上岡敏之指揮・読響によるマーラーの交響曲第4番の美演!(ただし第3楽章まで・・・)~BS日テレ・読響シンフォニックライブ(2012年4月29日放送)
マーラーの交響曲第4番といえば、
バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏が名盤とされていますね。
バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルのマーラー・交響曲第4番
もちろん私もこの盤は聴いたことがあります。
しかし、曲自体ところどころきれいな響きがあるものの、
マーラーの他の交響曲に比べてインパクトが薄いように思っていました。
(自分ではこの「交響曲第4番」のCDを今まで一度も買ったことがありません。
なお、マーラーの交響曲で好きなのは、第5番、第9番、「大地の歌」だけです。
第2番「復活」は部分的に好きです。)
そんな中、2012年4月29日放送の「読響シンフォニックライブ」では、
上岡敏之指揮によるこの曲の演奏を放送していました。
上岡敏之の髪型はちょっと独特ですが
(余談ですが、先日「下妻物語」という映画がNHKBSプレミアムで放送されていました。
阿部サダヲが演じる「一角獣の龍二」というトンガリ頭の役になんとなく似ていました・・・)、
指揮は超一流ではないかと思いました。
音楽評論家の大御所、宇野センセイも彼に期待していますが、
まさに、二十一世紀前半の巨匠の一人になりそうな予感さえあります。
マーラーの交響曲第4番の魅力を十分引き出していました。
わかりやすい指揮も魅力でした。
この演奏で初めて、「すばらしい曲なんだなぁ~」と思わされました・・・
番組では、時間の関係で第3楽章が大幅にカットされていたのが大変残念でした。
第1楽章~第3楽章は名演・美演といって過言ではないと思います。
問題なのは第4楽章・・・
ソプラノ独唱がイマイチでした。
第4楽章をカットしてでも、第3楽章を全部放映すべきだったのでは、と思いました。
上岡敏之指揮のマーラー・交響曲第4番のCDは2012年4月現在、まだ出ていません。
第5番なら発売済みです。
マーラー・交響曲第5番(ヴッパータール交響楽団)
以前、上岡敏之について記事を書いていますのでお読みください。
(なお、今回の記事、敬称は省略しました。)
⇒指揮者・上岡敏之さんはスゴイ!
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