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2012年5月26日 (土)

NHK・情報LIVE ただイマ!「うちの子供も満点ゲット! 教育現場の新たな挑戦」(2012年5月25日放送)

最近、書店で、
6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算―岩波メソッドゴースト暗算
という本が平積みになっているのをよく見かけます。
2ケタ×2ケタが一瞬で解ける、という触れ込みは確かに魅力的ですね。

6時間でできる!2ケタ×2ケタの暗算―岩波メソッドゴースト暗算


2012年5月25日のNHK
情報LIVE ただイマ!うちの子供も満点ゲット! 教育現場の新たな挑戦」で、
このやり方が紹介されていました。
番組HP
2ケタ×2ケタの計算をあっという間に答える子供達の姿はオドロキでした。
なお、小学館での特集サイトもごらんください。
特集ページ

Amazonでの上記のレビューはアンチ派の心無いコメントが多いので辟易します。
やっかみが多いようですね。
曰く、「インド式と同じだ」とか、「筆算の方がましだ」とか・・・
(珠算で暗算ができる人なら、わざわざ買う必要がないだろうし、
筆算で問題を書いて解くよりは遥かに早いのは確かでしょう。
まさに、「コロンブスの卵」のようなものなのでしょうね・・・
この解き方が学校現場で教えられる筆算にとって変わるものではなく、
あくまで解法の一つとして考えれば、そのような罵詈雑言にはならないはずです。)

番組では、これに引き続いて、
NPO「ティーチフォージャパン」の活動についても紹介していました。
私としては、こちらの方が興味深かったです。
番組HPから、このNPOの活動内容やモデルについて引用します。
(引用)
NPO「ティーチフォージャパン」の活動

「寺子屋教室」と呼ばれる学習サポートプログラム

ボランティアの大学生が先生となり経済的・社会的に困難を抱えた子どもや、震災により学習環境が十分でない小学生から高校生を対象に無料の学習教室を開いています。
※この教室は地元自治体の教育委員会や各種ボランティア団体と連携し運営しているため、そうした組織を経由しなければ通うことが出来ません。

教師派遣プログラム

厳しい基準で採用、250時間以上の研修をNPOで行った上で、教員免許を持つ新卒学生や若手社会人を、教育課題を抱える小中学校に2年程度、教師として派遣するプログラム。
来年度から本格的にスタートする予定で30名から40名程度の教師を派遣する計画です。

NPO「ティーチフォーアメリカ」について

モデルとなったNPO「ティーチフォーアメリカ」は1990年にプリンストン大学の女子学生が設立。新卒学生を2年間、教育困難校に派遣し、これまでのべ3万人以上が参加し、生徒の学力向上に大きな成果を上げています。また、派遣教師として教育現場で様々な課題に向き合う中で「リーダーシップ」や「課題解決能力」などの社会でも通用する高い能力を身につけていくため、派遣教師の経験は一流企業へのキャリアパスとなっています。また派遣教師が終了した後、結果的には参加者の6割が教育関連の分野で働く道を選択、大勢の優秀な人材を教育界へ送る 貢献を果たしています。

活動に参加したい!などの問い合わせは…

NPO「Teach For Japan」(本部:東京千代田区有楽町 交通会館内)
団体ホームページ: http://teachforjapan.org/
問い合わせ用ページ:http://teachforjapan.org/contact/

(引用終)

結果ではなく過程をほめ、やる気を引き出す」といったところは教育現場のみならず、
一般の職場でも使えそうですね。またまた番組HPから引用します。
(引用)
「おだてるのではない」ほめ方、そこが大事!

では、的確な褒め方とは?ティーチフォージャパンの実践する褒め方

単に「結果を褒めるのではなく、努力の過程・プロセスを褒める」ことが重要!子どもは地道な努力を褒められることで小さな成功体験を積み重ね、次へ挑戦する意欲が沸いてくるといいます。 とにかく、子どもの日々の変化をじっくりと見てあげて、子どもの言うことに耳を傾けてあげる。これが褒めるポイントを見つけるコツです。
(引用終)

このような取り組みが、公立学校にどんどん普及し、
児童・生徒の学力向上と、若者のリーダーシップ能力育成に役立てばいいですね。
⇒(公式HP)NPO「Teach For Japan」

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