKBSでの放送で衝撃を受け、さっそく買ってしまいました・・・
(⇒過去記事「パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団によるロックなベートーヴェン・交響曲第7番~NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「ボン・ベートーベン音楽祭2009 パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会」(2012年5月28日放送)」)

ベートーヴェン:交響曲全集~2009年ボン・ベートーヴェン音楽祭ライヴ [DVD]

※私が買ったのは分売のものです。

まだ第3番「英雄」と第4番しか聴いていませんが、
安全運転なんて微塵もないような凄演です!

特に「英雄」は、たった今この曲が出来上がったばかりのような新鮮さを覚えるほどの、
鮮烈な演奏です。スポーツカーでアウトバーンを爆走するような感覚?
ベートーヴェンの心の嵐が直接伝わってくるかのような、熱い演奏です!!!
ベートーヴェンの交響曲の魔力がリフレッシュされています。

実は近年、ベートーヴェンの交響曲を聴く機会はめっきり減りました。
いつの間にか、「第9」を除けば、それほど聴きたいと思わなくなっていました。
青春の日々には「音のバイブル」のように聴いていたのに・・・
しかしこの演奏を聴いて、
改めて、ベートーヴェンの交響曲ってスゴイなぁ~、と思わされました。
19世紀のロックミュージックだったのでしょうね・・・
しばらくベートヴェン中毒(それともパーヴォ・ヤルヴィ中毒?)になるかもしれません?

ロジャー・ノリントンパーヴォ・ヤルヴィ
どちらもモダンオケで古楽器奏法を取り入れた演奏を聴かせてくれましたが、
軍配はパーヴォ・ヤルヴィにあげたいです。

ロジャー・ノリントンの指揮に余裕の表情で臨むN響と、
パーヴォ・ヤルヴィの指揮に食らいつき、
まさに手足のようになって、
指揮者の音楽を体現しようと必死なドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン・・・
オーケストラの温度差なのでしょうね・・・

2012年6月 1日 (金)

2012年5月のアクセス数ベスト10記事一覧

2012年5月のアクセス数ベスト10記事は以下のとおりです:
(※トップページを除く)
ベスト3までは記事リンクをつけています。

一位.ウコンは肝臓に悪い?~NHK・ためしてガッテン「肝臓の健康を守れSP」
(2011年6月29日放送)

二位.NHK・クローズアップ現代「大人がハマる“数学ブーム”の謎」
(2011年7月27日放送)

三位.NHK・クローズアップ現代「検証 高速ツアーバス事故」(2012年5月7日放送)とおすすめWEB記事「高速バス事故の「事故の責任」は、あなたにも私にもあるかもしれない。ブラック企業を生み出す「ブラック消費者」という問題」
四位.D・フィッシャー=ディースカウ氏、死去~20世紀最高のバリトン歌手
五位. 退職すると訴訟?!社畜から奴隷へ?ブラック企業の恐怖・・・
~NHK・クローズアップ現代「やめさせてくれない~急増する退職トラブル~」
(2012年4月26日放送)

六位.「学びあい」という美名の下の教育の堕落~NHKEテレ・ETV特集「輝け二十八の瞳 ~学び合い 支えあう教室~」(2012年2月5日放送)
七位.キラキラネームと交ぜ書き~小学校での漢字指導と命名の法規制
八位.NHKBS1・BS世界のドキュメンタリー「インサイド フクシマ」(原題:Inside Japan's Nuclear Meltdown)(2012年5月15日放送)~福島原発事故を適切にまとめた教科書的番組
九位.プーランクのヴァイオリン・ソナタという準・名曲の発見と期待できそうな若手ピアニスト・萩原麻未~NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部「フランスの情景~小林美恵、萩原麻未と仲間たち~」(2012年5月4日放送)

十位.NHKEテレ・グレーテルのかまど「壇一雄の杏仁豆腐」(2012年5月14日再放送)

ベスト1はアクセス数1000件越えです。
その他は毎月変わらずNHKネタが強いようですね・・・

2012年6月中は都合により土日を中心にした更新となりますが、
今月もご愛読よろしくお願いします。

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2023年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

にほんブログ村

  • クラシックCD鑑賞
  • にほんブログ村
無料ブログはココログ