超廉価盤CDBOXの功罪・・・ちょっとゼイタクな悩み?
つい先日、レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルによる、
マーラーの交響曲全集
(※「大地の歌」は含まず。交響曲第10番アダージョは含む)が届きました。
CD12枚組で、なんと2000円以下でした!!!
CDのジャケットは紙ケースですが、LP盤を再現した凝った作りでした。
(写真参照)
このCDBOX、Amazonだと1700円ぐらい、HMVだと2200円くらいです。
計算しやすいように、2000円と考えましょう。
2000円÷12枚=約167円
箱代や解説ブックレットのことを考えれば、1枚あたり160円ぐらいでしょう。
10年前ならどんなに安くとも1万円以上はした全集が、
今や2000円で買うことができるとは・・・
(バーンスタインのDGでの全集でも、
輸入盤なら今や5000円あればおつりがくるはずです。)
バーンスタイン/NYPのマーラーのCD1枚だけで、確か1000円以上はしますから、
いかにこのCDBOXが価格破壊なのかよくわかりますね。
ニューヨーク・フィル(旧全集)
Bernstein: Mahler Symphonies [Box Set, Import, From UK]
DGの新全集
Mahler/The Symphonies/Leonard Bernstein [CD, Collector's Edition, Import, From US]
実は今回買ったこの激安なマーラーのCDBOXが、
私にとっての初めて買ったマーラーの交響曲全集になります。
正直言って、6番や7番は退屈ですし、
私にとってはマーラーは全集を買いたくなるような作曲家ではありません。
今回買ったのは、確かな演奏者であることと、やはり「安い!」の一言に尽きます。
次の写真をご覧ください。
今年の3月以降に買ったCDBOXの数々です。
アシュケナージのピアノ&指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲全集を除けば、
皆2000円程度のものばかりです。
アシュケナージやペライアのモーツァルトのピアノ協奏曲全集などは、
昔は「届かぬ夢」のような存在だったのに・・・
(10年以上前なら、どちらも2万円以上はしたと記憶しています。)
ところで、こういう超廉価盤CDBOX、とにかく驚くばかりに安いのですが、
結局、全部は聴かないで、
ただコレクションの数を増やすだけになってしまうのがオチなのかな・・・
上の写真のCDBOX、いまだに全部聴いたのは一つもありません。
まぁ、そのうち聴けばいいや・・・とつい思ってしまいますね。
読書なら買ったけど読まないのを昔「ツン読」などと言ってましたが、
CDの場合は何と言うのでしょうか?
ちょっとゼイタクな悩みですね~
なお、以前読んだブログですが、
激安CDBOXについて非常に優れた視点で書かれたものを紹介します。
⇒【雑文】激安BOXブームに思う(ブログ名:Langsamer Satz)
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